気になったんですけど、クレジットカードの凹凸って、何か意味があるんですか?
あぁ、あれね!そんなに気になる?
どうして浮き上がらせる必要があるのかなって思って!
他のカード類はわざわざエンボス加工されているカードをあまり見ないんですけど。
それじゃ今回は、クレジットカードのエンボスについて紹介しようか。
クレジットカードを見ると、カード番号が浮き上がってカードに凹凸があります。
これは、エンボス加工といって、わざとカード番号や氏名、有効期限などを浮き上がらせているのですが、中にはエンボス加工がされていないクレジットカード、エンボスレスカードもあります。
- エンボスカード・・・凹凸のあるクレジットカード
- エンボスレスカード・・・凹凸のないクレジットカード
そこで今回は、クレジットカードのエンボス加工はなぜされているか、その必要性についてなど詳しく解説します。
「どうしてエンボス加工がされているの?」
「このエンボス加工がじゃまで、お財布のカードポケットに入らない」
といった方はぜひ読み進めてください。
この記事を読めば、どうしてエンボス・エンボスレスカードが存在するのか、納得できるはずです。
この記事の目次
クレジットカードをエンボスにする理由
そもそも、わざわざエンボス加工をする意味ってあるんですか?
手間やコストがかかりますよね?
もちろんコストはかかっているよ。
コストをかけてでも、エンボス加工にする理由があるんだ。
エンボスがクレジットカードに加工された経緯としては、過去に凹凸を利用してカード決済が行われていたためです。
現在日本ではその決済方法はほとんど見かけなくなりました。
そこで、どうして今だにエンボスカードが発行されているのか、詳しく解説します。
海外の一部店舗でエンボスが不可欠
クレジットカードは、国際ブランドによって海外での利用が可能なことを、ほとんどの方がご存知ではないでしょうか。
その海外での利用をするためには、エンボス加工が必要なお店があるんです。
以前のクレジットカードの決済方法は、インプリンターという専用機械にクレジットカードと専用伝票を挟み、エンボス加工の凹凸を利用して転写するという形でした。
これは、カード番号や氏名など間違えなく転写し、カード会社へ請求するために作られた方法になります。
転写された売り上げ伝票は3枚の複写式になっていて、伝票には主に以下の5つを記載します。
- 加盟店番号
- 店名
- 売上日付
- 決済額
- 支払い回数
実にアナログ方式になりますが、当時はこの決済方法が主流であり、エンボス加工がないクレジットカードでは、転写がないため決済ができなかったのです。
このインプリンターを利用した決済方法では、今でも海外に一部の地域では利用されています。
海外での利用を考えたときに、国際ブランドが利用できてもエンボスカードでなければ決済できないという事態もあるため、いまだにクレジットカードには凹凸が付けられていることが多いのです。
エンボスレスのカードがなぜできたのか?
海外での利用を視野に入っているのであれば、どうしてエンボスレスカードが発行され始めたんでしょうか。
それには、決済方法でインプリンターを利用しなくなったという点も大きいね。
必要性がなくなったのと、セキュリティ性の問題もあるんだ。
現在は日本や海外の先進国であれば、カード決済は電話回線やネット回線を利用して行われるため、わざわざカード番号などを転写する必要がありません。
専用端末がカードの情報を正確に読み取ってくれるので、インプリンターを利用する理由がなくなったのです。
この他にも、エンボスレスカードが発行され始めている理由として
- 切符の券売機に通るクレジットカードの発行
- セキュリティ対策の問題解決
といった2つがあります。
切符の券売機に通るクレジットカードの発行のため
SuicaやICOCAなど交通系電子マネーが搭載されたクレジットカードも増え、切符の券売機にクレジットカードを通す必要性がでてきました。
しかし、エンボスカードでは券売機を通ることができないため、利便性で言えばマイナス要素になります。
セキュリティ対策の問題解決のため
また、セキュリティ性も重要な点です。
エンボスカードでは、凹凸を利用すると簡単にカード番号などを正確に盗むことができます。
また、手書きで作成することが多いインプリンターを利用した決済方法だと、あとから金額など伝票の改ざんも可能になってしまいます。
そのため、不正利用などを防ぐには、凹凸のないエンボスレスカードが断然有利といえるのです。
カードの情報は、ICチップや磁気テープで読み取ることができます。
そのため必要のない凹凸をやめて、エンボスレスカードの発行がされているんだよ。
実際に存在しているエンボスレスのカードとは?
海外での利用へ注目し、エンボスカードの必要性についてご紹介しましたが、実際日本ではエンボス・エンボスレスカードのどちらを持っていても、決済には困ることなく利用することができます。
では、実際に発行されている代表的なエンボスレスカードは、どのようなものがあるのでしょうか。
基本的にPASMOやSuicaなどといった交通系の電子マネーが搭載できるクレジットカードが、エンボスレスで対応しています。
代表的なものとしては以下の3枚があります。
- ビックカメラSuicaカード
- To Me CARD Prime
- ビューSuicaカード
実は、エンボス・エンボレスカードのどちらも発行しているカード会社は多くあります。
通常発行されるカードはエンボス加工でも、問い合わせることでエンボスレスへ切り替えるとうことも可能です。
どちらかを基準にして選ぶ必要はない
エンボスレスとエンボスカード、どちらを選べばいいのか迷ってしまいますね。
そこまで深く考える必要はないよ。
ライフスタイルや、今後の計画に合わせて選ぶといいね。
まずは、エンボレス・エンボスカードのそれぞれのメリットなどを見てみましょう。
エンボス | エンボスレス | |||
---|---|---|---|---|
メリット |
・先進国ではない海外でも利用できる ・専用端末がなくても、利用ができる |
・セキュリティ性がエンボスよりも高い ・Suicaなどが付帯された |
||
デメリット | ・凹凸によって、お財布にカードが収納しにくい | ・一部の海外では利用できない |
エンボレス・エンボスカード、日本で使用する分にはほぼ問題なく利用することができるので、差はありません。
しかし、発展途上国など海外旅行へよく行くという方であれば、エンボスとエンボスレスのカード両方持っていった方が安心でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
クレジットカードの凹凸の意味や必要性、エンボスレスカードが発行されている理由について詳しくご紹介しました。
この記事の要点としては、以下の4つがあります。
- エンボス加工は、昔の決済方法の名残でもある
- エンボスレスカードは、一部の海外ではまだ利用できない
- エンボレスカードは、日本で使用する分には問題がない
- 一部のカード会社では、エンボス・エンボスレスカードの選択ができる
日本において、エンボスカードとエンボレスカードの決済に関した利便性に、差はないといえます。
「どうしてクレジットカードに凹凸があるのか」
「凹凸のないクレジットカードとの違いは?」
など、疑問に思っている方は、この記事を参考にエンボスカード・エンボレスカードを選択してくださいね。
自分のライフスタイルに合わせたカードを選ぶことができますよ。