最近、買い物しすぎちゃって、エポスカードの請求額が凄いことになっているんです!
エポスカードは、後からでも分割払いに変えることができるよ。
分割払いって、したことないんです。
手続きは大変なんですか?
手続きはインターネットで簡単にできるよ。
でも分割払いにすると手数料がかかるし、返済方法もいろいろあるから、手続き前に詳しく説明しておくね。
エポスカードで分割払いを行いたいものの分からないことがあり、困っていませんか?
エポスカードの分割払いのしくみは独特なシステムが多いため、支払い方法の種類や分割払い利用時のポイントの貯まり方などわからないことがあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、エポスカードの分割払いに関する基本情報やよくある質問などを取り上げて解説します。
最後まで読めばエポスカードの分割払いをうまく活用できるようになるので、参考にしてください。
この記事の目次
知っておきたい分割払いの3つの基礎知識!
エポスカードの分割払いにおける基礎知識として知っておきたいのが、以下の3点です。
- 「分割払い」がどういった支払い方法なのか
- 分割払いは金利がかかるのか
- お得な分割払いの方法
まずは3つの基礎知識をそれぞれ解説するので、ご覧ください。
そもそも分割払いとは?
エポスカードの分割払いは、「1つの利用金額を2回以上に分けて支払う」サービスのことです。これは、一回の買い物代金につき分割で支払うことが可能という意味です。例えば次のようなイメージで分割払いの買い物ができます。
5回に分割(月々約2万円に分割)
②. 5月8日に5万円の買い物
2回に分割(月々2万5千円に分割)
③. 5月10日に3千円の買い物
1回で支払う(翌月一括で3千円支払う)
次回のカードの請求が、約5万8千円になりますね。以降カードで買い物しない場合は、カードの支払いは約4万5千円、約2万円といった具合になっていく。
10万円を5回に分割したら約2万円というのが気になります。
エポスカードの分割払いは3回以上に分割すると、分割手数料がかかるんです。分割手数料は次項で解説するよ。
分割払いと似た支払い方法にリボ払いがあります。リボ払いと分割払いはどちらも一回ではなく何回かに分けて支払っていくという意味で同じもののように思っている人は意外と多いですが、全くの別物です。
リボ払いは毎月のカードの支払いが一定の金額になる支払い方法のこと。リボ払いで総額10万円の買い物をしても、リボ払いの設定金額が1万円ならカードの請求は1万円になり、リボ払いの残高が0円になるまで支払いが行われます。
分割払いは1つの支払い(買い物)ごとに指定した回数分で均等に分割、リボ払いはリボ払いで支払ったすべての金額を指定した金額で分割するため、しくみが全く異なることに注意しましょう。
エポスカードのリボ払いは以下の関連記事でまとめていますので、詳細が気になる方はぜひご覧ください。
金利や手数料はかかる?
エポスカードの分割払いでは、3回以上の分割払いで実質年率15.0%の分割手数料が発生します。
パーセントで書かれてもイメージがわきにくいですから、10万円を分割払いする場合の分割回数と手数料をまとめたものが次の表になります。
分割回数 | 分割手数料 | 分割払い総額 |
---|---|---|
2回 | 0円 | 100,000円 |
3回 | 2,500円 | 102,500円 |
4回 | 3,130円 | 103,130円 |
5回 | 3,770円 | 103,770円 |
10回 | 7,000円 | 107,000円 |
36回 | 24,340円 | 124,340円 |
分割払いは出費の多い月は大変役に立つ支払い方法です。分割回数を多くしてひと月の分割払いを安くし過ぎると、その分利息(分割手数料)も多く支払うことになります。
3回以上の分割払いの場合は、買い物したときの金額より手数料の分だけ多めに支払うことになるということはきちんと覚えておきましょう。
2回払いやボーナス払いがおすすめ!
エポスカードで1回払い以外の支払い方法を利用する場合は、2回払いやボーナス一括払いがいいでしょう。
2回払いは支払い金額を均等に2回に分ける支払い方法で、手数料が一切発生しないメリットがあります。
ボーナス一括払いは利用した金額をボーナス支給月にまとめて支払う方法です。
高額なテレビやパソコンなどを購入した時は出費が大きくなって家計を圧迫しかねないリスクがありますが、ボーナス一括払いにすればすぐに支払いを始める必要がありません。
エポスカードの分割払いの基本的な性質をまとめると次のようになります。
- 3回以上の分割払いになると、分割手数料が加算される。
- 分割手数料は実質年率15%。
- 2回払い、ボーナス一括払いは分割手数料がかからない。
エポスカードで分割払いを行うには?
エポスカードで分割払いを行う際は、支払い時に分割払いを選択するだけでなく、後から他の方法で支払った金額を分割払いに変更することもできます。
ここからはエポスカードの分割払い利用方法を解説するので、参考にしてください。
ショッピング分割払い
エポスカードで支払いを行う際に「分割払い」を選択した際は、対象の利用金額を分割で請求してもらえます。
例えばデパートや家電量販店などで買い物をする際は、まずエポスカードをレジで提示してカード払いをすると伝えましょう。
エポスカードを手渡せばカード決済手続きが行われ、店員の方に
と聞かれます。
手数料が発生しない「2回払い」または手数料が発生する「3回~36回」までの中から好きな回数を指定して、分割決済を適用しましょう。
希望の回数を伝えて暗証番号入力またはサインを行えば支払い手続きは完了し、後日請求が行われます。
インターネット上で決済をする場合は、分割払いに対応しているAmazonなどのお店で支払うなら支払手続き中に希望の分割回数を選べます。
なお町中にあるお店やネットショップの中には分割払いに非対応のお店もあるので、注意しなければいけません。
分割払い非対応店舗での支払いを分割にしたい場合は、続いて紹介する「分割変更」を活用して支払回数を変更しましょう。
あとから分割変更
エポスカードでは、一旦「1回払い」や「ボーナス一括払い」に設定した支払いを後から分割払いに変更する「分割変更」を利用できます。
分割変更は変更締切日が決まっていて、例えば毎月27日払いに設定している場合は翌月17日頃までに手続きを行えば、指定の利用金額を分割払いにすることができます。
もちろん、変更締切日は金融機関や月によって前後します。
毎月15日頃に分割変更の期限を知らせるメールが届くので、変更手続きを忘れてしまう心配はありません。
不要な場合はエポスNetからメール通知をオフにできます。
分割変更はインターネット上のエポスカード公式サイトから利用でき、手続きは以下の4つを順番に進めていけば完了です。
- エポスNetへログインする
- 分割変更手続き画面で分割変更を行いたい月を選択
- 希望する項目で支払回数をそれぞれ選択し、「変更内容を確認」ボタンを押す
- 注意事項を読んで「申し込みを確定する」ボタンを押し、手続き完了
以下の2つのような場面に出くわしてしまったら、分割変更手続きをして支払回数を増やして対応してみてはどうでしょうか。
▼ボーナスを他のことに使う必要が出てきた
注意!「あとから分割」で2回払いはできない
エポスカードの「あとから分割」サービスで可能な分割払いは3回以上からとなっています。
カードの一回払いの買い物を、後日2回払いの分割に変更することは残念ながらできません。
【番外編】分割払いでエポスポイントがより貯まる!
分割払いの隠れたメリットとして、エポスポイントの付与率が上がることが挙げられます。
エポスポイントは通常利用金額200円につき1ポイント、つまり0.5%還元です。
1%以上の還元率のクレジットカードもたくさんあるので、還元率はあまり高くないと言えるでしょう。
ところが、「3回以上の分割払い」や「リボ払い」で支払う金額に対しては200円につき2ポイント、つまり1%還元を受けられます。
エポスポイントを貯めれば、主に以下の6つの便利な使い方ができます。
- マルイで1ポイント1円として割引を受ける
- エポスVisaプリペイドカードへの残高チャージ
- ネット通販利用時の請求額割引
- 商品券やギフト券との交換
- ANAマイルやdポイントなど、提携ポイントとの交換
- キャラクターグッズなどとの交換
分割払い時に実質年率15.0%の手数料が発生する都合上「お得」とまでは言えませんが、ポイントをさらに貯められるため負担が少し減るのはエポスカードで分割払いを利用するメリットです。
エポスカード分割払いに役立つ、手数料が把握できる支払いシミュレーションツール
分割払いは分割回数が多くなると、総額いくら手数料がかかかるか分かりにくくになります。
エポスカードの3回以上の分割払い時における手数料は、実質年率15.0%です。
3回以上の分割払い利用時は、最終的に手数料がいくらかかるか事前に計算していれば、思わぬ高額な手数料の負担を回避できるので安心です。
日本クレジット協会公式サイトの「手数料計算のシミュレーション」において、以下の情報を入力すれば、手数料の総額や毎月の支払い金額を知ることができます。
- 分割購入した商品の金額
- 実質年率(エポスカードは15.0%)
- 支払回数
スマートフォンやパソコンのお気に入りにサイトを保存しておき、必要に応じて手数料の具体的な金額を確認してみましょう。
また3回以上の分割払い利用時は通常の2倍(200円につき2ポイント)エポスポイントを貯められます。
追加のポイント付与分である+0.5%還元も考慮しつつ、手数料の出費が実質いくらくらいになるか調べてみるのが良いでしょう。
積極的に行うべきエポスカードの分割払いの手数料を安くする方法!
エポスカードのカード利用代金の支払いは口座引落しです。支払い方法を分割払いにしてもそれは変わりません。
しかし、エポスカードの場合は、エポスATMやエポスカードセンターでカードの利用代金を全額支払うことができます。
例えば、10回払いの分割を5回支払ったあとに、残金をATMで支払うことができ、これを利用すれば、本来支払うべき分割手数料をカットする効果があります。
エポスATMで全額払いをする場合は最寄りのエポスATMに行き、「全額払い」を選択しましょう。
エポスカードセンターで全額払いをする場合は、最寄りのマルイなどにおけるエポスカードセンターのカウンターに足を運んで、
と説明すれば手続きをしてもらえますよ。
エポスカードはリボ払いにも対応!
エポスカードは分割払いだけでなく、リボ払いにも対応しています。リボ払いは分割払いと同じようにカードの支払いを何回かに分割して支払っていく方法ですから、違いが何なのか分からない人もいるでしょう。
ここからはエポスカードにおけるリボ払いの特徴や注意点を解説するので、参考にしてください。
リボ払いと分割払いの違い
リボ払いとはリボルビング払いの略称で、毎月一定の金額(手数料を含む)を支払う方式のことです。分割払いは買い物するたびに支払回数を利用者が決めることができますが、リボ払いには支払い回数といった概念はありません。
リボ払いは毎月いくら支払うのかを決めるだけでよく、リボ払いの支払いが0円になるまで毎月自分の設定した金額の支払いが続いていきます。
また、リボ払いはリボルビング残高で一括管理されるのも特徴です。例えば、10万円の買い物A、5万円の買い物Bをそれぞれリボ払いにすると、合計15万円が0円になるまでリボ払いが続くということです。
つまり、リボ払いの買い物はストックされていくのです。一方、分割払いは買い物ごとに分割回数を設定するので、それぞれの支払いがリボ払いのように一つにまとめられることはありません。
- リボ払いの支払い金額は毎月一定になる。
- リボ払いで買い物すると、リボルビング残高がその分増えていく
- リボルビング残高が0円になるまでリボ払いは続く
- 分割払いのような支払い回数はない
エポスカードのリボ払いの種類
リボ払いの利用方法は、以下の3つに分けられます。
- 通常のリボ払い
- 一括払いなどの対象決済金額を後からリボ払いに変更する「あとからリボ変更」
- 一括払いを全て自動的にリボ払いとして請求する「いつでもリボ」
これに加えて、リボ払いの毎月の支払い金額を決める「標準コース(残高スライド)」「長期コース(残高スライド)」「定額コース」が用意されています。
エポスカードのリボ払いについては、以下の記事で詳しく解説しているので気になる方はご覧下さい。
リボ払いも分割払い同様にポイント還元率が1%にアップする
3回以上の分割払いと同様、エポスカードではリボ払い時に利用金額200円につき2ポイントという還元率1%のポイント還元を受けられます。エポスのポイントを貯めるという点でいうと、一回払いよりもリボ払いや分割払いの方がお得です。
エポスカード分割払いのQ&A
エポスカードの分割払い利用時は、以下の3つの疑問が生じるのではないでしょうか。
- 分割払いを利用できない場面に遭遇したけど、理由がわからない
- 支払い方法を後から変更したい
- しらないうちにリボ払いが設定されていた
それぞれ理由や対処法を解説するので、ご覧ください。
分割払い(リボ払い)が利用できなかった
エポスカードで支払い時に分割払いやリボ払いが利用できなかった原因として考えられるのは、利用限度額を使い果たしてしまっていることです。
クレジットカードには必ず利用限度額が定められていて、全体の利用可能金額の中でリボ払いや分割払い、ボーナス一括払いに使える上限が決まっています。
以下2つのうちどちらかの条件を満たせば、「支払った金額分」回復させられます。
- 増額返済をする
- 次回の引き落としが行われてから2~5営業日経つ
支払方法を変更したい
エポスカードでの支払いは、エポスNetを利用すれば後から分割払いやリボ払いに変更できます。
ただし、どちらも変更可能期間が限られているので、注意しましょう。
分割払いへ変更する場合、例えば27日支払いでエポスカードを利用しているなら、「支払い月の17日頃」まで支払方法の変更手続きができます。
引き落としに使っている口座や設定されている支払日ごとに日程が異なる場合があるので、事前にエポスカードへ問い合わせて変更の締め切りタイミングを確認しておくと良いでしょう。
▼電話番号(東京):03-3383-0101
▼電話番号(大阪):06-6630-0101
▼受付時間:9:30~18:00
▼定休日:1月1日
変更期間を過ぎた支払いは変更できないので、支払い時に指定した回数での支払いとなります。
支払いがなぜかリボ払いになっている
一括払いで支払ったはずなのに支払い方法が全てリボ払いになってしまっている場合、考えられるのは「いつでもリボ」が設定されていることです。
エポスNetから「いつでもリボ」が設定されていると、一括払いした買い物がもれなくリボ払いに自動変更されてしまいます。
いつでもリボはエポスNetへログインし、「いつでもリボ登録・解除」の項目を選択すれば解除でき、手続きを行った日の利用から一括払いを再び使えるようになります。
まとめ
この記事では、エポスカードの分割払いに関する基本情報やリボ払い、よくある疑問などを解説しました。
最後に重要点を4つまとめたので、ご覧ください。
- エポスカードでは3回以上の分割払い利用時、15.0%の実質年率による手数料が発生する
- エポスカードでは後から利用金額を分割払いに変更できる
- 分割払いの残高は、エポスATMやエポスカードセンターから全額支払いもできる
- エポスカードでの3回以上の分割払いは、200円につき2ポイントの1%還元となる
この記事を参考に今後のカード利用で知識を役立ててください。