あっ!今日はお財布忘れちゃいました!
ゆいちゃんは昔からドジだなぁ
スマホなら毎日忘れないのに、なんでだろ
トホホ……
それならスマホをお財布にしちゃえばいいんだよ
電子マネーが当たり前になり、携帯電話やスマートフォンで支払う機会も増えてきました。
そんな時代に即した決済方法として『スマホアプリ決済サービス(QRコード決済)』が次々と登場しています!
といった具合のスピーディーさと便利さを追求したサービスです。
従来ならクレジットカード支払いはサインや暗証番号の入力などひと手間、ふた手間がかかってしまうのがネック。
しかしスマホアプリ決済サービスを活用すれば、煩わしい思いから解放されます。
そこで今回は、これからさらに利用シーンが拡大するであろうスマホアプリ決済サービスの現状と、今後の展開について紹介していきます。
ツイッター(@crecatty)でカードやキャッシュレスの知識をつぶやいているので、気になる方はフォローをお願いします!
この記事の目次
スマホアプリ決済はこんな魅力が!嬉しい2つのメリット
まずはスマホアプリ決済の魅力から紹介していきます。特筆すべきポイントは2つ。
- 財布を持たずにスマホだけで会計できる身軽さ
- スピーディーかつ簡単に支払いができる
それぞれみてみましょう。
もはやお財布は不要に!スマホだけ持ち歩く時代が来るかも
スマホアプリ決済サービスは、クレジットカード情報や電子マネー情報をスマホに入れて、スマホから支払いができるサービスです。
以前はちょっと出歩くにも財布が必要不可欠だったけど、このサービスを使えばスマホがあればいつでもどこでもすぐに支払いOK!
また電子マネーを使っていて「残高が少ない!」となっても大丈夫。
各電子マネー専用アプリにクレジットカードを登録しておけば、いつでもどこでもアプリからチャージできます。
すべてがスピーディー!手間も時間もかからない利便性の高さ
クレジットカードでの支払いは確かに楽ですが、利用のたびにサインを書いたり、暗証番号を入力するのが手間でした。
混んでいるお店だとこれが原因で長い行列ができてしまうことも……。
ですがスマホアプリ決済は、基本、サインや暗証番号の入力が不要です。
簡単・お手軽な会計を実現してくれるなんて、何かと忙しい現代人にとって本当に魅力的ですね!
支払いは対応端末をかざすだけ!
FeliCa方式採用の3つのスマホアプリ決済サービス
スマホを読み取り端末にかざすだけで決済できるのは『FeliCa』という技術によるものです。
非接触通信ができるICチップで、これを搭載したスマホが”かざすだけ”の決済に利用できます。
例えばSuicaやEdy、nanaco、WAONなどの電子マネーカードにもFeliCaチップが組み込まれています。
これらのカードは端末にかざすだけで簡単に支払えますよね。
スマホでも”かざすだけ”の決済を行いたい場合は、FeliCaチップを搭載している端末を所持する必要があります。
国内で販売されているAndroidスマホを見ると、「おサイフケータイ対応」の機種がたくさんあります。
基本的にこれらはFeliCaを搭載しているので安心。
またiPhoneユーザーの方は、iPhone7以降の端末がFeliCa搭載なので気をつけましょう。
iPhone6s、6sPlus以前のものはFeliCa非搭載なので、この技術を使用した“かざすだけ”の決済はできません……。
ただし、のちほど紹介する他のスマホアプリ決済サービスなら、FeliCa非搭載の機種を使ってる人でも、OSのバージョンが対応していれば利用できるよ!
それでは現在日本で利用されている、代表的なスマホアプリ決済サービスを紹介していきます。
iPhoneユーザー大注目の『Apple Pay』
スマホアプリ決済がここまで盛り上がってきているのはApple Payが日本でもリリースされ、認知され始めたことが大きいと思います。
Apple PayはiOS専用のスマホアプリ決済サービス。
先ほど紹介したように、iPhone7以降の端末で利用可能です。
またApple Watchシリーズ2も対応しています。
従来のiPhoneは実質日本では“かざすだけ”の決済ができない状態でした。
というのは、iPhone5s以前は非接触通信自体には対応しておらず、iPhone6から搭載されていた非接触通信ICチップは『NFC Type A/B』という、海外では一般的でも日本では普及していない方式だったからです。
なんで日本ではType A/Bは普及していないんですか?
それには自動改札や通勤ラッシュが関係していると言われているよ
自動改札なら海外にもあるみたいだけど、どう違うんですか?
日本ほどに異常に混雑した通勤ラッシュがある国はなかなかないからね。
FeliCaは最も混雑する駅のひとつ、新宿駅を目安に開発されたそうだよ。
たしかにラッシュの時の新宿はかなりひどい混雑ぶりです……
Suicaなど交通系IDカードを使う場合、急いでいる時は特に、みんな一瞬だけかざしてすぐ通り抜けてしまうよね。
そんな一瞬の通信を成立させるために、通信速度と安定性の両立を極めていったのがFeliCaなんだよ。
Bluetoothを利用したiBeaconという通信規格も搭載されていましたが、日本の決済サービスで目立ったところでは、後で紹介するOrigami Payが採用したくらいで、こちらも普及しているとは言い難い状況でした。
先ほど説明したように日本はNFC Type F=FeliCa大国なので、NFC Type A/B読み取り端末を用意しているお店がほとんどありません。
こういった背景があってiPhoneでは不可能だったのです。
だからこそ今、Apple Payが盛り上がっているんですね!
毎日のあらゆるシーンで手軽にかつスピーディーな決済ができるよう設定がとても簡単。
例えばお手持ちのSuicaを登録したいなら、iPhoneに読み込ませるだけでOKです。
クレジットカードについても同様で、さらに裏面のセキュリティーコードを追加入力するだけ!
やってみると「本当にできたの?」と不安になるほど簡単。
でもクレジットカードの扱いがそんなに簡単で大丈夫なのかな……
こんなに導入しやすいのにセキュリティは万全で、安心して使えるのが強みなんだ!
支払い時にはサインの代わりにTouch IDを使用して本人確認を行います。
これはiPhoneに埋め込まれたセンサーを利用した指紋認証技術なので信頼度は抜群です。
対応しているカードの種類が豊富で、電子マネーはSuica、クレジットカードは国内で使用できるものをほぼすべて網羅しています。
- iD
- QUICPay
の2種を利用した支払いとなるので、これらに対応したお店で利用可能です。
使った分は後日、Apple Payに紐づけたクレジットカードから引き落とされます。
また、先ほど紹介したSuicaでの支払いもできるので、iDやQUICPayの支払い対応店舗だけでなく、電車やバスの支払い、Suica対応のコンビニなどでも利用できます。
現状はSuica利用者に特にメリットが大きいのですが、これから各電子マネーに随時対応していくとのこと。
ますます期待が持てますね!
対応するネット通販や映画予約、旅行予約等のサービスでは、Apple Pay支払いを選び、Touch IDで本人確認するだけで簡単に決済できてしまいます。
カード情報を入力しなくて済むので、ますます便利ですね。
しかもネットでの決済の場合には、iPhone6、6Plus以降に発売されたFeliCa非搭載端末でも利用可能だよ!
日本で“かざすだけ”の決済と言えば『おサイフケータイ』
おサイフケータイはスマホ以前の……いわゆるガラケー時代からあるサービスです。
FeliCa登場以来、国内で販売されているほとんどのガラケーが対応しており、実際に利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
はーい!ガラケーのなら私も使ったことあります!
スマホでおサイフケータイアプリを利用するなら、FeliCa搭載スマホを持っていることが前提となります。
国内メーカー製のAndroidスマホなら基本的に搭載されていますが、最近は海外メーカー製のものも人気なので、念のため所持している機種が対応しているか確認しておきましょう。
おサイフケータイで現在利用できる代表的な電子マネーは以下になります。
- Suica
- nanaco
- WAON
- 楽天Edy
- スターバックスカード
- iD
- QUICPay
また電子マネーの支払いだけでなく、ポイントカードをスマホに登録することも可能!
財布に入っているたくさんのポイントカードをスマホで一括管理できるかもしれません。
対応している主なポイントカードはご覧の通りです。
- モバイルdポイントカード
- ゴールドポイントカード(ヨドバシカメラ)
- ローソンモバイルponta
- 東京ドームTDモバイル2
- モバイルクロネコメンバーズ
- モバイルTカード
- ビックポイントケータイ
ポイントカードってかさばるんですよね……。
お財布やカードケースがすぐパンパンになっちゃう。
おサイフケータイでそれもグッと減らせるというわけだね
お会計もポイントもスマホ一つでOKだなんて、ますます身軽になりますね!
特にponta、Tカードは利用する機会が多いでしょうから登録しておくと便利でしょう。
後述するAndroid Payでも同じ事情があるので注意しましょう。
おサイフケータイの見逃せない魅力のひとつに「スマホで簡単にチャージできる」点が挙げられます。
例えばSuica。電波さえ入ればアプリを起動していつでもチャージできます。
おサイフケータイ用の各電子マネーアプリもリリースされているので、それらの該当アプリもインストール・設定しておきましょう!
利便性が高くなった『Google Pay』
GoogleがリリースしたAndroid端末向けのモバイル決済サービス「Google Pay」。
以前までは「Android Pay」という名称でサービス展開していましたが、名称変更とともに利用できる機能を一気に拡充し、とても使い勝手の良いものへと変化を遂げました!
対応する電子マネーは次の5つです。
- suica
- nanaco
- 楽天Edy
- WAON
- QUICPay
ただしQUICPayは登録できるクレジットカードに制限があるので注意が必要です。
対応するクレジットカード発行会社は次の4社になります。
- Kyash
- JACCS
- JCB
- LINE Pay
さらにポイントカードをひとつにまとめることもできます。
追加可能なポイントカードは次の2枚です。
- Tポイントカード
- dポイントカード
これらを追加登録すれば、ポイントカード会員限定の特典をもらえたり、スマホ提示でポイントを獲得できるのでお得に使えます。
また嬉しいことに、ポイントカードを使えるお店に入るとスマホに通知されるので、チャンスを逃す心配もありません!
Google Pay対応電子マネーを複数持っているなら、これを利用しない手はないでしょう!
スマホひとつで電子マネー・ポイントカードの両方を使えるのは本当に便利です!
機種を問わず、アプリさえあればOK!
QRコード・Bluetooth方式のスマホアプリ決済サービス
ここまで紹介したスマホアプリ決済サービスはいずれも『FeliCa』という非接触通信規格を用いた技術のものでした。
ですがスマートフォンのすべてがFeliCaを搭載しているわけではありません。「使いたいのに使えない!」という人も出てきてしまいます。
そんな人はぜひ、OSのバージョンがアプリに対応してさえいれば機種はどれでもOKなQRコードやBluetooth方式を採用しているスマホアプリ決済サービスを検討してみよう!
これらならFeliCa非搭載であろうが、iOSであろうが、Androidであろうが、アプリが動きさえすれば即使用可能なんだ!
QRコード方式なら以下の二つどちらかだけで完了!
- スマホに表示させたQRコードをレジで読み取ってもらう
- お店が提示するQRコードをスマホでスキャンする
Bluetooth方式は仕組みとしてはFeliCaを使ったスマホアプリ決済とほぼ同じで、かざすだけ。
違うのは通信規格だけです。
現在発売されているスマホには大抵Bluetoothが内蔵されているので、利便性は高いですね。
ではどんなアプリがあるか、詳しく紹介していきます。
PayPay(QRコード方式)
PayPayは、YahooとSoftBankが共同出資して設立されたQRコード決済サービスです。
サービス開始が2018年10月15日で、12月4日から行われた「100億円あげちゃうキャンペーン」が大いに話題となり、一気に知名度を獲得しました。
PayPayで決済すると、200円につき1ptの「PayPayボーナス」が付与されます。
1pt=1円として支払いに使えるので、還元率は0.5%相当。
ただし上限が決められていて、月5,000円相当ポイントまでとなります。
とはいえ、5,000pt獲得するには100万円を支払う必要があるので、そうそう上限いっぱいになることはないでしょう。
支払い方法は次の3つから選べます。
- PayPay残高(事前チャージのプリペイドタイプ)
- Yahooマネー
- クレジットカード
PayPay残高は銀行口座から簡単にチャージできます。
またYahoo JAPANカードからクレジットチャージもOK!
Yahooマネーを使っている方なら、アカウントを紐付ければPayPayで利用できるようになります。
クレジットカードはVISAまたはMasterCardが対応。
JCBはYahoo JAPANカードのみとなります。
使い方はとても簡単。お店の人に
と伝えればOKです。
店舗によって払い方が若干異なります。
- スマホでQRコードを読み取る
- 会計金額を入力
- 店員さんに確認してもらって支払い完了
- スマホにバーコードを表示させ、店員さんに提示
- レジでバーコードを読み取ってもらう
- 支払い完了
簡単ですね!
PayPayが使えるお店は順次拡大中です。
2018年12月末時点の一例を挙げると次の12店舗が挙げられます。
- 魚民
- 白木屋
- エディオン
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- ジョーシン
- ファミリーマート
- ポプラ
- ミニストップ
- ミスターマックス
- ドラッグイレブン
- 眼鏡市場
コンビニ、飲食店、ドラッグストア、そして家電量販店と幅広いジャンルのお店で使えるのがPayPayの大きな強みといえるでしょう。
0.5%の還元が受けられるので、現金で支払うよりずっとお得ですし、これからさらに使えるお店が増えます。
これからのスマホ決済の定番となりうるサービスなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
楽天ペイ(QRコード方式)
楽天ペイは、楽天スーパーポイントや楽天カードとの連携が魅力ななスマホアプリ決済アプリです。
楽天会員情報に登録してあるクレジットカードで支払いをするシステムになっていて、もちろん楽天スーパーポイントが貯まる!
楽天ペイのみの還元率が0.5%、もしも楽天カードを登録していればさらに1%のポイント二重取り!
この、楽天カードを登録しての使用時のポイント還元率1.5%はなかなか優秀ではないでしょうか。
貯めたポイントは1P=1円相当として利用できるので便利かつお得なんだ
登録できるクレジットカードは楽天カードならどのブランドでもOK!
楽天カード以外のクレジットカードではVisaかMastercardブランドが利用できますが、JCB、アメックス、ダイナースは使えません。
以前までは楽天ペイを使えるお店が少なく、使い勝手がいまいちな部分がありましたが、今は加盟店が増加し、グッと利用しやすくなりました!
一例として次の11店舗が挙げられます。
- ローソン
- ファミリーマート
- ポプラ
- ミニストップ
- 白木屋
- 魚民
- 笑笑
- AOKI
- ピザーラ
- アート引越センター
- 自遊空間
特にローソン、ファミマといったコンビニで使えるのが大きいですね!
今後も加盟店の拡充が期待されるので、特に楽天ユーザーの方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
LINE Pay(QRコード方式)
通話スマホアプリでおなじみの『LINE』がリリースするスマホアプリ決済サービスです。
楽天ペイは登録したクレジットカードによるポストペイ(後払い)形式ですが、LINE Payは事前にチャージしておくプリペイド形式とクレジットカード決済(ポストペイとなる)の両方を利用できます。
LINE Payはプリペイド形式で支払う場合は、事前に使う分だけチャージしておく必要があります。
- 銀行口座登録からチャージ(オートチャージ可)
- ローソンのレジからチャージ
- pay-easy対応ATMやネットバンキングからチャージ
- チャージ専用口座への送金
チャージ方法が実に豊富で以上の中から好きなものを選べます。
そしてもうひとつの目玉機能が「送金、送金依頼、割り勘」ができること。
お互いの銀行口座を知らなくても、LINEを通じてお金のやりとりができます。
例えば以下のような使い方が簡単にできます。
- 実際には顔を合わせたことがないネットの友達とお金のやりとりをしたい
- 飲み会で割り勘にしたいから先にLINE Payで支払い、後でみんなから送金してもらう
- 銀行口座の登録
- 証明写真のアップロード
のいずれかの方法による本人確認が必須です。
LINE Payは使えるお店がたくさんあって、例えば主要コンビニはほぼ網羅していますし、カラオケ、スーパー、ドラッグストア、さらにはネットショップにも強いのです。
利用シーンはかなり多くなりそうですね
以前までは還元率2%(100円につき2pt)と超強力な利用特典がありましたが、こちらは2018年5月31日をもって終了してしまいました。
現在は特に次のポイント還元についてはアナウンスされていません。
公式サイトによると
とのことですが、詳しい内容は決定次第アナウンスすると記載されています。
他のモバイル決済と比べて、ポイント還元によるお得さがなく、優先して選ぶサービスとは言い難い部分があります。
しかし、すでに所有しているLINEポイントを残高に交換できるため、LINEユーザーは検討してみても良いでしょう。
Origami Pay(Bluetooth方式→QRコード方式メインに)
Origami Payはクレジットカードを登録し、ポストペイ(後払い)形式でスマホアプリ決済するためのアプリです。
現在はVISA、MasterCardのみ利用可能。
上記した楽天ペイ、LINE Payと同じようにQRコードを使った支払い方式を主軸に取り入れました。
Bluetooth方式でははお店が用意したiPadとスマホを近づけるだけで簡単に支払い完了!
提携サービスの支払い時にOrigami Payを使うと割引が適応され、お得に買い物ができるのが最大の魅力です。
例えば雑貨でおなじみのロフトの支払いにOrigami Payを使えば最大10%割引が適応される……といった具合なんだ
他にもケンタッキー・フライド・チキンやパルコ、AOKI、ライトオン、自遊空間、日本交通など幅広い店舗が提携店となっています。
現在主要なコンビニでの利用はできませんが、ローソンとの提携が発表されており、サービスの提供開始が待たれるところです。
楽天ペイといい、ローソンはいろいろ新しい試みを取り入れてるんですね!
Origami Payは提携店での割引率が非常に高いので、特定のお店で大きめの買い物をするときに心強いのは間違いありません。
7Pay(セブンペイ)
セブン&アイ・ホールディングスも2019年春頃からサービス開始予定!
QRコード決済サービスの本丸となるのでしょうか?
セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・フィナンシャルサービスとセブン銀行は6月14日、共同出資で決済サービス会社「セブン・ペイ」を設立した。
この新たな会員プログラム「セブンマイルプログラム」は、店舗やEC、ネットスーパーを利用するとマイル(ポイント)が貯まり、ポイント数に応じて、さまざまな特典を受けられる決済サービスです。
グループ内のサイトを購買情報をアプリで行き来することや、アプリでの決済サービスなどで、顧客を定着化する狙いとみられます。
決済サービスが増えていくのはいいけど、この店では〇〇の決済サービスは使えないっていうことにならないといいですね…
そうだね。そうなってしまうと、アプリだけで決済できる!と言われても、結局複数の決済方法を持ち歩かなきゃいけなくなるよね。
決済サービスが進んでいる中国はどうなっているんでしょうか?覗いてみましょう。
スマホアプリ決済大国・中国系アプリ(QRコード方式)
日本はまだまだ現金至上主義な側面が強いのですが、いち早くスマホアプリ決済が浸透し、大勢が活用している国があります。
それが中国。
中国発祥のスマホアプリ決済サービスは日本にも及び始めています。
その背景にあるのは中国人観光客。
日本への観光客の1/4が中国から、となっていて、百貨店や家電量販店は急ピッチでスマホアプリ決済に対応せざるを得ない状況になっています。
中国系アプリはいずれもQRコード読み取り方式を採用していて、代表的なものは以下の2つ。
Alipay(アリペイ)
中国最大の通販グループ「アリババ」が始めたスマホアプリ決済向けアプリ。
中国にある170もの金融機関と登録した利用者と対応店舗が多いサービスです。
WeChatPay
中国版LINEともいわれる「WeChat」がリリースしたスマホアプリ決済サービス。
QRコードを読み込むと、あらかじめ登録しておいた銀行口座から引き落とされる仕組み。
もちろんこれら以外にもアプリがあるけれど、基本的にはこの2つが現在の主流だよ。
中国はもちろん、日本でも利用できるお店が増えているし、海外に出かける機会が多い人は利用を検討してみてもいいかもしれないね。
- QRコード方式のスマホアプリ決済サービスが国内外で拡大中!
- 機種を問わず、アプリに対応したバージョンのOSが入っていればOK!
- だからFeliCa非搭載の機種でも使える!
- アプリ独自のポイント還元などがありお得!
- ポイント還元率を増やせる提携クレジットカードにも要注目!
スマホアプリ決済の今後はどう推移していく?
最後にスマホアプリ決済サービスの今後の展望について考察してみたいと思います。
先に結論を言えば「早めに使えるようになっておいたほうが良い」です。
単純に荷物が減る、会計がスピーディーになる、だけが理由ではありません。
現金払いとは異なり、ポイント還元が受けられるケースが多いこと、利用店舗が拡大し続けていることを考えると使わないデメリットが浮き彫りになってきます。
まだまだ現金至上主義の日本
クレジットカードや電子マネーを使えばポイントがもらえてお得なことは誰だって知っています。
しかし分かっていてもなお、現金払いにこだわる人がたくさんいるのが日本。
おサイフケータイだって世界に誇れる技術だけれど、触ったことがない、そもそも興味がない人がたくさんいますよね。
しかし一方で、鉄道系・交通系の電子マネー……例えばSuicaやPASMOは大人気です。
簡単にチャージできて、改札にピッとかざすだけで電車に乗れる。大変便利ですよね。
にもかかわらずこれらの電子マネーを使って普段の買い物をしようと考える人はあまり多くはありません。
でもそれは、もったいないことだと思うよ!
どうして日本が現金至上主義なのか、は色々な意見があると思います。
- 現金ならどのお店でも支払いに使える
- 金銭感覚を維持しやすい
- そもそもクレジットカードや電子マネーに対する不信感がある
代表的な理由としてはこのあたりがよく聞かれます。
でもちょっと考えてみて。
- 個人店舗でも導入しやすいクレカ・電子マネー・スマホアプリ決済サービスが増えた
- 使うたびにデータとして履歴が残るし、ネット上からこまめな確認ができる場合が多い
- クレジットカードやスマホアプリ決済では、たしかな本人確認がなされる
- スマホアプリ決済も導入すれば、カードの紛失やスキミングも防げる
などなど、メリットはたくさんあるよ!
電子マネーやクレジットカードがさらに一般的に、もっと日常的に使われるようになるのはそう遠くないでしょう。
交通系電子マネーの便利さとお得さを入門に、よく利用するお店に特化したカードを作成する人が増えてきています。
また各大手コンビニが様々な電子マネーに対応しているのも大きいですよね。
これに加えてスマホの普及率アップ、スマホアプリ決済ができる環境が整い始めています。
そもそもスマホユーザーは便利で新しいサービスが好きな傾向にあるので、定着するまでそう時間はかからないのでは、と予想されます。
2020年の東京五輪までにスマホアプリ決済のインフラが加速する?
海外に目を向けるとアメリカ、中国をはじめとした先進国はほとんどがカード至上主義、スマホアプリ決済至上主義となっています。
スウェーデンに至っては「あまりにも現金が使われなくなったから、中央銀行発行の電子マネーを作ろう!」と計画しているそうです。
そんな日本と海外とで温度差のあるカード事情。
これも2020年の東京五輪までに環境が大きく変わると予想されています。
五輪が開催されれば、当然海外からたくさんの人たちが訪れます。
なのにカードが使えない、スマホアプリ決済ができない、ではお店側は儲かりません。
せっかく海外からお金が入ってくるチャンスをみすみす逃すことになります。
そうならないためにも、今は各店舗が急ピッチでスマホアプリ決済に備えている段階だよ。
もちろん国内に住んでいるユーザーにも応えられるよう、国内発のスマホアプリの対応も行われているんだ。
つまり、今後数年で目まぐるしい発展をする分野だと言えるんだよ
スマホアプリ決済がより身近になっていくには?
スマホアプリ決済がもっと発展するためには「誰でも簡単に導入できて、かつ使えるシーンが多いこと」が条件だろう・・・
便利でお得と分かっていながらも、なかなかスマホアプリ決済に手が出ないのは、
- どうやって使えば良いのかわからない
- クレジットカードを登録するのが怖い(セキュリティ面)
- どのお店で使えるのかがわかりにくい
- 種類が多すぎてそれぞれのメリットが見えづらい
といった理由が挙げられると思います。
実際に使ってみると拍子抜けするくらい簡単だったりするのですが、そこに至るまでのハードルが高く感じられるものです。
その気持ちはよくわかります~
現状はスマホアプリ決済に興味がある人だけが情報を調べ、旨味を知っている状態。
より広く普及するには、サービス提供側やメーカーに
- スマホを知らない人でも分かりやすいデバイスやサービス作り
- メリット、デメリットを明確にする
- 利用できる店舗を拡大させる
などの努力が必要になると思います。
要は「導入しやすい環境作り」だね
たしかに……私も今回説明してもらうまで、スマホアプリ決済のことをよく知らなかったです
ネットだけでなく、テレビなど影響力のあるメディアで広く取り上げてもらうなどすれば、もっと利用者も提携店舗も増えていくんじゃないかな
まとめ
「電子マネーやクレジットカードはよく使うけれど、スマホアプリ決済サービスはまだ使っていない」という方もいると思います。
でもいざ使ってみると簡単だし、便利だし……と、手放せない存在になってくれるはずだよ!
種類が多いので、どれを選ぶのがベストかは人それぞれ異なってきますが、
- iPhoneユーザーならApple Pay
- Androidユーザーならおサイフケータイ
をチェックしておけばまず間違いないかと思います。
機種に依存しないQRコード方式もこれからますます発展するでしょう。
また電子マネーやクレジットカードをこれから選ぶ方はぜひライフスタイルに合ったものをチョイスしてみてください。
例えばセブンイレブンやイトーヨーカドーを使うことが多いなら『nanaco』、イオンやミニストップを使うなら『WAON』といった具合です。
現金払いでは不可能なポイントプログラムの魅力も存分に楽しめるし、それらをスマホに導入すれば、さらに生活が快適になっていくに違いないよ
- 中国ではスマホアプリ決済が人気だが日本ではまだまだ現金主義が多い
- 日本でも、五輪に向けたスマホアプリ決済の普及が予想される!
- 身軽で安全、スピーディーなスマホアプリ決済は今後も発展の予感!
もっとクレジットカードなどの情報を知りたい方は、ツイッター(@crecatty)もご覧ください!