お得な国内旅行を楽しむために様々なサービスが提供されています。しかし、案外見落としがちなのが、クレジットカードに付帯される国内旅行特典の数々。
国内旅行傷害保険を始め、ツアー割引など旅行がお得になるサービスがたくさん用意されています。
「どのカードにどんな特典があるの?」
と気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、国内旅行に持っていきたいクレジットカードの特典や、おすすめのカードなどを紹介します。
この記事を読めば、クレジットカードを使ってもっとお得に、そして安心して国内旅行を楽しめるようになるでしょう。
国内旅行が好きな方はもちろん、これからクレジットカードを作ろうと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
自分の旅行スタイルに合ったクレジットカードを選ぼう
旅行は、まとまったお金がかかるので、現金ではなくクレジットカードを選びたいのですが…
カードによって特典が様々で、どれを選んでいいのか分かりません…
ポイントとか優待サービスとかいろいろあるからね。同情するよ。
でも、そんなときは「自分の生活や旅行スタイル」にあったカードを選ぶといいよ!
例えば交通手段ひとつをとっても、次の2つが挙げられます。
- 鉄道や新幹線の割引がある。など
- 交通系ICカード(PASMO、Suicaなど)のポイントが貯まる。など
▼ 飛行機を使うなら…
- マイルが貯まる。
- 空港ラウンジサービスがある。など
▼ 旅行代を安くすませたいなら…
- ツアー割引や宿泊先が安くなる
- 旅行予約サイトのポイントも貯まるカード。など
普段、電車通勤の人はクレジットカード一体型ならポイントをざくざく貯められます!
出張などで飛行機を使う人はANAやJALなどの航空会社提携のカードがお得ですね!
これまで選ぶ基準が自分の中で決まっていなかったのが悩みの原因でしたね。
自分の普段の生活や旅行スタイルから考えて選ぶのが良さそうですね!
他にも、ホテルやレンタカーの優待があるカードを選ぶのも有効ですね。
自身がどんな旅行を楽しみたいのかを主軸に、各カードの特典を調べて、合うものを選ぶ。クレジットカードの選び方のひとつとして覚えておきましょう。
国内旅行保険を重視する場合の3つのポイント
国内旅行を安心なものにしてくれるのが「国内旅行傷害保険」です。
旅行中の事故による損害や、入院・通院時の費用を負担してくれるのが旅行傷害保険。
万が一の際に心強いサービスとなっています。
クレジットカードの国内旅行傷害保険をチェックする際は、次の3点を意識することが大事です。
- 自動付帯か利用付帯かをチェックしよう
- 家族カードの保証も確認しよう
- 家族特約があれば、家族カードがなくても保障が受けられる
それでは各内容の詳細をみていきましょう。
自動付帯か利用付帯かをチェックしよう
国内旅行傷害保険の適用条件は大きく分けて次の2つがあります。
- 自動付帯
- 利用付帯
自動付帯はクレジットカード会員なら自動的に保険が適用されるのが特徴です。
カードを持っていれば、その保険を受けることがきます。
一方、利用付帯は旅行代金をカードで支払ったときが適用条件となります。
利用付帯が適用される条件は、正確にはカードによって違います。
しかし、多くの場合、利用付帯の対象となる支払いの一例は次の3つです。
- 交通費
- ホテル代
- パッケージツアー代
自動付帯の方が気軽に国内旅行傷害保険が適用されるので便利なように感じられますが、自動付帯だと保険金額が少なめに設定されていることも多いので注意が必要となります。
家族カードの保証も確認しよう
クレジットカードの一部は「家族カード」の追加発行に対応しているものも。
「家族カード」って何ですか?
家族カードは、本会員の配偶者や両親、18際以上の子供を対象に追加発行できるカードのこと。
基本的に本カード会員と同様の特典が受けられるんです。
本カードよりも年会費が優遇されていることが多いため、少ないコストでお得に家族みんなでクレジットカードを所有できるのが最大のメリット。
カードによっては家族カードにも国内旅行傷害保険が付帯されている場合もあるので、合わせてチェックしておきたいポイントです。
保険が適用されるか否かだけでなく、保険金額も確認するようにしましょう。
家族カードだと保険金額が少なめに設定されている場合があるからです。
家族特約があれば、家族カードがなくても保障が受けられる
家族特約とは本カード会員の家族を対象に適用される保険です。家族カード会員でなくとも適用されます。
特に、18歳未満の子供は、本人がクレジットカードを作れませんし家族カードを発行できません。
そのため、親が家族特約対応のクレジットカードを作るか、国内旅行傷害保険に単体で加入する他ないのが現状です。
「家族カードのコストが気になるし、そんなに使わない」
といった人は家族特約を用意しているクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
国内旅行でお得なクレジットカード11選
ここまでを踏まえた上で、国内旅行でお得になるクレジットカードを11枚紹介します。選んだポイントは次の3点です。
- ポイント還元率が高い
- 国内旅行に特化した優待特典が充実している
- 年会費が安い
それでは各カードの内容をみていきましょう。
ビュー・スイカ カード
Suica定期券一体型のクレジットカードである「ビュー・スイカ カード」は、普段使いにも国内旅行にも心強いクレジットカードです。年会費は477円(税抜)。
特徴は次の3点。
- Suica定期券とクレジットカードが1枚になり財布がすっきり
- オートチャージ機能でSuica残高を気にする必要なし
- 国内旅行傷害保険が利用付帯
付帯内容は次のとおりです。
入院保険金日額:3,000円
通院保険金日額:2,000円
手術保険金:入院保険金日額の10倍または5倍
普段の買い物では1,000円につき5pt(還元率0.5%)が獲得できるので、あらゆるシーンでお得にポイントを貯められます。
貯めたポイントは1pt=1円でSuicaに入金が可能。
通勤や通学で電車を利用する人にとっては、とてもお得なカードです。
また、定期券購入でポイントが3倍(還元率1.5%)を獲得できるのも魅力的な特典と言えます。
JRを利用する機会が多い方や、もっと便利にSuicaを使いたい方にイチオシの1枚です。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは交通系ICカード「PASMO」とクレジットカードが一体化したクレジットカードです。
年会費は初年度無料、2年目以降は1,000円(税抜)となっています。
特徴は次の3点です。
- PASMO+TOKYU POINT+JMB+コンフォートメンバーズ+クレジットカードの1枚5役
- 電車、バス、定期券の購入、オートチャージでTOKYU POINTが貯まる(還元率0.5%)
- ポイント加盟店や提携企業の支払いで最大10%の高還元率
普段、PASMOを使っている人はお得そうですね!
それだけじゃないですよ!
注目したいのが「JMB(JALマイレージバンク)機能」を搭載していることです。
JALグループの航空会社や提携航空会社に搭乗するとJALマイルを獲得することができ、さらにTOKYU POINTとJALマイルを相互交換可能!
普段はTOKYU POINTをコツコツと貯めて、JALマイルに交換、国内旅行のフライトに役立てる!といった使い方もできます。
国内旅行傷害保険は利用付帯となっており、補償内容は次の表のとおりです。
後遺障害:30万円~1,000万円
PASMOユーザーの方にとって効率よくポイント還元が受けられる、おすすめの1枚となっています。
JALカード(普通カード)
JALカード(普通カード)は名前のとおりJALのフライトで大量のマイルを獲得できるクレジットカードです。
年会費は初年度無料、翌年以降2,000円(税抜)となっています。
特徴は次の3点です。
- フライトでマイルがザクザク貯まる
- 普段のショッピングでもマイルを貯められる(200円につき1マイル)
- 国内空港店舗やホテルニッコーの割引優待など旅行に嬉しい特典の数々
特に大きいのは、フライトで獲得できるボーナスマイルです。
具体的に次の3つのボーナスが受け取れます。
- 入会搭乗ボーナス:1,000マイル
- 毎年初回搭乗ボーナス:1,000マイル
- 搭乗ごとボーナス:フライトマイルの10%プラス
ショッピングでもフライトでもマイルを獲得でき、これを使って国内旅行をよりリッチなものにできますね。
国内旅行傷害保険(利用付帯)の内容は次のとおり。
傷害後遺障害:30万~1,000万円
いずれも本会員および家族会員が対象となっています。
JALを利用する機会が多い方や、JALマイルを貯めている人にピッタリの1枚です。
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)は、1枚で3つのポイントが貯まるクレジットカードです。
年会費は初年度無料、翌年度以降2,000円(税抜)となっています。
特徴は次の3点です。
- 1枚でOki Dokiポイント+ANAマイル+メトロポイントを貯められ、相互交換ができる
- 東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道などの定期券を搭載できる
- To Me CARDとANAカードの両方の優待サービスが受けられる
普段のショッピングでOki Dokiポイントを貯めて、ANAグループ便でANAマイルを貯める。そして東京メトロに乗車してメトロポイントを貯めて…とあらゆるシーンでポイントを獲得できます。
さらに、各ポイントを相互に交換できるため、ポイント利用に無駄が無いのもメリットです!
国内旅行傷害保険は、自動付帯となっていて、死亡後遺障害で1,000万円の保険金となっています。
ANAマイルを貯めて、国内旅行をお得に楽しみたい!東京メトロを利用する機会が多い方にうってつけのカードと言えるでしょう。
リクルートカード
リクルートカードは高還元率1.2%が魅力のクレジットカードです。普段の買い物で次々とポイントを獲得できるので、国内旅行に持っていけばかなり稼げます。年会費は永年無料。
特徴は次の3点です。
- 年会費永年無料でコスパが良い
- 1.2%の他を圧倒する還元率の高さ
- 国内旅行保険だけでなくショッピング保険にも対応
国内旅行傷害保険は最高1,000万円(利用付帯)となっています。また、年会費無料のクレジットカードでは少数な、ショッピング保険が年間200万円まで補償されるのも大きなポイント。
日常生活でしっかりとポイントを貯めて、獲得したポイントは国内最大級ホテル予約サイト「じゃらん」の割引に使えるので、旅行のお供としても優秀です。
楽天カード
楽天カードはポイントの貯めやすさナンバーワンの実績を持つクレジットカードです。年会費永年無料。
特徴は次の3つが挙げられます。
- 様々なシーンでポイントを貯めやすい
- 楽天系列のサービスでポイントが貯まる&使える
- キャンペーンが豊富
楽天市場を始めとした、楽天系列での利用でポイントをザクザク貯められるだけでなく、街のお買い物でも100円につき1pt(還元率1.0%)の高還元率を実現しているのが素晴らしいですね。
国内旅行で効率よくポイントを使いたいなら、楽天トラベルを活用するのが良いでしょう。
ポイント倍率アップキャンペーンが魅力的なだけでなく、これまでに獲得したポイントを1pt=1円として利用できます。
しかし、楽天カードには国内旅行保険が付帯されていません。そのため、旅行保険が必要な方は、サブカードとして他クレジットカードと組み合わせるのが良いでしょう。
JTB旅カード JMB
JTB旅カード JMBは国内旅行でお馴染みの「JTB」と「JAL」の両方でお得になる2つの機能が1つになったカードです。年会費は2,000円(税抜)。
特徴は次の3点です。
- JTBトラベルポイント+JALマイルの両方を貯められる
- ロードアシスタンスを付帯
- えらべる倶楽部ライフで全国のレジャー・グルメ施設が優待価格
普段の買い物は100円につき1pt(還元率1.0%)のJTBトラベルポイントが貯まり、1pt=1円としてJTBの支払いに利用できます。
特約店・提携店での支払いなら、さらにボーナスポイントをゲット!
車での国内旅行で心強い「ロードアシスタンス」が付帯されているのも大きな特徴です。ドライブ中の事故・故障時に24時間年中無休で対応してくれます。
車を使う人はいいですね!
万が一別の移動手段を使うことになっても、後日立て替えてくれるのもいいよね!
「えらべる倶楽部ライフ」は、全国約1万箇所のレジャー・グルメ施設を優待価格で利用できるカード会員特典で、旅行をお得にしてくれるでしょう。
国内旅行傷害保険は利用付帯となっていて、傷害死亡で1,000万円の保険金を補償。
JTBを使って旅行する機会が多い人にこそ検討してほしいお得な1枚です。
JCB CARD W
JCB CARD Wは、39歳以下でweb入会限定の高還元率が魅力なクレジットカードです。年会費は永年無料。
ウェブ申込しか受け付けていない1枚なんです。
特徴は次の2点です。
- ポイントが常時2倍(還元率1.0%)
- 貯めたポイントと東京ディズニーリゾートパークチケットを交換できる
JCBは東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサーなので、関連特典が用意されているのも大きな魅力といえるでしょう。
また、ポイントはANAマイルに交換することもできます。
お得にフライトを利用したいときにも便利ですね。
残念ながら国内旅行保険は付帯されていませんが、普段の生活でポイントを貯めやすいのは素晴らしいメリットと言えるでしょう。
東京ディズニーリゾートに旅行する機会が多い人に最適な1枚です。
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン)
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン) はトラベル&エンターテイメントに強みを持つ、アメックスのクレジットカードです。年会費は12,000円(税抜)。
特徴は次の3点が挙げられます。
- 入会ボーナスなどポイントを一気に獲得しやすい
- 旅行に特化したサービスの数々
- 万が一に備えた各種保険の安心感
ポイントは通常100円につき1pt(還元率1.0%)と高還元率を誇りますが、随時開催される入会特典が非常に強力です。
例えば2019年4月2日までの特典だと、最大18,000pt(カード利用180万円分相当)がもらえる太っ腹。
獲得したポイントはマイルだけでなく、アメックスが厳選したアイテムや特別な体験と交換することができます。
さらに注目したいのが、旅行関連のサービスです。国内旅行で活躍してくれる特典として次の3つが挙げられます。
- アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインで国内外ホテル、レンタカーなどを優待価格でオンライン予約
- HISアメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクは電話1本で国内旅行の手配を行ってくれる
- 国内主要空港のラウンジをカード会員本人+同伴者1名が無料で利用できる
国内旅行保険もなかり高額な内容になっています。
傷害後遺障害:5,000万円
他にも、提携レンタカー(国内)を優待価格として、基本料金から5%割引といったサービスも。
年会費は多少かかりますが、旅行に関する様々な特典が強力にラインナップしているのがアメックスグリーンです。
頻繁に旅行にでかける人や、お得に楽しみたい人にベストな選択となる1枚といえるでしょう。
三井住友VISAクラシックカードA
三井住友VISAクラシックカードAは、旅行に安心の保険が付帯されたクレジットカードです。
年会費は初年度無料、翌年度以降は1,500円(税抜)ですが「マイ・ペイすリボ+年1回以上の利用」で実質無料となります。
マイ・ペイすリボによる支払い金額は、自分で設定可能です!
自分のライフスタイルにあったリボ払いの金額にしましょう!
特徴は次の3点。
- 実質年会費無料で使える
- マイ・ペイすリボでいつでもポイント還元率1.0%
- 保険が充実
カード利用1,000円につき1pt(還元率0.5%)のポイントプログラムが付帯されていて、日常のお買い物でポイントを貯ることが可能。
マイ・ペイすリボを利用し、リボ払い手数料の請求がある月はポイントが2倍になります。
貯めたポイントはANAマイルと交換できるので、旅行に嬉しいですね。
また、国内旅行保険は最高2,000万円(利用付帯)と、実質年会費無料のカードの中ではかなり高額!
年会費が1,250円と少し安いクラシックカードもありますが、こちらは国内旅行傷害保険がついていません。
クラシックカードAの方が、旅行傷害保険が充実していますね!
また、年間100万円まで補償される「お買物安心保険」も付帯されるため、国内旅行のお土産も安心です。
旅行に限らず、あらゆるシーンで使いやすい1枚を求めている人におすすめ。
REX CARD(レックスカード)
REX CARD(レックスカード)はいつでも1.25%のポイント高還元率が魅力のカードです。年会費は永年無料。
特徴は次の3点が挙げられます。
- 還元率1.25%でポイントを貯めやすい
- ネットショッピング+リボ払いで最高2.25%の還元率を実現
- 価格.com安心支払いサービスで1.5%の還元率
このように、普段使いでもポイントを貯めやすい上に、ネットショッピングでの還元率に大きな強みを持っています。
価格.com安心支払いサービスはカード番号や口座番号をショップに知らせずに決済できるサービスで、初めてのショップでも安心して買い物をしたいときに便利です。
また国内旅行保険(利用付帯)も用意されています。内容は次のとおり。
後遺障害:30万~1,000万円
入院日額:5,000円
通院日額:3,000円
手術:5~20万円
年会費無料でこの保険内容はかなり強力!
ポイント還元率にこだわりたい人にピッタリのカードとなっています。
まとめ
今回は国内旅行にクレジットカードを利用すべき理由や、選ぶポイント、おすすめのカードなどを紹介しました。内容をおさらいしましょう。
- クレジットカードは国内旅行保険を始めとした、旅行を安心・お得にしてくれる特典が付帯されている
- 旅行内容に合わせたカード(飛行機→航空機系、電車→交通系など)を選ぶと特典を最大限に活かしやすい
- 旅行保険は利用付帯と自動付帯があるので事前にチェックしておく!
以上3点が本記事の要点として挙げられます。
「どんなクレジットカードがあるのか知りたい!」
といった方は、この記事を参考に、あなたの国内旅行を彩る1枚を選んで、安心・お得な旅行を満喫してくださいね。