ステータス性が高いカードは審査も厳しくて、保有するハードルが高いんだ。
なるほど!アメックスなんかは日本においても有名ですよね!
そうだね。でもステータス性が高いカードはアメックスに限らないよ!
例えば、ダイナースクラブカード!!
アメックスにも匹敵する高ステータスなこのカードは世界的にも有名だよ!!
「世界が認めるステータスシンボル」とされているクレジットカードが、ダイナースクラブカードです。
ダイナースクラブカードは、他にはない類い希な特典やサービスを受けることができるクレジットカードです。
お金を持ち合わせていなくても、レストランで食事ができる最初に誕生したクレジットカードとしても有名で、日本でも最も古い歴史を持ちます。
ここでは、ダイナースクラブカードについて詳しく紹介しています。所有することにステータスを感じるカードは数ありますが、その中でも最高峰のカードと言えるでしょう。
この記事の目次
ダイナースって何のこと?
ダイナースは「食事をする人」という意味です。
ダイナースの創業者がニューヨークのとあるレストランで食事をして、財布を忘れたことに気がつき、奥さんに急いで財布を届けてもらったことがありました。
そして、そこから着想を得て、レストランで財布がなくてもツケで食事ができるようにとクラブ制度を作ったことが発端とされています。
それが現在に続くダイナースクラブなのです。最初は紙製のカードだったのが、今に続くプラスチックカードになったのは、日本ダイナースクラブが最初とも言われています。
7大国際ブランドについて
クレジットカードは国内だけで利用できるものと海外でも利用できるものがあります。
海外で利用できるクレジットカードに刻印されているロゴマークを、国際ブランドと呼んでいるのです。
例えば、多くの人が持っているクレジットカードに刻印されているロゴですが、「JCB」「VISA」という名前が刻印されていることが多いと思います。これが国際ブランドです。
日本で発行されているクレジットカードではこの「JCB」「VISA」の二つが多いです。
特に「JCB」は日本発の国際ブランドですから、国内では圧倒的な発行数を誇っているのです。
7大国際ブランド
国際ブランドとして知られる有名な企業は7つあります。
これらの国際ブランドが刻印されているクレジットカードは世界中で利用することができます。
そして、このロゴの種類の数から7大国際ブランドと呼んでいるのです。
国際ブランドについて
クレジットカードに刻印されているのですぐに目に付くのが「JCB」や「VISA」というロゴマークですが、これらはクレジットカードのブランドを表しています。
そして、日本国内だけではなく、海外でも利用することができるので国際ブランドと呼ばれているのです。
現在では7つの国際ブランドがあり、7大国際ブランドと呼ばれています。
国際ブランドとか気にしたことがなかったです・・・。
国内にいるとあまり気にならないかもしれないね。
だけど世界中でカードが使えるのはとてもすごいことなんだよ!
そうですね。海外に行ってもカード一つでお会計を済ませることができるのはとても便利だと思います。
ダイナースカードは高ステータスカードとして世界中で認識されているから、社会的な評価も高いんだ。
所持しているだけでVIPとして扱われることもあるって聞くよ!
日本国内で発行されているクレジットカードの大半に、国際ブランドのロゴマークが付いています。
しかし、クレジットカードを利用するには、お店がその国際ブランドと提携しているクレジットカード会社に加盟している必要があります。
すべてのお店でクレジットカードを利用できるわけではないことも理解しておきましょう。
日本国内で利用するクレジットカードであれば、国際ブランドではなく「DCカード」などの国内ブランドでも十分だよ!
けど、海外旅行が頻繁に行けるようになっている昨今だと、国際ブランドのクレジットカードを利用するほうが格段に便利で、現在では国内ブランドのクレジットカードにも国際ブランドのロゴが入っているクレジットカードが一般的になってきたね。
ダイナースの特徴は??
ダイナースクラブは7大国際ブランドの一つです。
世界シェアはその中でも6位ということで順位的には物足りない気がするかもしれませんが、国際ブランド世界中で利用できます。
国際ブランドの中でも、トップクラスのシェアを誇っているのが「VISA」と「マスターカード」です。
しかし、ブランドのステータス性と言う面では、American Expressやダイナースの方が高いです。
一口にブランド力やステータス性と言ってもピンとこないかもしれないけど、そのブランドを持つための条件と考えたらわかりやすいよ!
誰でも簡単に持つことができるカードがVISAカードであるなら、その対極に位置しているのがダイナースクラブカードなんだ。
ダイナースクラブのターゲットが富裕層であること、提携している企業がBMWなど世界的にも一流企業に限定されていることなどからも、保有することにある一定の条件があることが推察できるね!
一番最初にクレジットカードを発行した!!
米国では、古くから多種多様なクレジットカードが発行されていましたが、現在のような名刺大の大きさに統一されたのは日本にクレジットカードが発行されてからです。
日本でダイナースクラブカードが発行されたのは1961年です。その前年に日本ダイナースクラブが設立されています。1961年にJCBカードも発行されていますから、JCBと同等の歴史を持っています。
現在のような形態のクレジットカードになったのは日本ダイナースクラブの考案とされているだ。
それまでのクレジットカードは紙でできていたのですが、保存性が悪く、特に日本の湿気の多い気候に合わないこともあってプラスチック製のカードが誕生したんだよ!
世界的な国際ブランドで信頼度も高い!
クレジットカードは、利用者とクレジットカード会社の間の信頼の証です。
日本国内にいると、信頼度というものを実感することは少ないかもしれないね。
けど、海外の高級店などでは何をするにもカードを使う光景を目にするよ!海外ではクレジットカードが収入証明書、さらには身分を示すものと言えるだろうね。
数あるクレジットカードの中でも、ダイナースクラブカードは群を抜いて信頼度が高いカードとなっています。
それは、ダイナースクラブカードを持つためには、一定の収入以上がないと保有できないことからもわかります。
自社でもカードを発行している
世界的なシェアを誇るVISAは自社でクレジットカードを発行していません。決済システムだけを提供する会社なのです。
一方のダイナースクラブは自社でクレジットカードを発行していて、そのカードをプロパーカードと呼んでいます。
プロパーカードは提携先に頼ることなく自社でカードを発行しているのでステータス性が高いです。
一部で提携先の名前の付いたダイナースクラブカードがありますが、そういった場合も発行は全てダイナースクラブが行っています。
有名なところでは、
- ANAダイナース
- 銀座ダイナース
- BMWダイナース
などがあります。
そして、どのダイナーズクラブカードも年会費は2万円以上ということですから、年会費無料のクレジットカードがある中でステータス性はとても高いです。
中でもBMWダイナーズクラブカードは、BMWを購入することもできるほどと言われています。
他社とは違ったシステム!
ダイナーズクラブカードは、前述したとおり、ダイナーズクラブが自社で発行しているクレジットカードです。
ダイナースクラブカードは多くのクレジットカードとは違い、一括払いしかできないシステムを採用しています。
ダイナースクラブがターゲットにしているのは富裕層ですし、BMWを購入することもできるので当然と言えば当然です。
また、一括払いのみのクレジットカードをチャージカードといいます。
ダイナースクラブカードを保有しているということの信頼度の高さは厳格な入会基準にあると言ってもよいだろうね。しかも、これでも入会基準は緩和傾向にあるとされているんだ。
ダイナースならではの特典やサービス!!
7大国際ブランドの中でも発行枚数のシェアは6位で、ダイナースクラブカードを利用できる加盟店舗は他の国際ブランドと比較したら少ないのが実情です。
しかし、国内ではJCBと提携しているので、JCBが利用できる店舗では問題なく利用できると言うメリットがあります。
また、他のクレジットカードと同様でポイントプログラムを採用しています。
100円毎に1ポイントが溜まり、1000ポイントから各種商品券やマイルと交換が可能です。
有効期限が1年から2年というポイントサービスが多い中で、ダイナースクラブカードはポイントの有効年月が無期限というのも嬉しいところです。
利用できる店舗が少ないというデメリットを指摘する声もあるけど、基本的に高級店ではどこでも使えるよ!
さらに、一度の利用金額が大きくなることでマイルがすぐに溜まるから、渡航の機会の多い人にとっては特に利用価値の高いカードといえるね。
また、空港での高級ラウンジが利用できるなどのサービスも充実しているんだ!
食事に関する手厚いサービス
ダイナースクラブの社名は「食事をする人」という意味なんだ。
創業者が財布を持っていなくてもレストランで食事ができるようにしたいという思いからこの社名になったそうだよ。
そのため、ダイナースクラブカードは今でも、「食を楽しむためのカード」として特に有名だよ!
まず、驚くべき特典として、高級レストランのエグゼクティブダイニングにおいて1名あるいは2名分が無料になります。
ある程度の人数が必要になるのですが、2名から5名の利用で1名分が無料になりますし、6名以上で2名分が無料になるのです。
対象レストランのみとなりますが、たくさんのレストランでこのサービスを受けることができます。
こういったサービスを利用できる店舗は東京に集中している印象を受けますが、地方でもトップクラスのレストランばかりです。
- 懐石料理司
- 焼き肉
- 鉄板焼き
- 中華
- イタリアン
- フレンチ
など、幅広くレストランをチョイスできるのが大きなメリットです。
対象レストランは年々増えているので、地方を代表する名店もいつかはダイナースクラブカードの特典を受けることができるかもしれません。
その他にも素晴らしいサービスや特典が!
ダイナースクラブの特典やサービスはまだまだあります。
食事の際の画期的なサービス
ステータス性の高いダイナースクラブならではの特典といえるのですが、予約することも難しい高級レストランを会員に変わってダイナースクラブが確実に予約をしてくれます。
さらに、ダイナースクラブで予約をお願いすると、食事の後にサインやカードの提示をせずにレストランを出ることができる、サイレンススタイルが利用できます。
海外旅行も安心
加えて、ダイナースクラブカードは海外旅行でその効果を最大限に発揮します。
各種付帯保険がついていて、中でも旅行傷害保険、さらには動産総合保険が付帯し、あらゆる事故や盗難に最大限の保障で対応してくれます。
その他にも様々なサービスが
また、海外旅行では空港を使うことになりますが、空港ラウンジサービスを国内外を問わず主要空港で無料で利用することができます。
さらにホテルの予約などもできますし、宿泊先のホテルでグレードの高い食事の優待を受けることができます。
さらに、健康サービスなども行っていて、優待料金で利用できる人間ドックサービスは特に人気だよ。健康面での相談も専門医が24時間年中無休で行っているので心強いといえるだろうね。
他には国内での有料スポーツクラブを優待料金で利用できるほか、乗馬体験も優待してくれる特典もあるんだ。
まとめ
「食事を楽しむならダイナースクラブ」というくらいものすごくサービスが充実しています。
その特典を全てここには書き切れないくらいですので、是非ともダイナースクラブカードを所有してその恩恵を自分の目で確かめてみてください。
もちろん厳しい審査があるので保有することに一定の条件を満たしている必要がありますが、それさえクリアできれば、快適なサービスを味わうことができるでしょう。
どうしても敷居が高く感じてしまうのですが、サービスの質の高さや、使い勝手の良さを感じることができるのがこのカードの最大の特徴なのです。