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オーソリは、カード払いに必須の処理です。本質を理解すれば、身に覚えのない利用明細や2重請求の意味が分かります!

クレジットカードで決済しようとしたとき「オーソリゼーション(オーソリ)」が理由で決済ができなかった経験はありませんか?

「オーソリゼーションって何?」
「クレジットカードが使えなくなっちゃったの?」

と心配になった方も少なからずいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、クレジットカードのオーソリゼーションとは一体何なのか、その仕組みやオーソリNGになる理由などを紹介します。

オーソリの仕組みが理解できれば、オーソリNGになったとしても慌てる心配はありません。

オーソリゼーション(オーソリ)の基本事項

まずはオーソリとは一体どのようなものなのか、基本的な情報をしっかりと身につけていきましょう。ポイントは次の5点です。

  • オーソリとは
  • クレジットカードが正真正銘本物かどうかのチェック
  • 支払い代金分をショッピング枠から確保する
  • 販売店がカード会社へオーソリの請求をし、承認を得られてはじめてカード決済が可能になる
  • オーソリは自動と手動の2種類ある

それでは各ポイントを詳しく解説していきます。

オーソリとは

お店で買い物をして、カード決済をする際に、お店側はカード会社に対して「このカードで支払いを受けても大丈夫なのか」を問い合わせます。

この確認作業のことを「オーソリゼーション」といいます。

男_教える

オーソリとはオーソリゼーション(authorization)の略称で、「信用承認」「信用照会」といった意味です。

お店はカード決済を受け付ける際にオーソリを実行することが義務づけられていて、ほとんどの場合は自動的に行われています(中には手動で行うお店も)。

カード決済で決済用端末機にクレジットカードを挿入して、暗証番号を入力するまでに時間がかかった経験はありませんか?

これは電話回線やインターネット回線などを通じて、オーソリを行っているからなんです。

それでは、オーソリがカード決済時の確認に相当することが分かったところで、もう少しオーソリの目的や深く掘り下げていきます。

【オーソリの目的①】クレジットカードが正真正銘本物かどうかのチェック

オーソリが行われる大きな理由は「正しいクレジットカードなのか」をチェックするためです。

偽造カードや盗難カードといった不正利用目的でカード決済をしようという悪い人が少なからずいます。

利用者はもちろん、お店もカード会社も不正利用による損害を回避しなくては、クレジットカードを安心に使えるとは言い難いですよね。

カードの不正利用を防ぐために、オーソリでカード番号、氏名、有効期限などをチェックしカードの有効性を確認するのです。

【オーソリの目的②】支払い代金分をショッピング枠から確保する(利用可能枠から決済金額分を確保)

クレジットカードには「ショッピング枠」が設けられています。

女_基本

ショッピング枠が30万円なら、1ヶ月利用できるのは30万円までってことですよね。

この状態で50万円のカード払いはできません。

男_教える

その通り!

ショッピングの利用可能金額のことで、個々で設定金額は違い、一般に信用が高ければショッピング枠も高額になります。

このショッピング枠の範囲内で決済を行わなくてはならないのですが、お店の人には残りのショッピング枠が分かりませんよね。

支払い代金がショッピング枠の範囲内に収まっているのかを調べるためにもオーソリが活用されています。

男_困る

もしショッピング枠を超える支払い額になった場合は、オーソリにより利用不可と判定され、決済されません。

ショッピング枠の利用可能な金額の範囲内で、支払い可能だとオーソリで分かれば、そのまま決済されます。

つまり、いずれのパターンにしても、お店の人にショッピング枠が知られることはないので安心しましょう。

販売店がカード会社へオーソリの請求をし、承認を得られてはじめてカード決済が可能になる

販売店は、カード会社にオーソリを行う義務がありますが、オーソリの請求をかければカード決済がOKになるわけではありません。

オーソリで有効なカードであること、支払い可能な状態にあることの確認がとれてクレジット払いができるようになるのです。

男_教える

言い換えればオーソリを行わなければ、絶対にカード決済はできません。

私たちは常にオーソリによる安全性が保たれた状態でカードを利用できるようになっているわけですね。

オーソリは自動と手動の2種類ある。

オーソリはネット回線や電話回線を通じて行われますが、ほとんどのお店は自動的に実行されるようになっています。

カード決済端末機にクレジットカードを挿入するだけで自動的に通信が開始され、オーソリの請求・承認が行われているわけです。

男_困る

しかしお店によっては、自動的にオーソリできない端末を使っていることも。

その際はお店の人がカード会社に電話して、オーソリをかける必要があります。

私たち利用者から見れば、カード決済ができるまでの時間に違いが出てきます。

自動でオーソリする場合はほぼリアルタイムで完了しますが、手動だと多少の時間がかかってしまうこともあるでしょう。

ネットショッピングだと翌営業日以降にオーソリが行われる可能性もあり「なかなかカード決済が行われない!」というケースも考えられます。

オーソリが通らないことも!オーソリNG(オーソリエラー)になる理由

オーソリが原因でカード決済ができないケース(オーソリエラー)もあります。そうなれば当然、カードを使ったショッピングは不可能に。

オーソリで承認不可となってしまう主なケースとして次の3つが挙げられます。

  • 利用限度額の超過
  • 有効期限切れ
  • 不正利用の疑い

それぞれ内容をみてみましょう。

利用限度額の超過

クレジットカードにはショッピング枠が設けられており、これを超えるカード利用は絶対にできません。

支払い額がショッピング枠を超えてしまう場合は、当然オーソリの承認が降りてこないので支払い不可ということに。

普段から利用明細をチェックして、利用限度額を確認するように心がけましょう。

有効期限切れ

クレジットカードには有効期限が設けられていて、期限切れになるとカードは使えなくなります。

オーソリエラーが出る場合は、カードの有効期限をチェックしてみましょう。

基本的に有効期限切れ間近になると、クレジットカードは自動更新ですから、カード会社から新しいクレジットカードが送られてきます。

男_基本

しかし、ついつい古いものを持ち歩いてしまうことは珍しくありません。

新しいカードが届いたら、ただちに古いカードは処分しましょう。

不正利用の疑い

過去に不正利用の報告が寄せられたお店での支払い時など、不正利用の疑いがある場合はオーソリがおりないことがあります。

また、これまでは少額の利用にしか使われてこなかったのに、急に高額な買物をする時にオーソリで引っ掛かるケースも。

カード会社はほとんどが機械での不自然な取引を判定しているため、こういった事態が起こりうるわけです。

その際はカード会社に電話連絡をして、オーソリがおりない理由について問い合わせてみましょう。

デビットカードとクレジットカードのオーソリの違い

クレジットカードだけでなく、デビットカードもまたオーソリを用いて決済しています。

デビットカードとクレジットカードのオーソリの違いは次の2点です。

  • 引き落とし処理のタイミング
  • 返金されるまでのスピード

それぞれ詳しくみてみましょう。

引き落とし処理のタイミング

クレジットカードは支払い代金を一旦カード会社が負担して、後日口座から引き落とす方式を採用しています。

従って、クレジットカードで支払う場合、銀行口座に十分なお金がなくても、ショッピング枠の範囲内でなら買い物ができるので、引落日までにお金を準備できれば問題ありません。

男_教える

そのため、実際に私たちがお金を支払うのは、1~2ヶ月後ですね。

一方、デビットカードで支払う場合は、銀行口座から直接その場で引き落としされる方式となっています。

ですから、デビットカードは、オーソリするタイミングで十分な口座残高がなければオーソリエラーが出てしまいます。

返金までのスピード

キャンセルなどで返金を受ける場合、クレジットカードは1~2ヶ月くらいの時間がかかる場合があります。

デビットカードは店舗が返金のオーソリ手続きを行った当日または翌営業日までに返金されるようになっているので、延期までのスピード感はデビットカードの方が早いです。

ただしお店によっては返金手続きに時間がかかることもあり、思った以上に返金されるまで時間がかかることもあるので覚えておきましょう。

身に覚えのない少額(1円~数百円)の利用明細がある。なんで?

カード残高から少額(1円~数百円)の引き落としが行われることがあります。

男_教える

例えば、Google Playストアはオーソリの際に200円の決済が行われるなどあります。

これは「カードの有効性」を確認するための作業が理由です。

金額は加盟店によってまちまちですが、後日きちんと返金されるので安心してください。

「こんなサービスを利用した覚えはないんだけど?」といった場合もあるでしょうが、私たちが認知しているお店の名前と、利用明細に記載される店名が異なる場合もあります。

ネットなどで調べればすぐに出てくるので、気になる方はチェックしてみてください。

もし全く身に覚えのない利用明細が残っている場合は、カード会社のカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。

まとめ

今回はクレジットカードのオーソリゼーション(オーソリ)の基本やオーソリエラーの原因などを紹介しました。

最後にもう一度、オーソリのポイントを整理します。

  • お店はカード決済の際に必ずオーソリを行わなくてはならない
  • オーソリエラーの主な原因は「有効期限切れ」「利用限度額の超過」「不正利用対策」
  • オーソリエラーが起こった場合はカード会社に確認の連絡を入れる

オーソリはクレジットカード決済の裏側に存在するものなので、カード利用者でも意外と知らない人は多いでしょう。

オーソリが理解できれば、クレジットカードを利用する人の中で一つレベルが上がるはずですよ!

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