よくQUICPAY(クイックペイ)って聞くのですが、あった方が便利なのでしょうか?
もちろん。
QUICPAY(クイックペイ)はかざずだけで支払いが出来る画期的な電子マネーサービスだよ!
そうなんですね!
だけどQUICPAY(クイックペイ)について全然くわしくなくて・・・
大丈夫!
基本的な知識をわかりやすく解説していくね!
QUICPAYの仕組みがわからず困っていませんか?
クレジットカードでQUICPAY機能が使えることを知ったものの、使える場所やメリットが把握できておらず、どうするべきか迷っている方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、QUICPAYの特徴や使える場所、メリットや対応するクレジットカードを紹介します。
この記事を読み終えればQUICPAYの仕組みがしっかり理解できるので、参考にしてください。
この記事の目次
利用前に知っておきたいQUICPAYの基本情報
QUICPAYを使える場所やメリットを知る前に、基本情報をおさえておくことが重要です。
まずはQUICPAYとは一体何か解説します。
QUICPAYの仕組みについて、知っておきましょう。
そもそもQUICPAYとは?
QUICPAYは専用のカードやスマートフォンなどをリーダーにかざすことで決済ができる後払い式の電子マネーサービスです。
QUICPAYは「Quick Useful IC Payment」の略。
つまり速くて役に立つIC決済という意味です。
QUICPAYはデビットやプリペイド型を除いて、Suicaなどの先払い式電子マネーのような残高チャージの必要がありません。
支払いに応じてポイントを貯めることもできます。
JCBやイオンフィナンシャルサービスが手がけ、2005年よりサービスが開始されています。
QUICPAYは10年以上の歴史があり、広く利用されている電子マネーです。
カードによって支払方法が異なる
QUICPAYを使う方法は様々で、主に以下の8種類が存在しています。
- クレジットカード(専用カード、内蔵式)
- 10歳以上の子供が使うスマートフォンに限度額ありでQUICPay機能を追加できる「おこづかいQUICPay」
- スマートフォンや携帯電話のモバイル決済
- iPhoneでのApple Pay決済
- au WALLETのApple Pay連携によるプリペイド決済
- みずほ銀行のデビットカードとスマートフォンの連携によるバーチャルカード
- コイン
- スピードパスプラスなどのキーホルダー型
利用するカード会社によって選べる種類が異なるので、自分の使いたい種類のQUICPAYが使えるクレジットカードやデビットカードなどを発行しましょう。
QUICPAYはレジのリーダーにカード・端末をかざせばすぐに支払えますが、唯一の例外がApple Payです。
QUICPAYをApple Payで利用する場合は、以下の4つの手順で支払いを行いましょう。
- iPhoneやApple WatchでWalletアプリを起動する
- QUICPAY決済に使用するカードを選ぶ
- iPhoneの場合は指紋認証や顔認証で本人認証をする
- リーダーにかざす
デビットカードとプリペイドカードは事前に口座やカードに残高のチャージが必要なので、注意が必要です。
時代はQUICPAY+
QUICPAYには、QUICPAY+というバリエーションが存在します。
主な違いは、以下の3つです。
- QUICPAY+はモバイル決済向けで、デビットカードやプリペイドカードとの紐付けにも対応している
- 2万円以上の買い物ができる
- QUICPAY+加盟店でのみ利用可能(ただしクレジットカードでQUICPAY+を使う場合は制限なし)
これからQUICPAYを活用するなら、高額な買い物もできるQUICPAYL+の方が便利に使えることを覚えておきましょう。
QUICPAYの利用できる場所は?
QUICPAYは、対応しているお店でのみ利用できる電子マネーです。
加盟店は多く、日本全国の様々なチェーン店でQUICPAYを使えます。
ここでは、QUICPAYに対応している主なお店をジャンル別に紹介します。
あらかじめ使えるお店を知っていれば、QUICPAYのカードなどを手に入れた後にどこで使えばいいのかわからず困ってしまうことはありません。
コンビニ
QUICPAYは大手コンビニ15店に対応しています。
例えば以下の5種類のコンビニでは、QUICPAYでの支払いを問題なく行えます。
- ファミリーマート
- ローソン
- セブンイレブン
- ミニストップ
- ポプラ
コンビニでは急ぎの買い物をする機会も多いでしょう。
混雑していてレジで会計をするまでに大幅に時間をロスしてしまい、支払いに時間をかける余裕がないケースもあるのではないでしょうか。
QUICPAYならタッチですぐに支払いを終えられるので、レジで余計な時間を消費することがありません。
スーパーマーケット
QUICPAYは、スーパーマーケットでも使えます。
60種類以上の様々なチェーン店に対応していて全て書ききることはできませんが、例えば以下の5種類のお店ではQUICPAY決済ができます。
- ピアゴ
- BIG
- イトーヨーカドー
- イオン
- OKストア
スーパーマーケット独自のポイントカードも便利ですが、お店によって違うカードなので大変です。
財布からカードを取り出そうとして、どこにあるのかわからず時間をロスしてしまうなど面倒なことも起こってしまいますよね。
QUICPAYならどこで使ってももれなくカード会社のポイントを貯めてお得に買い物ができます。
様々なスーパーを渡り歩いて買い物をする人にとって頼りになるでしょう。
ドラッグストア
QUICPAYは、ドラッグストアでも使えます。
例えば以下の5種類のお店では、QUICPAY決済が可能です。
- ウエルシア薬局
- ココカラファイン
- ツルハドラッグ
- マツモトキヨシ
- ドラッグセイムス
ドラッグストアは駅前のお店など、レジが少ない店舗もあります。
支払いに時間をかけると後ろに並んでいる他のお客さんに迷惑がかかってしまうので、ハラハラするでしょう。
QUICPAYなら支払いを一瞬で済ませられますよ。
グルメ
QUICPAYは様々なグルメスポットでも使えます。
いくつかお店の例を紹介すると、対応する主な店舗として以下の10種類が挙げられます。
- ガスト
- ジョナサン
- ロイヤルホスト
- マクドナルド
- すき家
- かっぱ寿司
- コメダ珈琲店
- 味の民芸
- CoCo壱番屋
- サガミ
仕事の合間に食事をとってすぐに移動したい時でも、QUICPAYならワンタッチで即会計が終わります。
また、給料日前で財布の中にお金が少ない…という時も、QUICPAYなら後払いなので安心です。
タクシー
主に13種類のタクシー会社が、QUICPAY決済に対応しています。
例えば以下の5社は、QUICPAYで支払えます。
- 東京無線タクシー
- 昭和グループ
- さくらタクシー
- 日本交通
- 明和グループ
急ぎの用事でタクシーを使った時もQUICPAY決済ならすぐに会計を済ませられます。
小銭が中途半端に足りない時も、QUICPAYならスムーズです。
タクシーに乗る時は、面倒な支払手続きを簡略化できるQUICPAYのカードなどを用意しておくと良いでしょう。
家電・本・服飾
家電や本、服飾に関する支払いも、QUICPAYならラクラクです。
例えば以下の10種類のお店は、2万円以上の支払いができるQUICPAY +も含めたQUICPAY決済に対応しています。
- ツタヤ
- 八重洲ブックセンター
- 明林堂書店
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- エディオン
- コジマ
- コナカ
- ユニクロ
- Right-on
主にモバイル決済のQUICPAYが対応しているQUICPAY+なら2万円以上の支払いができます。
高額な電化製品を買いたいのにクレジットカードを忘れてきた!
といったトラブル時も、スマートフォンにQUICPAY+機能を備えていれば支払えるので大丈夫です。
百貨店・モール
QUICPAYは様々な百貨店やショッピングモールでも使えます。
例えば以下の5種類のお店なら、QUICPAYでの支払いが可能です。
- 赤レンガ倉庫
- Ario
- ELM
- 高島屋
- LOFT
バーゲンなどで混雑している時は、QUICPAYを使えば支払い時間を短縮できるので便利です。
百貨店なら服や食品などたくさんの商品を取り扱っています。
まとめてQUICPAYで決済すれば、ポイントもたくさん貯められるでしょう。
レジャー・アミューズメント
QUICPAYは買い物だけでなく、レジャー施設・アミューズメント施設の利用料金の支払いにも使えます。
例えば以下の7種類の施設では、QUICPAY決済が可能です。
- 快活クラブ
- ジャンカラ
- コロナワールド
- MOVIX
- 富士急ハイランド
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 東京ドーム
映画館や遊園地などのレジャー施設・アミューズメント施設における高額な会計では、現金で料金を支払うよりもポイントを貯めてお得な還元を受けられるQUICPAYがおすすめです。
空港施設
一部の空港施設では、QUICPAY決済が可能です。
下記の6つの空港が、QUICPAYに対応しています。
- ANA FESTA
- 大阪国際空港
- 関西国際空港
- 大分空港
- 新千歳空港
- 中部国際空港セントレア
対象施設は限られています。
国内外すべての空港で使えるわけではないことに注意ましょう。
旅行において食事をとったりお土産を買ったりする際は、QUICPAYがあればスムーズに支払えるうえにポイントも貯められてお得です。
これから旅行先で現金を使うので手持ちの現金を使いたくない…という場合も、QUICPAYなら後払いで請求されるので、手元にある現金は消費せずに済みます。
その他
QUICPAYは、他にも様々なお店で使えます。
例えばauショップで携帯電話の周辺機器などを購入する時は、QUICPAYのカードや対応スマートフォンを持っていれば即座に支払えます。
ホームセンターもQUICPAYに対応している店舗があり、例えば以下の2店ではQUICPAYで支払えます。
- ダイシン
- ホームセンタータイム
APAホテルに宿泊する時も、QUICPAYで支払えます。
宿泊費に対してポイントを貯められるので、高額な決済になってもその分たくさん還元を受けられるのが嬉しいでしょう。
ガソリンスタンドは、以下の3種類のお店が対応しています。
- ENEOS
- 昭和シェル石油
- エッソ・モービル・ゼネラル
対象店舗での給油の際は、QUICPAYがあれば支払いをすぐに終えて運転を再開できることを覚えておきましょう。
QUICPAYの3つのメリット
QUICPayには、主に以下の3つのメリットがあります。
- 支払いが簡単
- ポイントやマイルを貯められる
- クレジットカード会社の保障サービスが付帯されている
上記のメリットを、それぞれチェックしていきましょう。
簡単に支払いが可能
QUICPAYはプリペイドカードやデビットカード紐付け型を除いて、チャージをしなくてもすぐに支払いができる電子マネーです。
チャージ不要なので、残高不足に悩まされることはありません。
支払いも簡単で、QUICPAY機能が搭載されたカードやスマートフォンをレジにあるリーダーにかざせばすぐに支払いは終了します。
小銭を財布から取り出すなどの面倒な作業が必要なく、レジが混んでいるお昼時などもスムーズに支払えて安心です。
ポイントやマイルが貯まる
QUICPAYでは、利用ごとにポイントやマイルを貯めることができます。
貯まるポイント・マイルはQUICPAYを発行したクレジットカード会社ごとに異なります。
例えばJCBのJCB一般カードでQUICPAYの専用カードを発行して使う場合は、Oki Dokiポイントが他の支払いも含めた1,000円の利用ごとに1ポイント貯まります。
普通に現金で買い物や支払いを行う時は、お店がポイントカードなどに対応していない限りポイントを貯めることはできません。
しかしQUICPAYなら、クレジットカードと同じようにポイントを貯めてお得に買い物できるメリットがあるのです。
紛失や盗難の際に保障を受けられる
QUICPAYを使う場合は、QUICPAYを発行したクレジットカード会社による紛失や盗難の保障を受けることもできます。
例えばセブンカードプラスなら、24時間体制で紛失や盗難の連絡ができます。
もしもカードを紛失してしまったら、届け出をした60日前からの損害額をすべて補償してもらえる仕組みです。
トラブル時には保障を受けられるため安心して使えるのも、QUICPAYのメリットですよ。
QUICPAY(nanaco)はコスパ抜群!
QUICPAY(nanaco)は、nanacoカードにQUICPAY機能を追加できるサービスです。
JCB一般カードやセブンカードプラスなどが対応しています。
普段食料品などを買う時に使っている方も多いのではないでしょうか。
通常のnanacoは100円(税抜)につきnanacoポイント1ポイントの還元を受けられる仕組みです。
QUICPAY(nanaco)のQUICPay決済では、通常200円(税抜)の支払いごとにnanacoカードで1ポイントを貯められたうえでクレジットカードのポイントも貯められます。
つまり、QUICPAY(nanaco)には、nanacoポイントとクレジットカードのポイントでポイントの二重取りができるメリットがあるのです。
nanacoの残高が足りない時の補助としてQUICPayを使うこともできます。
nanacoカードを使う機会があるならQUICPAY(nanaco)を手に入れておいて損はありません。
QUICPAYにマッチした3枚のおすすめクレジットカード!
最後に、QUICPAYを使えるたくさんのクレジットカードの中からおすすめのカードを3枚紹介します。
いずれもQUICPAYの使い勝手が良い特徴を持っているので、参考にしてください。
セブンカードプラス
イトーヨーカドーやセブンイレブンで活用できるクレジットカードを展開しているセブン・カードサービス社。
セブンカードプラスは、紐づけた先払い式電子マネー「nanaco」カードにQUICPAY機能を付帯させられるのが特徴です。
セブンカードプラスがあれば所有するnanacoへ残高をチャージしなくてもQUICPAYで支払いができるようになるので、チャージの手間がかかりません。
さらに通常はQUICPAYでの支払い額200円につき1ポイントが貯まりますが、セブンイレブンで使えば200円につき3ポイントとなるので2ポイント多くもらえるメリットがあります。
セブンイレブンで買い物をする機会が多い人には、セブンイレブンでたくさんポイントを貯められるセブンカードプラスがおすすめです。
JCB一般カード
1961年よりクレジットカード事業を展開し続けているJCB。
国際ブランドであるJCBが直接手がけている「プロパーカード」のクレジットカードが、JCB一般カードです。
JCB一般カードでは、QUICPAYを以下の8種類から選んで利用できます。
- 専用カード
- 携帯電話やスマートフォンに対応するQUICPayモバイル
- iPhoneやApple Watchに対応するApple Pay
- 10歳以上の子供に使わせることができるおこづかいQUICPay
- nanacoカードへQUICPAY機能を追加する「QUICPay(nanaco)」
- エッソ・モービル・ゼネラルの支払いにも使えるスピードパスプラス
- QUICPayコイン
- ANAのスキップサービスやnanaco機能付きのANA QUICPay+nanaco
豊富なラインナップから自分の使いたいタイプのQUICPAYを選んで申し込みたい方は、JCB一般カードを選びましょう。
セゾン・パール・アメリカンエキスプレスカード
1983年から30年以上クレジットカード事業を行っていて、VISAやマスターカード、JCBだけでなくアメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードも発行できるクレディセゾン。
セゾン・パール・アメリカンエキスプレスカードは、前年1回の利用で翌年度の年会費が無料になるアメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレス・コネクトにより、アメリカン・エキスプレス会員だけが受けられるダイニングやショッピングなどの優待特典を活用できます。
QUICPAYはモバイル型に対応していて、felica搭載のスマートフォンでQUICPAY決済を行えます。
年会費無料でアメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードを手に入れて特典を活用しつつ、QUICPAYでの決済も行いたい人にはセゾン・パール・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめです。
まとめ
今回は、QUICPAYについて解説しました。
特に重要なのが、以下の3点です。
- QUICPAYは後払い式で、チャージしなくても支払える
- QUICPAYはコンビニやスーパーなど様々なお店で使える
- QUICPAYを使うには対応するクレジットカードなどが必要
「QUICPayって何?」
「QUICPayはどこで使えるの?」
と疑問に感じていた方は、この記事を参考に使い方や使える場所を覚えてください。