今度ミュージカルを見に行こうと思っているんですけど、ネットでチケットを取りたくても、クレジット決済がメインになってしまって。
クレジットカードを利用することに抵抗がある人にピッタリの決済方法ってないのでしょうか?
ちょコムeマネーって知っているかい?
チケットぴあなどで利用できる電子マネーですか?
名前は聞いたことはありますが、どんな電子マネーなのか仕組みもよくわからないです。
クレジット決済をせずに、チケットやショッピングを楽しみたい人におすすめのネット専用電子マネーなんだ。詳しく説明するよ。
ぜひお願いします。
ネット専用のプリペイド型電子マネーであるちょコムeマネー。
ネットでチケットを購入するのに便利ですが、
「ちょコムeマネーってなんなの?」
と、詳しくは知らない方も多いです。
そこで今回は、「ちょコムeマネー」の手数料・チャージ方法・支払い方法など詳しくお話します。
これを読めば簡単に、そしてお得にネットでチケットの購入ができるので、ぜひ読み進めてくださいね。
この記事の目次
ちょコムeマネーとは何だろうか?
ちょコムeマネーは、NTTの子会社であるNTTスマートトレードが提供するネット上で買い物するときに使える電子マネーです。
電子マネーはお金ですが現金ではありません。
これは、海外旅行で現地通貨に換金するのと似ていて、アメリカに行ったら日本のお金(円)で買い物はできませんよね。必ずドル(アメリカのお金)に換金する必要があります。ちょコムeマネーも同様で、現金をちょコムeマネーにチャージ(換金)します。
ちょコムeマネーとは、持っているお金をチャージし、チャージした金額の範囲内でネットショッピングができる電子マネーのことなのです。
ちょコムeマネーは「ちょコム貯金箱」で管理する
ちょコムeマネーは電子マネーですが、その電子マネーを入れておくお財布のようなものが「ちょコム貯金箱」です。
ちょコムeマネーはちょコムの公式サイトで会員登録をすると、「ちょコム貯金箱」が開設されます。チャージしたちょコムeマネーはこの貯金箱で残高が確認できます。
ちょコムeマネーを使えば残高はその分減り、チャージすれば増えます。ちょコムeマネーで買い物するときは、いったんちょコム貯金箱の残高を確認してからの方がいいですね。
ちょコムeマネーは未成年も利用可能
ちょコムeマネーはコンビニのLoppiやfamiポートを使ってチャージができるので、未成年でも利用できるのが特徴。未成年に限らず、クレジットカードやデビットカードを持っていない人でも使えるということです。
さらには、ネットで決済するときにクレジットカードを使うのが心配な人にとってもちょコムeマネーは決済手段の選択肢になるでしょう。
どこで使えるの?ちょコムeマネーが使えるサイト
ちょコムeマネーの加盟店で使えるわけですが、ちょコムeマネーが使える代表的なサイトは次の通りです。
- チケットぴあ
- ローソンチケット
- HMV&BOOKS online
- goo
- Hatena
チケットの購入!「チケットぴあ」と「ローソンチケット」
チケットの販売サイトでメジャーな「チケットぴあ」やローソンチケットである「ローチケ」での利用ができます。それぞれの利用方法と注意点などを紹介します。
チケットぴあでの利用方法
チケットぴあでのちょコムeマネーの利用方法は簡単です。チケットぴあの会員登録情報の決済方法を「ちょコム」にするだけです。すると、チケット購入時に決済方法で「ちょコム支払い」を選択できるようになります。
チケットぴあの決済方法は、新規会員登録時でも、後からマイページで変更することもできます。
ローチケでの利用方法
チケットぴあ本質的には変わりません。ローチケで会員登録後にマイページでちょコムeマネー情報を登録すれば、チケット購入時のお支払い方法で「ちょコムeマネー決済」を選択してチケットを購入することができます。
ローチケファンクラブでも利用することが可能です。
「チケットぴあ」と「ローソンチケット」共通の注意点
チケットぴあやローチケで、ちょコムeマネーでチケットを購入するときに知っておくべきことをまとめておきます。
- 1回につき185円の支払い手数料がかかる(ちょコムeマネーより引き落とし)
- ちょコムeマネーの残高が不足している場合は、キャンセル扱いになる
- 先行発売などでプレリザーブの場合、チケット代は自動支払いになるので、残高が不足している場合はキャンセルになる
先行発売などでせっかく当選したチケットも、残高不足では自動キャンセルになってしまいます。
チケットをとる時には特に、残高不足には気をつけたいですね。
HMV&BOOKS online
HMV&BOOKSは、本、CD、DVDやアニメ、ゲームの販売を扱っているオンラインストアです。
旧称ローチケHMVという旧称の方が親しみがあるという人も多いかもしれませんね。
HMV&BOOKSでちょコムeマネーを利用するには、注文をするときにちょコムeマネーを選択します。その後、HMVからちょコム決済依頼がメールで送られてくるので、記載されているURLから決済画面へ進み手続きをします。
gooの有料コンテンツの支払い
gooは、NTTグループのNTTレゾナントが運営するポータルサイトです。誰しも1度は利用したことがあるのではないでしょうか。
gooの有料サービスやコンテンツの支払いに「ちょコムeマネー」が使えます。マイページで決済方法をちょコム決済へ登録するだけなので、手間もかかりません。
そして、有料コンテンツをちょコムeマネーで購入すると、購入額の2%相当のちょコムポイントが貯まります。
はてな(Hatena)
はてなブックマーク、はてなブログで有名なはてなで提供しているサービスの決済にちょコムeマネーが使えます。
はてなでは、はてなポイントでサイト内のサービスに支払う形式をとっていて、ちょコムeマネーは、このはてなポイントを購入することができます。
このほかに、ABCデジカメプリントや街コンジャパンなどでも利用することができます。
ちょコムeマネーが余っても問題なし!ちょコムeマネーと交換できるもの
ちょコムeマネーにチャージをしたけど、全額使い切らずに残ってしまった場合、そのままにしておくのはもったいありません。ちょコムeマネーには有効期限が設けられているので有効期限をすぎると残高が無くなってしまうのです。
そのまま気にせず持ち続ければ失効してしまう可能性もあるので、ぜひちょコムeマネーの交換先を知っておきましょう。
交換先として用意されているのは次の2種類です。
- 電子マネー、ギフトカード
- 健康補助食品「ミドリムシのチカラ」
それぞれの具体的な交換先の一覧を見ていきましょう。
ちょコムeマネー → 電子マネー、ギフトカードへ交換
デジタルギフト | 変換レート(ちょコムeマネー⇒変換先) |
---|---|
Amazonギフト券 | 990円⇒1,000円 4,930円⇒5,000円 9,880円⇒10,000円 29,600円⇒30,000円 |
Google Play ギフトコード | 1,000円⇒1,000円 |
nanacoギフト | 995円⇒1,000円 |
電子マネー | 変換レート(ちょコムeマネー⇒変換先) |
---|---|
楽天Edy | 1,010円⇒1,000円 3,030円⇒3,000円 |
WebMoney | 505円⇒500pt |
NET CASH | 490円⇒500円 980円⇒1,000円 2940円⇒3,000円 4850円⇒5,000円 9800円⇒10,000円 |
ビットキャッシュ | 490円⇒500円 4,880円⇒5,000円 |
セキュリティーマネー・ゴールド | 990円⇒1,000pt 4,900円⇒5,000pt 9,800円⇒10,000pt |
ギフトカード(現物) | 交換レート(ちょコムeマネー⇒変換先) |
---|---|
UCギフトカード | 10,500円⇒10,000円 20,500円⇒20,000円 30,500円⇒30,000円 40,500円⇒40,000円 |
JCBギフトカード | 10,600円⇒10,000円 20,600円⇒20,000円 30,600円⇒30,000円 40,600円⇒40,000円 |
図書カードnext | 10,000円⇒10,000円 19,900円⇒20,000円 29,800円⇒30,000円 39,700円⇒40,000円 |
こども商品券 | 9,800円⇒10,000円 |
ニンテンドープリペイドカード | 9,800円⇒10,000円 |
気になる交換先がある場合には、公式の「ちょコムeマネーを交換する」をご覧ください。
募金・寄付
ちょコムeマネーを利用して、募金をすることができます。国内だけではなく、海外での自然災害などへの救援金や義援金から国境なき医師団、日本赤十字やユニセフなどへの募金も可能です。
一口100円からなので、手軽に募金ができるのもいいですね。
その他
この他のちょコムeマネーの使い道としては、他の人のちょコム貯金箱(チャージ先)へ現金のように送付することができます。割り勘分を後からちょコムeマネーチャージとして送付することもできるので、すぐに会えない時や、やり取りが難しい場合にとても便利です。
また、1回の送付につき200円の手数料がかかりますが、すべてちょコム上で完結するので忙しい合間に手続きが完了するのも魅力的です。
友人同士でコンサートに行くときなど、まとめて支払うことも多いので、送付ができるととても便利ですね!
使えるショップがさらに拡大!利便性アップの「Mastercardねっと」サービス
ちょコムeマネーが使えるネットショップは、チケットぴあやローソンチケットなどの加盟店に限られますが、ちょコムeマネーとMasterCardが融合した「Mastercardねっと」なら、世界中のMasterCardの決済ができるネットショップで買い物ができるようになります。
「Mastercardねっと」はネット専用のプリペイドカード。クレジットカードは銀行口座と紐づいて支払いは翌月以降の後払いになりますが、「Mastercardねっと」は、ちょコムeマネーと紐づいていて、ちょコムeマネーの残高の分の買い物しかできません。
また、「Mastercardねっと」は現物カードは発券せず、カード番号のみの発行になります。物理カードがないので用途はネットの買い物に限られるので、プリペイド型のバーチャルカードと呼ばれます。
「Mastercardねっと」は貯金箱タイプとギフトタイプの2パターンが用意されています。各タイプの説明と特徴を紹介していきます。
①. 自分でちょコムeマネーを使い切る人向け!「Mastercardねっと(貯金箱タイプ)」
自分のちょコム貯金箱の残高分を「Mastercardねっと」に交換して、AmazonなどMastercardが使えるネットショップで買い物するのに適しています。
事前に気にしておくべき点は、「Mastercardねっと」交換時に、発行手数料が195円かかるということ。手数料はちょコムeマネーの残高から支払われます。言い換えれば、195円以下の残高を「Mastercardねっと」に交換することはできません。
また、カードの有効期限が6ヶ月となっています。6ヶ月を過ぎるとカード番号が使えなくなるので、有効期限以内に使い切るようにしましょう。
②. 誰かにちょコムeマネーをプレゼント!「Mastercardねっとギフト(金額固定)」
残ったちょコムeマネーの使い道が特にない人は、ちょコムeマネーをギフト券に交換するという手があります。
ギフト券は2,000円から40,000円の計8パターン用意されています。送り先はちょコム会員である必要はありません。誰でも利用できるギフト券ですので、残ったちょコムeマネーの使い道が特にない場合は、普段お世話になっている人にギフト券として贈るのもいいかもしれませんね。
注意点は、相手にギフト券のコードをメールで通知することになるので、事前にメールアドレスを知っておく必要があるということ。
また残ったギフト券や送られたギフト券を、そのままちょコムeマネーへ交換することができます。
すでにちょコムeマネーを利用している人には、自分の残高とギフト券を合わせて利用する方が、使い勝手がいいかもしれませんね。
ちょコムeマネーのチャージ方法とかかる手数料
ちょコムeマネーのチャージは、クレジットカード、コンビニ、インターネットバンキング、ペイジーマークのある銀行ATMの4パターンで行えます。
それぞれどのチャージ方法を選んだとしても所定の手数料がかかり、またチャージできる金額の上限も違います。
チャージ可能金額 | チャージ手数料 | |
---|---|---|
クレジットカード | 100~1,000円 | 95円(税込) |
1,001円~10,000円 | 200円(税込) | |
コンビニ | 100~299,800円 | 200円(税込) |
インターネットバンキング | 100~30,000円 | 200円(税込) |
ペイジー(Pay-easy)マークの銀行ATM | 100~99,800円 | 200円(税込) |
クレジットカードの1,000円以下のチャージを除いて全て200円(税込)の手数料がかかるので、どの方法でチャージしても違いはありません。しかし、小分けにチャージするとその分手数料がかかりますから、月に何回かチケットを取る人は、ある程度まとまったちょコムeマネーを持っておくといいでしょう。
まとまった金額、特に10万円以上チャージするならコンビニからのチャージが最も手数料がかかりません。
チャージ可能なコンビニは5種類。それぞれのチャージの仕方
チャージができるコンビニは、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートの5種類です。基本的には、ちょコム会員ページでチャージの申込をして、払込票を持ってレジで会計するという流れになります。
チャージ方法 | |
---|---|
セブンイレブン | 会員ページで「払込票番号」を控え、レジで精算 |
ファミリーマート | 会員ページで「企業コード」「注文番号」を控え、Famiポートで申込・レジで精算 |
ローソン | 会員ページで「受付番号」「電話番号」を控え、Loppiで申込・レジで精算 |
ミニストップ | ローソンと同じ |
セイコーマート | 会員ページで「受付番号」「電話番号」を控え、クラブステーションで申込・レジで精算 |
セブンイレブン以外は、多機能端末で払込票を発券する必要がありますよ。
「ちょコムポイント」はちょコムeマネーの支払い以外でも獲得できる!
ちょコムeマネーでショッピングすれば、使った金額の0.5%分のちょコムポイントが貯まります。しかし、言い換えればちょコムeマネーが使えるお店の支払いに限定されるということになるうえ、一部のショッピング(チケットぴあ、ローチケHMVなど)はちょコムポイントが獲得できません。
これでは、ちょコムポイントの貯めるのが難しいように思いますよね。そこで、ちょコム会員にはちょコムeマネーの買い物によるポイントバック制度以外に、ちょコムポイントが貯まる仕組みが提供されています。
- ちょコムポイントプレゼントモール経由のショッピング
- 掲載サイトの会員登録、カード発行やサービス利用
- アンケートや通販のモニター
- 他のポイントをちょコムポイントに変換する
ちょコムポイントプレゼントモールには、楽天市場、高島屋オンラインストア、セブンネットショッピングをはじめたくさんのショップが掲載されています。プレゼントモール経由でショップを利用すると、購入金額の0.5%以上がちょコムポイントで還元されます。
楽天市場は0.5%~、タワレコオンラインは3.0%といった具合に、ショップによって還元率が違います。ちょコム会員の方は利用前にショップのポイント還元率を確認するといいでしょう。
また、Yahoo!プレミアムやスカパーの登録、アンケートや通販利用などでもちょコムポイントが貰えます。
ちょコムポイントの還元率は、各ショップや利用するサービスによって違いますが、普段ネットで買い物する人は、ちょコムポイントプレゼントモールを経由して利用することで、「商品購入+ちょコムポイント」をダブルで獲得できます。ちょコム会員の人はぜひ利用したいサービスです。
考えられるちょコムeマネーのメリット・デメリット
ちょコムeマネーはとても便利だとわかりました。
けれどメリットとデメリットを精査したいですね。
もちろん。それは大切なことだね。
次は、ちょコムeマネーのメリットとデメリットについてお話するよ。
ちょコムeマネーは、コンビニ払いでチャージできますから、未成年や学生、クレジットカードを利用することに不安を感じている人にはおすすめの電子マネーです。
しかし、メリットばかりではなくやはり手数料がかかるなどといったデメリットもあるので合わせてご紹介します。
ちょコムeマネーのメリット
ちょコムeマネーを3,000円チャージしたければ、コンビニのレジで3,000円入金すればチャージされます。クレジットカードや銀行口座の情報をネット上のサービスで使いたくない、登録したくないという人でも、お財布の中のお金で購入できるちょコムeマネーなら、ネットショッピングも安心して利用できるでしょう。
また、クレジットカードは高校生は作れませんし、未成年は親の同意が必要になります。未成年や学生にとってもちょコムeマネーは使いやすいのです。
また、チャージした分の買い物しかできないので、後払い決済のクレジットカードのような使いすぎる心配もなくなります。
ちょコムeマネーのメリットをまとめると次のようになります。
- クレジットカードを持っていなくてもネットショッピングが可能になる
- カードが作れない人(未成年や学生など)でも利用できる
- コンビニは至るところにあるのでチャージがしやすい
- 自分の収入を超える使いすぎの心配はない
ちょコムeマネーのデメリット
コンビニチャージが可能なちょコムeマネーは、クレジットカードを持っていない人や作れない人、口座情報をネットに登録したくない人でも、ネットショッピングを可能にするので、多くの人が利用できる汎用性の高い電子マネーです。
利便性が高いのは非常にうれしいことですが、チャージのたびに手数料がかかります。1回の手数料でかかる金額はチャージ方法問わず最大200円(税込)です。チャージ5回で手数料は千円くらい行くことになりますから、複数回チャージする場合は手数料コストは少なくありません。
ちょコムeマネーのデメリットをまとめると次のようになります。
- チャージ手数料が最大200円(税込)かかってしまう
- 残高不足の場合はチャージするしかない(カードや口座決済より手間がかかる)
- ちょコムeマネーの残高は30万円まで。それ以上の買い物はできない
いくらキャッシュレス社会になりつつあっても、クレジットカードをネット上で利用することに抵抗ある方も多くいるでしょう。そんな人は、インターネットのカード不正利用や口座情報などが流出してしまう陸スがない、コンビニチャージのちょコムeマネーがぴったりでしょう。
まとめ
ちょコムeマネーがどういった電子マネーなのか解説し、利用上のメリット・デメリットをまとめました。
最後に、重要なポイントは4つあります。
- チャージ方法はコンビニやクレジットカード・ネットバンクにも対応!
- Mastercardねっとを利用すると、ほとんどのネットショップで決済が可能!
- ちょコムeマネーを他の電子マネーやギフト券へ交換が可能!
- 年会費や利用料が無料!
ちょコムeマネーは学生や未成年でも利用できるほか、ネットショッピングは楽しみたいけどクレジットカード決済に不安を抱いている方に最適の電子マネーです。
この記事を参考にして、ぜひちょコムeマネーを検討してみてください。