この間、サイゼリヤに行ったんですけど、クレジットカードが使えなくて驚きました!
そうだよね。でも、クレジットカードで支払えないのにはちゃんと理由があるんだよ。
どうしてなんですか?
じゃあ、詳しく教えるね!
リーズナブルな価格でイタリアン料理が楽しめる「サイゼリヤ」。普段から頻繁に利用されている方も大勢いらっしゃるでしょう。
しかしサイゼリヤはクレジットカード決済に対応していません。
と不思議に感じる人も少なからずいるはずです。
そこで今回はなぜサイゼリヤでクレジットカードが使えないのか、今後対応する予定はあるのか、などサイゼリヤのカード事情について紹介していきます。
合わせて昨今の高まるキャッシュレス化の流れから見たファミレスの今後についても考えてみましょう。
この記事を読むことで、来るキャッシュレス社会にいち早く対応できるようになるでしょう。
この記事の目次
サイゼリヤとは?
サイゼリヤはイタリアン料理、ワインをリーズナブルな価格で提供するファミリーレストランです。
次の3つのこだわりが高く評価され、多くの人たちから愛されています。
- 飽きのこないおいしさ
- リーズナブルな価格設定
- 厳選された食材
安くておいしいイタリアン料理を楽しみたい人たちにとって、サイゼリヤはマストなお店の1つですよね。
それではサイゼリヤのクレジットカード事情について話を詳しく進めていきましょう。
基本的にクレジットカード払いを受け付けていない
現状サイゼリヤはクレジットカード払い、及び電子マネーでの決済に対応していません。
詳しくは下表を見て下さい。
サイゼリヤで使用可能なクレジットカード | なし(クレジットカードは利用不可) |
---|---|
サイゼリヤでおすすめのクレジットカード | なし(クレジットカードは利用不可) |
使用可能な電子マネー | なし(電子マネーは利用不可) |
おすすめの電子マネー | なし(電子マネーは利用不可) |
商品券・ギフトカード | 利用不可 |
お得なポイント | なし |
このように、クレジットカードに対応していないだけでなく、商品券やギフトカードも利用不可。
また最近では導入する店舗が増えているポイントプログラムも用意されていません。
つまりサイゼリヤは実質現金払いでしか利用できないお店ということになってしまいます。
例えば電子マネーに対応しているのなら、電子マネーチャージでポイントが貯まるクレジットカードを使うことで実質クレジットカード払いができます。
しかし各種電子マネーにも対応していないサイゼリヤはこういった方法も取れません。
ファミレスでお得に使えるジェフグルメカードにも対応していないのは少々つらいところです。
サイゼリヤでクレジットカードが利用できない理由は?
どうしてサイゼリヤでカードが使えないんですか?
理由としてはクレジットカード決済手数料など余計なコストを避けるため、というのが考えられるんだ。
クレジットカードや電子マネーはお店が加盟店手数料を支払わなくてはなりません。
また専用の決済用端末の導入など初期費用も必要です。
モバイル決済は3%~4%前後、クレジットカードは4%~7%前後の決済手数料が取られることを考えると、お店側の負担がかなり大きいですね。
サイゼリヤのコンセプトは「安くておいしいイタリアン」です。
余計なコストがかかってしまうとリーズナブルな価格で提供できない可能性が出てきます。
お店側としても、私たちユーザー側からしても避けたい事態ですよね。安くないサイゼリヤは魅力半減どころの話ではありません。
以上の点から、現状サイゼリヤはクレジットカードや電子マネーの支払いに対応していません。
駅ナカやショッピングモール内の一部店舗で利用可能
原則クレジットカード払い、電子マネー払いに対応していないサイゼリヤですが、店舗によっては使えることもあります。
例えば駅ナカの店舗や、イオンモールなどのショッピングモール内に出店しているサイゼリヤで使える場合があるのです。
具体的には…
▼イオンモール:WAONやイオンカードに対応
といったケースが挙げられます。
サイゼリヤの入っている施設そのものの方針でクレジットカード利用に対応しているケースですね。
一例として次の10店舗が挙げられます。
- 八王子東急スクエア店
- 堺筋本町店
- 田町駅東口八千代橋店
- LABI1高崎店
- アトレヴィ秋葉原店
- 渋谷宮益坂上店
- 北巽店
- セレオ相模原店
- 和歌山駅MIO店
- イオンモール富谷店
駅ナカや大型商業施設のサイゼリヤはクレジットカードが使える可能性があります。
とはいえ上記店舗のうち一部の店舗でしか使えないので「もしかすると使えるかも?」くらいの気持ちで行ってみた方が良いでしょう。
サイゼリヤとは対照的な「ギャザリングテーブルパントリー」
GATHERING TABLE PANTRY(ギャザリングテーブルパントリー) はロイヤルホールディングスが営業を開始した「完全キャッシュレス・レストラン」です。
クレジットカード、電子マネーでのみ支払いができる、まさに次世代のレストランとなっています。
メニューはイタリアンが中心となり、サイゼリヤと同様、基本的に単品を注文する方式。
リーズナブルな価格帯になっているので手軽においしいイタリアンやワインが楽しめます。
パントリーは注文まで次世代に徹底していて、iPadからオーダーします。
支払いもテーブルでクレジットカードや電子マネーを使ってパパっと完了。
まさに「次世代」を実感させられる、新しい形のレストランとして注目です。
現金のみにこだわり続けるサイゼリヤと、キャッシュレスにこだわるパントリー。
これからの社会のニーズにマッチするのは果たしてどちらなのか、目が離せませんね。
ちなみにギャザリングテーブルパントリーには私が実際に行ってどんな感じなのか確認してきました。
こちらのページで詳しくレビューしていますので参考にして下さい。
今後ファミレスはキャッシュレス化が進むのか?
日本政府は2020年に開催される東京オリンピックに向けて電子決済の普及を進めていく方針を打ち立てています。
もちろん、この流れは当然ファミレスにも影響を与えると予想されます。
今後ファミレスはキャッシュレス化が進み、クレジットカードや電子マネーに対応する店舗が増えると考えて間違いないでしょう。
とはいえ日本はまだまだ現金主義が根強くあります。
上記したギャザリングテーブルパントリーのような完全キャッシュレス店舗は「まだ早い」と感じられる部分が大きいです。
それでも徐々にキャッシュレス化が広まっているのも事実です。
サイゼリヤのように「現金のみ対応」というのも厳しくなってくるでしょう。
実際に多くの人が「なんでサイゼリヤはカード決済に対応していないの?」と疑問に思っているのも大きな証拠ですよね。
Apple Payをはじめとしたモバイル決済も盛り上がってきているので、普段からあまり多くの現金を持ち歩かない人たちが随分と増えています。
そういう方たちが
と思うのも仕方がありません。
最も有力視されるのは「現金+カード決済」に対応するお店です。例えば全国最大規模のファミリーレストラン「ガスト」はこのスタイルですよね。
これなら現金派、カード派とほとんどの人たちに対応できます。
ファミレスをはじめとした各店舗のキャッシュレス化は今後ますます進行していくでしょう。
しかし完全キャッシュレス化はまだまだ先の話になりそうですね。
以下の記事では、これから世界的に主流となるキャッシュレスを詳しく解説しているので、気になっている方はご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はサイゼリヤのクレジットカード事情について紹介してきました。ポイントを3つおさらいしましょう。
- サイゼリヤはクレジットカード払いに対応していない
- 電子マネーの利用も不可
- 一部店舗はカード払いができることもある
現段階ではサイゼリアは現金払いでしか利用できません。
今後カード払いや電子マネー決済などに対応する可能性はゼロではないので今後の動向に注目しておきましょう。