どこのクレジットカード使ってるの?
えーっと・・・VISAですね!
その答えは間違いではないんだけど、VISAは自社でカード発行をしていないよ!
えっ、そうなんですか?
カードを持ってはいるものの、カードの仕組みとか詳しいこと全然わからないんですよね。
それじゃあ今回は基本的なことを解説していくね!!
クレジットカードをなにげなく利用している人も多いのではないでしょうか。
私達利用者(お客)としては、『つけ払い』のような感覚で利用する人が多いと思います。
その場でお金がなくても、商品を購入できてしまうクレジットカード。
昔に比べて敷居も低く、学生でも持てるようになったカードですが、意外と気にされないのがその具体的な仕組みです。
この記事ではクレジットカードの仕組みから基礎知識について詳細に解説していきます。
ツイッター(@crecatty)ではカードやキャッシュレスの知識をつぶやいていますよ。
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この記事の目次
クレジットカードの仕組みはどうなってるの?
クレジットカードを発行する会社はお客(カード会員)と加盟店(お店)に対して商売を行っています。
私たちカード利用者にカードを発行する会社のことをイシュアといいます。
また、カードを使うことのできる加盟店を増やす業務や管理を行うのをアクワイアラと言います。
海外ではこの二つの役割が明確に分かれており、それぞれ別の会社が担当したりもしますが、日本ではイシュアとアクワイアラが同一であることが多いです。
イシュア | お客さんからみた立場のカード会社(カード発行会社)の呼び方 |
---|---|
アクワイアラ | お店からみた立場のカード会社の呼び方 |
イシュアは、クレジットカードの発行やお客へ請求した分の回収を担当します。
カード会員の多くがクレジットカードとして認識しているのは、実はイシュアになります。
そしてアクワイアラは、加盟店とカード会社の利用契約をしていることから加盟店管理業務を行っています。
言葉だけ聞くと難しく感じるかもしれないけど、
- カード会員
- カード会社
- お店(加盟店)
の三者関係に注目すればクレジットカードの仕組みについて大枠は理解できてしまうよ!
欲しい服などを購入するときにカードを利用したとしても、請求が来た時に手数料などが加算されているわけではないですし、お客側には全く損がなく利用できてしまいます。
それどころか、ポイントや特典までつきますのでメリットしかないように感じます。
しかし、なんの利益もなくつけ払いを代行してくれる会社なんてありませんよね。
にもかかわらず、そのポイントやお得な特典を負担してくれているのは何故でしょうか。
決算の仕組み
カード会社側がなぜつけ払いを代行しているかの理由を考える前に決済の仕組みについて触れておきます。
そもそもクレジットカードを発行するときに審査があるのはどうしてでしょうか?
その答えはクレジットカードの基盤が利用者(お客)との信用というもので成り立っているからです。
つまり、どちらか一方が信用をなくしてしまうと問題が生じてしまいます。
カードを使うと簡単に欲しい物が手に入ってしまうため、借金をしている感覚がない状態で利用している人が多いと思います。
しかし、カード会社は審査の段階で『この人はキチンとお金を返してくれる』と信用してカードを発行し、限度額分まではある程度自由に借りてくださいと許可を出しているにすぎないのです。
ですから当然、借りた分は返さなければ利用を停止されてしまいます。
決済の流れ お客・カード会社編
では、実際の決済の流れをみてみましょう。
- 好きな商品を購入するためにカードを提示
- レシートにサイン、もしくは番号の入力
- 送られてきたレシート・利用データを確認し、翌月に利用明細書が『お客』へと届く。
- 届いた利用明細書に合わせてカード会社からお金を引き落としされる。
レシートにサインをした場合は、サインしたレシートが『カード会社』に送られるよ。
暗証番号を利用した場合は、オンラインで『カード会社』へ利用データが送られるので出てきた3枚のレシートのうち『カード会社用』となるものを、店舗がカード会社へ郵送するようになっているよ。
『カード会社』や利用した店舗によって、カード会社控えレシートの発送日や確認した日が違い、請求が翌々月になってしまうこともあるので注意が必要だよ!
『お客』と『カード会社』の流れとしては、
が一般的です。
決済の流れ 加盟店・カード会社編
次に『加盟店』と『カード会社』の流れをみてみましょう。
- 加盟店はカードを利用したお客さんのレシートを郵送する
- カード会社がカード利用履歴や送られてきたレシートを確認し、利用手数料を引いた金額を加盟店へまたは決済代行会社へ入金。
お客さんのレシートへのサイン、暗証番号入力後、加盟店はカード会社控えのレシートを送るんだ!
この時、決済代行会社へ送るのか、カード会社へ直接送るのかは、加盟の仕方によって変わるよ。
全体的な決済の流れとしては、
となります。
それぞれの視点で考えるとわかりやすいですね!
どうやってクレジットカード会社は儲けている?
では、クレジットカード会社はどうやって利益を出しているのでしょうか。
具体的に見ていきます。
『カード会社』と『お店』の関係⇒加盟店の店舗手数料
で利益を得ています。
クレジットカードの年会費
一般カードやGOLDカード、プラチナカードなどグレードはさまざまですが年会費がかかるものも多く、GOLDカードクラス以上になると年1万円以上はあたりまえのようにかかります。
その分、付帯されるサービスやステイタスも充実しているのでお客側もあまり損を感じません。
キャッシングの利息や分割払いの手数料
クレジットカードにはショッピング、付帯保険やキャッシング機能が備わっています。
そしてキャッシングの利息が、銀行などのカードローンに比べてとても高いのをご存じでしょうか。
つまり1万円をキャッシングした場合、1カ月後に返済した場合は147円の利息になるよ。
たとえば今、多くの方から支持されている『楽天カード』は、利息年18%としているよ!
この利息18%というのは、実は消費者金融と同じ利息になるんだ。
これは利息金利法で10万円から100万未満に適応される利息の限度になるよ。
そう考えると利息としては高く感じるかもしれないね。
分割払いの手数料
分割払いはほとんどのカード会社は3回払いから手数料が発生します。
リボ払い=5,000円など、お客自身が毎月の支払額を決めて支払う分割払い
そしてリボ払いの金利は約年15%程度のカード会社が多く、返済期間が長くなるとそれだけ手数料もふえていきます。
一見便利そうに見えるリボ払いも、このように手数料がかさむことから、節約本などでは避けるように指示されていることも多いです。
クレジットカード会社にとって利息や手数料は純粋に利益になるので、できれば多くの人にリボ払いや分割払いを利用してほしいというのが本音だろうね。
加盟店(カードを利用できる店舗)からの『利用手数料』
加盟店はクレジットカードを利用できるようにするために、カード会社に『利用手数料』というものを支払います。
その利用手数料はバラつきがあります。
専門店など | 3%から5% |
---|---|
デパートなど | 2%から3% |
家電量販店など | 1%から1.5% |
広告収入
利用明細書をうけとったときに広告などの冊子が同封されているのを見たことはないでしょうか。
保険やセールの紹介、お取り寄せや割引クーポンなどさまざまな広告が、DMなどで送られてくると思います。
カード会社としてはその広告によってカードを利用してもらえれば、利用手数料・分割手数料などの収入があがるので、お互いに持ちつ持たれつという面があるようです。
しかし、広告主は他社の媒体(クレジットカード)を利用して広告をすることになるので、広告料をカード会社に支払っています。
- 【クレジットカード会社のメリット】
- 広告をみたカード利用者の消費意欲を刺激して利用手数料・分割手数料の収入増を狙える
- 広告主から広告料を貰える
- 【広告主のメリット】
- カードによって利用者が違うため、ターゲットを絞って広告することができる
加盟店とクレジットカード会社の関係
加盟店とクレジットカード会社の関係は、『お客』と『カード会社』よりも少し複雑になります。
お店がクレジットカードを利用するためには加盟店として登録が必要になりますが、その登録には高い壁があるのです。
登録するには
- 『カード会社と直接契約をする』
- 『決済代行会社経由で契約する』
の2つの方法があります。
カード会社と直接契約をする(直接加盟方式)
店舗やショッピングモールなどのテナントがアクワイアラと直接契約し加盟することができます。
しかし直接契約するには、VISAやJCBなど複数のブランドと契約するために、その都度審査し契約が必要になります。
審査基準の目安として言われているのは月の売り上げが1,000万円を超える、複数店舗を経営しているなどです。
決済代行会社に依頼する(包括加盟方式)
ゼウスやIPSといった決済代行会社へ依頼し、加盟するという方法があります。
決済代行会社の加盟店への役目としては以下のようなものがあります。
- クレジットカードの決済導入手続きを代行
- 複数のカード会社の利用分を一括入金する
- 決済システムのメンテナンス導入
決済代行会社を通してクレジットカード会社へ加盟する際には、審査はアクワイアラ、与信管理は決済代行会社とアクワイアラで行います。
決済代行会社の手数料も入るので割高になってしまいますが直接契約に比べ敷居も低く、カード導入もスムーズに行ます。
1度の契約で数社のブランドカード会社と契約できるから、契約の前の面倒な手続きがとてもラクになるのも、店舗側のメリットだね。
小規模な店舗や売上面で心配な業者などは、決済代行会社を利用して加盟する方法が主流のようです。
決済代行会社の中にはネット通販会社を対象に決済代行を行う会社もあり、多様化しています。
そして実店舗がないネット通販会社などはクレジットカード会社との直接契約はほぼ出来ず、決済代行会社を通しているところがほとんどのようです。
カード会社としてはカードを利用してもらえばもらうほど各手数料が入ってくるから、店舗やショッピンサイトなどの加盟店数を増やしたいところだよね。
けれど加盟するための敷居を下げるわけにはいかない・・・。
そこで『決済代行会社』を加盟店との間に挟むことで、手続き各種を大幅に軽減し、加盟数を増やすことが出来るようになったんだ。
私たちの知らないところでそんな手続きが行われていたんですね!
加盟店が少ない=利用できる場所が少なくて使い勝手が悪いという印象を与えてしまうし、加盟店にカード利用者が訪れてお金を落としてくれるわけだからどこのカード会社も加盟店との関係には細心の注意を払っているんだ!
加盟店側のメリットとは?
加盟店舗数・カード利用者数を増やすクレジットカード会社は、その分手数料も増えるのでメリットが大きいです。
しかし加盟店はクレジットカード会社へ「利用手数料」を支払わなくてはならないので、一見クレジットカード会社の一人勝ちのように感じるかも知れません。
では、利用手数料を支払ってまでも、加盟するほどのメリットとは何でしょうか。
手持ちのお金がなくとも購入してもらえる
まず、一番大きなメリットとして挙げられるのは
「カード決済を導入することで手持ちのお金がなくても商品やサービスを購入してもらえる」
ことです。
つまり、今月は厳しくとも来月の請求の時には大丈夫というお客さんの購入が見込めます。
ボーナスで支払えるなどお客から見れば、カード払いですと少々高額でもやりくりしやすく、購入意欲がそのまま反映されやすいので現金のみの販売よりも売り上げが上がります。
現金管理・セキュリティの問題
未だに強盗などの事件は絶えません。
カード決済によって入金もすべて銀行になるのでお店に多額の現金を置く必要がなくなり、犯罪に巻き込まれたとしても最小限の被害額に抑えられるでしょう。
カード支払を好むお客を逃がさない
カードがもつ付帯サービスや特典を利用して、ポイントを貯めたい割引を受けたいなど希望する人は多いです。
クレジットカードを使えなければ特典を受ける事ができないので、あえてクレジットカードを使えるお店を選んでいる人もいるそうだよ。
クレジットカード会社によって各種サービスが受けられる
たとえば、三井住友カードの加盟店になるとさまざまな加盟店のサービスが受けられます。
- 複数店舗ある場合は、Webでまとめて入金額や明細など確認が可能
- 販売促進支援(ショップ情報に記載・カード会員への紹介など)
- 経理業務の一部代行
- 不正利用などへの対策など、セキュリティ対策 など
一部の例ですが、カード会社によってさまざまなサービスを提供しているところもあり、店舗にとってメリットの一つです。
加盟店になることで一番のメリットは『売上の増加』です。
店舗はクレジットカード会社へ加盟すると利用手数料が発生するので、現金で販売したときよりも1回の売上の利益は減ります。
しかし1回の売上げの利益は減ったとしても、クレジットカードを利用することによって客数の増加や単価が上がることは、結果的には加盟店の利益につながります。
国際ブランドとクレジットカード発行会社??違いは何?
ゆいちゃんが導入部で出した疑問についてこれから解説していくよ!
クレジットカードでややこしい部分でもある国際ブランド・クレジットカード発行会社とは具体的に何が違うのでしょうか。
クレジットカード会社加盟店で
- 『JCB』
- 『VISA』
- 『MasterCard』
などのロゴを見たことがあると思います。
発行してもらった会社(たとえばイオンなどの流通系の場合は店舗・銀行系の場合は銀行)の名前とは別に表記されているJCBなどのロゴのカード会社の一部を国際ブランドといいます。
また、その他にカードの裏などに記載されている会社が発行会社となります。
自社でもクレジットカードを発行している会社もあれば、提携先のみの場合もあります。
それにくらべ、カード発行会社は国際ブランドから決済システムを提供してもらい、ブランド価値+自社サービスをつけた形でカードを発行しています。
主に入会審査や顧客管理・請求書の発行を行うので、役割としては国際ブランドとは違うものになります。
国際ブランドとは何か?
国際ブランドとは、一言でいえば『世界共通のクレジットカード会社』です。
世界各国で利用できるクレジットカードなので国際ブランドといわれています。
たとえば、イオンなどの日本のクレジットカードであっても『JCB』や『VISA』のロゴが入っているだけで外国でも利用できるのが国際ブランドの力なんだ。
今まで『カードを発行した会社』をクレジットカード会社として認識していました。
2つのカード会社が1枚のカードに存在しているという感覚的になっている人も少なくないみたいだね。
この機会に国際ブランドについてマスターしてしまおう!
どういった国際ブランドが存在する?
世界No.1ブランド VISA
クレジットカードを所有している人であれば、知らない人はいないでしょう。
アメリカで1958年に創業されたVISAは、『カードがもたらすサービスは、自由に設定するべき』という社訓のもと、提携先のカードのサービスに対して縛りを待たないカード会社です。
提携先が独自にサービスを提供しつつVISAカードとして発行することができます。
VISA独自でプロパーカード(自社発行カード)は発行しておらず、『VISA』というブランドと決済システムを提供しています。
人気の理由の一番は、その高いシェア率が挙げられるよ。
世界各国のおよそ40,000以上の加盟店でカードを利用でき、世界のカードシェア率は約60%と驚くべき数字からも人気がうかがえるね。
外国のATMでキャッシングも可能だから、旅行や出張で海外を訪れるときにはぜひ持っていたいよね。
https://shifit.co.jp/crecatty/internationalbrand/473/
世界No.2ブランド MasterCard
MasterCardもアメリカで創業されたカード会社です。
そしてプロパーカードはなく、VISAと同じように、決済システムとブランドを提携したカード会社に提供する形をとっています。
そして利用できる店舗も38,000店舗とVISAよりも多少劣りますが、VISAと同じ会社が販路を広げる働きをしているので、VISAとほぼ同じくらいの店舗で利用できるのです。
日本におけるVISAとの違いは、統一されたサービスがあることと国内サービスの多さだよ。
MasterCardブランドとして各都市に合わせたサービスの展開と、提携先の企業としてのサービスを組み合わせる形になるんだ。
他のブランドと比べてサービスの提供量が多いのも人気の理由だね。
日本産の国際ブランド、JCB
日本での加盟店数1位であるJCBは、国際ブランドの中で唯一、イシュアとアクワイアラを行うカード会社になります。
つまり、国際ブランドとして決済システムを利用しながら、カードを発行し加盟店の管理等も行うカード会社なのです。
さまざまな種類のプロパーカードも発行し、万人が日常生活において使用しやすいカードです。
実は、世界シェアでいえば1%と低く、国際ブランドの中でも下の方なんだ。
しかし付帯されるサービスの量も多く、アメックス・ダイナースクラブとの契約により、互いの加盟店で使用できるようになったから、海外で利用できる店舗も増えるよ!
ステイタス性が高い アメリカンエキスプレス
アメリカンエキスプレス(通称アメックス)が発行するカードはステイタス性が高く、カードがもつ付帯サービスや保険の内容が充実していることで有名です。
近年ではJCBやダイナースクラブとの提携により利用できる範囲が増えると同時に利便性も上がったので、少しずつそのステイタス性を求める人が増えています。
アメックスのもつステイタス性は海外ではいかんなく発揮され、カードを見せるだけでVIP待遇になるほどといわれているんだ!
付帯サービスも多く、一般カードでさえ他社のゴールドカードほどのサービス内容で、多少高い年会費を払ってでも利用したい人が多い人気のカードだよ。
世界初のクレジットカード ダイナースクラブ
1950年、富裕層を目的につくられたダイナースクラブは、今現在でもターゲットを変えず収入面を重視した審査基準があります。
アメックス同様、ステイタス性を重視しているのでBMWなど一流企業を主に提携しています。
また提携先も多くを望んでおらず、あくまでステイタス性を重視し、富裕層の顧客が満足できるものにこだわっています。
BMWダイナースカードなどになると、車をこのカード一枚で買えてしまうほど利用限度額が高く設定されているんだ!
他のブランドとは違ってカードの発行は自社で行うので、他社に比べて客層を管理しやすいのも、長い間ターゲットを変えずにいられた理由の1つになるね。
かなりの高ステータスカードである分、年会費の高さ、審査の厳しさからなかなか持つのが難しい魅力的なカードだよ!
クレジットカード発行会社
クレジットカードを発行する
には、
- プロパーカードを選択する場合
- カード発行会社を選択する場合
の2つの方法があります。
プロパーカードを選ぶ利点は、審査は厳しいですがステイタス性のあるカードを得ることができるところにあります。
そして、カード発行会社の利点としては、どの会社を選択するかによってサービスや付帯される保険が異なり、自分のライフスタイルにあったカードを選択できるところにあります。
また、カード発行会社は複数の系統に分かれています。
銀行系カード
銀行系カードとは主に、三井住友銀行やみずほ銀行などの大手銀行から、地方銀行が発行会社となり発行しているカードになります。
三井住友VISAカードなどは、三井住友カード㈱が発行しているように、子会社や関連会社が発行している場合もあります。
【特徴】
キャッシュカードと一体型にできる・各種ローンの金利をさげてもらえるなど銀行特有の利点が多いのが特徴です。
信販系カード
ジャックスやセディナなど信販会社が発行しているカードが信販系カードになります。
クレジットカードがない時代、もともと割賦払いの管理をする会社が信販会社でした。
【特徴】
割賦払いと得意としていただけあり、分割払いの回数やリボ払いのサービスが豊富です。
銀行系とは違って、ショッピングなどに特化しており、日常生活においてマルチに使いやすいカードになります。
流通系カード
最近増えているのが大型商業施設やガソリンスタンドなどが発行会社となり、発行される流通系カードです。
【特徴】
限られた店舗での利用がとてもお得になるカードです。
たとえばイオンカードだと、イオン系列のスーパー、コンビニなどで掲示するだけで5%引きになる特定の日があり、ポイントが他のカードを利用するよりも貯まりやすくなっているよ!
ある程度日頃から特定のスーパーを利用しそこのカードを使用するのであれば、流通カードはかなり利点の多いカードになるんだ。
その他(メーカー系・石油系・独立系)
TOYOTAなどの自動車メーカーや、パナソニックなどの電機メーカーが発行するカードをメーカー系。
出光などガソリンスタンドなどが発行するカードを石油系といい、大和ハウスやSBIなどが発行するカードと独立系カードと呼びます。
【特徴】
自社サービスに特化し、電機メーカーであれば保証期間の延長などの特典があるほか、石油系であればガソリンなどの値引きがあります。
しかし、自社に対してのサービス・特典は充実しているものの、その他の面では他のカードに比べ特化したものがないので、利用目的が限られやすいカードになります。
それぞれ良いところ悪いところがあるんですね!
だからこそ自分の生活に合った一枚を選ぼう!!
初心者におすすめのクレジットカード!
初めてクレジットカードをもつときに、どこのカードにしようか迷うと思います。
できればお得で使いやすいカードを選びたい人が多いのではないでしょうか。
カードを選ぶポイントとしては5つあります。
5つのポイントのうち、優先順位とどうしても譲れない部分を決めましょう。
- 年会費が無料か有料か
- プロパーカードか、クレジットカード発行会社のカードか
- ステイタスを重視するのか、気にしないのか
- 付加価値(ポイントの還元率や、割引など)で何を重視するのか
- 国際ブランドのどこを選ぶのか
そして必ず決めなくてはいけないのが、どんなときに利用したいのかです。
・イオンやセブングループなど特定の場所での利用をメインに考えるのか
・場所は特定せずにあらゆる場面で使いたいのか
によって選ぶカードは変わってきます。
三井住友VISAクラシックカード
三井住友VISAクラシックカードはVISAカードの中でも日本で一番有名と言っても過言ではないでしょう。
そのため、サービスとして提携している企業も多く、ポイントの還元率が高いのが特徴です。
年会費は初年度無料で、次年度から1,250円(税抜)がかかるけど、海外旅行傷害保険やショッピング保険など付帯されているから初めてカードを持つにはおすすめだよ。
JCB一般カード
日本で一番加盟店の多い国際ブランドであるJCBのプロパーカードです。
貯まったポイントを、nanacoやTポイント、JALやANAのマイルへ交換できるので、ポイントの利便性もあります。
年会費は初年度無料、次年度から1,250円(税抜)がかかるけど、条件を満たすことによって無料になるよ!
また、海外旅行傷害保険・ショッピング保険が付帯されていてお得な一枚なんだ。
楽天カード
インターネットでの利用をメインに考えている場合は、楽天カードがおすすめです。
年会費無料は永年無料です。
楽天でのショッピングの他実店舗でもポイントが貯まります。
また、還元率最低1%と高く、キャンペーンなどのときには10倍のポイントがつくなど還元率の高さも魅力の1つです。
海外旅行傷害保険も付帯されています。
ネットショッピングがメインの楽天グループだけあって、ネットでの不正利用も補償してもらえるよ!
そしてカードを利用した場合にはメールでお知らせが届くから、万が一身に覚えないうちに利用されたとしても、すぐわかる仕組みになっているんだ。
セブンカード・プラス
セブングループが発行するセブンカード・プラスは、nanacoとクレジットカードが一体型になったカードです。
nanacoへのチャージもポイントが還元されるほか、セブン&アイグループでの利用で2~3倍のポイントが貯まります。
またカード掲示してポイントをため、現金払いも可能なのが他のカードにはない特徴です。
日頃からセブンイレブンや、イトーヨーカドーなど利用する人にお得なカードになります。
JCB CARD EXTAGE
29歳以下対象の『JCB CARD EXTAGE』は年会費がかからず、Amazonやセブン・イトーヨーカドーで使うとポイント3倍など提携先店舗での高いポイント還元率は魅力的です。
さらにJCB会員限定のサービスも豊富で旅行の際にガイドや優待を受けることができます。
また、JCBはディズニーの公式スポンサーなのでディズニー関連のキャンペーンなどがうれしいですね。
若年層をターゲットにしたカードなので、審査基準も甘めで持ちやすいカードになります。
三井住友VISAデビュープラスカード
25歳以下対象の『三井住友VISAデビュープラスカード』は初めてカードをもつ人を対象としたカードです。
他の三井住友系カードに比べポイント還元率が1.0%と非常に高く、様々な交換先にポイントを利用できます。
さらにショッピング保険や各種セキュリティが充実していて安心利用が可能に!
『JCB CARD EXTAGE』と同様、若年層をターゲットにしていて、カード初心者にはおすすめの一枚です。
まとめ
クレジットカードは、
- カード会社
- カード会員(お客)
- お店
の3者すべての信用のもとに成り立つ仕組みだとご理解いただけたと思います。
カード会社がサービスを提供し、お客がカードを利用することによって、お店の収益が上がり、結果カード会社の利益にも繋がるので、互いにWIN WINの関係が築けるのです。
クレジットカードはとても便利なものですが、使い方・利用の仕方を間違えるととても怖いものになります。
この記事を読んでカード仕組みを見直し、賢いカードライフを送れるようになりましょう。
もっとクレジットカードなどの情報を知りたい方は、ツイッター(@crecatty)もご覧ください!