タバコを吸うとムダ毛が濃くなる！？喫煙と体毛の関係とは？

ムダ毛に悩む喫煙女性は要注意！そのタバコが濃いムダ毛の原因に

厚生労働省の調査では、20～50代の女性の実に1割以上が喫煙習慣があることが判明しています。軽い気持ちで吸い始めたタバコも、毎日吸っていると習慣ができてしまったり、ニコチンに依存してしまって、いざやめたいと思ってもなかなかやめられないんですよね。

タバコと言えば、煙のニオイや口臭を嫌がる方が多いですが、その他にも女性の体に様々な悪影響があることはご存知でしょうか？タバコによる悪影響の中には、なんとムダ毛が濃くなるというものも。ここでは、タバコとムダ毛の関係性についてご説明します。

タバコは女性ホルモンを破壊する！？

タバコにはニコチンやタールなどの体にとって有害なものが多く含まれています。この有害物質が、女性ホルモンを分解してしまうことがわかっています。

女性ホルモンが減少するとさまざまなトラブルが…

女性ホルモンが分解され減少してしまうと、まず心配になるのが生理不順などの婦人科系トラブルです。きちんと生理が来ていても排卵が行われていない無排卵月経なども考えられるため、表面的にはトラブルがなくても要注意です。

また、女性ホルモンは子宮や卵巣の正常な働きを促す以外にも、うるおいとツヤのある肌を保ち、髪にハリやツヤを与える働きもしています。さらに、バストやヒップのふくらみやウエストのくびれなど、女性らしいボディラインを作るのも女性ホルモンの仕事です。

女性ホルモンが少なくなると、婦人科系疾患のリスクが高まり、美容面でもさまざまなトラブルが起こることをおぼえておきましょう。

タバコで体毛が濃くなる理由とは？

女性ホルモンがもたらす美容効果の中には、ムダ毛が濃くなるのを抑制するというものもあります。そして、男性ホルモンにはムダ毛を濃く太くさせる働きがあります。女性ホルモンが減少することでムダ毛を抑制することができなくなり、相対的に増えてしまった男性ホルモンがムダ毛を濃くしてしまうのです。喫煙習慣のある女性で、昔よりムダ毛が濃くなったと感じるのなら、それはタバコが原因の可能性が高いです。

体毛だけじゃない！ヒゲや顔の産毛も濃くなる

さらに怖いのが、鼻下やあごにヒゲが生えたり、顔の産毛がだんだん濃くなっていくことです。男性ホルモンによってムダ毛が濃くなるのは主に以下の3つの部分。

特に顔の場合、皮膚が弱いため頻繁にカミソリで処理していると肌が荒れてしまったり、ヒゲがどんどん太くなれば剃り跡が青くなって目だってしまうこともあります。

脱毛効果が出にくくなる可能性も…

すでに脱毛サロンや美容クリニックで脱毛をしている方もけっこういますよね。誰もができるだけ早くツルツルな肌になりたいと思うものですが、実はタバコを吸っていると脱毛効果が出にくくなりやすいんです。

ムダ毛の生える周期はホルモンバランスによって左右されています。そのため、タバコによってホルモンバランスが乱れると毛周期にバラつきが出て脱毛効果を十分に得られなかったり、ムダ毛が濃く太くなることで毛根が発達しなかなか効果が出にくくなってしまうのです。

これってタバコのせいなの？

タバコはすっぱりやめるのがベター！

ムダ毛が濃くなると処理の回数が増えて面倒になるし、何より見た目が悪くなってしまいます。また、今までよりも自己処理の回数が増えることで肌荒れを起こしやすくなったり、埋没毛などのトラブルも頻繁に起こるようになります。ムダ毛のないツルツルな肌を目指すなら、健康にも美容にも百害あって一利なしなタバコはすっぱりやめてしまいましょう。依存性のあるものは「ちょっとずつやめよう」と思っても、すっぱりやめない限りは依存状態が続いてしまいます。禁煙を成功させるためにはすっぱりやめるのが一番の近道です。

タバコを止めると呼吸がしやすくなったり、以前よりもご飯がおしく感じられるようになるなど、色々なうれしい効果もあります。この記事を見て「タバコって美容に悪いんだな」と思ったら、がんばって禁煙してみましょう。