最近よく聞くAmazon Payってなんですか?
Amazonアカウントを使って、他社のECサイトでの買い物が決済できるサービスなんだ。初めてのECサイトで買い物するときって、住所とかクレジットカードの情報とか、いちいち入力しなくちゃならなくて面倒じゃない?
そうなんですよ!かごには入れるんですけど情報入力画面になると面倒になって、もうここで買い物しなくてもいいかなーってなっちゃいます。
その手間をなくしてくれるのがAmazon Payなんだ。Amazonで買い物したことのある人なら誰でも使えて、最短で2クリックで決済が完了するんだよ。
すごい!それならぐんと手間が減りますね。手軽だから、ネットショッピングの機会が増えちゃいそう♪
物流業界の風雲児であり、エンドユーザーに商品を届けるインフラを変えていったamazonが、新たに決済サービスを始めました。
そのサービスの名前が「Amazon Pay」(旧称:Amazonログイン&ペイメント)です。
オンライン決済の分野でも旋風を吹き起こすのではないかと注目されています。
この記事の目次
Amazon Payって何?
Amazon Payは、オンラインでの決済サービスです。
Amazonは書店から始まった巨大ECサイトですが、他にもオンライン通販をおこなっているWebサイトは数多くあります。
「楽天」などの大型ネットモールでなく、ブランドが独自に運営する自社サイトで新たに商品を購入する場合、そのサイトにオンライン登録をすることが必要です。
住所や氏名、それからクレジットカードを登録しなければなりません。
これを面倒と感じる人も多いでしょう。
面倒なために、そのオンラインショップを使わず、「楽天市場」などの大型ネットモールに流れる人もいるはずです。
ですが、そのブランドごとのECショップが「Amazon Pay」を導入していれば、お支払いは簡単です。
Amazonアカウントを持っている人なら、オンラインショップに個人情報を登録することなく簡単にお支払いができます。
Amazon側からすると、自社の決済インフラを、信頼のおける外部ECサイトに手数料を取って開放しているものです。
- 「Apple Pay」
- 「Android pay」
など、実店舗での電子マネー決済が「○○Pay」という名称で流行していますが、Amazon Payは名前の似ているこれらとはまったく異なり、現在はオンライン決済に特化したサービスです。
すでに米国では、この仕組み「Amazon Pay Places」が試験的に始動しました。
飲食店など実店舗においてamazonアカウントで決済できる仕組みです。
単なる決済の手段にとどまらず、事前にメニューを選んで注文をしておき、ファーストフード店において並ばずに持ち帰るような仕組みができています。
どんなクレジットカードでも使える!? その仕組みとは??
Amazon Payはamazonアカウントを外部のEC事業者に提供するサービスですので、amazonに登録可能なクレジットカードならば問題なく使えます。
そしてamazonでは、
- 「VISA」
- 「MasterCard」
- 「AMERICANEXPRESS」
- 「ダイナース」
- 「JCB」
が使えますので、事実上日本で発行されているすべてのクレジットカードがOKです。
amazonアカウント
Amazon Payを利用するためにはamazonアカウントが必要です。
とはいえ、amazonアカウントをすでにお持ちの方は多いでしょう。
amazonアカウントが特に優れているのは、Eメールのない人でも登録ができる点だよ。
今までメールアドレスを日常的に使わないので登録をためらっていた人であっても、遠慮せずにお買い物ができるんだ。
Amazon Payを導入している企業のオンライン通販サイトに入りますと、サイトにもよりますが「amazonアカウント」でログインするか、または決済時に「Amazon Pay」で支払うことを選べます。
住所等の個人情報の送信に同意してクリックしますと、業者に情報が送られます。
支払の際に希望すれば、企業から送られてくる店舗オトク情報などを受け取ることも可能だよ。
だから、既存のECサイトと同じサービスが登録を省略して使えるんだ!
どこで利用可能??
Amazon Payは非常に多くのECサイトで利用できます。
- アディダス
- ZOZOTOWN
- EDWIN
- 北海道日本ハムファイターズ
- 劇団四季
- 出前館
- JINS
- カジタク
ジャンルを問わず、専門性に特化した店舗の多くがすでにAmazon Payを導入しています。
業者にしてみれば楽天市場などの大型ネットモールに出品するとどうしても他社の製品と比較されてしまうという恐怖があるよね。
さらには自社のECサイトにお客さんが訪れたとしても、細かい登録作業をするのが面倒だと感じて商品購入をやめてしまうことだって考えれるんだ。
そういったニーズにもAmazon Payは応えているよ!
実際、Amazon Payで売上が3割以上増えたモールもあるそうなんだ。
野球やミュージカルなどの専門的なチケット購入にもAmazon Payはとても役立ちます。
専門チケットはプレイガイドでも扱ってはいますが、細かい種別については専用サイトがやはり便利です。
セキュリティは大丈夫?
インターネットの世界では顧客の個人情報を適切に管理するのは大変難しく、小さな会社にとっては情報管理だけでも大きな負担となっていることは間違いありません。
その点Amazon Payでの決済だと、各ECサイトの運営会社はクレジット情報などには一切アクセスすることができないようになっていて、セキュリティ対策がばっちりされています。
運営会社が得る情報は、配送情報と、購入者がお得情報を希望した場合のメールアドレス程度です。
個人情報があちこちに分散して登録されているよりも、amazonに集中しているほうがセキュリティの点でははるかに安心でしょう。
また、amazonアカウントを作る際に、「メールアドレス」「クレジットカード情報」も、必須というわけではありません。
気になる方は、これらの情報を回避できます。
AmazonPayのメリット・デメリットは??
いつものアカウントで、初めてのECモールでもお買い物が楽しめるAmazon Payは非常に便利な仕組みです。
細かいメリットや利用する時のデメリットなどについても迫っていきたいと思います。
メリット!ユーザー視点で考えたら利用しない手はない!!
Amazon Payは、amazonアカウントのある人ならすぐ利用できます。
Amazon Payのメリットはamazonアカウントがあれば面倒な個人情報登録をおこなわずに気軽にお買い物が楽しめる点です。
めったに使わないECサイトで久々にお買い物をしようとしたとき、IDやパスワードを覚えておらず、パソコンのcookieにも残っていなかったという経験は、誰でもお持ちなのではないでしょうか。
仮にIDやパスワードの再発行ができるとしても手続きは面倒なものでいらいらしますよね。
Amazon Payならば、多くの人にとって馴染みの深いAmazonのアカウント一つでサクサク商品を購入することができるのです。
デメリット!注意したい点がいくつかあります!
便利なものにはデメリットがつきものですが、実はAmazon Payを使うにあたってのデメリットはほとんどないのです。
Amazon Payは基本的に決済の問題であり、そのサイトのサービスを受けるにあたって差が生じるわけではありません。
強いて言うのであれば、Amazon Payを使うには、amazonアカウントが必要ですのでAmazonアカウントのない人には役に立たないといったところでしょうか。
もっとも、通販だけでなくamazonプライムビデオなど多種多様なサービスを提供しているamazonですから、まったく利用したことのない人というのは少ないのではないでしょうか。
気になるその登録方法と使い方は??
Amazon Payは、支払い方法の一種であって、面倒な登録が必要なサービスではありません。
各社ECサイトの「ログイン」または「お支払い」の際に「Amazon Pay」を選ぶだけです。
「お支払い」の前に、商品を「カートに入れる」段階で「amazonアカウントで支払う」という表示が出るサイトもあります。
登録?
唯一の「登録」は、amazonアカウントを取得することです。
どのみち、amazonアカウントがなければそのECサイトに登録をするわけですから、手間としてはまったく変わりません。
また、各社サイトでは受け入れてもらえないでしょうが、Amazonならメールアドレスに替えて携帯電話番号でも登録ができます。
各社のECサイトごとに登録をしますと、手持ちのクレジットカードが対応していなかったりすることがあります。
その点、Amazon Payであれば常に同じ支払い方法を選べます。
支払い方法
Amazonでは、クレジットカードでの支払以外に次の方法が選べます。
- コンビニ払い
- Pay-easy(ペイジー)対応のATM払い
- ネットバンキング
- 電子マネー(楽天Edy・Suica・iD・JCB PREMO)支払
- 代金引換
楽天Edyなどの電子マネーを登録することもできます。
そして、電子マネーの多くはクレジットカードからチャージができます。
クレジットカードの利便性は捨てがたいが、個人情報の登録はしたくないという方でも、amazon Payでお買い物が楽しめますね。
まとめ
これからどんどん可能性の広がるAmazon Pay、ブランドごとのECサイトを訪れた際に、ぜひ使ってみましょう。
やがて、日本でも実店舗での決済にも進出してくることは間違いありません。
大型ショッピングモールなどでキャッシュレスでお買い物が可能になり、なおかつ支払いを一本化することができるようになる未来もそう遠くないのかもしれません。