コストコで使えていたアメックスカードが、2018年の1月末で利用停止になるそうですね。
アメックスカードを使っていたユーザーにはがっかりな話だよね。
代わりに使えるクレジットカードは無いんですか?
2018年の2月から、MasterCardブランドのカードが利用可能になるんだ。MasterCardブランドのクレジットカードを持っている人は、コストコでカード決済ができるようになるよ。
MasterCardを持っていれば、現金じゃなくても決済ができるのは良いですね。
もしコストコのヘビーユーザーの方なら、MasterCardブランドのカードをこれから持つほうが良いね。
これまでコストコでのクレジットカードの支払いはアメリカン・エキスプレスのみ対応していました。
ですが2018年1月末を持ってアメックスの支払いは不可能となり、2018年2月1日以降はMasterCardによる支払いに対応するとアナウンスされています。
本国アメリカでは2016年にアメックスとの提携を終了。この流れを受け継いで日本のコストコでもアメックスの利用が終了するものだと考えられます。
この記事の目次
2017年現在、コストコで使えるカードは?
コストコで今、使えるカードは何ですか?
2018年1月31日までは、これまでどおり「アメックスカード」または「コストコMasterCard」のいずれかで支払う必要があるんだ。
2018年2月1日を持ってコストコMasterCard、またはMasterCardブランド全般のカードが使えるようになる、という点は注意しておきましょう。
すでにMasterCardを持っているけれど、コストコでの支払いに使えないことに不満を感じていた人にとっては大いなる朗報と言える内容ですよね。
ですがコストコでも支払いのために、わざわざアメックスカードを作った人にとっては面白い話ではないかもしれません。
確かにアメリカン・エキスプレス・カードは数多くの点でメリットが存在しています。
しかし、一般グレードの「アメックス・グリーン」でさえ年会費1万円がかかることを考えると、コストコのために発行したのならコストパフォーマンスが微妙に感じられるかもしれませんね。
アメックスはコストコでいつまで使うことができる?
2018年1月31日までとなっており、それ以降の2018年2月1日からはアメックスでの支払いが不可となります。
アメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードにも様々なカードがありますが、決済がアメックスになっているものは全般的に利用できない形となってしまいます。
ただ再びコストコでアメリカン・エキスプレス・カードが使えるようになる日が来る可能性も無いとは言い切れません。
それを考えると、一時的にコストコで現金払いしかできなくなりますが、アメックスカードを保有し続けるのも選択肢の1つとして考えるのも悪くはないと思います。
コストコのためにMasterCardにしたいんだけどどうすれば良いの?
今回のニュースを受けて「MasterCardブランドでコストコでの支払いができるようになるんだったら、これを機に乗り換えてみようかな?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
それではケース別にMasterCardを作るパターンを見てみましょう。
アメックスを解約してMasterCardを作るケース
コストコのためにアメックスカードを作ったけれど、支払いに使えなくなるんだったらMasterCardに乗り換えよう!という人が該当します。
確かに、コストコでの利用を重要視するのなら、この方法は決して間違いではないでしょう。
私もアメックスを解約しようと思うんですが、ポイントはどうなりますか?
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」が残っている場合は解約前にポイントを消化しよう。
というのも解約と同時にこれまで貯めてきたポイントが消失してしまうからなんだ。
メンバーシップ・リワードはマイルに移行させるだけでなく、カードの利用代金に充当できます。
特に使い道が思い当たらない方は、レートはあまりよくありませんが、カード支払いに充当するのが無難かもしれません。
ほか国際ブランドからMasterCardに切り替える
アメックスの他にもVISAやJCBといった国際ブランドがありますが、これらからMasterCardに切り替えてコストコで快適に支払いができるようにするのも良いですよね。
MasterCardを取り扱っているクレジットカードはVISA、JCBも同時に取り扱っていることが多いので、同じクレジットカードで国際ブランドを切り替えるのもアリでしょう。
じゃあ、解約じゃなくて国際ブランドを切り替えたほうが楽ですね!
確かに簡単なイメージがあるね。
でも、ほとんどのクレジットカードは国際ブランドを変更するとカード番号も変わってしまうんだ。
ポイントや会員情報についてはそのまま引き継ぐこともできますが、場合によっては再審査を受けなくてはならないケースも。
このあたりはカスタマーセンターに問い合わせて詳細を教えてもらうようにしてください。
国際ブランドをMasterCardに切り換えると、まず確実にカード番号が新しいものになるので、クレジットカードでの引き落としなどを設定している方はカード情報の変更手続きを忘れないように注意しておきましょう。
短期間でのカードの切り替えは危険?審査に通らない可能性も
コストコでMasterCardの支払いができるからといって最近手に入れたばかりのクレジットカードを解約、新規申込みは少々リスクがあります。
申込み履歴や解約履歴は個人信用情報機関に登録されており、新たにMasterCardの申込みをするときに参照されます。
「解約してすぐに申し込んだのはどうしてだろう?」
と考えられ、審査に落ちてしまう可能性が絶対に無いとは言い切れません。
無事にカードの解約ができたとしても、肝心のマスターカードブランドのクレジットカードの審査に通らなければコストコでの支払いは現金でしか対応できない結果になりかねません。
じゃあ、どうすれば良いんですか?
これを避けるためにも、できれば半年以上使い続けてから解約手続きをしよう。
というのも個人信用情報機関に記録されるクレジットカード申込み履歴は6か月間となっているからなんだ。
今持っているクレジットカード+MasterCardも多少リスクがあるので注意
つまりクレジットカード2枚持ちはリスクがあります。
クレジットカードを複数所有している人も少なくはありませんが、それだけ新規審査に通りづらいことを理解しておきましょう。
たくさんのクレジットカードを持っていて、ある程度それぞれのカードを使っているとします。
すると実質複数の借金をしているような状態に。もちろん毎月きちんと支払っていれば良いのですが、カード会社側からすると「滞納のリスクがあるかもしれない」と判断することだってあります。
上記した個人信用情報機関に所持しているクレジットカードの枚数や利用額、延滞の有無などは全て記録されています。
1~2枚くらいなら審査に通ることもあるでしょうが、3枚以上になるとかなりシビアなものになってくる場合が多いです。
コストコに合わせてMasterCardブランドのクレジットカードを発行しようと思ったけれど、なかなか審査に通らない!という方は複数所持していないか確認してみてください。
もし複数持っているのなら、使っていないカードを解約しましょう。
コストコってどんなところ?コストコについて詳しく理解しよう!
「コストコの支払いにMasterCardが使えるようになったんだって!」という今回のニュースを受けて「MasterCardを持ってるしコストコに行ってみようかなぁ」と興味を持った方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
日本でも根強いファンがたくさんいますし、何よりも普段より安く買い物を済ませられるチャンスがたっぷり眠っていると考えると興奮せざるを得ませんよね。
ということで、ここからはコストコ初心者の方向けのコストコ講座を紹介してみましょう。
コストコは会員制!入会条件は緩めで安心!
コストコはアメリカ発の大型スーパーです。イメージとしては超巨大でラインナップ豊富な業務用スーパーといったところでしょうか。
つまり業務用価格で容量たっぷり、それでいてお手頃な価格で様々な商品を購入するチャンスがあります。
だから節約好きの方々や、大家族、あまりお金を使えない一人暮らしの大学生に至るまで幅広い人たちに支持されているんですね。
そんなコストコは「会員制」を導入しています。そして会員には「個人会員」「法人会員」の2つの種類があります。
今回は個人会員に絞って話を進めていきます。
個人会員は正式名称「ゴールドスターメンバー」と言います。年会費は税別4,400円です。
条件を箇条書きにすると次のようになります。
- 18歳以上の個人なら誰でも加入できる
- 同世帯で18歳以上の家族がいると家族カードを1枚無料で発行できる(住所が違うとNG)
家族カード会員は主会員がいなくてもカードを提示すれば問題無く買い物ができます。
このあたりはクレジットカードと似たような感覚ですね。
コストコ会員になるメリットに何がある?
激安で買い物ができる、というメリットは当然として、次の2点のメリットが用意されています。
コストコ会員は商品保証あり!
万が一購入した商品が「思っていたのと違う」と満足できなかった場合、返品すると全額返金が受けられます。
それだけ高品質な商品を提供している表れですね。
年会費の保証もバッチリ
仮に有効期限内に退会した場合、年会費が全額返ってきます。
よくある会員制度のように「途中退会したら解約金を取るぞ!」とはならず、ちゃんと返金するところがすごいですよね。
1年以内に行く予定がない、そもそもコストコが自分には合わなかった、といった方でも安心です。気軽に入会できて良いですよね。
会員になるのはとっても簡単!選べる2つの入会方法
コストコ会員になりたいのですが、どこで申し込めば良いんですか?
コストコ会員の入会方法は2つ用意されているんだ。 次に申請手順を紹介していくよ。
店舗で申し込む
コストコ店舗でスタッフに会員になりたい旨を伝えましょう。
申し込みの手順は、以下のとおりです。
- カウンターに案内
- 必要書類の記入
- 身分証明証の提示
- 簡単な証明写真の撮影
- カードの発行と入会完了
webサイトで申し込み、店舗でカードの受け取り
コストコwebサイトから申込みを完了させておけば、あとは店舗でカードを受け取るだけになるため簡単です。
店舗申込みは人が多いと時間がかかってしまうこともあるのでwebサイトからの申込みが良いでしょう。
webサイトからの申請手順は、次のとおりになります。
- webサイトから申し込む
- 店舗で店員さんに申込みの旨を伝える
- 身分証明書の提示
- 簡単な証明写真の撮影
- カードの発行と入会完了
1枚の会員カードで最大3人、家族カード込みで最大6人まで入店できる!
あの、コストコって会員制じゃないんですか?
会員じゃない友人たちがコストコに行ってたんですけど…。
確かにコストコは会員じゃないと入店できないよ。
でも、主会員+2人、家族カード会員+2人…とカード会員と一緒なら入店できるんだ。
もし主会員と家族会員が2人揃っているなら、合計6人まで入店できる計算となります。
なお同伴者は18歳未満なら何人でもOK。大家族の子供たちなら特に人数制限を気にする必要はありません。
会員以外でも買い物はできる!ただし会計にプラス5%上乗せされる
コストコの商品券をもらったんですが、会員じゃなくても使えるんですか?
大丈夫、非会員でも利用できるよ。
コストコ会員にならずともプリペイドカードや商品券、1日招待券を利用すれば非会員でも買い物ができます。
ただし会計にプラス5%上乗せされるのでお得とは言い難いですね。
ちなみにプリペイドカード、商品券はコストコ店舗内で事前に購入しておく必要があります。
つまり他の会員からプレゼントしてもらって、それを使わないといけないので、そういった知り合いがいない場合は実質1日招待券での買い物となります。
ちなみに1日招待券は1住所につき1回のみ体験可能。
あくまでもお試し用のサービスだと理解しておきましょう。
コストコはこんな人にオススメ!
コストコのメリットとデメリットをまとめて、どんな人にオススメなのか、あるいはどんな人にはオススメできないのかを紹介します。
コストコをオススメする人(メリット)
- 一般的なスーパーよりも1~2割くらい安くて多い。まとめ買いの機会が多い人にうってつけ!
- お友達と一緒に買い物をする機会が多い(量が多くて効率良くシェアできる)
- レトルト食品など賞味期限の長い食料品を購入する機会が多い
コストコをオススメできない人(デメリット)
- コストコの場所が遠く、頻繁に足を運べそうにない人
- そもそもあまり買い物をしないため、年会費のもとを取れそうに無い人
結局のところ、どれくらい頻繁にコストコで買い物ができるかどうかが分かれ道と言えそうです。
誰しも「年会費4,400円は必ず元を取るぞ!」と思いますよね。例えば毎週コストコに出かける人ならあっという間に元が取れると思います。
ですが年に1回ペースだと…ちょっと難しいかもしれませんね。
ただラインナップとしては本当に安くて良い品質のものが揃っているので、週末など時間があるときは少々遠出してでもコストコに足を運ぶのは悪くないと思います。
コストコで最大限のパフォーマンスを発揮するオススメのクレジットカードはコレ!
最後にコストコでの買い物で強力なパフォーマンスを発揮してくれるオススメのクレジットカードを3つ紹介します。
選んだ基準は、以下の3つです。
- 年会費無料
- ポイント還元率が高い
- MasterCardが選べる
コストコで買い物を楽しみたいという方は、ぜひ参考にして下さい。
コストコグローバルカード
今回のアメックス廃止、MasterCard提携のニュースと同時に発表されたのが「コストコグローバルカード」です。
新しいコストコの提携クレジットカードとなっており、もちろん対応している国際ブランドはMasterCardになります。
コストコグローバルカードのカード発行は2018年1月から順次とアナウンスされており、発行次第自宅に郵送される形となるようです。
もちろん年会費は無料。
正確には初年度無料、次年度以降は税抜1,250円が発生しますが、年に1回でもショッピング利用すれば翌年度の年会費が無料になるので実質無料で使い続けられる1枚です。
最大の特徴はコストコでの支払いに利用すると1.5%の還元が受けられるということ。コストコ以外の店舗での支払いの場合は1.0%の還元率が受けられます。
コンビニや公共料金の支払いでもポイントが獲得できるのは大きいですね。
獲得したポイントは1年に1回(毎年1月1日~12月31日)に利用額に対して集計され、コストコキャッシュバックキーワードとして還元。
1pt=1円としてコストコでの支払いに利用できます。
コストコでの利用で1.5%の還元率は現状最強クラスです。コストコヘビーユーザーにとって大変魅力的なクレジットカードになることは間違いありません。
リクルートカード
年会費無料で高還元率1.2%と驚異の還元率を誇るクレジットカード「リクルートカード」はコストコでの利用にも心強いです。
国際ブランドをMasterCardにすれば、コストコでの買い物額の1.2%のPontaポイントが獲得できます。
例えば1万円の買い物をすると、120円分のPontaポイントが貯まる計算になります。
Pontaポイントをそのままコストコに利用することはできませんが、使い道は実にさまざまです。
ローソンやケンタッキーフライドチキン、昭和シェル、ゲオなどPonta提携店で1pt=1円として利用できます。
上記したコストコグローバルカードは基本的にコストコで利用することを前提としたクレジットカードとなっていますが、リクルートカードは「じゃらん」「ホットペッパー(ビューティー・グルメ)」「ポンパレモール(ネットモール)」での利用でさらにポイント還元率アップ。
お得になる場面がたっぷり用意されているのも魅力です。
しかも年会費無料なのに国内外旅行傷害保険(海外最高2000万円、国内最高1000万円)が付帯している上に国内外問わず、年間200万円までのショッピング保険まで付帯しています。
楽天カード
年会費無料ポイント還元率1.0%で楽天スーパーポイントをドンドン貯められる楽天カードもオススメです。こちらもMasterCardが選択可能。
特に楽天グループのサービスを利用する機会が多い方にとって楽天カードは本当に魅力的です。楽天カードを持っているだけで、楽天市場や楽天ブックスでの買い物にポイント4倍(還元率4.0%)が適用されます。
さらにスマホアプリで楽天市場の買い物をするとプラス1.0%、楽天モバイル契約でさらにプラス1.0%…と更に高めていくこともできます(SPU:スーパーポイントアッププログラム)。
ちなみにコストコを始めとした楽天サービス以外で支払った場合は還元率1.0%で固定。例えばコストコで1万円の買い物をすると100ポイント獲得できます。
携帯電話料金の支払いやガス代、電気代などの公共料金の支払いにも楽天カードを使えるので、毎月定期的にポイントが貯められるのも魅力的です。
年会費無料で楽天スーパーポイントを獲得する倍率を最大限に高めようと思ったら楽天カードは必須。コストコと楽天のヘビーユーザーは楽天カード一択ですね。
パルコカード
コストコ以外でも買い物をする方には大変、魅力的な1枚です。
コストコで利用した場合、1,000円につき1永久不滅ポイント貯まります。このポイントは文字通り有効期限がないため、ポイントを長く貯めたいという方にはピッタリです。
1,000円につき1ポイントと聞くと少ないように思いますが、1ポイント=4円~5円相当です。
また、このカードに入会してから1年間はパルコでの買い物が5%オフ、毎月5日と20日は西友・リヴィンで5%オフになるのも嬉しいポイントです。
さまざまな場所でショッピングを楽しみたいという方にうってつけのカードになります。
ただし、カード会社からの請求時に5%オフが適用されるので、注意しましょう。
三井ショッピングパークカード
三井アウトレットパークにも行く機会が多い方には、こちらの1枚が良いでしょう。
前途のパルコカードと同じく永久不滅ポイントが貯まりますが、三井不動産グループで買い物すると、さらにダブルで三井ショッピングパークポイントが獲得できます。
ただし、三井ショッピングパークポイントは最大2年間の有効期限が有ります。
また、使ったポイントに対してポイントが付与されるので、支払いなどで使っても損した気分になりません。
ポイントをお得に貯めたいという方には、強い味方になります。
目的に合わせてカードを選ぼう!
今回、紹介したクレジットカードの中でどれを使うか悩んでいる方は次を参考にしてみてください。
- コストコグローバルカード
コストコを頻繁に利用する、コストコでのポイント還元率にこだわりたい、サブカード目的 - リクルートカード
コストコ以外でも利用する機会が多い、高還元率にこだわりたい、ショッピング保険や国内外障害旅行保険が魅力、メインカード目的 - 楽天カード
コストコだけでなく楽天グループのサービスを利用する機会が多い、楽天スーパーポイントを効率良く貯めたい、メインにもサブにも使いやすい - パルコカード
さまざまなお店でショッピングを楽しみたい、ポイントを長く貯めたい、サブカード目的 - 三井ショッピングパークカード
三井不動産グループによく買い物へ行く方、ポイントをお得に貯めたい、サブカード目的
まとめ:これからのコストコはMasterCardの時代!
ということで今回はコストコのクレジットカード払いにアメックスが利用できなくなり、これからはマスターカードが使えるようになる、というお話でした。
最後にもう一度、大事な点をおさらいすると次のようになります。
- 2018年1月31日まではアメックスで支払える
- 2018年2月1日以降はアメックスが使えなくなるがMasterCardで支払いが可能になる
- コストコ利用で圧倒的なパフォーマンスを魅せる「コストコグローバルカード」が登場する
- 2018年1月から順次発行、発送
MasterCardを持っていてもコストコに行ったことがないという方は、ぜひこの機会に買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか?