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最近、どこの会社も「入会キャンペーン」などをやっているね。
そうですね。CMなどでもよくみかけます。
気になったんですけど、どうしてカード会社は必死になってカード新規会員を増やそうとしているんですか?
それはね・・・
クレジットカード会社の主な収益は、カード会員が支払う年会費と分割払いでの金利手数料です。
さらに、クレジットカード加盟店からは加盟店手数料が得られます。
これらがクレジットカード会社の収益の柱となるわけです。
このことから、クレジットカード会社は加盟店契約を進めて一つでも多くの加盟店を獲得するために奔走するのです。
そして、新規カード会員所獲得にも躍起にならなければいけません。
それは、クレジットカード会社の収益が、カード会員数によって左右されるからに他なりません。
ここでは、クレジットカード会社が新規会員獲得にこだわる理由と、その裏側に潜むそれぞれの事情について詳しく紹介します。
果たしてそこにはどのようなクレジットカード会社の事情があるのでしょうか。
この記事の目次
カード会社が新規会員獲得にこだわる理由!!
クレジットカード会社もれっきとした営利企業ですから、利益を上げなくてはいけません。
そのため、より多くのカード会員を入会させることが収益増の最短ルートと言えます。
そうなると、毎年カード会員が増えていくのですから、クレジットカード会社の収益はカード会員増によってどんどん上がっていきそうです。
しかし、それもそう簡単ではないようなのです。
ちょっとしたことで収益が下がることもあるのです。
クレジットカード会社のカード会員は増えるだけではなく、常に脱会会員も増加しているんだ。
カード会社としては、脱会するカード会員増に対して歯止めをかけながら、新規カード会員を増やしていかなくてはいけないよ。
それでも、カード会員を増やしただけでは、それほどクレジットカードの収益に貢献するわけではないんだよね。
今回は、新規カード会員が増加してもクレジットカード会社の収益が増えないカラクリなども含めて解説していきます。
クレジットカード会社の主な収益源
- 加盟店手数料
- カード会員から入る年会費
- カード会員から入る金利手数料
脱会会員数が増えると収益が下がる!!
新規カード会員がいる一方で、クレジットカードを解約する人もいます。
いわゆる脱会会員なのですが、この脱会会員が多くなると、クレジットカード会社の収益も下がっていきます。
クレジットカードを利用する絶対数が、脱会会員の増加によって減少するのですから、収益が下がるのはある意味当然と言えるでしょう。
カードを解約する人はもともと、クレジットカードを持っているだけで利用はしない、いわゆる幽霊会員が多いという調査結果があるよ。
クレジットカード会社としては、量よりは質、全体的なカード会員の数よりも、クレジットカードを良く利用してくれる優良なカード会員が増加してくれた方が嬉しいでしょうね。
けれどカード会員の減少は収益の悪化につながるし、なによりもクレジットカード会社のイメージダウンになるからどの会社も避けたいんだ!
ある統計では、クレジットカード会社の新規カード会員の獲得数は広告や勧誘といった営業努力が功を奏して、新規カード会員獲得率は、毎年前年の約20%増となっています。
反面、脱会会員も毎年15%増ということですから、トータルでは、クレジットカード会員は5%増ということになりますね。
会員にはなってくれたけどカードを使用しない人達の存在
クレジットカードの年会費が無料というのは、利用する側にとっては維持費がかからないということでとても嬉しいものです。
そのため、年会費が無料という呼びかけにつられてカード会員になったという人も少なくないのではないでしょうか。
たしかに、生活圏にあり、クレジットカードが有効に利用できそうだというのであれば、年会費無料のクレジットカード会員になるのは魅力的です。
しかし、年会費無料というだけで漠然とカード会員になることはおすすめできません。
実際、そのような形でクレジットカードを入手した人の多くはクレジットカードを利用しないそうです。
クレジットカードの保有枚数は統計によってまちまちだけど、概ね一人3枚は持っている計算になるそうなんだ!
中にはクレジットカードを10枚以上持っているという人も少なくないしね。
そして、それらの複数枚のカードを上手に使い分けている人もいるけど、ほとんどが良く使うクレジットカード以外はタンスの奥底などに眠って利用されないっていうケースが多いよ。
年会費を有料にしたらカードの利用率も上がるんじゃないですかね?
そうなると、今よりもカード解約率が上がってしまうだろうね。
カード会社も大変なんですね・・・
会員獲得への動きとその裏側!!
- クレジットカード会社は、
- ネット広告
- テレビ広告
- 雑誌
- 新聞
などを使ってクレジットカード会員の勧誘を行っています。
ショッピングモールや家電量販店では、カード会員入会コーナーなどが常設されていて、常にカード会員を受け入れる体制が出来ているのです。
クレジットカード会社が今以上の収益を上げるには、加盟店の開拓をするのと同時にカード会員を増やして行かなくてはいけません。
キャンペーンによる特典が欲しいために、多くの人がクレジットカードの会員になることが期待できます。
これは、クレジットカード会社や、その提携会社が行う常套手段なのですが、思いの外効果はあるようです。
それでも、あまりにも特典やキャンペーンのサービス内容が豪華だと、クレジットカード会社の儲けはあるのか、心配になってきます。
そのあたりの、クレジットカード会社の会員獲得の裏側について解説していきます。
豪華すぎるキャンペーン
家電量販店、ショッピングモール、さらにはドラッグストアなど、どこに行ってもクレジットカードの勧誘をする姿を見ることができます。
常設コーナーまで設置しているところもあるくらいですから、どこのお店も提携クレジットカード会社も新規のカード会員獲得に躍起になっているのです。
古くから、クレジットカードの勧誘には、大々的なキャンペーンを行ってカード会員を募ってきたんだ。
あるときは商品券であったり、図書券であったり・・・。
ショッピングモールでは、フライパンセットをプレゼントというのもあったよ!
ドラッグストアなんかでも、10本入りの栄養ドリンクをプレゼントされたりね。
プレゼントを贈ることで、カード会員を増やそうとしていたんですね。
なんだか今も昔も変わらない気がしてきました。
今でもカード会員募集のキャンペーンでは、商品券を贈るというのは常套手段だし、奇抜なところでは、抽選で旅行券をプレゼントという豪華なものまであるよ!
ここで疑問が浮かびます。
「そこまでのプレゼントや特典を出さないと、新規のカード会員を獲得するのは難しいのか」
答えはとしては、難しいです。
すでに、クレジットカードは、下は18歳から上は80歳以上まで、あらゆる世代に行き渡っています。
そのため、新しく18歳になる社会人や学生をターゲットにするしかありません。
さらには、クレジットカードの追加需要を掘り起こしていかなくてはいけないのです。
特典やキャンペーンをつけて儲かるの??
ショッピングモールや家電量販店、さらにはドラッグストアなどで、カード会員の勧誘をしているのは、クレジットカード会社の社員が出向してきている例もありますが、大半はそのお店のスタッフです。
そして、お店と提携したクレジットカードを持つと、そのお店での買い物がとても便利になります。
さらに、ポイント還元率も高く設定していますから、カード会員には大きなメリットになります。
また、新規で加入してくれるカード会員には、お店の商品をプレゼントされ、商品券さらには、旅行券が当たる抽選などの豪華特典があったりします。
しかし、これらは冷静に考えるとお店の負担になるのは間違いありません。
それでも、カード会員を勧誘する旨味はあるのでしょうか。
カード会員にとってメリットばかりあるように思えますが、カード発行することにより、お店にとってもさらなる売上アップが期待できるのです。
また、現金よりもクレジットカードのほうが買い物金額が高くなる傾向があることもわかってきています。
たしかにポイント付与、特典やキャンペーンの商品をカード会員にプレゼントということになると、お店の負担がかなりのものになるよ。
しかし、お店がカード会員を勧誘したら、クレジットカード会社から報奨金がもらえるような仕組みもあるし、基本的にお店側が損をすることはないよ。
そしてこの報奨金については、カード会員の年会費、さらには金利手数料などでまかなっていくんだ!
仕組みとしてはよくできているよね。
以前より特典やキャンペーンが活発になった理由!
一頃よりもクレジットカードの勧誘が活発になったと感じる人は少なくないようです。
まだまだ、伸びしろはまだまだあるにしても、クレジットカードを必要としている人の手元にはすでにクレジットカードがあります。
そこで、クレジットカード会社は、「追加でもう一枚もちませんか?」あるいは、「メインとなる実力をもったクレジットカードです」という販売戦略を用いているのです。
総じて、ショッピングモールや家電量販店、さらにはドラッグストアなどのクレジットカードは、入会審査基準が緩めなものが多いです。
せっかく、新規でクレジットカードを作りたいという人を勧誘したのに、審査に落ちてしまうのは誘った人に不信感を与えるからです。
ですから、クレジットカードの審査をパスする自信がないという人は、店頭でのカード会員募集に応募したらいいかもしれません。
そして、活発になったカード会員の勧誘ですが、これは明らかにクレジットカード会社の意向によるものです。
店頭でのカード会員の募集は、そのお店のスタッフが行っていることが多いです。
クレジットカード会社は、カード会員を勧誘してくれたお店に対して報奨金を支払うんだ!
カード会社としては、報奨金を支払うことで、いわば出来高制のような形でカード会員を獲得できるわけだね。
特典やキャンペーンの内容が充実すればするほど、カード会員は集まりやすくなるよね。
こういった兼ね合いがあるんだけど、クレジットカード会社では、自社のスタッフを送り込まなくてもいいのですから、それだけでも人件費を抑えることができるんだ!
それだけ、お店に対して報奨金を上げることができるし、お店にしてもカード会員を獲得するために、特典やサービス内容を充実することができるから合理的だよね。
インターネットでは、お店は介在しませんが、これも人件費がかかりません。
ある程度ネットのカード会員募集というのは機械的にできるものです。
それでも、ネットでのサービスや特典はクレジットカード会社が提供するものです。
豪華になりつつある傾向ですが、その代金は遅かれ、カード会員が年会費あるいは金利手数料という名目で、引かれるようになるのです。
クレジットカード会社の収益が発生する仕組み
クレジットカード会社の収益の仕組みですが、どのようになっているのでしょうか。
クレジットカード会社には三つの大きな収益の柱というものが存在しています。
加盟店手数料
まず一つは、加盟店手数料です。
- カード会員がお店でクレジットカードを利用して買い物をします。
- その買い物代金をクレジットカード会社が立て替えます。
※例えば10,000円の買い物をした場合、クレジットカード会社は、加盟店手数料(ここでは仮に5%とします)を差し引いた、9,500円を加盟店に支払うのです。
- そして、後日カード会員からは買い物代金として、10,000円を請求し、それを回収するのです。
この一連の流れをみると、クレジットカード会社は500円の儲けを出しているということになります。
そうすると、加盟店は500円の損失ですから、現金での売上のほうがお得と考えてしまいます。
しかし、そこはクレジットカードを利用する人のほうが、客単価が高いのが一般的です。
ですから、5%の加盟店手数料を引かれても、売上アップが見込めるので、トータルでは、クレジットカード利用のほうが加盟店にとっては、収益増ということになるのです。
カード会員に請求する年会費
二つ目の収益は、カード会員に請求する年会費です。
年会費永年無料のものがありますが、総じてサービスや特典の悪いカードに見られがちです。
また、収益をあげるために、クレジットカード会社は、カード会員に対して、ワンランク上のクレジットカードを勧めることもあるのです。
それは、当然のことですが、年会費も高くなるので、単純にクレジットカード会社の収益増につながるというわけですね。
金利手数料
三つ目の収益は、これもカード会員からで、金利手数料になります。
これは、
- 分割払い
- リボルビング払い
- キャッシング
などで発生するものです。
年会費が永年無料というクレジットカードが増えている昨今では、この金利手数料がクレジットカード会社の大きな収益となっているのです。
クレジットカード会社では、年会費無料のリボルビング払い専用カードというのがあります。
これも、リボルビング払いを促し、金利手数料で収益をあげたいクレジットカード会社の思惑なのですが、リボルビング払いは賢く使えば利用者にもメリットのある支払い方法です。
月々の支払額を利用限度額まで上げると、一括払いと同じことになりますから、金利手数料がかからずにリボ払い専用のクレジットカードを利用することができます。
以上のことから、クレジットカード会社の収益は大きい順に、
金利手数料の収益⇒加盟店手数料の収益⇒年会費の収益
になります。
おすすめカード
クレジットカード会社は、新規のカード会員を様々なキャンペーンを張って募集しています。
JCBがお得なキャンペーンをやっています!
JCB ORIGINAL SERIESがお得なキャンペーンを行っています。
初年度年会費が無料で、入会時に11,000円をプレゼントするというものです。
まずは、新規入会で2,000円分のJCBギフトカードがもらえます。
そこから、家族カード同時申込みで、2,000円分のJCBギフトカードがプレゼントされます。
さらに登録、利用条件をクリアすることで、7,000円のJCBギフトカードをプレゼント。
これで、合計11,000円になります。
さらに、急いでクレジットカードが欲しいという人には、最短で当日クレジット発行というサービスをしています。
お得な楽天カードは期間設定無し
とかく、期限を切って、クレジットカードの入会を促すクレジットカード会社が多いのですが、楽天カードは違います。
期間の設定は一切無く、楽天カード入会で、2,000ポイントをゲットすることができます。
さらに、申込み費の翌月末までに、一回でも楽天カードを利用して支払うと、3,000ポイントがもらえるのです。
そして、入会時に家族カードも同時入会で1,000ポイント、家族会員には200ポイントが付与されます。
楽天カードには、楽天Edyが付帯していて、500円がEdyにチャージ済みというのも嬉しいところだね(家族カードにも150円がEdyにチャージ済み)。
また、楽天カードは年会費が永年無料だよ。
楽天市場というネット通販のバックボーンもあるし、ネット通販メインでなくても一枚はもっておきたいクレジットカードだよね。
NTTドコモのdカード
NTTドコモのdカードはクレジットカード入会で1,000円のキャッシュバックを受けることができます。
さらに、入会した月の翌月末までに、クレジットカードを20,000円以上利用して、4,000円のキャッシュバックが!
入会した月の翌月末時点で、「こえたらリボ」の設定をすると1,000円のキャッシュバックを受けることができるよ!
同じく入会した月の翌月末時点で、「キャッシングリボご利用枠」の設定で1,000円のキャッシュバックで、以上最大7,000円分のキャッシュバックだね。
まとめ
あの手この手のキャンペーンを張って大々的にカード会員を募集しているクレジットカード会社です。
店頭でのクレジットカード会員の募集は、実は加盟店のスタッフが行っていることが多いです。
入会してもらうとお店にもインセンティブがあり、クレジットカード会社には、年会費や、金利手数料などの収益が見込まれます。
カード会員も数々のキャンペーンや特典などの利益を享受しているので、三者がそれぞれ得をしているということになります。
新規会員の獲得は、今ではパイの奪い合いといった様相を呈してきています。
それは、キャンペーンの内容が大盤振る舞いであることからもわかります。
カード会員になる人は、目先の利益だけに惑わされずに、目的に合ったクレジットカードを選びたいものです。
それでも、キャンペーンや特典が盛りだくさんのクレジットカード会社は大手であり、サービスの質が良いところが多く、クレジットカードの会員になっても後で後悔することは少なそうですね。