イギリスってキャッシュレス化が進んでるって聞いたんですけど、本当ですか?
そうだね、イギリスはカードでの支払いが一般的。店舗によっては現金を受け付けていないところもあるくらいだよ。
じゃあイギリスに行くときはクレジットカードが必須ですね。
現金で受け付けてくれる場合もあるけど、あまり歓迎されない。クレジットカードより割高で請求される可能性もあるんだ。
ますますクレジットカードの必要性を感じてきました。
これからイギリスに赴任・滞在・旅行する方もいらっしゃるでしょう。
海外に出かけるとき気になるのが「お金や支払い」に関することです。生活していく上でお金は必要不可欠。
「どんなカードが使えるの?」
といった悩みを抱えている人も少なからずいるはずです。
そこで今回はイギリスのクレジットカード事情を中心に、どのようなカードを持っていくべきなのかを詳しく紹介していきます。
今回の記事を読むことで、イギリスのクレジットカード事情に詳しくなり、スムーズに支払いができるようになるでしょう。
この記事の目次
キャッシュレス化が進むイギリス
イギリスはキャッシュレス化が進んでいて、カードでの支払いが一般的となっています。
まずはカード社会化が進むイギリスの支払い事情について紹介しましょう。
発行されているカードの半数がデビットカード
カード社会と聞くとクレジットカードがメインなのかと思いきや、イギリスではデビットカードの方が広く普及しています。
日本でカードといえばクレジットカードを指すことが多いですが、イギリスではデビットカードのことを意味することが大半。
イギリスで発行されるカードの半分はデビットカードで、約5,110万枚。
成人の96%が所持している、ほぼ1人1枚所有する計算となります。
なぜデビットカードが主流になのか?
イギリスは昔から「小切手」の文化がありました。
高額な支払いや遠くにいる相手に支払う際に現金そのものを移動させると盗難などのリスクがあるため、定着したと考えられます。
小切手の利用方法は以下のとおりです。
- 銀行が顧客に対して小切手を発行し、顧客がそれに金額を書く
- 小切手を受け取った人は銀行に出向く
- 現金を自分の預金口座に預け入れてもらう、またはその場で支払ってもらう
- 後日、小切手で支払った人の銀行口座から記載された金額が引き落としされる
という流れです。
もし引き落とし金額分の残高がなかった場合は「不渡り」となり、一時的に銀行に借金する形となってしまいます。
こういった事態を避けるためにも、銀行は本当に信頼できる顧客にしか小切手を発行しません。
小切手のポイントをまとめると…
- 現金で支払う必要がない
- 預金口座から引き落としされる
- 信頼された人しか小切手を発行してもらえない
の3つになります。
こうして見てみると、デビットカードとほぼ同じ仕組みですよね。
小切手文化のあったイギリス人にとってデビットカードはすんなりと移行できるカード決済方法だった、というわけです。
日本よりも物価が高い!
イギリスは世界的に見ても物価の高い国だと言われています。
特にロンドンは世界48都市で最も物価が高いとされます。
物価が高いということはそれだけ支払う金額が大きくなる、ということ。
現金を持ち歩く額が大きくなってしまいます。
盗難対策としてカード社会が進行していると考えればごく自然な流れと言えますよね。
ICチップが入っていないカードはほぼ使えない?
イギリスのクレジットカード決済は原則「暗証番号(PIN)」になります。
そのためICチップ非搭載のクレジットカードは利用できない可能性が高いです。
ICチップが搭載されているクレジットカードはカード表面に金色の小さな四角があるので確認してみてください。
ほとんどのカード会社がICチップ搭載クレジットカード大手の交換に対応しています。
無料で交換してもらえるので、もし持っていないならカード会社に連絡しましょう。
どの国際ブランドを持っていくのが安心?
デビットカードが広く普及しているとはいえ、クレジットカード加盟店も沢山あるので安心してください。
イギリスで加盟店の多い国際ブランドは
- VISA
- MasterCard
の2つになります。
日本でも定番のブランドですね。
どちらか、あるいは両方を持っていけば大丈夫です。
カードを持っていったほうが良い5つの理由
イギリスに行く前にクレジットカードを作っておいて、それを持っていくことを強くおすすめします。
なぜカードを持っていった方が良いのか、その5つの理由について解説していきましょう。
デポジット(保証金)が便利に支払える
ホテルやレンタカーなどをデポジットが必要となるシーンがあります。
このとき現金でデポジットを支払うと、より多くの金額が請求されることがあります。
店舗によっては、そもそも受け付けてもらえないことも。
クレジットカードはカード会社の審査をクリアした人だけが持てるアイテムです。
信用に足る人物だと判断する材料となっています。
カードは支払いに使えるだけでなく、身分証明書的な意味合いも含まれているので、デポジットで大きな効力を発揮します。
海外旅行傷害保険が付帯されている
各カードによって付帯条件や保険金額が異なりますが、海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードが沢山あります。
旅行中にケガや病気になると病院にかからなくてはなりませんが、この時にかかる費用は膨大なものとなってしまいます。
医療保険が適用されないため、日本と同じ感覚で病院に行くと想像以上の金額が請求されることに。
このような「万が一」に備えるために海外旅行傷害保険が必要です。
クレジットカードを持っていない方は空港などで販売されている海外旅行傷害保険に加入するのが一般的です。
しかしコストパフォーマンスは決して良くありません。
支払いや身分証として使えるクレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯されているなら、わざわざ別途加入する必要はありませんよね。
こういった手軽さもカードを持っていく大きな理由の1つです。
現金払い不可のお店がある!?
キャッシュレス化が進むイギリスでは現金払いに対応していない、カード決済のみの店舗が増えています。
もちろんほとんどのお店は現金払いに対応しているのですが、あまり喜ばれていないのが現状です。
- 強盗など防犯面
- 小銭の用意
- レジの混雑
といった観点から見ると、現金払いが嫌がられるのも納得できる部分があります。
盗難・紛失に遭っても安心
クレジットカードは盗難・紛失保証がついています。
万が一盗まれて第三者に不正利用されてしまっても、損害を補償してもらえるので心強いですね。
キャッシングができる
イギリス滞在中に手持ちの現金がなくなってしまうかもしれません。
そんな時はクレジットカードの「海外キャッシング」を利用しましょう。
ATMから現地通貨を直接引き出すことができます。
キャッシング分の金額は引き出した当日の為替レートで後日請求される形となります。
カード使用時に注意したい2点
次は実際にクレジットカードを使うときに注意しておきたいポイントを2つ紹介します。
スキミングに要注意
上記したようにイギリスはICチップクレジットカードでなければ利用できないことが多いです。
その理由としてスキミングをはじめとした不正利用が挙げられます。
スキミングはカードの情報を盗み取る手法で、従来の磁気ストライプタイプのクレジットカードで被害を受けやすい傾向にありました。
しかしICチップのクレジットカードはそう簡単にカード情報を盗み取れない仕組みになっています。
なので比較的安心ではありますが…「絶対に安心!」というわけではありません。
- カード挿入口に不審な機器が取り付けられていないか
- 暗証番号入力の手元を見られないようにする
- 店員にクレジットカードを預けて会計しない
といった部分に気を配っておきましょう。
日本円ではなくポンドで支払う!
イギリスでカード決済すると「ポンドで払うか、円で払うか」と尋ねられます。
感覚的に「円の方がいいのかな?」となりますが、そこはポンドで支払うようにしましょう。
カードの決済レートは各店舗ごとに設定されていることが多く、具体的な割合が不明です。
尋ねても教えてもらえないでしょう。
ほとんどのお店は適切なレートで計算しますが、なかには不当な金額を請求するお店と出会ってしまう可能性があります。
ポンドで支払った場合、カード会社が為替レートに合わせて日本円での請求額を決定します。
そのため、少なくとも損をすることはありません。
イギリスで活躍する、おすすめのカード3選
イギリスに持っていくクレジットカードの条件を考えると次の3つをクリアしているものが望ましいです。
- ICチップが入っている
- 海外旅行傷害保険がある
- 海外でお得に使えるサービスが充実
これらの条件を満たしているおすすめのクレジットカードを3枚紹介しましょう。
三井住友カードクラシック
国際ブランドVISAが使える三井住友カードクラシックはイギリスでの利用に適した1枚です。
年会費は初年度無料、2年目以降は1,350円(税込)ですが、マイペイすリボ登録+カード利用で翌年度の年会費が無料になります。
ICチップ搭載!顔写真入りにも対応!
ICチップ搭載で、希望すれば写真入りICカードを選ぶこともできます。
写真入りICカードはカード紛失・盗難時の不正利用の防止に効果的です。
海外旅行傷害保険が利用付帯
海外旅行傷害保険が最高2,000万円用意されています。
ただし利用付帯となるため、事前に旅費などをクレジット決済しておく必要あり。
また年間100万円までのショッピング保証も用意されています。
トラベルサービスでお得に!
三井住友カードクラシックにはトラベルサービスが用意されていて、これらをうまく活用できれば旅費を安く済ませられます。
特に注目したいのは次の3つです。
- 海外宿泊、航空券予約の「エアライン&ホテルデスク」
- 最大5%引きのパッケージツアー「VJトラベルデスク」
- 往復航空券+宿泊をセットで予約できる「エア&ホテルダイナミックパッケージ」
すべて三井住友カード会員限定の優待価格で利用可能です。
その他の特典も盛りだくさん
これらの他にも
- 空港ラウンジサービス
- 海外レンタカー優待
- 外資宅配サービス
- 海外おみやげ品宅配サービス
といった海外向けの特典も用意されています。
まとめ
三井住友カードクラシックの注目ポイントをまとめると次のようになります。
- ICチップ、顔写真入りカードが作れる
- 最大2,000万円の海外旅行傷害保険
- 各種トラベルサービスでお得になる
年会費実質無料で使えるクレジットカードで、海外旅行傷害保険が2,000万円用意されているのは心強いですね。
また顔写真入りのクレジットカードを希望すれば、より強固なセキュリティが期待できるのも魅力的です。
極力年会費は抑えつつ、安心第一でカードを使いたい!という方にぴったりな1枚ですね。
エポスカード
同じく国際ブランドVISAに対応するエポスカードもイギリスで活躍してくれるクレジットカードです。
年会費永年無料になっているため、コストを気にすることなく使い続けられるのが大きな魅力となっています。
ICチップに対応!
エポスカードは現在ICチップに対応したカードを発行しています。
もしICチップ非搭載のカードをすでに持っている人は、マイページからICチップ対応カードへの切替手続きができます。
到着までに1週間前後の時間が必要になるので、出発前にゆとりを持って申し込むようにしておきましょう。
海外旅行傷害保険が自動付帯!
エポスカードがイチオシな最大の理由が「海外旅行傷害保険が自動付帯される」ということです。
年会費無料のクレジットカードにもかかわらず、死亡後遺障害最高500万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されるのはかなりの太っ腹。
また利用頻度の高い障害治療保険が200万円、疾病治療保険が270万円と充実しているのも高評価。
自動付帯なので他カードの海外旅行保険(死亡後遺障害以外)と組み合わせることが可能です。
またショッピング保険が最高50万円用意されています。
海外サポートデスクが便利
海外の各拠点に用意されているエポスカードの海外サポートデスクが優秀です。
特に「レストラン事前web予約サービス」が抜群に使いやすい!
旅行出発前からWEB上でレストランの事前予約ができます。もちろん日本語でOK。
手配手数料なども気にする必要もありません。
まとめ
エポスカードの注目ポイントをまとめると次の3つが挙げられます。
- ICチップに対応しているのでイギリスで使える
- 自動付帯の海外旅行傷害保険を用意
- 日本語OKの海外サポートデスク
優待特典の内容よりも自動付帯される海外旅行保険が魅力的なので、サブカードとして持って行くのに最適ですね。
楽天プレミアムカード
楽天カードの上位版に当たる楽天プレミアムカードは海外旅行でお得になる特典がたっぷりと用意されています。
対応ブランドはVISA、MasterCard、JCBのいずれかを選択可能です。
イギリスに持って行くならVISAまたはMasterCardのどちらかを選ぶば大丈夫でしょう。
年会費が10,800円(税込)と少々値は張りますが、プレミアムカードならではの特典の数々で十分元が取れます。
ICカードにもちろん対応
楽天プレミアムカードもまたICカード対応のクレジットカードです。
イギリスでの支払いに問題なく利用可能となっています。
海外旅行保険は自動付帯と利用付帯のダブル
楽天プレミアムカードは自動付帯と利用付帯の海外旅行保険が用意されています。
自動付帯分は最高4,000万円、利用付帯分は最高1,000万円、合計で最高5,000万円の保険金となります。
傷害治療、疾病治療がそれぞれ300万円ずつ用意されているのが好ポイント。
海外で利用頻度の高いものはこれらなので、重要視するべきです。
ショッピング保険が最高300万円用意されています。
海外特典が魅力
楽天プレミアムカードはプライオリティパス会員に無料でなれます。これで世界中の主要空港・都市にある会員限定ラウンジが無料で利用できます。
また海外アシスタンスサービスを用意していて、緊急事態の相談を日本語で24時間年中無休で対応してくれます。
ケガや病気の時に日本語で相談できるのは心強いものです。
まとめ
楽天プレミアムカードの注目ポイントまとめると次の3つになります。
- ICチップ対応
- 自動付帯と利用付帯の海外旅行保険あり
- プライオリティパスなど海外特典を用意
年会費が多少必要にはなってきますが、国内利用にも強力なカードとなっているので、メインカードとして強い味方になるでしょう。
もっと快適に楽しむために覚えておきたいイギリスの一般常識
イギリスでの一般常識やマナーを理解しておくと、渡英してから快適な生活を送る手助けとなってくれるでしょう。
そこでここからはイギリスに出かけるなら、ぜひ覚えておきたいことを12項目に分けて紹介します。
イギリスはチップ発祥の国!
私たち日本人が海外に出かけた時に戸惑いがちな「チップ制度」。
チップ制度はイギリスが発祥です。つまりチップについてある程度理解しておく必要があります。
チップが必要な場所・場面、具体的にどれくらいの金額を支払えばよいのかを見てみましょう。
チップが必要な場所は?
覚えておきたいチップが必要だとされる場所は次の3つが挙げられます。
- 高級なホテル
- タクシー
- サービス料が含まれていないレストラン
具体的な金額を紹介します。
ホテル
ホテルでチップを渡すのは
- ドアマン
- ポーター
- ルームサービス
といった人たちになります。相場は1~2ポンド。
お世話になったと思ったら少し多めに2~3ポンド渡してあげると喜ばれます。
ちなみにルームサービスはチップを渡しても渡さなくてもどちらでも良いのですが、払った方が何かとスムーズですね。
タクシー
イギリスのタクシーはチップが必須ではありません。
基本的には不要なのですが、お釣りをチップとして渡すケースが多いので覚えておきましょう。
例えばタクシー代が11.30ポンドなら12ポンド渡して0.30ポンド分のチップを払う、といった具合。
渡すときは
「Thank you!」
と一言添えておけば「チップをもらったんだな」と理解してもらえます。
レストランやカフェなど
基本的にファストフード店やカフェチェーン店などはチップ不要です。
レストランやカフェで「service charge(サービス料)」込みで料金を支払わなくてはならない事があります。
これはレシートを見れば一目瞭然です。
お店によってはメニュー表に
と明記されています。
レシートにservice chargeと書かれていた場合は「チップ代込みで支払ってもらった」になるので、別途チップを支払う必要はありません。
もしservice chargeが明確でない場合は、飲食代金の10%~12%くらいをチップとして支払うのが一般的です。
例えば40ポンドの食事を楽しんだら、4~5ポンドくらいのチップを渡せば十分でしょう。
チップが不要な場所は?
チップが必要そうで不要な場面も沢山あります。
例えば次の3点が挙げられます。
- サービス料が含まれたレストラン
- カウンター越しに注文するパブやカフェ
- ゲストハウス・B&B
それぞれ内容を見てみましょう。
サービス料が含まれたレストラン
上記したように、service chargeが求められるレストランではチップの支払いが不要です。
チップ込みの料金になっています。
カウンター越しに注文するパブやカフェ
何となくチップが必要なイメージがありますがイギリスでは不要です。
テーブルについて長時間居座るような飲み屋さんではチップが必要になる場合がありますが、カウンター越しは基本的にいらないと覚えておいてください。
ゲストハウスやB&B
B&Bは「ベッド&ブレックファスト」のことで、イギリスでは割と一般的。
宿泊と朝食のセットを低価格で提供しています。
これらはチップ不要です。
運転手になるのは世界一難しい?イギリスのタクシー事情
移動手段のメインとなるタクシー。イギリスのタクシー事情はどのようなものかを見ていきます。
本当は異なる部分が多少あるのできちんと押さえておきましょう。
イギリスには3種類のタクシーがある
イギリスには大きく分けて3つのタクシーがあります。
- ブラックキャブ
- ミニキャブ
- 白タクシー
ブラックキャブは世界で最も運転手になるのが難しいと言われている、最高峰のタクシーです。
高難度な試験を何年もかけて、ようやくクリアした人だけが運転手として活躍できます。
知りませんでした!でも、料金が高いんじゃないですか?
確かに、それだけに料金は高いね。
でもサービスは最高で、例えば地図がなくても目的地まで連れていってくれるんだよ。
観光の一環として一度体験してみるのも良いですね。
ミニキャブは外見は普通の乗用車ですが、専用のライセンスを取得したタクシー業務を行っています。
比較的リーズナブルに利用できますが、流しがいないので電話での予約が必要です。
流しのタクシーが認められているのはブラックキャブのみ。
以前までは怪しいところも多かったのですが、ライセンス制になったことで安心して利用できるようになっています。
最後に白タクシーですが、こちらは無許可で営業しているタクシー。
料金が安いのですが、何かとトラブルが多いので避けたほうが無難です。
世界一難しいと評される「ナレッジ試験」
上記したように、ブラックキャブの運転手になるためには高難度な試験をパスする必要があります。
その試験名が「ナレッジ試験」で、世界一難しい試験とも呼ばれています。
これをクリアした運転手だからこそブラックキャブが世界的にも高く評価されているのです。
納得ですね。
タクシーに乗る流れ
タクシーに乗る方法は次の3つがあります。
- タクシー乗り場
- 流しのタクシーを拾う
- 予約する
最も利用シーンが多いのはタクシー乗り場でしょう。
普通に乗り込んで行き先を告げればOK。
流しのタクシーを止める場合は、日本と同じように手を挙げましょう。
フロントガラスに「For Hire」と書かれていれば空車です。
予約する際は電話やスマホアプリなどを利用しましょう。
英会話に自信のない方はホテルのフロントに頼んで予約してもらえば安心ですね。
イギリスのタクシーは基本的に自動ドアではないため、自分で開閉しなくてはなりません。
上記したように、道で乗客を拾って良いのはブラックキャブだけ。
安全な旅行・滞在のためにも、運転手側から声をかけてきても乗らないように注意しておきましょう。
ライセンスナンバーを控えておこう
タクシーには、それぞれライセンスナンバーが設定されています。
万が一の時に備えてライセンスナンバーを控えておくことをおすすめします。
例えば不正な料金の請求だったり、わざと遠回りしたり…といったトラブル時に効果を発揮してくれます。
便利に使える3つの配車アプリを活用する
今や世界中で定番になりつつある配車アプリ。
スマートフォンから手軽にタクシーを手配できる便利なサービスです。
イギリスでは
- Uber(ウーバー)
- Gett(ゲット)
- myTaxi(マイタクシー)
の3つの配車アプリが使えます。
ただしロンドンではUberが営業停止になっています。
Uberに関してはロンドン以外で利用可能です。
いずれもクレジットカードを登録して、タクシー代の支払いはすべてオンライン決済。
またアプリ上で発着場所が指定できるので英会話が苦手な方でもスムーズに乗車できるでしょう。
アプリごとにドライバーの評価機能がついているので、悪質ドライバーをすぐに見分けられるのも好ポイントですね。
ぜひ手軽に活用してみてください。
地下鉄やバスはオイスターカードが便利
オイスターカードを簡単に説明すると「ロンドンで走っている公共交通機関ほぼ全部に使えるICカード」です。
例えば
・地下鉄
・バス
・路面電車
・テムズ川の高速船
といった公共交通機関で利用可能です。
オイスターカードはロンドン市内の地下鉄駅やNR駅で入手可能です。
購入時に3~5ポンドの保証金が必要。
これに必要な金額をチャージして利用できます。
日本でいうSuicaなどの交通系ICカードと似たサービスだと考えると分かりやすいかもしれません。
オイスターカードを使うと現金で切符購入よりも割引が適用されます。
かなりお得になるのでロンドン観光や滞在では必携レベルです。
パブやクラブでは身分証が必要になる
パブやクラブなどお酒を提供しているお店では身分証明書の提示が求められます。
特に日本人は若く見られがちなので必ず携帯しておきましょう。
ちなみに地元のスーパーなどでお酒を買う際も身分証を求められる場合が多いです。
人とぶつかったときは必ず謝る
日本でも当然のマナーなのですが、イギリス人は何かと「sorry」と口癖のように言うのが文化となっています。
ぶつかった時以外にも、何か少しでも迷惑をかけたと思ったらとりあえず「sorry」と口にするように心がけましょう。
人と目が合ったら笑顔を見せる
日本だとあまりピンとこないかもしれませんが、イギリスではマナーの1つとなっています。
ニコッとほほ笑む練習を。
手の甲を向けたピースサインを絶対にしない
いわゆる「裏ピース」と呼ばれるものです。
相手に喧嘩を売っているハンドジェスチャーなのでやらないように。
食事中の人の前を横切って調味料を取らない
ついついやってしまいがちなので注意を。
調味料が必要になったときは、食事中の人の前を横切って調味料を取るのではなく、声をかけて取ってもらうようにしましょう。
これがマナーなので声をかけられた人は快く対応してくれます。
これをせずに横切って調味料を取ってしまうと礼儀知らずだと思われてしまうので、注意しましょう。
ドアを開けたら後ろの人を待つ
英国紳士のイメージですよね。日本でも心がけていらっしゃる方も大勢見受けられます。
とにかく他人に親切に!
他人がドアを開けて待っていてくれたら「thank you」とお礼を言いましょう。
鼻をすすらない
日本だと他人の目の前で鼻をかむのが嫌われる傾向にありますが、イギリスでは鼻をかむのは全く問題なし。
むしろ鼻をすするのがマナー違反です。
鼻水が出たときは鼻をすすって耐えるのではなく、さっさと鼻をかむようにしましょう。
レディファーストを心がける
上記したように英国紳士の立ち回りが好まれます。
常にレディファーストを意識しましょう。
お店に入ったら挨拶をする
お店やレストランに入ったときスタッフに向けて「hi」「hello」と挨拶をしましょう。
まとめ
ということで今回はイギリスのクレジットカード事情について紹介してきました。
ポイントをおさらいしましょう。
- イギリスはキャッシュレス社会でデビットカードが普及している
- VISAやMasterCardに対応するクレジットカード加盟店が多い
- 安心して滞在するためにもクレジットカードを持って行きたい
の3点は特に覚えておきましょう。
今回の記事を読んでイギリスでの支払いの不安が解消されたはずです。
日本にいるうちに適切なカードを準備しておいて、持っていくようにしましょう。
渡英前にもう一度内容をよく読んで、快適なイギリスライフを送れるよう祈っています。