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クレジットカードのサインレス決済はお店によって対応がまちまち。その違いはお店とカード会社の契約、会計時の金額に秘密があります。

お店でクレジットカード決済するとき、サインや暗証番号が必要な場合もあれば、サインレス、暗証番号不要で支払えることがありますよね。

「どうしてサインが必要だったり、不要だったりするの?」
「そもそもサインレス決済ってどんな仕組み?」

と気になっている方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回はクレジットカードのサインレス決済の仕組みや、対応するお店が違う理由などを紹介します。

この記事を読むことで、安心してクレジットカードで支払えるようになるので、ぜひ参考にしてください。

クレジットカードのサインレス決済とは?

クレジットカードで支払う際、店員さんに「ここにサインをお願いします」と紙とペンを渡されたことはないでしょうか。

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また、サインではなく4桁の暗証番号を入力するよう求められることもありますよね。

これがサイン決済と呼ばれるもので、カードで支払う前に本人確認をワンクッションはさみます。これに対して、サインの記入や暗証番号の入力を省略したクレジットカードでの支払いを「サインレス決済」といいます。

読取機にカードを読み込ませるだけで決済できるため、サイン決済と比べてスピーディーな支払いができるのが大きな特徴。

また、私達ユーザーからすれば、余計な手間をかけず、パパっと支払える簡単さが魅力といえるでしょう。

サインレス決済かどうかはお店によって違う

クレジットカード(クレカ)決済に対応しているお店だからといって、必ずしもサインレスOKとは限りません。お店によってサインが必要なこともあれば、サインレスで支払える場合もあります。

基本的にクレカで支払う場合、サインか暗証番号を求められるのが一般的です。本人のなりすましや不正利用を防ぐ目的で本人確認をすることがサインレス決済ができるか・できないか、はお店とカード会社の契約によって決まります。

実際にサインレスOKなお店かどうかを判断するには、支払ってみなければ分からないことも多く、混乱の原因といえるでしょう。

そこで次の章からは、サインレス決済ができる・できない理由についてみていきます。

お店によってサインレス決済ができたり・できなかったりする理由

お店ごとでサインレス決済の可否が分かれている理由・ポイントは次の3点が挙げられます。

  • サインレス決済の仕組みは、お店とカード会社の契約に関係している
  • サインレス決済の金額も上限が決まっている
  • 分割やリボ払いなど、一回払い以外はサインが必要になる

それでは各ポイントの詳細をみていきましょう。

サインレス決済の仕組みは、お店とカード会社の契約に関係している

サインレス決済ができるか・できないかは、お店(加盟店)とカード会社の契約(加盟店契約)によって決まります。

お客さんの会計にかかる時間を短縮しスピードアップをはかりたい、レジ待ちの時間をできるだけ少なくしたいなど、クレカのサインレス決済を導入したいというお店が全て導入できるとは限りません。

カード会社がサインレス決済を認めなければ、お店はクレカのサインレス取引を導入できないのです。

また、サインレス決済は、不正にカードが使われるリスクが増えるます。ですから、サインレス決済はお店の一部の売り場のみに限定されることもあります。

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百貨店やショッピングモールなど、多種多様な売り場が存在するところがそうですね。

中でも支払いが高額となる売り場には、キャッシュレス決済は導入されないことが一般的。

このカードの不正使用のリスクがあるために、「いくらまでならサインレスOK」というしきい値が設けられています。このサインレス取引の金額上限については、具体例をいくつか紹介しながら次項で解説します。

サインレス決済の金額も上限が決まっている。

「前回サインレスだったのに、今回はサインが必要になるのってなんで?」と疑問に思った人は意外と多いのではないでしょうか。サインレス決済は「少額決済」に限られる点を覚えておきましょう。

一例として、主要なコンビニのサインレス決済ができる基準額をまとめたものが次の表になります。

表:主要コンビニのクレジットカードサインレス決済の基準
コンビニ サインレスになるカード決済金額のライン
セブンイレブン 10,000円以下
ファミリーマート 4,000円未満
ローソン 10,000円以下
ミニストップ 10,000円未満

ファミマを除くコンビニは10,000円以下・未満に設定されているのが分かります。この表の金額を超えるカード決済の場合は、サインの記入か暗証番号の入力が求められます。

会計金額関係なくすべてのカード決済がサインレスなら簡単でいいのにと思う人もいるかもしれませんが、クレカのサインレス決済で上限金額が定められている、それも少額の金額に限られる理由は、カードの不正使用のリスクを下げるためです。

カードが本人確認不要で使えてしまうということは、言いかえれば本人になりすましてクレカを不正利用することができてしまいます。万が一不正使用された場合、その損害をできるだけ最小限にとどめるためにも、サインレス決済は少額決済に限定されるのです。

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カード決済をスピーディにしたいお店は、このリスクを認識した上でサインレスを導入しているということになります。

また、カード会社も不正利用のリスクの少ない加盟店や売り場であることをサインレス決済の導入条件としていたりします。

分割やリボ払いなど、一回払い以外はサインが必要になる。

サインレス決済が可能なのは「一回払いのみ」です。つまり、分割払いやリボ払いで決済する場合はサインが必要となります。

サインレス決済が可能なお店の紹介

先ほど主要なコンビニのサインレス決済の金額を紹介しましたが、サインレスでクレカの決済ができるかどうかは、買い物してみないと分からないケースがほとんどです。

しかし、三井住友カード、JCBカード、セゾンカードでは、サインレス決済可能な食品売り場の情報を掲載してくれています。

三井住友カードでクレカのサインレス取引ができるお店

三井住友カードが使える百貨店、スーパーや駅ビルなどの食料品売り場で、サインレスでカード払いできるところの一部をまとめたものが次の表になります。

サインレス可能な金額は、利用するお店によって違うので、会計金額によってはサインを求められることも当然あります。

百貨店 伊勢丹/西武・そごう/三越/高島屋/大丸/松坂屋
阪急百貨店/近鉄百貨店/東武百貨店/東急百貨店/京王百貨店…など
スーパー イオン各店(一部店舗除く)/イトーヨーカード(一部店舗除く)/ヨークベニマル
アピタ・ピアゴ/西友(朝霞、追浜、桂坂店除く)/イズミグループ各店(ゆめタウン一部店舗除く)
平和堂グループ各店(エール/アルプラ/フレンドマート)/正城石井/東急ストア/東武ストア…など
その他 アトレ/東急ハンズ/池袋ショッピングパーク/ルミネ…など

(参考)三井住友カード/食料品売場でもキャッシュレス

JCBカードでクレカのサインレス取引ができるお店

JCBカードの加盟店でサインレス決済が可能なお店の一部を紹介します。

百貨店 伊勢丹/近鉄百貨店/西武・そごう/大丸/高島屋/東急百貨店
阪急百貨店/松坂屋/三越/京阪百貨店/山陽百貨店
スーパー アピタ・ピアゴ/イオン/マックスバリュ/イズミヤ
イトーヨーカドー/ダイエー/グルメシティ/西友
コープさっぽろ/ラルズ/オーケー/成城石井/たいらや
東急ストア/東武ストア/ピーコック/マルエツ
ヤオコー/ワイズマートバロー/イズミ(ゆめタウン・ゆめマート)
京阪ザストア/サニーマート/パントリー/天満屋/平和堂/マミーズ/りうぼう…など

(参考)JCB/食料品もJCB

セゾンカードでクレカのサインレス取引ができるお店

セゾンカードの加盟店でサインレス決済が可能なお店の一部を紹介します。

百貨店 西武・そごう/高島屋/京王百貨店/東武百貨店/阪急百貨店/京阪百貨店/山陽百貨店 …など
スーパー イトーヨーカード/西友/サカガミ/スーパーバリュー/成城石井/イズミ/天満屋/関西スーパーマーケット…など
ユニクロ/ジーユー/パルコ …など
駅ビル アトレ(恵比寿・新浦安・大井町・上野)/アミュプラザ(博多・長崎・鹿児島)…など
その他 三井アウトレットパーク/ルミネ/リブロ/ロフト/ラゾーナ川崎/ドン・キホーテ …など

(参考)セゾンカード/セゾンカードでサインレス~現金も小銭も不要で、スピード精算!~

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意外とキャッシュレスができる店舗が多いですよね。キャッシュレスを体験してみたい人は上記のお店で試してみてください。

サインレスで決済可能なら、iDやQUICPayなどの非接触決済は不要なのでは?

クレジットカードのサインレス決済ができれば、iDやQUICPayといった非接触決済と特徴がかぶってしまいます。

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どちらもサイン・暗証番号不要でパパっと支払えますね。

しかし、iD、QUICPay(電子マネー)とクレジットカードを分けて使うメリットが3つあります。

  • 必ずしもお店がクレジットカードのサインレス決済に対応しているとは限らない
  • 店員さんにクレジットカードを渡したくない、触らせたくない(iDなどは渡す必要なし)
  • クレジットカードの耐久度を減らさずに済む(読取機に挿入すると少なからず傷がつく)

そのほかにも自動販売機など、クレジットカードには対応していないけれど、電子マネーの非接触決済が使えるケースも考えられますね。

まとめ

今回はクレジットカードのサインレス決済の仕組みや使えるお店などを紹介しました。

最後にもう一度、サインレス決済についておさらいしましょう。

  • サインレス決済はサイン、暗証番号不要で支払えるサービスのこと
  • お店がカード会社と契約した場合、サインレス決済が可能になるが、原則少額決済しかできない
  • コンビニを始めとした、スピーディーに決済したいお店が加盟していることが多い

以上3点がポイントとして挙げられます。

「最近耳にすることが多いサインレス決済って何?」
「どこで使えるの?」

そんな方は、この記事を参考に、クレジットカードのサインレス決済でスムーズな支払いを体験してみてくださいね。

男_教える

サインレスでクレジットカードが決済できるからといっても、カードの裏面の署名欄を未記入のままにしてはいけませんよ。

本人確認のあるなし関わらず、クレジットカード裏の署名は直筆サインを書かなくてはいけません。サインについて気になる人は以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。

クレジットカード裏面の署名にサインを書かない大きなリスク!記入の重要性を解説

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