牛丼のチェーン店の最大手の「吉野家」。ファミレスより安い値段で飲食できるので多くの人が利用したことがあるのではないでしょうか。
そんな吉野家も現金以外の決済手段が増えてきているので、お得に吉野家で牛丼を食べる方法があります。
そこで、今回は吉野家の現金以外の決済手段(クレジットカード、電子マネー、スマートフォン決済)の最新の対応状況をご紹介し、吉野家を利用するならどの支払い方法がベストなのか解説をします。
この記事の目次
そもそも吉野家とは?国内牛丼チェーン店の最大手
吉野家は牛丼をメインとした外食チェーン店です。株式会社吉野家ホールディングスが運営。吉野家の店舗数は全国1,230(2019年7月26日時点)あり、国内の牛丼チェーン店舗数は『すき家』に次いで2位となっています。
ちなみに海外にも店舗展開していて、アメリカ、中国、台湾、フィリピンなどでも好評を得ています。
注文時に専門用語を使ったオーダーが話題になり、ネットなどで話題になることもしばしばありますね。
例えば「つゆだく」「つゆぬき」「ネギだく」あたりは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
吉野家でクレジットカードは使えるのか?
現金以外の決済手段として最も利用されているクレジットカードが吉野家で使えるかどうかをみていきます。
基本的にクレジットカード(デビットカードも)は使えない!
吉野家は原則クレジットカードに対応していません。クレジットカードには、VISA、MasterCard、JCB、アメックス、ダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯の7大国際ブランドがありますが、いずれのカードも使うことはできません。
また、銀行口座に紐づいていてカード決したら即時引き落とされるデビットカードも同様に対応していません。
クレジットカード払いができる店舗が一部ある
例えば、羽田空港の国際旅客ターミナル店、成田空港の第2ターミナル本館2Fや第2ターミナルサテライト3Fにある吉野家は、クレジットカードに対応しています。
ですが、これはあくまで例外です。基本的に街中の吉野家はクレジットカードが使えません。
吉野家の公式ネット通販ならカード決済可能
吉野家は実店舗以外に、「吉野家公式通販ショップ」というインターネット販売を行っています。冷凍の牛丼や豚丼、焼肉丼から紅ショウガや漬物、非常用保存食と多岐にわたる様々な商品をインターネット通販で販売しています。
この吉野家公式通販ショップの支払いはクレジットカードがOKで、VISA、MasterCard、JCB、アメックス、ダイナースクラブの5ブランドに対応しています。
- 吉野家の店頭支払いは、クレジットカードに対応していない。※ 空港の国際線ターミナルの店舗など一部例外は除く
- 吉野家の公式通販ショップは、クレジットカード決済に対応
吉野家で利用できる現金以外の決済手段
吉野家はクレジットカードは使えませんが、数種類の電子マネーやスマートフォンの決済に対応しています。特に2019年に入ってからその種類が増えています。
ここでは、吉野家で使える電子マネーやスマートフォン決済について解説をしていきます。
吉野家の支払いに使える電子マネー
吉野家は2009年の春からWAONが使えるようになったので、吉野家で使える電子マネーといえば「WAON」でした。しかし、2018年以降、吉野はWAON以外の電子マネーの導入を積極的に進めています。
現在、吉野家で使える電子マネーは14種類あります。
- WAON
- 交通系電子マネー(Suica、PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、nimoca、SUGOCA、はやかけん)
- nanaco ※ 2019年5月7日利用可能に
- QUICPay ※ 2019年5月7日利用可能に
- 楽天Edy ※ 2019年7月4日利用可能に
- iD ※ 2019年7月4日利用可能に
2019年7月4日、全国の吉野家が楽天Edy、iDに対応!
楽天Edyはこれまで沖縄の吉野家限定で導入されていましたが、全国の吉野家でも使えるようになりました。iDはドコモが運営する電子マネーで、ドコモを筆頭に三井住友カードのクレジットカードやアンドロイドスマホのおサイフケータイで使えます。
吉野家が発行するWAONカードがある。
吉野家とコラボした2種類のカードデザインから選べる吉野家WAONカード。発行手数料は300円で年会費無料になります。
申込は吉野家店頭に設置されている申込書に必要事項を記入して郵送。大体4~6週間ほどで手元に届きます。
基本的なカードスペックは通常のWAONカードと同じです。200円ごとに1WAONポイントが貯まり、1P=1円として利用可能。
気になるクレジットチャージ・オートチャージですが、イオンカードを同時に申し込んだ場合に限り可能となります。
既存のWAONカードを持っている人は入会し直す必要があるので、WAON未所持者向けと言えるかもしれませんね。
吉野家独自の電子マネー「吉野家プリカ」も利用価値の高い電子マネー
吉野家プリカは、吉野家が独自に発行しているチャージ式のプリペイドカードです。1,000円単位でチャージができ、チャージした金額の2%がボーナスチャージとして残高に上乗せされます。
例えば、残高0円の吉野家プリカに1,000円チャージすると、チャージ残高が1,020円になるということです。ボーナス分だけ増えるのです。
ボーナスチャージの割合は通常2%ですが、キャンペーンで5%に増加したりもします。
吉野家の支払いに使えるスマホ決済(QRコード決済)
近年、Line Pay、PayPay、楽天ペイなどどんどん増えてきているQRコードのスマホ決済ですが、吉野家で利用できるQRコード決済は、Origami Payのみになります。
- Origami Pay ※ 2018年12月3日利用可能に
- PayPay ※ 2019年09月10日利用可能に
- LINE Pay ※ 2019年09月10日利用可能に
- メルペイ ※ 2019年09月10日利用可能に
- アリペイ(支付宝) ※ 2019年09月10日利用可能に
Origami Payは、いつでも割引できるQRコード決済として有名で、現在は2~3%の割引が適用されます。
期間:2019/06/01~2019/09/30
Origami Payの支払い方法によって割引率が変わる
- 支払い方法「銀行口座」:3%OFF
- 支払い方法「クレジットカード」:2%OFF
Origami Payを使えば、吉野家の牛丼が少し安くなるので、お得感があります。
Origami Payにクレジットカードを登録すれば、クレジットカードのポイントを貯めることができるので、カード登録している方は多いでしょう。
PayPay、LINE Pay、メルペイ、アリペイが2019/9/10より利用可能に
これまで吉野家で利用できるQRコード決済はオリガミペイのみだったが、とうとうPayPay、LINE Pay、メルペイ、アリペイが利用可能になりました。
吉野家の支払いで貯められるポイント
吉野家はTポイント加盟店なので、支払いでTポイントカードを提示すれば、Tポイントが貯まります。200円(税込)で1ポイントたまり、貯まったポイントは10ポイント(10円)単位でTポイント払いができます。
普段Tポイントを貯めている人は、貯めたTポイントで牛丼を食べられそう…
吉野家で使える決済手段 | |
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クレジットカード | なし |
電子マネー | WAON |
nanaco | |
QUICPay | |
楽天Edy | |
iD | |
交通系(Suica、PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、nimoca、SUGOCA、はやかけん) | |
スマホ決済 | Origami Pay |
2020年春頃、全国の吉野家が楽天ポイントに対応
2020年の春に吉野家が楽天ポイントに対応することがアナウンスされました。お会計時にレジで楽天ポイントカード、または楽天ポイントカードアプリを提示すれば、楽天ポイントが200円につき1ポイント貯められるようになります。
そして、貯めたポイントを支払いに使えるようにもなるので、吉野家を普段から利用する人は楽天ポイントを貯めればお得です。
特に2019年7月導入された楽天Edyで吉野家を利用している人は、さらに楽天ポイントを貯めやすくなるので利用するメリットが大きくなるのもうれしいですね。
お得に吉野家を利用するためのテクニック3選
吉野家はクレジットカードは基本使えませんが、電子マネーやスマホ決済が使えるようになっています。ですから、現金払いよりもお得な支払い方法がいくつかあります。
- 会計時は毎回Tポイントカードを提示してから、電子マネー決済をしよう
- ジェフグルメカードを利用すれば、現金払いよりお得になることがある。
- 吉野家アプリのクーポンを利用する
①. 会計時は毎回Tポイントカードを提示してから、電子マネー決済をしよう
TポイントカードやTポイント機能のついたクレジットカードを、お金を支払う前に提示すればTポイントが貯まります。これは、現金払いのときだけでなく他の電子マネーなどの支払いでも同じです。
例えば、Tポイントカード提示して楽天Edyで支払えば、楽天のポイントとTポイントの両方が貯まります。nanacoカードも同様にTポイントカード提示で支払えば、Tポイントとnanacoのポイントが貯まります。
QUICPayやiDの多くは、クレジットカードに付帯されています。Tポイントカードの併用で支払えば、Tポイントとクレジットカードのポイントを貯めることができます。
クレジットカードで直接決済はできないけども、付帯される電子マネーでなら決済できるパターンです。
QUICPayのついたJCBカードを吉野家で使う場合、クレジット払いはできませんが、QUICPayで支払えます。QUICPay払いをすれば、後日カード会社の請求で、その利用分に対してカードポイントが付与されるのです。
②. ジェフグルメカードを利用すれば、現金払いよりお得になることがある。
ジェフグルメカードはファストフード店や居酒屋チェーン店などで使える商品券です。一般的な商品券とは異なりお釣りがもらえます。
実はこのジェフグルメカードは、金券ショップやチケットショップで割安で購入可能。
例えばジェフグルメカード500円を475円で購入できれば実質25円引きで牛丼や牛皿を味わえる計算になります。
相当お得なので使わない手はありません。金券ショップでの割引率はだいたい4~5%くらいに落ち着くことが多い様子です。
③. 吉野家アプリのクーポンを利用する
吉野屋の公式アプリもぜひ活用しましょう。割引クーポンや最新情報をもらえるだけでなくスマートフォンの歩数計に連動した「歩く割」というのもあります。
歩いた歩数でポイントを貯めてクーポンに交換することができます。健康促進機能を目的としたサービスですが、吉野家のメニューを割引価格で利用できるので、吉野家によく行く人は、吉野家の公式アプリをインストールして日々の歩数を貯めていくと、自然とポイントが貯まるのでオススメです。
厳選!吉野家の利用で最大限得するクレジットカード4選
吉野家はクレジットカードで支払うことはできませんが、吉野家の支払いが可能な電子マネーとクレジットカードが一体化したもので、クレカのポイントが貯まるものがオススメです。
そこで、ここでは、次の4枚を紹介しmさう。
- 楽天カード
- ビックカメラSuicaカード
- イオンカードセレクト
楽天カード
吉野家では2019年7月4日から楽天Edyが使えるようになったので、楽天Edy付きの楽天カードがオススメです。楽天Edyへのチャージと楽天Edyでの支払いの双方で楽天ポイントが付与されます。
- 楽天カードから楽天Edyへチャージ:200円⇒1Pt
- 楽天Edyで支払い:200円(税込)⇒1Pt
吉野家はクレジットカードが使えませんから、楽天カードならクレジットチャージで間接的にクレカを使うことができるので、ポイントをキレイに獲得することができます。また、楽天Edyが使える加盟店は、全国50万ヵ所以上あるので吉野家以外にも使えるお店がたくさんあります。
年会費無料のカードですから、吉野家を頻繁に利用する人は現金払いではなく、楽天ポイントがザクザク貯まる楽天カード(楽天Edy付き)がオススメです。
ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードは、JR東日本が発行するクレジットカードで、Suica(電子マネー)とビックカメラのポイント機能が追加されています。このカードは、通常1,000円(税込)ごとに、ビックポイントが5Pt、JREポイントが5Ptとダブルで貯まります。
しかし、Suicaにクレジットチャージすると、1,000円⇒15Ptと3倍のJREポイントが貯められます。「吉野家で牛丼を食べるとき1,000円も使わない」という人が多いかと思いますが、ビックカメラSuicaカードは、1ヶ月のカード合計利用金額に応じてポイントをまとめて付与するので、1回の支払いが1,000円未満でも問題ありません。
吉野家の牛丼並盛(税込380円)なら、3倍で1,000円超えますね。1ヶ月に3回以上吉野家を利用する人で、普段Suicaで移動している人はビックカメラSuicaカードがお得ですね。
普段、電車通勤でSuicaを利用している人で、吉野家や家電はコジマ、ソフマップ、ビックカメラのいずれかに行くという人は、ビックカメラSuicaカードが適しています。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカードに、クレジットとWAON(電子マネー)の機能が追加された多機能クレジットカードです。1枚でWAONやクレジットカードとして使え、イオン口座の出金・入金などができます。
イオンカードセレクトはWAONのオートチャージとWAONでの支払いの両方でポイントが獲得できます。
- オートチャージ時200円につき1P(還元率0.5%)
- 支払い時200円につき1P(還元率0.5%)
- 合計で200円につき2P(還元率1.0%)
吉野屋をはじめ、WAONを利用する方は持っておきたい一枚です。
まとめ
大手牛丼チェーンの吉野家でクレジットカードの利用の可否と、現金以外のキャッシュレス決済が使えるかどうかについて解説をしました。
- 吉野家はクレジットカードを原則使えない
- WAON、楽天Edy、QUICPay、nanaco、iDと交通系(Suica、PASMO、ICOCAなど9種類)の電子マネーで支払い可能
- Origami Payも使える
- クレジットカードチャージでポイントが貯まる電子マネーで、電子マネーで支払ったときにもポイントが貯まるカードがオススメ
まとめの最後に該当するカードは、楽天カード(楽天Edy付き)やビックカメラSuicaカード、WAONが使えるイオンカードなどです。
吉野家はクレジットカードが使えないですが、対応する電子マネーが増えてきました。現金払いよりも電子マネーで支払った方がお得なので、ぜひ吉野家を利用する際は電子マネーを積極的に利用しましょう。