限度額が大きいプラチナクレジットカード
	旅行時やホテルで受けられるサービスが豊富
	驚くほど充実したカードに付属する旅行保険の補償内容

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、アメックスのカードを持っている人のうち、アメックスに認められた人にインビテーション（招待）が届いて初めてもつことができる、ステータス性の高いカードです。

招待制なのでアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードがどんなカードか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、その特徴やサービス、マイルなど徹底的に詳しく解説していきます。

この記事を読むことでアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの魅力がしっかりと把握できるので、ぜひ参考にしてください。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの特徴

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード（アメックスプラチナカード）は、年会費は高額なものの、利用金額の設定や家族カードなど柔軟な面がいくつもあるカードです。

インビテーション制を採用し、ほかのアメックスカードよりもラグジュアリー感を出しています。

また、セカンドカードの発行も可能であり用途別に使い分けられるほか、事前入金することによって“限度額なし”として利用することも可能なカードです。

そこでまずは、カードがもつ特徴などをご紹介します。

年会費は、約14万円！

アメックスプラチナカードの年会費は、税別で13万円です。消費税を入れたら14万円を超えます。

いくら富裕層といえど、年会費に14万円も支払うことを躊躇してしまう人もいるでしょう。

プラチナカードとしての年会費は、クレジットカード業界では１位２位を争うほど高額です。

家族カードは、4人まで無料

家族カードは年会費無料で４名分まで発行することができます。

一般的なカードでは、家族カードの対象者として、生計を共にする配偶者や18歳以上の子供、両親といった条件が決められていますが、アメックスプラチナカードには条件はありません。

また、アメックスプラチナカードの優待特典でもある、コンシェルジュも利用可能ですし、家族カードであっても、一流ホテルの上級会員にグレードアップできます。

後ほど詳しく説明しますが、プライオリティパスも無料です。

インビテーション制

アメックスプラチナカードは、アメックスがプラチナカードを利用してほしい！と思った顧客に送られるインビテーション（招待）によってカードを発行することができます。

ラグジュアリー性の高いカードの多くは、インビテーション制を採用していることが多いです。

インビテーションは、以下の３つに該当する方に発行されています。

• アメックスのクレジットカードを数年利用している
• 支払の延滞などがなく、クリーンなクレヒスを築いている
• 年間利用金額が100～200万円以上

インビテーションに招待されるのは、アメックスゴールドカードを利用している顧客が基本的には多いです。

事前入金で限度額を気にせず済む

個人の属性や利用状況から、与信枠を設定します。そのため同じゴールドであっても人それぞれ限度額は違うのです。

プラチナカードも同じく与信枠を設定し限度額が決められています。

一部のプラチナやブラックカードでは戦車も買えるという話もありますが、アメックスプラチナカードは無制限にカードを利用できるわけではないので、無理な場合もあるはずです。

限度額よりも高額な商品を購入する場合など、事前入金することによって、クレジットカードを電子マネーのように使えるのです。

たとえば、4千万円のマンションをカードで購入したい際は、事前に4千万円を入金することによって4千万円分を利用できます。

入金額が大きければ大きいほど、高額商品が購入できるので、戦車も購入することもできるようになるでしょう。

セカンド・プラチナ・カードが持てる

カードデザインも本カードと一緒なので見分けがつきにくいですが、会員氏名の横にACと記載されたものがACカードになります。

カード番号はそれぞれ違い、暗証番号も２枚別々に設定することができますが、引き落とし口座を別に設定することはできません。

利用方法としては、公共料金などの支払いにACカードを利用し基本的に持ち歩かず、メインのカードとして本カードを利用すると使い分けることができます。

ポイントをお得に利用できる

プラチナカードを利用している人であっても、高額商品から食品や日用品といった商品、コンビニなどの低額商品を購入しますよね。

カードのステータスを問わずに使えるポイントプログラムとしてアメックスカードは「メンバーシップリワード」が利用できます。

ただ、アメックスのポイント付与率は低いで有名ですが、参加するだけでポイントが多くもらえるプログラムもありますので、ご紹介します。

ポイントの還元率

これは、ポイントの付与率としてはいい方と言えるでしょう。しかし、換算レートとしては１ポイント0.3円になるのでやや低めになってしまいます。

ポイントの有効期限は最大３年間ですが、その間に１度でもポイントを利用すると、有効期限がなくなります。

メンバーシップ・リワード・プラス

よりお得にポイントを利用するために、換算レートを上げる方法として「メンバーシップ・リワード・プラス」に参加する必要があります。

各店舗での換算レートは以下のとおりです。

利用店舗	１ポイントあたりの換算レート
旅行関連以外での利用（一般店舗など）	0.5円
ホテル、旅行代理店などの加盟店	0.8円
航空会社	1.0円

メンバーシップ・リワード・プラスには参加料がかかります。

参加料3,000円（税抜）で、翌年には自動更新され、参加料は毎年支払うことになります。

参加料がかかると、損をした気分になる人も多いはずです。

しかし、それ以上にお得に活用できるので、その一部を紹介します。

ポイント移行先	メンバーシップ・リワード	メンバーシップ・リワード・プラス
楽天スーパーポイント3,000ポイント	1,000ポイント	1,500ポイント
Tポイント3,000ポイント	1,000ポイント	1,500ポイント
ヒルトン・オーナーズ2,000ポイント	1,250ポイント	2,500ポイント

楽天スーパーポイントでは、メンバーシップ・リワードもしくはリワード・プラスかによって、500ポイントも差がでます。

ヒルトンオーナーズに関しては、２倍もの差が出るので見過ごせないですよね。

3,000円の年会費をカーバーするためには、楽天スーパーポイントであれば年間18,000ポイントをためてスーパーポイントへ交換すると、カバーすることができます。

また、ヒルトンオーナーズであれば、年間6,000ポイントをためてヒルトンオーナーズへ交換すると、カバーすることができます。

利用金額にして60万円なので、こちらもクリアしやすいです。

ポイント・フリーダム

また、対象店舗や旅行代金の支払い、オンラインショッピングなどの場合は、カードとポイントを併用して支払うこともできます。

対象店舗一覧

店舗	メンバーシップ・リワード		メンバーシップ・リワード・プラス
		利用ポイント	対象ポイント・円	利用ポイント	対象ポイント・円
ヨドバシカメラ	3,000	1,000	2,000	1,000
Takashimaya	3,000	1,000	2,000	1,000
アメックストラベル	1	0.4	1	1.0
HIS　アメックストラベルデスク	1	0.4	1	0.8
日本旅行	1	0.4	1	0.8
BUYMA、ベルメゾン、OIOIWeb	1	0.3	1	0.5

オンラインショッピングでのポイントの利用に関しては、「American Express Safekey」参加加盟店でのみ利用できます。

American Express Safekey加盟店では、ワンタイムパスポートによるセキュリティを採用しているので、より安全にお買い物を楽しめます。

ボーナスポイント・パートナーズ

ボーナスポイント・パートナーズ加盟店でアメックスプラチナカードを利用すると、通常よりもお得にポイントがたまるので、ぜひ活用しましょう。

通常100円につき１ポイントのところ、ボーナス分として１ポイントが加算されるので、合わせて２ポイントが付与されます。

一部提携店

• インターネット花キューピット　ボーナスポイント　１ポイント
• エテノカ・オンライン　ボーナスポイント　２ポイント
• ドゥ・ラ・メール　オンラインショップ　ボーナスポイント　９ポイント（期間限定）

ポイントをアイテムと交換する

ほかのカード会社のように、たまったポイントは商品と交換することができます。

１度3,000ポイントを交換してしまえば、あとはポイントを好きなだけ貯めていけるため、気に入った高額商品も狙うのも良いでしょう。

中には、Amazingカテゴリーとして、驚くほどのポイント数で交換できる商品もあります。

そこで、オススメの商品などをご紹介します。

商品	必要ポイント
メルセデス・ベンツ　C-Class	4,980,000
武田双雲氏が贈る自分価値の焼酎（１本限定）	3,024,000
田崎真也氏とのAmazingな晩餐　（限定１組）	1,296,000
極上のパリ　5日間	3,240,000
青森県青天の霹靂	11,000
共進会入賞　神戸牛	1,017,000
フリダスモーニング	8,700
ダイソン　ダーソンボール	259,000
カドー　空気清浄機	156,000
シナジートレーディング　グリーニングスパ	189,000
ダイソン　ヘアドライヤー	128,000
プレイステイション４	100,000
コールマン　アウトドアワゴン	29,000
ドローン　DJI	200,000

やはり、ポイントは無期限にためられるので、日常的に購入できるようなものよりも、Amazingカテゴリーであるベンツやパリへの旅行などを狙ってみるのもオススメです。

提携会社のポイントプログラムに移行できる

先に少し触れましたが、リワードポイントは楽天スーパーポイントやTポイントなど他社のポイントプログラムに移行することができます。

中でもマイラーには欠かせない、ANAマイルへの交換も可能です。

2,000ポイントで1,000マイルへの移行ができ、メンバーシップ・リワード・プラスへ加入している場合は、1,000ポイントを1,000マイルへ移行可能です。

プラチナ・コンシェルジェ・デスク（プラチナ・カード・アシスト）

アメックスプラチナカードから「プラチナ・コンシェルジェ・サービス」を利用することができます。

アメックスのコンシェルジェは「NO」と言わないとされているほど、顧客のニーズにあった動きをしてくれるので、評価が高いです。

とはいえ、どんな無理難題でも対応できるかといえば、常識的にそうではありません。

そこでプラチナコンシェルジェデスクについてご紹介します。

24時間365日、どんな相談にも乗ってくれるサービス

基本的にコンシェルジェは、24時間休みなく顧客のニーズに合わせた対応をしてくれるサービスで、秘書的役目も果たします。

また、アメックスのコンシェルジェは力があるといわれており、以下のようなことに応じてくれます。

• コンシェルジュ経由でホテルの予約を取ると、部屋がアップグレード
• ネットなどの予約が埋まっていても、コンシェルジェに頼むと予約が取れる

といった対応をしてもらえるので、ぜひ利用してみましょう。

オーバーシーズ・アシストとの違い

海外の情報サービスとして、海外の観光スポットやツアーの案内予約、緊急支援サービスなどといった現地でのサポートを行います。

また、通訳の派遣や現地の医師の紹介、電話による簡単な通訳してくれるなど、海外に特化したサービスを提供してくれるのが、オーバーズアシストです。

電話サポートで的確なプランをしてくれる

アメックスのコンシェルジェは、顧客の要望を取り入れたプランの組み立てや、行先などを提案してくれます。

突然、「ホッキョクグマを見たい」といえば、それに沿った旅行プランを勧めてくれるでしょう。

オプションツアーも気軽に予約可能！

コンシェルジェに電話１本するだけで、オプションツアーなどの予約が可能です。

もちろん、ホテルやスポーツ観戦、コンサートなどといったさまざまな予約やチケットの入手も可能な限りしてくれます。

航空券の仮押さえサービスで、便利に予約

よく飛行機を利用する人にとって大変便利なのが、「航空券仮押さえサービス」になります。

航空券を入手するのに、ネット予約を利用する人が多いです。

しかし、その場合はすぐに料金を支払うことがほとんど。

といったケースでは、どうしてもチケットを取るのが後手に回ってしまうので、チケットが取れない、割高だといった事態に陥りがちです。

しかし、航空券仮押さえサービスを利用すると、料金を払わなくても予約ができてしまいます。

この場合、数日間予約をキープしてくれるので、休みがとれたら支払うということもできます。

万が一、予約確定やキャンセルの連絡をしなかったとしても、キャンセル料はとられないので、とても便利です。

年齢・性別・人数に合わせたレストランを提案してくれる

たとえば、

とお願いをしたとしても、コンシェルジェは問題なく応えてくれ、そのお店でよければそのまま予約もしてくれます。

また、「20代後半の女性と２人で、雰囲気のいいバーに行きたい」と伝えると、要望に合わせたお店を見つけ予約まで遂行してくれます。

やはりプラチナカードだけあって、顧客の要望に合わせつつも、クオリティの高いお店を見つけ出すのは得意です。

タクシーの予約や花の手配もできる！

コンシェルジェは、「明日7時にタクシーをうちによこして」といったタクシーの予約の要望も応えてくれます。

また

といった花を手配するなどといった要望も、問題なくこなしてくれるので助かりますね。

電話ではなくメール対応も可！

忙しい人にとって、電話が時には邪魔に感じることも多いでしょう。

要件を聞くのに時間をとられることや、電話に出れなかった場合に掛けなおさなくてはいけないなどといった手間があります。

アメックスのプラチナ・コンシェルジェ・デスクでは、メールで要件をお知らせしてくれます。

「フリー・ステイ・ギフト」で高級ホテルが1泊無料

アメックスのプラチナカードには毎年更新すると、優待として年１度だけ「２名１泊無料宿泊券」が発行されます。

特に一緒にいく相手には制限がなく、家族や恋人であったり友人であっても利用することができます。

ホテルグループ	ホテル名	お部屋タイプ
オークラホテルズ＆リゾーツ	ホテルオークラ札幌	スタンダードフロア、ハリウッドツインorダブル
	ホテルオークラ東京	スーペリアルーム
	ホテルオークラ神戸	メインフロア、デラックスツインorダブル
	ホテルオークラ福岡	スーペリアツイン
ニッコーホテルズインターナショナル	ホテル日航成田	エグゼクティブツイン
	ホテル日航新潟	デラックスツイン
	ホテル日航大阪	スタンダードツイン
	ホテル日航関西航空	プレミアムエコノミーツイン
	JALプライベートリゾートオクマ	メインコテージ
ヒルトンワールドワイド	ヒルトン成田	ヒルトンルーム
	ヒルトン東京お台場	ヒルトンルーム
	ヒルトン福岡シーホーク	ヒルトンツインorダブル
ハイアットホテルズ＆リゾーツ	ハイアットリージェンシー大阪	スタンダードルーム
	ハイアットリージェンシー福岡	スタンダードルーム
プリンスホテル＆リゾーツ	函館大沼プリンスホテル	モデレートツイン
	品川プリンスホテル	メインタワーツインルーム
	新横浜プリンスホテル	ツインルーム
	箱根湯の花プリンスホテル	和室12畳　広緑4畳
	ザ・プリンス　軽井沢	スーペリアツインルーム
	グランドプリンスホテル京都	デラックスフロア、ツインルーム
	グランドプリンスホテル広島	スーペリアツインルーム

（2018年3月末まで）

これらのホテルが１泊２名まで無料で利用することができるのは大変お得ですよね。

プライオリティ・パスが無料で発行

アメックスプラチナカードは、プライオリティパスが無料で発行できます。

家族会員分も発行可能なので、合わせて最大５枚のプライオリティパスが利用できるのです。

ラウンジとは？

空港には必ずラウンジと呼ばれる、一般ロビーや待合室とは違ったワンランク上のゆったりと、搭乗までの時間を過ごせる空間があります。

特に、海外へ行くのであれば、乗り継ぎなどの関係で予想以上に待ち時間が長くなる場合もあるでしょう。

ラウンジはそうした時間を快適に過ごせるよう、指定カード会員やプライオリティパス会員のみが利用できます。

プライオリティパスとは？

日本では、成田国際空港・中部や関西国際空港・福岡空港で利用できるラウンジが設置されています。

2018年現在では、世界500都市の1,000か所以上の空港ラウンジを入室できるので、ぜひ活用しましょう。

サービス内容

• 飲食物の提供（アルコール含む）
• Wi-Fi無料
• デジタル会員証
• スタッフが２４時間サポート　など

そのため、あまり海外へ行くことがない場合は、あまり魅力的なパスとは言えないかもしれません。

しかし、アメックスプラチナカードを持っていると、無料で発行してもらえるので、発行しておいて損はないでしょう。

世界トップクラスの上級会員資格が自動付帯

ホテル上級会員は、よくそのホテルを利用する顧客に対し、ホテル側からのＶＩＰな待遇をしてくれるサービスです。

上級会員になるためには、ホテルによってさまざまな条件をクリアしなくてはいけません。

しかし、アメックスプラチナカードでは、無条件で上級会員資格を得られる、「ホテル・メンバーシップ」というVIPプログラムがあります。

各ホテルの上級会員特典についてご紹介します。

スターウッド＆リゾート（SPG）

スターウッド＆リゾートは、世界的なホテルグループです。マリオットとも合併したので、世界NO.１だともいわれています。

スターウッド＆リゾートで採用されている上級会員資格は『スターウッドプリファーゲスト（SPG）』です。

SPGは、世界100カ国1,500ものホテルで利用できる上級会員資格になります。

日本でいえば、ウェスティンホテル東京やシェラトンホテル東京などが対象です。

主なSPGゴールド会員で受けられるVIP特典は、以下のようなものがあります。

• 部屋のグレードアップ（スイートルーム不可、アロフト・エレメント対象外）
• ウェルカムギフト・部屋でのネット利用・無料ドリンク
• ボトル入りウォーター完備
• 午後４時までのチェックアウト（レイトチェックアウト）

また、SPGではスターポイントプログラムを採用しています。

スターポイントは、

などといった商品に交換することができます。

カールソン　レジドールホテルズ

カールソンレジドールホテルズは世界で1,000以上のホテルが参加している、ホテルチェーンです。

アメックスプラチナカードによって、得られる上級会員資格は「クラブカールソンゴールド会員」になります。

VIP特典としては以下のようなものがあります。

• メンバー限定の優待料金
• 飲食料の割引　15％
• ルームのアップグレード
• アーリーチェックイン、レイトチェックイン
• 室内のウエルカムギフト

ヒルトン・ワールドワイド

100カ国、5,000か所以上にあるヒルトングループは、日本で有名なホテルです。

アメックスプラチナカードでは、「ヒルトンオナーズ　ゴールド会員」の特典を受けることができます。

ヒルトンブランドホテル

上級会員特典としては以下のようなものがあります。

• デジタルチェックイン
• レイトチェックアウト
• エクスプレスチェックイン
• ヒルトンポイント25％アップ
• ルームのアップグレード
• 毎日無料の朝食（会員＋同室宿泊者１名）
• ミネラルウォーター２本

このほかの特典としては、各グループによって特典がついている場合があります。

例えば、ヒルトングランドバケーションであれば、１滞在につき1,000ヒルトンボーナスポイントを獲得可能です。

またホームウッドスイーツBYヒルトンでは、１滞在で250ポイントと好きなスナック菓子、もしくはボトルウォーター２本とお菓子の中から選ぶこともできます。

マリオット・リッツカールトン

スターウッドホテル＆リゾートと合併したことによって、SPGとマリオットの上級会員プログラムであった、マリオットリワードとリッツカールトンリワードの３つのアカウントをつなげることができるようになりました。

そのメリットは大きく、つなげることによって３つのうち高い会員資格が、他の２つにも紐づけられます。

そのため、アメックスプラチナカードでの上級会員資格としては、ゴールド会員が適用されるのです。

マリオットリワードのゴールド会員資格としては、以下のようなものがあります。

• アメリカ・カナダのホテルでの希望ルームタイプ完全補償
• 限定キャンペーン
• 予約完全補償
• ルームアップグレード
• レイトチェックアウト

ダイニング・アクセスでコース料理が1名無料

高級レストランを指定のコースを２～４名で予約すると、１名分の代金が無料になるサービス「ダイニング・アクセス」は、アメックスプラチナカードがもつ特典の１つです。

やはりプラチナカードだけあって対象店舗はどれも一流店舗ばかりになります。

料金の設定プラン
各お店で料金のばらつきはあります。

２名で予約すると、半額のお値段で一流のお店で一流のお食事を楽しむことができるので、ぜひ利用していきたい特典です。

利用条件
４名までの利用、他者のプレミアムカードの併用不可など利用条件があります。

また、各お店では、アメックス会員専用の席が用意されていて、ダイニングアクセス特典を利用できる席数が決まっているとの話もあります。

特に大切な日には、早めの予約をしておきましょう。

対象店舗
気になる対象店舗ですが、東京から福岡まであるのでご紹介します。コース料金は１名の金額です。

• 鈴善・・・20,000円
• 葉山庵Tokyo・・・20,000円
• 星福　本店・・・20,000円
• 蘭麻・・・15,000円
• すし游・・・20,000円
• ジャッジョーロ銀座・・・10,000円
• 鎌倉　御代川・・・12,000円
• こころ・・・15,000円
• 咲蔵・・・12,000円
• 祇おん　江口・・・12,000円
• スカイラウンジ　エアシップ・・・12,000円
• IL PINOLO　ヒルトンプラザウエスト・・・10,000円
• VERTFONCE・・・10,000円

アメックスプラチナカードのサービスなだけあって、他社のカードと比べると「何度でも利用できる」という点がひときわ目立つメリットになります。

極端な話、毎日でもサービスを利用して同じ店に通うこともできます。

「家族の誕生日や記念日はこのお店！」といったこともできるのは、ダイニング系のサービスを提供するカードの中でも、他社にはないめずらしいサービスです。

SBIウェルネスサポートで健康管理

2017年の３月から2020年２月末まで、病気に関するカウンセリングや健康管理支援サービスとして、SBIウェルネスサポートが始まりました。

SBIウェルネスサポートの特典

SBIウェルネスサポートの特典としては、東京国際クリニックの医科と歯科の無料カウンセリングを受けることができるほか、有料のヘルスケアサービスが割引価格で提供されています。

東京国際クリニックの医科歯科のカウンセリングが無料

無料カウンセリングとしては、看護師が健康に対する悩みや相談を受けています。

内容によって医師からのカウンセリングも入るので安心です。

相談内容

• 病気の知識や予防
• 食事療法
• 運動
• 健診の結果の見方
• 治療中などの病気への不安の解消

といった、日々の生活の仕方などの相談をすることも可能です。

東京国際クリニック医科・歯科の専門検査・専門治療が10％オフ

ドックや、専門の部分検査、専門治療など、一般的に自由診療とされるメニューを、10％オフで利用することができます。

東京国際クリニックは、東京大学医学部付属病院と提携医療機関なので、万が一検査結果に異常があっても万全の体制でサポートしてくれるでしょう。

SBIメディックの初年度年会費が無料

専門医やナースコンシェルジュが365日サポートしてくれるエグゼクティブ向け会員メディカルクラブの、初年度年会費（50万円）が無料です。

オンライン旅行サイト経由で割引になる

アメックスは旅行、とくに海外旅行に対してのサービスが充実しているのが特徴です。

アメックスの旅行に対してのサービスは、旅行の予約をするところからはじまります。

そこでアメックスが提供するアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインについて説明します。

アメリカン・エキスプレス・トラベル　オンライン

アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインでは、航空券の予約から国内外ホテル、国内外レンタカーや、航空券とホテルを合わせたパックなど、会員価格（最大50％オフ）で予約することができます。

ゴールデンウィークなど、混み合う時期であっても会員価格での利用が可能です。

アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインのサービス

• 予約時ポイント支払い可能（カードとの併用も可能）
• ホテルやレンタカーの予約をすると、ボーナスポイントがもらえる
• 会員価格での利用

ポイントはメンバーシップ・リワード・プラスに加入していくと１ポイント１円として利用でき、未加入であれば0.4円として使えます。

優待料金一例

このほかにも、国内旅行で限定特典プランを利用することができるWebサイトがあります。

一休.com

有名な「一休.com」でもアメックスプラチナカードの優待を受けることができます。

一休.comではアメックスカード会員専用の特典プランを用意していて、北海道から沖縄のホテルや旅館のオンラインで予約が可能です。

サービス

• 毎月先着100名に3,000円オフの優待クーポンプレゼント
• アメックスカード会員限定特典つきプラン

3,000円オフクーポンやアメックス優待を受け取るには、アメックスホームページのトラベルの一休.comから予約をして、クーポン応募コードを入力するだけです。

日本旅行

日本旅行では、アメックスのカード会員であれば、特選の宿が５％オフで利用することができます。

その際には割引コードを伝えないと割引優待を受けられないので、忘れずに伝えましょう。

Expedia

世界３万都市のホテルやツアーをオンラインで24時間休みなく予約できるWEBサイトです。

100社以上の航空会社と提携し、オリジナルツアーを提供してくれます。

サービス

• 海外ホテル宿泊料金　8％オフ
• 海外ツアー　15万円以上利用で3,750円オフ

アップルワールド.com

アップルワールドは、マルチベンダーシステムを利用して１軒のホテルに対して一括検索をして予約手配をします。

そのため比較的、混み合う時期でも予約が取れやすくて有名です。

サービス

出張や旅行に役立つ便利な特典

アメックスプラチナカードには、海外へ行くことに特化した付帯特典があります。

手荷物宅配サービスや、送迎サービスなどたくさんあるのでご紹介します。

利用漏れがあると、とてももったいないので、きちんと把握しておきましょう。

デルタ　スカイクラブ

「デルタスカイクラブ」は、航空券がビジネスクラス以上の利用の場合に使用できるデルタ航空専用ラウンジが使用できます。

ソフトドリンクやビールなどのアルコール、軽食などがあり無料で利用することができます。

ラウンジによって軽食内容は違いますが、お寿司を提供しているラウンジもあるようです。

ファイン・ホテル・アンド・リゾート

アメックスプラチナカードには、世界に900か所以上のホテルで受けることができる特典として、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」があります。

アメックスのホームページよりファイン・ホテル・アンド・リゾートを予約することで、下記のような特典を利用できてとてもお得です。

このほかにも、ホテル独自の特典も受けることができます。

国際線手荷物無料宅配サービス（国際線）

海外旅行といえば、よくテレビで目にするように荷物が多くて困るという人も多いです。

海外旅行へ行くときに、自宅から空港間、帰国後の空港から自宅までアメックスプラチナカード会員１名につきスーツケース1個を無料配送してくれます。

利用方法：出国時

出発前の７日前までの予約が必要になります。

電話、もしくはWEBサイト専用ページからの予約が可能です。

指定した日に業者が荷物をとりにきて、あとは当日空港の受け取りカウンターで受け取るだけで完了します。

利用方法：帰国時

帰国後当日に申し込みカウンターで、アメックスプラチナカードと搭乗券を掲示し、手荷物宅配無料サービスを利用したいと伝えるだけです。

出国・帰国時も、荷物の破損や化粧品の液漏れなどについての補償は、してもらえないので注意して荷物を詰めましょう。

またスキーやスノーボードなど、合計160センチを超える大きさ、もしくは30キロ以上の重さがあるものは対象外になります。

国内ホテル・旅館に手荷物を無料で配送

アメックスプラチナカードは、対象の日本のホテルや旅館をコンシェルジュ経由で予約し宿泊すると、宿泊先から指定場所へ荷物を無料で１組につき１個送ることができます。

たとえば、出張などで大量の資料があり、段ボールなどで運ばなくてはいけないときなど、会社へ直接荷物を届けてくれるので利用していきたいサービスの１つですね。

エアポート送迎サービス

海外旅行へ行く際の送迎を、提携タクシー（MKタクシー）をチャーターし、指定地域内から空港間の格安料金で利用できます。

成田国際空港

羽田国際空港

関西国際空港

中部国際空港

送迎タクシーサービスは、H.I.S　アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクで、国際航空券や海外ツアーを予約した人限定のサービスです。

無料ポーターサービス

ホテルではよく見かけるポーターですが、成田国際空港と関西国際空港にもポーターサービスがあります。

アメックスプラチナカードでは、無料ポーターサービスを受けることができます。

駅の改札口からチェックインカウンターまで、帰国後は到着ロビーから空港の駅の改札口やバス停まで、専任スタッフが荷物を運んでくれるので、旅行や出張帰りで疲れているときは頼りになるでしょう。

空港クロークサービス

空港での待ち時間は意外と長いものです。海外へ行くのであれば、通常よりも早く空港へ行き手続きが必要になります。

また乗り継ぎの関係から数時間、空港内で過ごさなくてはいけなくなることもあるでしょう。

空港パーキング

空港まで車で来る人も多いです。

空港周辺の対象パーキングへ出発の２日前までに予約すると、パーキングに応じて割引料金で駐車することができ、優待特典も受けられます。

対象パーキング

エアポート・ミール（国内線）

「H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」で、対象の国内線航空券を購入すると、羽田空港と伊丹空港のレストランで利用できる、エアポート・ミール・クーポン1,000円相当分がもらえます。

利用できるレストラン

対象となるレストランは、以下のとおりです。

羽田空港と伊丹空港に訪れた際は、ぜひ行ってみましょう。

羽田空港（第１・第２ターミナル）

• 新大和
• ル・シエール
• 第１～３ベイサイド
• アーツ　カフェ＆ブラッセリー
• 第１・３シーサイドカフェなど

伊丹空港

• スカイパティオ
• カフェレストラン　ベレール

対象の国内線空港券１枚つき、１枚のクーポン券をもらえるので、家族４人で飛行機を利用する場合は４枚のクーポン券を受け取ることができます。

センチュリオン・ラウンジ

アメックスが提供するセンチュリオン・ラウンジが利用できます。

設置されている空港は、シアトルやサンフランシスコ、ニューヨークやヒューストン、マイアミやラスベガスなどアメリカにあるので、ぜひアメリカへ訪れる際は使ってみましょう。

アメックスプラチナカードとパスポート、搭乗券を掲示すると入室でき、同伴者が２名まで無料で一緒に利用できる空港もあります。

中は、ラウンジには珍しいファミリールームやキッズルーム、食事やシャワーなどが揃っており、会議スペースもあるので出張などで利用できます。

海外用携帯電話レンタル

JALエービーシーカウンターで海外用レンタル携帯電話を、半額の１日125円でレンタルすることができ、通話料も10％オフになります。

国内レンタカー

駐車場で有名なタイムズのレンタカー部門である「タイムズカー」で、24時間いつでも車を借りることができるサービスとして、「タイムズカープラス」を、カード発行手数料無料で使用できます。

例）プリウスを10時間借りた場合（個人プラン）

▼タイムズカープラスのメリット

その他の充実した特典

アメックスプラチナカードには、今まで紹介した特典やサービスのほかにも、まだまだ特典があります。

海外旅行などへの特典やサービスが充実していることはお話しましたが、日本で受けられる特典もたくさんあるんです。

日本で受けることができる特典を中心にご紹介します。

アメリカン・エキスプレス・セレクト

国内・海外問わず、アメックスカード会員のみが受けることができる特典サービスとして「アメリカン・エキスプレス・セレクト」があります。

期間限定の特典があるので見逃さないようにしましょう。

特典・優待一例

• Hotels.com ホテルの宿泊料金が８％オフ
• スイートルームプラン 50％以上オフ
• リーガロイヤルホテル（大阪） エグゼクティブフロア15周年記念特別プラン
• ホテルニューオータニ博多 宿泊料金最大49％オフ
• 東急ホテルズ 宿泊料金最大66％オフ
• 名古屋マリオットアソシアホテル セレクト優待料金
• コンラッド東京 セレクト優待料金
• 東急REIホテル（東日本） 宿泊料金最大50％オフ

パーソナル・インポート・サービス

日本では未発売のブランドもの商品を、発注から購入、発送まで行ってくれる代行サービスとして「パーソナル・インポート・サービス」があります。

例えば、雑誌で見かけた海外の物や、海外での店舗でしか取り扱っておらず、言葉が心配で取り寄せられないとった場合にとても役立つはずです。

ファイン・ダイニング

ファイン・ダイニングは、高級料亭から格式高いレストランなどを予約すると、特典を受けることができるアメックスプラチナカードのサービスです。

国内外のさまざまなジャンルのお店を扱っていて、顧客が望む用途に合わせて案内や予約ができます。

優待内容としては、ウエルカムドリンクや花束のプレゼント、景色のいい席の確保などがあるので、ぜひチェックしてみましょう。

対象レストラン・料亭　一例

• 小笠原伯爵亭
• 銀座久兵衛
• ジョエル・ロブション
• 金田中　など

スポーツクラブ・アクセス

水月スパ＆フィットネスといった、高級スポーツクラブを“その都度料金”で利用することができます。健康ブームなので、注目度が高い特典です。

高級スポーツクラブになると、入会金だけで数十万以上、年会費も数十万もの大金がかかることも珍しくありません。

簡単に入会などできないスポーツクラブを、お手頃価格で体験・利用できるサービスが、「スポーツクラブ・アクセス」です。

スポーツクラブは特に途中から行かなくなったりと、何となく年会費分も利用していない人も多いはずです。

高級スポーツクラブ　一例

• 水月スパ＆フィットネス　7,560円
• クラブオリンパス　5,400円

プリファード・ゴルフ

プラチナ・コンシェルジェ・デスクに依頼して、対象ホテルに宿泊すると、ホテルが契約するゴルフコースの１ラウンドが1名分無料になるサービスです。

▼サービス内容

ゴルフをプレイする場合、アーリーチェックインができるのはありがたいですね。余計な手荷物をロッカーなどに預けずにプレイできます。

インターナショナルエアラインプログラム

アメックスと提携している航空会社の国際線の航空チケット代金を優待価格で予約ができるのが、「インターナショナルエアラインプログラム」です。

提携航空会社

• JAL
• デルタ航空
• イタリア航空
• 大韓航空
• 中国国際航空
• ニュージーランド航空　など

出張などビジネスで海外を訪れるときには、旅行パック料金などでも申し込みではなく、ホテルと航空チケットを別々に用意することが多いです。

旅行や出張が多い方にとって、航空チケット代金が安くなるのはありがたいですね！

ファイン・ショッピング

世界で地位を誇るアメックスらしい特典の一つでもありますが、高級ブランド店で優待を受けることができるサービスに「ファイン・ショッピング」があります。

▼対象ブランド店　一例

• Burberry
• ジョルジオアルマーニ
• フェンディ
• ドルチェ＆ガッバーナ
• Dunhill
• フェラガモ
• VERSACE　など

▼サービス内容　一例

プライベート・クルーズ

「プライベート・クルーズ」は、国内で30フィートクラスのクルーザーを利用することができる特典です。

１度目は、クルーが同席し運転手もつきますが、免許をもっていて操縦できるのであれば、２回目からは自分で運転することもできます。

希望によっては、41フィートクラスのクルーザーも利用できます。

ラグジュアリー・フライト

千葉県の浦安ヘリポートで発着するヘリコプター遊覧の、優先予約ができます。

予約は希望日の２週間以上前、もし浦安以外の発着が希望であれば相談も可能ですし、自宅の上を通ってもらうということもできるので、１カ月前には相談しましょう。

▼特典　一例

• ウェルカムスイーツ
• プライベートルーム利用１時間無料

ヘリコプターのチャーターは高額ですが、宝石箱をひっくり返したような夜景を楽しむこともできます。

可能であれば、恋人や特別な人と一生の思い出に残る素敵なデートを楽しむのもいいかもしれませんよ。

京都観光ラウンジ

清水寺や祇園、知恩院などの観光地の中心にありつつも、日本庭園を眺めながらゆっくりと休めるラウンジとして、圓徳院にある京都観光ラウンジを利用することができます。

圓徳院の拝観売り場でアメックスプラチナカードを掲示すると、同伴者であれば３名まで一緒のサービスを受けることができます。

▼サービス特典内容

京都は観光地がたくさんあって、足を使うので京都観光ラウンジで一休みをしてもいいですね。

ギフト・サービス

記念日やお祝い、取引先の人へのプレゼント、目上の人へのプレゼントなど、自分では選びきれないことはありがちですね。

希望を伝えるだけで、選定して届けてくれるサービスとして「ギフト・サービス」があります。

これらのほかにも、ダイニングイベントやプラチナカード会員に送られる「DEPERTURES」や、会員限定コンサートなど特典はいろいろあります。

国内外旅行傷害保険

アメックスプラチナカードがもつサービスの多さはわかっていただけたかと思います。

ただ気になるのが、カードに付帯されている保険です。

特に旅行に特化したサービスが多いアメックスプラチナカードであれば、保険も充実していてほしいところです。

次に付帯保険についてご紹介します。

国内旅行傷害保険

アメックスプラチナカードには国内旅行傷害保険が自動付帯されています。

プラチナカードレベルであれば、通常とも言えますがやはり補償金額は高額です。

もちろんカードを持っているだけで補償される「自動付帯」に対応しています。

しかし、アメックスプラチナカードの国内旅行傷害保険の特徴としては、旅行代金や現地での公共交通機関などの料金を支払った場合などに補償される「利用付帯」も採用されています。

自動付帯と利用付帯では補償金額が大きく変わります。

旅行代金をカード決済した場合

保険金の種類	基本カード会員	基本カード会員の家族	家族カード会員	家族カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金	最高1億円	最高1,000万円	最高1億円	最高1,000万円
入院保険金	日額5,000円	日額5,000円	日額5,000円	日額5,000円
手術保険金	最高20万円	最高20万円	最高20万円	最高20万円
通院保険金	日額3,000円	日額3,000円	日額3,000円	日額3,000円

海外旅行傷害保険

国内旅行であれば、健康保険や個人で加入している保険もあるので、１億円もの補償金は魅力的に感じないかもしれませんが、海外の場合はそうはいっていられません。

海外旅行傷害保険も国内旅行傷害保険と同様に、自動付帯と利用付帯とで最高補償金額が変わり、自動付帯では半額になります。

旅行代金をカード決済した場合

保険金の種類	基本カード会員	基本カード会員の家族	家族カード会員	家族カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金	最高1億円	最高1,000万円	最高1億円	最高1,000万円
傷害治療費用保険金	最高1,000万円	最高1,000万円	最高1,000万円	最高1,000万円
疾病治療費用保険金	最高1,000万円	最高1,000万円	最高1,000万円	最高1,000万円
賠償責任保険金	最高5,000万円	最高5,000万円	最高5,000万円	最高5,000万円
携帯品損害保険金（免責金額3千円/年間限度額100万円	1旅行中100万円	1旅行中100万円	1旅行中100万円	1旅行中100万円
救援者費用保険金	保険期間中最高1,000万円	保険期間中最高1,000万円	保険期間中最高1,000万円	保険期間中最高1,000万円

たとえば、数日から数週間入院治療が必要な場合、日本から付添人を呼ぶことが多いです。

また自力で歩けない、日本に帰るには医師や看護師のつきそいが必要というほど重症な際は、その費用ももたなくてはいけません。

持病が悪化した場合も、治療費が高額になることもあります。状況によっては数百万～数千万円もの費用がかかった事例もあります。

とはいえ、マイルの関係やほかのクレジットカードを利用したい場合など、それぞれあるかと思います。

海外旅行限定ではありますが、アメックスカードには付帯保険にプラスして、補償金額の増額や追加ができる、海外旅行保険（損保ジャパン日本興亜）がありますので検討してもいいでしょう。

航空便遅延費用補償（海外旅行）

海外旅行でよくありがちなのが、航空便の遅延と預けた荷物の紛失です。

以下のような条件を満たすと補償してくれる、「航空便遅延費用補償」があります。

• 航空便が遅延したことによって、乗り継ぎがうまくいかず搭乗できなかった場合
• 預けた手荷物が行方不明になり、手元に届かないなどといったケース

補償の内容としては、以下のようになります。

保険金の種類	金額	保険金を支払う場合
乗継遅延費用	1回の到着便の遅延につき最高30,000円	航空便に乗り継ぐ予定が、乗継地点までの到着便の遅延により、搭乗するはずだった航空便に搭乗できず、到着便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便に登場できなかった場合は、宿泊料金と食事代を補償
出航遅延、欠航、搭乗不能費用	1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能につき最高30,000円	搭乗予定だった航空便が出航予定時刻から4時間以上の出航遅延や航空便の欠航などで搭乗できず、出航予定時刻から4時間以内に代替便に搭乗できなかった場合、食事代を補償。
受託手荷物遅延	1回の受託手荷物遅延につき最高30,000円	航空便が目的地に到着してから6時間以内にカード会員の身の回り品で搭乗時に航空会社が受託した手荷物が目的地に運搬されなかった場合、カード会員が目的地で負担した衣服や生活必需品の購入費用を負担。
受託手荷物紛失	1回の受託手荷物紛失につき最高60,000円	航空便が目的地に到着してから48時間以内に受託した手荷物が目的地に運搬されなかった場合、手荷物は紛失したとみなし、到着後96時間以内に目的地で負担した衣類や生活必需品の購入費用を負担。

航空便の遅延によって乗り継ぎができず、次の日になってしまい宿泊費用が掛かると痛い出費です。

また、預けた荷物が届かない場合、身の回り品は現地で調達しなくてはいけません。

せっかくの旅行なのに、観光やおみやげでお金を使うのではなく、まず身の回り品にお金を使うのは悲しいですよね。しかも、自分は全く悪くないのに・・・。

全額とはいきませんが、補償してくれるのは非常に助かります。

安心して買い物が楽しめるプロテクション

国内、海外と毎月のように旅行をする人は少ないと思います。ビジネスで海外と日本を常に行き来している人は少数のはずです。

カードの醍醐味といえば、ショッピングに利用できることにあります。

しかし、スキミングなどカードの犯罪被害は絶えず、いつ被害にあってもおかしくありません。

そこで、ショッピングなど普段カードを利用した場合に補償してくれる、プロテクションについてお話します。

キャンセル・プロテクション

例えば、「子供が急に熱を出して」「仕事が入って旅行に行けなくなった」など、せっかく楽しみにしていた旅行やコンサートなどをキャンセルしなくてはいけないときもあるでしょう。

アメックスプラチナカードで購入した場合、支払った金額を補償してくれる「キャンセル・プロテクション」があります。

▼補償対象

補償金額は年15万円から50万円、キャンセル理由によって変わります。

• 会員・配偶者・１親等以内の死亡・・・50万円
• 会員・配偶者・子供の怪我・通院・・・15万円
• 会員の社命出張に基づくキャンセル・・・50万円

旅行などへ行けないとなると、直前のキャンセル料がかかる場合が多く、旅行には行けないしキャンセル料も払わなくてはいいけないなどといった、2重苦が降りかかります。

せめてキャンセル料を補償してもらえるのは非常にありがたいですね。

オンライン・プロテクション

今はインターネットで気軽に商品を購入することができます。しかし、インターネットの不正利用は後を絶ちません。

カード番号と裏のセキュリティ番号さえあれば購入できてしまうからです。

これは、年会費無料のカードでは付帯されていない場合が多く、不正利用されても全額自分で支払わなくてはいけないケースも多いです。

ネットで自由にモノが買える今、こうした補償があるのはとても安心ですね。

リターン・プロテクション

ほかのカードではあまり見られない補償として、リターン・プロテクションがあります。

意外と返品不可となっている商品が多いです。特にセール品などは返品できないことがほとんどでしょう。

アメックスプラチナカードで購入した商品であれば、お店側が返品不可としている商品であっても、商品をアメックスに送るだけで銀行口座に返金してくれます。

ショッピング・プロテクション

アメックスプラチナカードで購入した商品が、破損や盗難の被害にあった場合に補償してくれます。

期限は購入日から90日間、年間500万円まで補償されるので安心です。

免責は１万円ですが、アメックスは補償してくれる商品の幅が広く、スマートフォンやパソコンの補償も対応してくれます。

ホームウェア・プロテクション

家庭内で、水をこぼしてパソコンが使えなくなった、カメラを落として壊れてしまったなど、偶発的な事故によって、大切な電子機器などが壊れてしまうことがあります。

ホームウェア・プロテクションはそうした火災や盗難、水漏れや破損などの偶然の事故によって壊れた商品を補償してくれます。

ワランティー・プラス

こちらの「ワランティー・プラス」は、家電の保障延長サービスになります。

アメックスプラチナカードでは、メーカー保障に加え２年間保障を延長してくれます。

そしてアメックスプラチナカードで購入していない商品であっても、レシートさえあれば延長保障してくれるので、これは大変、頼もしい保障といえるでしょう。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険とは、会員と配偶者など生計をともにする家族が、住宅の管理や日常生活の事故などによって、法律上賠償責任を問われた場合に補償してくれる保険です。

例えば、

などといった場合、最高１億円まで補償してくれます。

子供はよく何も考えずにいろいろなものを触ってしまいます。また外でボール遊びをしていて他人の車に傷をつけてしまうことも・・・。

個人賠償責任保険があると安心ですね。

ゴルフ・テニス・スキー保険

ゴルフやテニス、スキーに関した保険です。

用具が壊れてしまった際や、用具の盗難にあったなどといった場合に補償してくれます。

ゴルフには嬉しいような辛いような、ホールインワン・アルバトロスがあります。出費がかさむので、補償をしてくれるのは助かりますね。

ゴルフをよくやる方であれば、ゴルファ保険に加入しているケースも多いのですが、アメックスプラチナカードを持っていると、別途加入をする必要はなく大変便利です。

補償内容としては以下のようになります。

保険金の種類	ゴルフ	テニス	スキー
死亡・後遺障害保険金	最高1,000万円	最高250万円	最高500万円
入院保険金（日額）	15,000円	3,750円	5,000円
通院保険金（日額）	10,000円	2,500円	2,500円
第三者賠償責任保険金（支払限度額）	50万円	50万円	50万円
用品損害保険金（年間限度額）	10万円	10万円	10万円
ホールインワン・アルバトロス費用保険金（支払限度額）	30万円（国内のみ）	―	―

考えられるデメリット

アメックスプラチナカードを持つことによって受けられるサービスや、手厚い保障などについてたくさんご紹介しましたが、やはりデメリットはあります。

特に一番目立つのは、年会費ではないでしょうか。

年会費が高額

どうしても隠せないデメリットとして、年会費があります。

やはり、13万円（税抜）もの年会費は高額に感じる人も多く、デメリットと言わざるをえないでしょう。

JCBと比べると、JCBのブラックカードであるJCB THE CLASSであれば2.6倍、マスターカードSBIワールドカードより２万円程度低いくらいです。

やはり、年会費の高さは見なかったことにできません。

アメックスプラチナカードが提供するサービスを上手に利用することによって、年会費が気にならないほどのサービスや優待を受けることができるはずです。

また、

という方であれば、とても便利なコンシェルジェサービスも利用できるので、13万円という年会費は気にならないでしょう。

電子マネーのチャージでポイントが貯まらない

アメックスカードでチャージができる電子マネーは、以下の３つのみとなります。

• モバイルSuica
• SMART ICOCA
• 楽天Edy

ただし、いずれもチャージではポイントをためることができません。

やはりアメックスの電子マネーとのつながりが悪いところは、デメリットともいえます。

Apple　Payを活用しよう

アメックスカードは、2017年3月からApple Payに対応しています。

これによって、電子マネー系に弱かったアメックスカードのデメリットを少しカバーできるようになったのは喜ばしい限りです。

さらにAMEX QUICPayをiPhoneやiPadでも利用できるようになりました。

そこでApple Payとアメックスカードについてご紹介します。

使い方

１から新しく追加するのであれば、テーブルなどにカードを置いてスキャンするだけで登録ができます。

登録が完了すると、自動的に支払い方法が割り当てられます。

これはカードによってEdyかQUICPayなのかは決めれているので、自分で選ぶことはできません。

もちろん、アメックスプラチナカードは、QUICPayになります。

無事に登録が完了すると、アメックスからメールでお知らせが届きます。

また、カードの更新時期が来ると自動的にApple Payの登録も変更されるので、大変かしこく便利ですね。

ネットで利用する際は、Apple Payが対応しているショップであれば大変、重宝するでしょう。

アプリやサイトを利用するときに、氏名や住所といった個人情報を入力する必要はなく、Apple Payに登録されている個人情報が利用できるからです。

使える場所

Apple PayでアメックスプラチナカードのQUICPayの支払いは、QUICPay・QUICPay＋加盟店での利用、Suicaチャージ・インターネットなどでの決済ができます。

利用できる店舗では、QUICPayのマークがレジにあることが多いです。

ネットであれば、決済方法にApple Payと表示されているでしょう。

主な利用できる店舗

• コンビニ（セブンイレブン・ローソン・ファミリマート・サークルKサンクス　他）
• スーパー（イトーヨーカドー・イオングループ・アピタ・ピアゴ・アークスグループ　他）
• 百貨店（阪神百貨店・阪急メンズ東京／大阪・なんばCITY　他）
• ガソリンスタンド（ENEOS・昭和シェル石油・エッソモービル・ゼネラル）
• ドラッグストア（ツルハ・ココカラファイン・富士製薬グループ　他）
• 飲食店（すき屋・壱番屋・ロイヤルホスト・鳥どり・味の民芸　他）
• 家電（ビックカメラ・コジマ・ヨドバシカメラ　他）
• レジャー（MOVIX・富士急ハイランド・東京ドーム・東京タワー・キッザニア　他）

このほかにも、ファッション系や空港などで利用できる店舗も多くあります。

Suicaへのチャージでポイントが貯まらない

アメックスの場合、SuicaへのチャージはWalletアプリを利用して行います。

他のカードとの比較

アメックスプラチナカードの年会費が高額なだけに、アメックスゴールドカードとの差やほかのカード会社のプラチナカードとどう違うのかが気になる人も多いでしょう。

ゴールドに対してあまりメリットを感じないのであれば、インビテーションをもらっても、ゴールドのままでいいやという人も多いはずです。

そこで、アメックスゴールドカードと、人気の三井住友プラチナカードと比較してみました。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

まず、身内同士を比べてみましょう。

	プラチナ	ゴールド
年会費（税抜）	130,000円	29,000円
家族カード（税抜）	４枚無料	１枚無料２枚目から12,000円
国内・海外旅行傷害保険	利用付帯：最高１億円	利用付帯：最高１億円
	自動付帯：最高5,000万円	自動付帯：最高5,000万円
	傷害疾病治療費用：最高1,000万円	傷害疾病治療費用：最高300万円
サービス	ルームグレードアップ	ゴールド・ダイニング
	コンシェルジェデスク	ゴールド・ワインクラブ
	セカンドカード	プリファードゴルフ
	シティガイド	American・Express・Invites
	フリー・ステイ・ギフト	コットンクラブ
	インターナショナル・エアライン・プログラム	ダイニングトレンドなど
	プライベートクルーズなど
入会方法	インビテーション	申し込み
会員誌	DEPARTURES	IMPRESSIONGOLD
プライオリティ・パス	プレステージ会員	スタンダードとスタンダードプラスの間

プラチナカードでは、VIP感を全面に押しだしたサービスが多く、海外でもVIP待遇でホテルに泊まることができたり、プラチナ独自の割引価格での利用も可能です。

アメックスプラチナカードとゴールドカードの差は、ラグジュアリー感を全面に出し、それにあったサービスと特典を受けられ、そしてVIP感を常に感じることができることに、大きくあるようです。

では、別のカード会社と比較するとどうなのでしょうか。

次に三井住友プラチナカードと比較します。

三井住友プラチナカード

三井住友カードは、日本で初めてVISAカードを発行したことで知られています。

VISAカードといえば三井住友カードだと思う人も少なからずいるはずです。

三井住友カードの中でプラチナカードにあたる、三井住友プラチナカードとアメックスプラチナカードにはどんな差があるのでしょうか。

	アメックスプラチナカード	三井住友プラチナカード
年会費（税抜き）	130,000円	50,000円　※Web明細で1,000円割引
家族カード	４人まで無料	無料　発行制限なし
キャッシング	なし	あり
ポイント	基本１％　加盟店によって２～１０％　有効期限：一度ポイント利用で無期限	0.5～1.3％　有効期限：４年
コンシェルジュ	あり	あり
サービス・特典	プラチナ・アクセス	セカンドオピニオン
	ファイン・ダイニング	VISAプラチナダイニング
	フリー・ステイ・ギフト	プラチナホテルズ
	センチュリオン・ラウンジ	VISAプラチナラベル
	デルタ・スカイクラブ　など	Relux優待 など
海外旅行傷害保険	自動付帯：最高5,000万円	自動付帯：最高１億円
	利用付帯：最高１億円	利用付帯：－
	傷害疾病治療費用：1,000万円	傷害疾病治療費用：500万円
	賠償責任：5,000万円	賠償責任：１億円
	通院保険金：－	通院保険金：－
	家族特約：あり	家族特約：あり
国内旅行傷害保険	自動付帯：最高5,000万円	自動付帯：最高１億円
	利用付帯：最高１億円	利用付帯：－
	入院日額：5,000円	入院日額：5,000円
	通院日額：2,000円	通院日額：2,000円
	手術：最高20万円	手術：最高20万円
	家族特約：あり	家族特約：あり
ショッピング・プロテクション	500万円 免責：１万円	500万円 免責：3,000円
キャンセル・プロテクション	最高補償額15～50万円	なし
リターン・プロテクション	年最高15万円まで	なし
対応電子マネー	QUICPay(スマートフォン・携帯電話などおサイフケータイ)	iD、PiTaPa
顔写真入りカード	なし	あり

三井住友プラチナカードの、年会費はアメックスプラチナカードの半分以下、旅行傷害保険の自動付帯で最高１億円もの補償を受けることができるのは魅力的です。

しかしキャンセル・プロテクションなど補償関係が充実し、ポイントの還元率もアメックスプラチナカードのほうが良いと言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

アメックスプラチナカードはインビテーションが届いて、その年会費の高さに驚き、インビテーションを受けないという人も多くいます。

しかし年会費が高額な分、海外での利用に強くその充実したサービスは、ほかのカードにはないほどの満足感と、ステータスを得られる１枚です。

アメックスプラチナカードを上手に利用することで、年会費以上のお得で優雅なラグジュアリー感満載のサービスを受けることができるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。