ローソンにセルフレジがあるって聞いたんですが、本当ですか?
「レジロボ」のことだね!本当だよ。
袋詰めもやってくれるから、すごく便利だったな!
えっ、もう試してきたんですか?
もちろん!じゃあ、今回は「レジロボ」の体験を紹介していくね!
日本の大手コンビニエンスストア「ローソン」は、2018年5月9日~6月8日までの期間限定で完全自動セルフレジ「レジロボ」の実証実験を始めました。
これまでにも2度「レジロボ」の実証実験が行われていましたが、
「セルフレジとどう違うの?」
と疑問に思っていませんか?
そんな方のために今回は「レジロボ」を採用している「ローソン晴海トリトンスクエア店」へ足を運んできました。
本記事ではレジロボの基本やレジロボを使う手順を紹介しているので、ぜひ読み進めてください。
この記事を読むことで将来、主流になっていく無人コンビニにいち早く対応できるようになるでしょう。
この記事の目次
知って得する「レジロボ」の基礎知識
「レジロボ」の体験レポートを紹介する前に、まずは「レジロボ」の基本を説明していきます。
レジロボって何?
レジロボとは、大手コンビニエンスストア「ローソン」と大手電機メーカー「パナソニック」が開発した次世代の全自動セルフレジのことです。
過去に2度、大阪で実証実験が行われ、最初の実験では電子タグ(RFID)が各商品に取り付けられていました。
今回、行っている都内の実証実験では、バーコードリーダーでお客さん自身が商品をスキャンしていく方式が取られていますが、将来的には電子タグを全商品に導入するようです。
電子タグがついていると、どんなメリットがあるんですか?
電子タグがついた商品はセルフレジで同時に読み取れるんだよ。
だから買い物カゴをセルフレジに置くだけで、すぐに支払い金額が表示されるんだ!
レジロボを使う2つの流れ
「レジロボ」で買い物を楽しむためには、以下2つの手順を踏む必要があります。
- 専用カゴ「スマートバスケット」で買い物をする
- セルフレジ「レジロボ」にスマートバスケットを置いて支払い
あらかじめ、レジロボの使い方を知っておけばスムーズにショッピングができるので、ぜひじっくり読んでください。
レジロボ専用カゴ「スマートバスケット」でスキャン
ローソンへ入店したら店内に置いてある、レジロボ専用の商品カゴ「スマートバスケット」を手に取りましょう。
スマートバスケットにはバーコードリーダーが搭載されており、これで商品のバーコードを読み取ることでショッピングができます。
「レジロボ」で支払い
買い物が終わったら、スマートバスケットをレジロボのカゴ置き場にセットしましょう。
レジロボで支払い方法を選択し、お会計をするとレジロボが自動で袋詰めをしてくれます。
スマートバスケットを片づけると、カゴ置き場から袋詰めされた商品が出てきます。
以上がレジロボを使う手順になります。
レジロボ対象外の商品
レジロボで購入できない商品がいくつかあるので、注意しておきましょう。
レジロボ対象外商品は、以下の13種類です。
- 医療品
- 新聞紙
- 雑誌/DVD
- 文庫本
- Loppi関連商品
- ギフトカード(iTunesカードなど)
- カタログギフト
- 切手/カード類
- 収納代行
- 取次サービス(コンサートチケットなど)
- ゆうぱっく
- POS予約
- 値引きシールがある商品
また前述したとおり、レジロボは買い物した商品を全自動で袋詰めしてくれます。
しかし、以下6種類のスマートバスケットに入らない商品はレジロボで購入できても自動袋詰めができないので、注意しましょう。
- 紙袋/A4ファイル
- 傘
- 2kg以上の氷
- 高さ320mmを超えるもの
- 合計重量が6kgを超えるもの
- 底面サイズがスマートバスケットより大きいもの
ローソン晴海トリトンスクエア店へのアクセス
今回は「レジロボ」を導入している「ローソン晴海トリトンスクエア店」に訪れました。
最寄駅は「都営地下鉄大江戸線・勝どき駅」になり、距離は徒歩約10分ほどです。
ここでは勝どき駅からローソン晴海トリトンスクエア店までのアクセスを詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてください。
勝どき駅・出口A2b
勝どき駅に着いたら出口A2bから出ましょう。
勝どき駅・地上
地上に出たら、交差点に向かって直進してください。
交差点まで向かったら横断歩道を渡らずに、左折しましょう。
左手にはコンビニの「ポプラ」があるので、その通りを直進してください。
横断歩道
しばらく進むと横断歩道があります。
横断歩道を渡って、そのまま直進してください。
晴海トリトンスクエアと橋
しばらく進むと、橋と晴海トリトンスクエアが見えてきます。
こちらに着いたら橋を渡らずに左折してください。
するとトリトンブリッジ(動く歩道)があるので、そちらへ行きましょう。
ちなみにトリトンブリッジの運転時間は、以下のとおりです。
7:00~23:00
▼土・日・祝祭日
11:00~23:00
深夜にローソン晴海トリトンスクエア店へ行きたい方は、橋を渡りましょう。
晴海トリトンスクエア正面
トリトンブリッジを降りると目の前に晴海トリトンスクエアがあります。
そのまま直進し、晴海トリトンスクエア正面にある大きなエスカーレーターに乗って、中に入りましょう。
晴海トリトンスクエア内部
晴海トリトンスクエアへ入ると、すぐ近くに案内カウンターがあります。
案内カウンターの左手にある通路(トリトン通り)を直進してください。
セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ
しばらく直進すると左手にセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ、右手にドラッグストア「トモズ」、成城石井があります。
このトモズと成城石井の間にある通路を直進してください。
神話の広場
通路を進むと広間がありました。
晴海トリトンスクエアの地図によると「神話の広場」という場所だそうです。
ローソン晴海トリトンスクエア店まで、もう少しです。
このまま、この広間を直進してください。
ローソン晴海トリトンスクエア店到着!
ローソン晴海トリトンスクエア店に到着しました。
さっそく、入店しましょう。
レジロボを実際に使ってみた!
ここでは、レジロボを実際に利用した様子を写真とともに詳しく紹介していきます。
スマートバスケットを使う
入店すると、すぐ右手に変わった見た目の買い物カゴがありました。
どうやら、これがレジロボ専用の買い物カゴ「スマートバスケット」のようです。
スマートバスケットにはバーコードリーダーが搭載されており、これで商品を読み取っていきます。
ちなみに重さは思ったよりも軽く、通常の買い物カゴとあまり変わりませんでした。
また入口付近の壁にはローソンが行っているもう一つの実証実験「ローソンスマホペイ」の壁紙が貼ってありました。
こちらのローソンでも無人決済システムである「ローソンスマホペイ」が導入されているようです。
ローソンスマホペイに興味がある方は、クレカッティ編集部が調査したローソンスマホペイでセルフ決済を体験してみた!10分で分かるローソンスマホペイの体験レポートをご覧ください。
商品バーコードのスキャン
スマートバスケットの使い方が分かったところで、さっそくショッピングです。
近くにあったスナック菓子をスキャンしてみました。
思いのほか、バーコードリーダーの反応がよく、一瞬でスキャンが完了。
スキャンが終わると、スマートバスケットの液晶画面にスキャンした商品の個数が表示されます。
バーコードがスキャンできれば、バーコードの方向がどこに向いていても問題ありません。
商品の返却
ショッピングを続ける私たちクレカッティ編集部でしたが、とある疑問が湧いてきました。
それは「どうやって商品の返却をすればいいのか分からない」という疑問です。
そこで近くにいた「レジロボ」の係に商品の返却方法を聞いてみました。
係によると商品返却の流れは、以下の3ステップです。
- スマートバスケットの返却ボタンを押す
- 返却ボタンが赤く光るので、もう一度返却したい商品をスキャンする
- 液晶画面にある商品の個数が減るのを確認し、商品棚に戻す
返却方法が分かったところで、さらにショッピングを続けていきます。
さまざまな商品のスキャン
ショッピングを楽しみながら、さまざまな商品を読み取ってみました。
タバコとお酒
まずはタバコとお酒をスキャンしてみたのですが、意外なことに商品カゴへ追加できました。
値引き商品
「レジロボ対象外の商品」で説明した値引き商品を読み取ってみました。
予想に反して、なぜかスキャン完了。
しかし店員によれば、これは値引き商品の割引はレジロボで反映されないため、あらかじめレジロボ対象外にしているようです。
そのまま値引き商品を購入してしまうと割引き前の価格を支払うことになるので、注意してください。
ギフトカード
今度はギフトカードをスキャンします。
前述したとおりレジロボ対象外のギフトカードは、やはり購入できませんでした。
傘
次に出入り口付近にあった傘を読み取ってみました。
スキャンは出来ましたが、上述したとおり傘はスマートバスケットに入らないため、「レジロボ」の自動袋詰めはできません。
ただし折りたたみ傘であれば、スマートバスケットに入るので、レジロボの自動袋詰めにも対応しています。
レジロボにスマートバスケットをセット
商品を選び終わった、私たちクレカッティ編集部はお会計をするために「レジロボ」へ向かいました。
レジロボの画面には
と表示されています。
どうやらレジロボの画面、左横にスマートバスケットをセットするようです。
カゴ置き場に書かれていた指示どおりにスマートバスケットを置くと、レジロボの画面が切り替わりました。
スマートバスケットのバーコードリーダー部分を前にして置きましょう。
商品リストの表示
先ほどの画面から進むと
というメッセージが表示されました。
今回はポイントカードを持っていなかったので「いいえ」をタップすると商品リストが開きます。
商品リストのページには
と書かれています。
内容を確認して間違いがなければ右下の「お会計」をタップしましょう。
お会計
次に支払い方法をの選択画面のページが表示されました。
支払い方法は以下2つから選びます。
- 現金払い
- クレジットカード払い
ポイントでも支払えますか?
いや、今はまだポイントによる支払いには対応していないんだ。
レジロボの液晶ディスプレイ右横には、電子マネーのカードリーダーも置かれています。
しかし残念なことにカードリーダーには
と書かれたステッカーが貼られていました。
通常であれば電子マネー決済も選べるようです。
「レジロボ」の自動袋詰め
今回は現金払いを選択し、画面をタップすると、左横に置いてあるスマートバスケットの商品が動きました。
どうやら、これはレジロボが自動袋詰めを行っているようです。
スマートバスケットの底部が開き、商品がレジロボの中へ下りていきます。
するとレジロボ内部に備え付けてあったレジ袋に商品が入り、再びスマートバスケットの底部が閉まりました。
店員によれば、このレジロボは衝撃を吸収する設計になっているので、卵やケーキなどを買った場合も問題ないそうです。
レジロボでお会計を済ませると、画面に
というメッセージが表示されました。
メッセージどおりスマートバスケットを手に取った瞬間、レジロボ内部から商品が上がってきます。
商品を持ち上げると画面は
というメッセージに切り替わっていました。
「写真だけではなく、動画でも見たい」という方は、以下のYouTubeをご覧ください。
※ 音が出るので気になる方は、あらかじめミュートに設定しておきましょう。
まとめ
今回は「ローソン晴海トリトンスクエア店」で実証実験として導入されている「レジロボ」の基本と体験レポートを紹介しました。
「レジロボ」は自分で商品を袋詰めする必要がないなど、通常のセルフレジよりもスムーズにショッピングができました。
このレジロボは今後も改良を重ね、2025年までにローソン全店舗への導入を目指しているようです。
その頃には、より便利に進化した「レジロボ」を体験できるのではないでしょうか。
この記事を参考に近い将来、主流になるであろう「無人コンビニ」にいち早く備えてくださいね。