楽天カードの分割払いやリボ払いを利用していて、繰り上げ返済をしたいと思ったことはありませんか?
「どうすれば繰り上げ返済ができるの?」
と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、楽天カードの繰り上げ返済の方法や手順、注意点などをまとめました。
この記事を読むことで、楽天カードの繰り上げ返済を行えるようになるので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
楽天カードで繰り上げ返済は可能!
結論から言えば、楽天カードは繰り上げ返済に対応しています。
「早く返済し終えたい!」という方は、繰り上げ返済を上手に活用することを検討してみましょう。
繰り上げ返済の手続き方法
楽天カードの繰り上げ返済は大きく分けて次の3種類があります。
- 利用残高の一括払い(全額払い)
- 利用残高の一部の繰り上げ返済
- リボ残高のまとめ払い
それでは各手続きの方法をみていきましょう。
利用残高の一括払い(全額払い)
利用残高の一括払いは「自動音声ダイヤル(0120-30-6910 24時間対応)」で手続きができます。
手続きは次の3ステップです。
- 自動音声ダイヤルに電話をかけ「4」の支払い関連を選択
- カード番号と生年月日を入力
- 「1」の利用残高一括払いを選択
なおダイレクト番号は「4100」となります。冒頭アナウンスの終了後に入力すれば、一括払いの手続きまで一気に進められるので活用してください。
自動音声ダイヤルで受付できる期間は「引き落とし反映~翌月9日の14:45まで」となります。
この期間外で利用残高の一括払いを希望する方は「楽天カードコンタクトセンター(0570-66-6910または092-474-6287 9:30~17:30)」に電話してください。
利用残高の一部の繰り上げ返済
利用残高の一部を繰り上げ返済したい方は「楽天カードコンタクトセンター(0570-66-6910または092-474-6287 9:30~17:30)」に電話し、繰り上げ返済の旨を伝えれば対応してもらえます。
電話で繰り上げ返済の手続きを行う際には楽天カードの番号が必要になるので、手元に用意した上で掛けましょう。
リボ残高のまとめ払い
リボ残高があり、これをまとめて支払いたい場合は、楽天カードの会員専用サービス「楽天e-NAVI」から手続きできます。
手順は次の3ステップです。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「リボ・キャッシング」を選択し「支払い方法」から「リボ残高のおまとめ払い」を選択
- 加算希望金額(全額払いまたは金額指定)を入力し「確認画面へ」を選択
わざわざ電話をかける必要はありません。スマホやパソコンで申込ができるのでその場で手続きが行えます。
繰り上げ返済の注意点
楽天カードの繰り上げ返済を行う際は、次の3つの注意点に気をつけましょう。
- 振込手数料は自己負担
- 一括返済による手数料が発生する
- 指定された口座に振り込む必要がある
それでは各注意点について詳しく説明していきます。
振込手数料は自己負担
繰り上げ返済時は指定された口座に「銀行振込」をしなくてはなりません。この時の振込手数料は自己負担です。
繰り上げ返済をする方の多くはリボ払いや分割払いで支払っている方が対象になるでしょう。支払うべき残高がぐんと減れば翌月のリボ手数料は安くなりますから、利用者にとっては、振込手数料の負担を上回るメリットがあるでしょう。
一括返済による手数料が発生する
一括返済時の場合は、振込手数料に加えてもう一つ別の手数料がかかります。その手数料額については、楽天カードの規約には「10%を超えない範囲の金額」と記載されており、具体的な計算方法は公表されていません。
しかし、この規約で考えると、例えば分割払い手数料が10,000円なら、1,000円以下の一括返済手数料が発生することに。正確な手数料を確認するためにも、担当者に支払う金額について詳しく問い合わせてみましょう。
指定された口座に振り込む必要がある
楽天カードの振込先口座は複数用意されており、これらの中から指定された口座に振り込まなくてはなりません。
ネットなどで調べた振込口座に振り込んでしまった場合、繰り上げ返済の手続きを正常に行えない可能性が出てきてしまいます。
繰り上げ返済の2つのメリット
楽天カードの繰り上げ返済を行うと、次の2つのメリットが生まれます。
- 利用可能額が増える!
- 利息の負担が減る!
ここからは各メリットについて詳しく解説していきましょう。
利用可能額が増える!
楽天カードには「利用可能額」が設定されており、その範囲内で買物をしたり、分割払いやリボ払いを行ったりしています。
繰り上げ返済を行うことで、分割払い・リボ払いによって圧迫されていた利用可能額を増やすことができるため、ショッピングに使えるお金に余裕が生まれます。
出費がかさむ月は、リボ払いの支払いにし、今月はいつもより多めに支払えそうだとなれば、積極的に繰上げ返済をするといいでしょう。
利息の負担が減る!
分割払いやリボ払いを利用すると、手数料として利息を支払わなくてはなりません。リボ払いは実質年率15.0%の手数料を支払わなくてはならず、支払い回数が増える(利用期間が長引く)につれて利息は大きくなります。
繰り上げ返済を行うことで、早期の完済を目指すことができ、利息による負担を大きく減らせるでしょう。
楽天カードの支払いの基礎知識!
ここからは楽天カードの支払いに関する次の2点の基礎的な知識を紹介します。
- 分割・リボ払い
- 限度額を上げるには?
それでは各知識について紹介していきましょう。
分割・リボ払い
楽天カードは一括払いだけでなく、分割払いやリボ払いにも対応しています。両方の特徴を挙げると次のとおりです。
【分割払い】
利用金額を指定の回数で支払える方法で2回~36回まで指定可能です。なお、楽天カードは分割2回払いまでは手数料無料で、3回目以降は手数料が発生する方式を採用しています。
例えば5万円の商品を6回払い(実質年率13.75%)で支払うケースだと…
1回目:8,675円
2回目:8,673円
3回目:8,673円
4回目:8,673円
5回目:8,673円
6回目:8,673円
合計 :52040円
となります。
「購入金額+分割手数料」かかるわけだね。
商品購入後に「1回の支払い額が多くなりすぎた!」といった時に、希望の支払い回数に変更できる「あとから分割払い」を利用することも可能です。
分割払いを利用するときは、次の2つの方法から選択できます。
- 支払い時に分割回数を伝える(「3回払いで」など、回数を伝える)
- 楽天e-NAVIで「あとから分割払い」を指定する
高額な買物をしたり、手持ちのお金に余裕がないときなどに利用すると便利です。
【リボ払い】
利用金額および利用件数にかかわらず、毎月の支払い額をほぼ一定にできる支払い方法です。リボ払いは最小支払額3,000円から1,000円単位を自分で設定することができるため、手持ちのお金に余裕がない時に活用するのが良いでしょう。
リボ払いは次の3つの方法で指定できます。
- 支払い時にリボ指定(「リボ払いで」と伝える)
- 楽天e-NAVIで「あとからリボ払い」を指定
- 「自動でリボ払い」に登録する
自動でリボ払いは楽天e-NAVIから簡単に登録できる、楽天カードの利用額がすべて自動的にリボ払いになるサービスです。お店で「リボ払い」と伝えなくても、自動的にリボ払いになってくれます。
ただし、リボ払いを選択すると、リボ手数料(実質年率15.0%)が発生します。
リボ払いの設定金額を安くすれば、毎月の支払い負担は減りますが、支払いが長期化する恐れがあります。リボ払いで毎月の支払い額を安くするなら、それこそ定期的に繰上げ返済をして、なるべく早く支払いを終わらせるようにしましょう。
使い方を間違えなければ、むしろリボ払いは非常に有効な支払い手段となるはずです。
限度額を上げるには?
楽天カードには限度額が設定されていて、その範囲内でのみ利用できる仕組みを採用しています。
仮に限度額が50万円で、すでに20万円の買物をしていた場合、残りの30万円が「利用可能額」ということに。
高額な買物をした時など、時には限度額が足りないこともあるでしょう。
楽天カードの限度額を上げるには、次の3つの方法が挙げられます。
- 一時的な増枠
- 繰り上げ返済
- 自然に待つ(利用実績による増額)
一時的な増枠は、ショッピング1回払いの利用可能枠が一定期間引き上げられる方法で、海外旅行や高額ショッピングを行う際に利用できます。
最大2倍まで増枠され、2ヶ月間有効なんです。
ただし、所定の審査を受けなくてはならないため、必ず利用できるとは限りません。
繰り上げ返済については本記事で紹介した通りで、分割払いやリボ払いの分を早めに支払うことで、利用可能額を広げる方法になります。
また、延滞することなく、適切に楽天カードを利用し続けていれば、自然と限度額の引き上げが適用される場合もあります。
「どうしても限度額の引き上げをお願いしたい!」という方は、繰り上げ返済を行うか、楽天e-NAVIにログインして「一時的な増枠」の申請を検討してみましょう。
まとめ
今回は楽天カードの繰り上げ返済の方法や注意点などを紹介しました。
最後にもう一度、繰り上げ返済についておさらいすると
- 繰り上げ返済は基本的に「自動音声ダイヤル」または「楽天カードコンタクトセンター」で手続きする
- リボ払いの繰り上げ返済は「楽天e-NAVI」で申請できる
- 繰り上げ返済を行うことで利息の負担を軽減できる!
の3つが挙げられます。
「繰り上げ返済をするメリットは何?」
と気になる方は、ぜひこの記事を参考に、楽天カードの繰り上げ返済を行って、早期完済を目指してくださいね。