クレジットカードによくVISAというマークを目にするんですけど、VISAってどういうものなんですか?
クレジットカードの国際ブランドであって、決済機能でもあるんだ。
決済機能ですか?
そう。詳しく説明するよ。
クレジットカードを選ぶときに、VISAっていったい何のマークかと、不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、VISAはどういったものなのか、VISAの特徴やメリットなどについて詳しく解説します。
「VISAってそもそも何なの?」
「VISAを選ぶとどんなメリットがあるの?」
など、VISAについて疑問に思っている方は、ぜひ読み進めてください。
これを読めば、VISAを選ぶメリットがわかりますよ。
この記事の目次
知っておきたいVISAカードの基礎知識!
VISAってどういったものなのか、理解することが必要だよね。
そうなんですよ。
VISAという言葉は知っていても、正体がわからないんですよね。
まずは、VISAはどういったものなのかお話しようか。
多くのクレジットカードでは、申し込む際にVISAやMasterCardなどといった国際ブランドを選択する項目があります。
しかし、選択肢にあるVISAとは、どのようなものなのか疑問に思っている方も多いでしょう。
ここでは、そもそもVISAはどういったものなのか詳しくご紹介します。
そもそもVISAって何?
VISAは24時間世界中で決済できるシステムを提供する会社です。
クレジットカードは、世界各国でさまざまな種類が発行されています。
しかし、それらすべてのカードが世界中で発行が可能なわけではないのです。
たとえば日本のクレジットカードは日本で、アメリカのクレジットカードはアメリカで発行されています。
そして、ほとんどのカード会社は国外に在住している方は発行できないという決まりを設けています。
つまり、カード会社のみで決済機能を担うのであれば、
日本のクレジットカードは日本でしか利用ができないということですか?
クレジットカードがそれだと困るよね。
そこでVISAなど国際ブランドと呼ばれる決済システムが役立ちます。
- VISAがカード会社に「世界中で決済が可能なシステム」を提供
- カードにVISAが搭載
- どの国で発行されたカードでも国際的に利用可能
クレジットカードを発行するのはカード会社、クレジットカードの決済機能を提供するのはVISAだと考えるといいでしょう。
VISAはカードを発行しない!
VISAはプロパーカードを発行していません。
アメックスなどプロパーカードを発行している国際ブランドは、カード会社と提携するときに制約が多くあります。
それは自社が発行するプロパーカードを守るためでもあるのです。
VISA は方針として提供するサービスはカードを発行する会社が自由に決めるべきだという考えがあります。
プロパーカードを発行せず制約も他の国際ブランドに比べて少ないとされているのです。
制約が少ないので、カード会社としても提携しやすいという面があるんですね!
国際ブランドについて
国際ブランドとは、決済システムを提供する会社のことをいい、現在では世界中で利用できる以下の7つのブランドを国際ブランドと呼んでいます。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス(アメックス)
- ダイナースクラブ
- ディスカバー
- 銀聯
この国際ブランドに店舗が加盟し、そのブランドマークが入っているカードであれば、発行会社を問わず利用できる仕組みになっています。
この中でも、世界中での決済力が高くシェア率NO.1とされているのがVISAです。
VISAの特徴は?
どうしてVISAが世界シェア率NO.1なんですか?
大きな特徴があるんでしょうか。
それには利便性などが大きく関わっているんだよ。
VISAは「海外旅行へはVISAさえ持って行けば大丈夫」といわれるほど、国際的にもその決済力は評価されています。
しかしどうしてVISA は、国際的に認められるほど決済力の高い国際ブランドになれたのでしょうか。
その理由として以下3つの要因が挙げられます。
- カード発行数や加盟店数が多い
- 発行会社が多いので好きなカードを選べる
- サービスが付帯されている
それぞれについて詳しくご紹介していきます。
カード発行数&加盟店数が多い!
VISAは世界200カ国以上、約3,900万店舗もの加盟店があります。
カード会員数でいえば、20億枚ものVISA カードが発行されているといわれ、その数は他の国際ブランドよりも圧倒的に多い数字です。
ここまで大きな国際ブランドになったのは、VISA の本社がカード大国であるアメリカにあるといった点も、少なからず影響しているでしょう。
使いたい時に使いたい店で利用できるということは、クレジットカードを利用する上で必須条件ではないでしょうか。
その条件をクリアしているVISA は、やはり人気があるのも頷けます。
発行会社が多く、最適なカードを選べる!
各発行会社は、国際ブランドとの契約のもと、独自のサービスなど付帯させたクレジットカードを発行しています。
つまり、発行会社によってクレジットカードが持つ特徴や、サービスなどメリットが違うということです。
そのためVISAは様々なカードの選択肢があります。
発行されているVISAカードにはマイルが貯まったり、Suicaでお得なカードがあります。
自分にあった最適なカードを作れるのがVISAカードの魅力です。
VISAユーザーに嬉しいメリットが用意されている!
発行会社が提供するサービスとは違い、VISA 独自で提供しているサービスもあります。
各サービスについては、以下の表を参考にしてください。
優待 | 内容 |
---|---|
エクスペリア 特別優待 | ・海外・国内ホテル宿泊料金8%オフ |
・国内外航空券+ホテル料金10万円いじょう利用で2 | 500円オフ |
韓国・日本・グアムでのロッテ免税店 | ・最大15%オフ |
クラシックカード以上のステータスのカードが対象 | |
豪華商品の当選・ノベルティのプレゼント | 対象施設などでの利用で優待などのノベルティをプレゼント |
海外での利用にも強いVISA なので、海外旅行などで活躍しそうなサービスが多いですね!
初めて作るのにおすすめVISAカード3選!
VISAのメリットは分かりました。
けれどカード会社によってサービスが違うのでどのクレジットカードが一番いいのか迷ってしまいますね。
最初の1枚なので、できれば失敗したくないですし・・・
初めてクレジットカードを作るなら、おすすめが3枚あるから紹介するよ!
ぜひ検討してみて!
初めて作るクレジットカードを何にしようか、迷うという方も多いです。
そこで、おすすめのVISA カード3選をご紹介します。
- セキュリティ性が高く安心して利用できる
- ポイントが貯まりやすい
- 年会費が無料である
以上3つのポイントを押さえたクレジットカードを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
三井住友VISAデビュープラス
日本で初めてVISA カードを発行したといわれる三井住友カードが発行する、三井住友VISAデビュープラスは、18歳から25歳までの方が入ることができるクレジットカードです。
デビュープラスの簡単なスペックは以下の表を参考にしてください。
年会費 | 初年度無料 次年度1,250円(税抜)※年1回の利用で次年度無料 |
---|---|
加入条件 | 満18歳~25歳まで 高校生不可 |
追加カード | ETC iD専用・携帯型カード 家族カード WAON など |
三井住友VISAカードは、日本で発行されるVISA カードの中でも、老舗中の老舗とも言われています。
デビュープラスは、通常の三井住友VISAカードに比べ、ポイントが2倍貯まり、入会後3ヶ月間はポイント5倍になるお得なクレジットカードです。
年会費としては通常1,250円(税抜)がかかりますが、1度でも利用すると次年度は無料になるため実質的に無料といえるのではないでしょうか。
また、セキュリティ性能が高く以下のような3つのシステムがあります。
- 24時間365日カード不正使用検知システム採用
- 写真入りカードの発行
- 盗難・紛失補償
また、ネットからの申し込みであれば最短3営業日でのカード発行も可能。
セキュリティ性が高く、急いでクレジットカードが欲しいといった方に最適のカードです。
ライフカード(VISA)
アイフルの子会社であるライフカード㈱が発行するライフカードは、ポイントの還元率が高くて人気のあるクレジットカードカードです。
ライフカードの簡単なスペックは以下の表を参考にしてください。
年会費 | 無料 |
---|---|
加入条件 | 日本在住の18歳以上であること |
高校生不可 | |
電話連絡が可能 | |
追加カード | ライフカードiD・ライフETCカード |
ライフカードの一番の特徴は、ポイントがザクザク貯まるという点です。
通常1,000円につき1ポイント付与されるのですが、初年度はその1.5倍、誕生月は3倍になります。
また、ステージ制も採用されているため、その年の利用金額が高ければ高いほど、翌年度はポイントが1.5倍・1.8倍・2倍と上げることが可能です。
その他にも、年間50万円以上の利用で300ポイントが付与など。
ポイントを貯めることができるシステムが採用されているので、ポイントがザクザク貯まりやすいのがメリットのひとつになります。
しかも貯めたポイントは、繰り越し手続きをすることによって最大5年間貯めることが可能です。
そのため年間の総利用金額が少なくとも、ポイントを捨てることなく活用できます。
ライフカードは、ポイントを長く多く貯めたいといった方におすすめのクレジットカードです。
楽天カード(VISA)
楽天カード㈱が発行する楽天カード(VISA)は、年会費無料ながらも高いポイント還元率と充実したセキュリティ性能を誇るクレジットカードです。
楽天カード(VISA)の簡単なスペックは以下の表を参考にしてください。
年会費 | 無料 |
---|---|
加入条件 | 18歳以上 |
追加カード | ETCカード・家族カード |
同カード会社のクレジットカードを2枚持つというのは、国際ブランドが違っても難しいことがほとんどになります。
しかし楽天カードVISAは、JCB・MasterCardのいずれかの楽天カードをもう一枚発行することが可能です。
また、楽天カードでは、セキュリティ性能として以下の5つが採用されています。
- カード紛失・盗難補償
- 不正検知システム・不正利用防止システム
- ISMS国際規格の認証
- 本人認証サービス
- カード利用お知らせメール
ネットでの利用に本人認証サービスを採用するなど、楽天カードでは24時間365日不正利用を防止する監視システムが充実しています。
そして何よりも、ポイントの還元率の高さと利便性のよさはトップクラス
楽天カード(VISA )は、100円につき1ポイント貯まります。
また、楽天市場で利用すると最大15%までアップといった、ポイントを多く貯めるシステムがあります。
楽天カード(VISA )は、ポイントをどんどん活用したい方にメリットの大きいクレジットカードです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
VISAとはどういったものなのか、メリットや特徴、おすすめのクレジットカード3選などをご紹介しました。
VISA に関した要点としては以下の4つがあります。
- VISAはカード発行会社ではなく、決済システムを提供している会社
- VISA であれば、国内外問わず決済でほぼ困らない
- VISA にプロパーカードはない
- 初めてのクレジットカードなら、決済能力の高いVISA がおすすめ
「クレジットカードを作りたいけど、VISAがどういったものかわからない」
「国際ブランドはVISAに決めたけど、どの発行会社がいいのかわからない」
といった方は、ぜひこの記事を参考にクレジットカードを検討してみてくださいね。
きっと、決済システムが充実した納得できる1枚を見つけることができますよ。