クレジットカードの支払方法には一括払いのほかに分割払いなどもあるけど、
ゆいちゃんは分割払いを利用したことはあるかな?
えーと、そういえば無いですね。
分割払いだと手数料がかかるってのがよくわからなくて…
なるほど、そういう人って結構多いんだよね。
それじゃあ今回は分割払いの仕組みと賢い使い方についてみていこうか
はい、よろしくお願いします!
買い物に便利なクレジットカードですが、買い物の支払いは一括払いで行っている人が多いと思います。しかし、クレジットカードを一括払いの他に分割払いもできます。リボルビング払いも分割払いの一種ですね。
ここでは、分割払いの方法とそのメリット、さらにはリボルビング払いとの違いなど多方面にわたって分割払いについて説明していきます。注意点もありますが、便利な分割払いはクレジットカードを利用する上で賢く活用していきたいものです。
この記事の目次
分割払いの仕組み
クレジットカードの分割払いは2回払い、3回払い、6回払い…というようにクレジットカードを利用して購入した商品の代金を複数回に分割して支払う方法のことです。例えば5万円の商品をクレジットカードで購入した場合その支払いを、10回に分けて一回の支払金額を5千円+手数料とする方法です。
ここで手数料と書きましたが、クレジットカードの分割払いは簡単なように見えて、少し複雑なところもあります。特に手数料がかかることで分割払いを敬遠したい利用者も少なくないでしょう。便利な面もある分割払いの仕組みをもっと詳しく解説していきます。
月々発生する金利手数料
まず最初に理解しておかなければいけないことは、クレジットカードの支払いを分割にした場合は手数料がかかるということです。これは、金利手数料のことで、お金を借りるとその支払いに利息がつくのと同じ理屈なのです。一括で翌月にまとめて支払うのはなく、先に延ばして少しずつ支払うのですから、これは当然のことと言えます。
分割払いは、手持ちの現金がなくてすぐには買えないものをクレジットカードを分割払いを利用して手に入れることができるとても便利な方法です。しかし、その仕組みとして金利手数料をしっかりと理解しておかなければいけません。
また、金利手数料がかからない分割払いもあります。これは2回払いのときだけなのですが、一括払いは難しくても2回払いならなんとか払えそうというときに便利な支払い方法です。
3回払い以上でしたら金利手数料がかかります。ここで気になるのが金利手数料はいくらくらいかかるのかということです。クレジットカード会社によって金利は若干違ってくるのですが、法律で上限も決められているので概ね15%以下と考えていいでしょう。単純に1万円の買い物をしたら、1,500円の金利手数料がかかるということです。
1,500円もかかるのか、と思う人も少なくないはずですが、この場合は年利ですから、1年間借りた状態での金利手数料です。これを3回払いにした場合はもちろん1,500円よりも安くなりますし、支払うごとに金利手数料を再計算する形になるので、金利を気にするのではなく、月々の手数料を気にしたほうがいいということになるのです。
何回払いが利用できる?
クレジットカードで利用できる支払い回数ですが、利用者が好きな支払い回数を指定できるわけではありません。50万円の買い物なので、月々1万円の50回払いでお願いします、というようなことはできません。
それでは何回なら利用できるのかというと、これはクレジットカード会社によって違いがあるのです。例えば人気の楽天カードですが、このカードでは、3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回、30回、36回といった11種類の支払い回数が指定可能となっています。
また、流通系大手のイオンカードですが、こちらは14種類の支払い回数が指定可能となっています。加入者の多い三井住友VISAカードであれば、9種類の支払い回数が指定可能です。特にイオンカードでは60回という分割回数があるのですが、考えようによってはとても便利な支払い回数となります。このくらいの回数になると利用限度額にもよりますが中古車の購入も視野に入ってきそうです。
このようにクレジットカード会社によって支払い回数は違ってくるので注意が必要です。どこのクレジットカードでも手数料のかからない2回払い、あるいはボーナス一括払いを利用できます。
そして、上にあげた3つのクレジットカード会社の支払い回数ですが、3回払い、6回払い、12回払い、そして24回払いといったこれらの5種類の支払い回数については、どこのクレジットカード会社も対応しているので間違いはないでしょう。自分の持っているクレジットカードがどの支払い回数に対応しているのかを調べるのが面倒なときは、この5種類の支払い回数を覚えておけば大丈夫です。
ただ、注意しておかなければいけないのは、分割支払いに対応していないクレジットカードが存在していることです。主なところでは、セゾンカード、そしてダイナーズクラブカードが分割払いに対応していません。もっとも、セゾンカードは2回払いには対応しています。
利用するなら2回払い
クレジットカードを利用しての支払い方法は、一括払いを選択する人が多いと思います。分割払いにしたら手数料がかかるから、という理由で分割払いを敬遠している人も少なくないでしょう。しかし、分割払いの中でも手数料がかからない支払い方法があるのです。それが2回払いです。
あまり知られてはいないのですが、ほとんどのクレジットカードでは、支払い方法にこの2回払いを選択できます。そして、この2回払いの素晴らしいところは、一括払いと同様に金利手数料がかからないのです。このことから、来月は出費がかさむから、今月はクレジットカードを使っての買い物は控えようと思っている人も2回払いにすると手数料もかからず、月々の支払いを半分にすることができるので、無理のない支払いができるようになります。
たとえば、10万円の買い物をクレジットカードでしたとします。一括払いだと翌月に10万円を支払わなければいけないのですが、2回払いにすると、翌月5万円、翌々月に5万円という支払いでよいことになります。このとき手数料はかかりませんから、一括払いも2回払いも支払総額は同じです。
「2回払いでも一括払いでも支払総額は変わらないしそれほどメリットはないのではないか」
そう思う人も少なくないと思います。しかし、それはお金を潤沢に持っている人で、一回で支払うべきものを2回払いにして、支払いを先延ばしにするメリットははかりしれません。しかも手数料がかからないのですから、一括払いでも2回払いでも同じということではなく、先延ばしにすることで給料が入ってきますし、確実に一括払いよりも手持ちのお金が増えるので、支払いに無理がないのです。
2ヵ月先まで手数料無料で、支払いを先延ばしにできるのは考える以上にメリットが大きいです。3回以上の分割払いを指定したいときでもなんとか2回払いにするように考えることも大事ですよ。
これなら手数料を気にせずに分割払いができますね!
金利手数料っていくらくらい?
クレジットカードの分割払いでは2回払いを除いて、金利手数料がかかります。一括でまとめて代金を支払うわけではなく、支払いを先延ばしにして少しずつ支払うのですから、これも当然のことです。そして、この金利手数料というのはわずかなものから、意外と多いと思うものまで様々です。中には意識せずに淡々と毎月支払いをしていたという人も少なくないでしょう。分割払いは、手持ちのお金の少ないときに便利な支払い方法ですが、金利手数料がかかるということをしっかりと頭に入れておかなければいけません。
そして、気になる金利手数料ですが、これが意外とかかります。利息は概ね15%程度と考えていいでしょう。商品代金が1万円だったら1,500円の金利手数料と単純に計算したくなるのですが、それは、あくまでも1年後の利息になります。金利というのは元本に対してかかるものです。それはこの場合の商品代金の1万円にかかるのではなく、支払いを続けていくと残債から計算されるものです。
以下に具体的な計算方法を説明します。
例えば、代金が30万円の品物を3回払いで購入したとします。このときの利息を15%とします。これは年利ですから、日割りの金利を求めなければいけません。具体的な金利は以下の計算で求めることができます。
100,000円 + (300,000円 × 0.15 ÷ 365日 × 30日) = 103,698円
二回目の支払い
100,000円 + (200,000円 × 0.15 ÷ 365日 × 30日) = 102,465円
三回目の支払い
100,000円 + (100,000円 × 0.15 ÷ 365日 × 30日) = 101,229円
以上から合計支払額は、307,392円となります。金利手数料は7,392円です。
上記の括弧内の計算式は月間の金利を求めるものです。残債から計算する形となります。
年利が15%とすると、30万円の15%は、45,000円となります。しかしこれは1年間借りた上での金利ということになります。今回の買い物では3回払いですから、実質的には金利手数料は2.5%以下まで下がります。
これが、6回払いさらには10回払いというように分割回数を増やしていくと当然のことですが、金利手数料は上がっていきます。このことから分割払いを上手に使うこと(できるだけ分割回数を減らすこと)で手数料を抑えて、かつ月々の支払いを楽にすることができるのです。
こうやってみると、意外と手数料ってあまりかからないものなんですね
また、手数料とは関係ありませんが、クレジットカード利用で購入金額の1%のポイントが付与されるとしたら、上の例での金利手数料の2.5%が実質1.5%程度になると考えることができます。このように考えると、分割払いにかかる手数料も安く感じることができます。
分割払いとリボ払いの違い
ここではリボルビング払いについてみていくよ
それってリボ払いのことですよね。
リボ払いは支払いが大変ってよくききますけど分割払いとどう違うんですか?
分割払いもリボ払いもどちらも支払い方法を一括ではなく、数回に分けて支払う方法です。そうなると分割払いとリボ払いはどう違うの、ということになるのですが、両者には大きな違いがあるのです。
まず分割払いというのは先に返済回数を決めてしまうものです。ですから返済を続けていくことで必ず完済することができます。対するリボ払いは月々の返済金額をあらかじめ決める方法です。
たとえば、月々のリボ払い返済金額を1万円と設定すると、10万円で購入した商品のリボ払いの支払い回数は10回ということになります。20万円のリボ払いでしたら、支払い回数は20回ということになります。これに金利手数料がかかります。ですので、高額の商品を購入してリボ払いにしてしまうと、支払い回数がどんどん増えていくのです。月々の支払い回数が変わらないのですから、楽に見える反面、分割払いで計算したような金利手数料が、支払い回数が増えることでどんどん膨らんでいきます。例えが乱暴ですが、住宅ローンでは最初の数年は金利分しか支払っていないということが、このリボ払いでも起こるということです。
月々の支払い金額が固定となるリボ払いはとても楽なように見えます。しかし、難しくなるのは、クレジットカードで購入した商品代金の支払いを次々とリボ払いにした場合です。月々の支払金額は変わらないので、いくら買い物をしても楽に支払いを続けることができると考えてしまうのですが、支払い回数はどんどん増えていきますし、それにともなって金利手数料のうなぎ登りで上がっていきます。そして、なによりも、どれだけの買い物をしたのか元金の合計を把握しないまま、いたずらに買い物を続けていくことにリボ払いの怖さがあるのです。
先立つものがないときでも基本は分割払いで、どうしてもこれが必要という最小限のものをリボ払いで購入するようにしましょう。また、これから収入が増えていくのでしたらいいのですが、収入が先細りしていく中でのリボ払いの利用は危険ということも理解しておきましょう。
分割払いのメリット
クレジットカードの一括払いと比べて、分割払いは金利手数料がかかることで、一般的には損をするイメージがあります。しかし、そのような後ろ向きなものとは裏腹に分割払いにはメリットもあるのです。規模が大きいですが、住宅ローンを考えてみます。住宅と土地の代金を仮に4千万円とすると、そのような大金を一括で用意することのできる人はそれほど多くはいません。というよりも住宅ローンを組んで返済するのが一般的です。
クレジットカードの分割払いはまさにそれで、一括で購入することはできないけれど分割で支払えばなんとかなるのでは、というときに利用するのです。そこにはクレジットカードの分割払いという暗いイメージはまったくありません。むしろ、クレジットカードを利用することで、お金がなくても欲しいものが買えるというメリットがあるのです。ここでは、クレジットカードの分割払いをすることによるメリットの部分にスポットを当てて紹介します。
月々返済すれば必ず完済できる
これは、返済を分割にしてしまうと、手数料がかかってしまうのですが、分割払いの最大のメリットもここにあるのです。それは、月々の支払いが分割にすることによって、少額で済んでしまうことです。月々の支払いをコツコツと続けることで確実に完済できるのです。何十万円もする高額な商品を一括払いで支払うのは少々無理があります。もちろん、そのような高額商品を購入するために日頃からお金をコツコツと貯めて、貯金額がその商品代金に達したら購入することができます。しかし、商品代金に貯金額が追いつくまでに相応の期間がかかってしまいます。
しかしクレジットカードの分割払いにすれば、欲しい商品を即座に手に入れることができます。もちろん支払いは分割払いにするので手数料がかかりますが、それでも欲しいものをすぐに手に入れるメリットには及びません。このようにクレジットカードを利用すれば後払いシステムを活用することができます。
まずは、欲しい商品を手に入れて、あとはゆっくりと分割払いでコツコツと返済していくのです。商品代金に達するまでコツコツとお金を貯めるのもいいでしょう。しかし、手数料の差こそあれ、お金を払う(貯金する)ということにそれほど大きな差はありません。むしろ、欲しいものを先に手に入れることの精神的なメリットも考慮するべきなのです。
例えば30万円の品物を24回払いで支払うとします。月々の支払いは元本の12,500円+手数料ということになります。この手数料は年利を14.75%で計算すると、約46,000円必要となります。これも24回の分割にして支払うことになります。46,000円も一回で支払うと大きな金額ですが、24回に分割すると2千円弱になり、無理なく返済できる金額となるのです。
この例でいくと、24回毎月コツコツと支払えば必ず返済することができます。また、分割払いが完済できてなくても、利用可能額は月々の返済で増えていきますから、クレジットカードの利用は可能です。
2回払いは手数料無料
分割払いでも支払い回数が少なければ手数料も安くなります。その中でも2回払いを選択すると、手数料はまったくかからないのです。例えば、10万円の商品をクレジットカードを利用して2回払いで購入したとします。月々の支払いは5万円となり、2ヵ月で返済することが可能となり、この2回払いのときに手数料は一切かからないのです。お店での購入ではクレジットカードを提示して「2回払いで」と申告しなければいけません。
また、ネット通販をクレジットカードを利用して買い物するときは、2回払いの設定が無い場合があるので、そのときはウェブのクレジットカードの会員専用サイトにアクセスして、購入した商品について2回払いの選択をすることで、商品代金を2回に分けて支払うことが可能になります。
2回払いの最大のメリットは、手数料がかからないことです。しかも2回払いですから、一回の支払いの負担額も少なく一回払いよりも無理なく、そして楽に返済ができます。もっとも、これも分割払いが2回までで、3回以降の支払いとなると手数料がかかることになるので注意が必要です。
いずれにしても、10万円の商品を手に入れたいと思っていても、現金では先立つものがなければ購入することはできません。しかし、クレジットカードは後払いシステムですから、先に購入して支払いは後で、ということが簡単に可能なのです。
そして、2回払いでしたら、10万円を2回に分けて分割で支払うことが可能になります。欲しいものは先に手に入れて支払いは2回払いを利用するのです。この2回払いでしたら、手数料はかからないので、商品代金だけの負担で、しかもすぐに手に入れることができるのですから、2回払い以上のお得な支払い方法は存在しないと言ってもいいかもしれません。
2回と言っても分割払いに違いはありません。その分割払いで手数料がかからない方法があるのですから、これを利用しない手はないといってもいいでしょう。
あとから分割が利用できる
現在では、クレジットカードを利用しての支払い方法はかなり多彩になっています。分割払いの回数を細かく指定することができますし、何よりも便利なのが「あとから分割」という方法です。
これはどのようなシステムかと言うと、お店で購入するときはクレジット利用で支払いを一括払いにしたとします。しかし、そのあとで一回払いにしたけども、思ったよりも高額な商品を購入したので、一回払いはやはり厳しいかも、と思うときもあるかもしれません。そのようなときには、支払い方法を購入後に、分割払いに切り替えることができるのです。これを「あとから分割」と呼んでいます。
仮に10万円の商品をクレジットカードを利用して一括払いを指定したとします。しかし、そのときは一回で払えると考えていても翌月の支払いはほかにもあり、「これは銀行に入れているお金が足りないかも」というときがあります。そのようなときは、途方に暮れるのではなく、クレジットカードの「あとから分割」を利用したらいいのです。
これは、後日クレジットカードのサポートデスクに電話をして、一括払いで買い物をした該当商品について分割払いをお願いするだけでOKです。また、サポートデスクへの電話ではなく、ネットの会員専用サイトから指定することができます。
ただし、分割払いも2回払いではだめで、3回以上の分割払いに対応しています。2回払いでは手数料がかからないため、クレジットカード会社に何もメリットがないからです(※あとからウェブ上で2回払いに変更できるカードもあるようです。詳しくは調査中)。ですので、3回以上の分割回数を指定しなくてはいけません。また、クレジットカード会社によるのですが、利用金額はある一定の金額以上とされています。多くの場合、5万円以上の買い物から利用ができるようになっているようです。
「あとから分割」は多用するのではなく、あくまでも支払いは一回を原則として、支払い月に他の支払いが多くて、お金がかなり厳しいというときのやむを得ないときに利用するようにします。
ポイント還元率を考慮しよう
クレジットカードで商品を購入すると、商品代金に応じてポイントが付与されます。現在発行されているクレジットカードのほとんどは、利用に対してポイントが付与されるものがほとんどとなっているのです。そうなると、気になるのがポイント還元率です。クレジットカードによっては、利用に対して1%のポイントが付くものがあります。
じつはこれが基本となるのですが、1%のポイントが付与されるクレジットカードが大半なのです。しかし、中にはそれ以上のポイント還元率を誇っているクレジットカードも少なくありません。
クレジットカードの手数料の話をしている中で、どうしてポイント還元率の話をしているのかというと、このポイントによって金利手数料を相殺することができるからです。物理的にゼロにするわけではありませんが、一方は支払いによって手数料も請求され、そのもう一方では支払いによってポイントが付与されていきます。ですから、ポイント還元率の高いクレジットカードでしたら、大枠で考えて金利手数料を十分に相殺することが可能なのです。
金利を15%と考えるとポイント還元率はそこまで高くはありません。しかし、金利はあくまでも1年後にかかるものです。3回払いあるいは6回払いでしたら、実質金利はもっと下がりますし、残債に対しての金利計算ですから、払うほどに手数料は下がっていくのです。
3回や6回といった支払い回数でしたら、3%弱程度の金利手数料となります。そうなるとポイント還元率が3%、さらには4%というクレジットカードがあります。そのクレジットカードを利用すると分割払いで手数料を請求されながら、ポイントで十分に挽回することができるのです。具体的には楽天市場での買い物を楽天カードで支払うとポイント還元率が3%~4%です。上述した3%の金利手数料よりもポイント還元率のほうが高くなっています。
このようなポイント還元率の高いクレジットカードを利用すると、分割払いで購入しても手数料よりも得られるポイントで十分すぎるほどのカバーができるのです。
もちろん貯めたポイントは使って初めて意味があるからね
まとめ
クレジットカードの金利は高いというイメージがあります。年利が15%と聞くと尻込みをしてしまう人もいることだと思います。しかし、これは年利であって、数回程度の支払いでしたら、2~3%程度までの金利となります。また、金利計算は都度残債より計算されますから、支払うほどに金利手数料は減っていくのです。ですから、思った以上に金利手数料の負担は大きくなるものではありません。分割払いのメリットは支払いを続けていけばいつかは終わるということです。
その点、延々と支払いを続けていくことになるリボ払いとは違います。分割払いもリボ払いも月々の支払いという意味では同列で考えてもいいのですが、仕組みは全く違います。支払い回数なのか月々の支払金額なのか、両者には明確な違いがあるのです。どちらにもメリットがあるのですが、リボ払いのほうはデメリットが大きすぎます。どうしても、というとき以外にリボ払いは利用しない方が賢明です。
金利手数料がかかるということで、分割払いを敬遠する人も多いですが、分割払いのメリットは後払いシステムです。これはクレジットカードの特徴でもあるのですが、商品購入代金を簡単な手続き、というよりも支払い回数を指定するだけで容易に購入できる、すなわちお金がなくても使うことができるというのが大きなメリットになります。お金を貯めて購入する人もいると思います。それがベストなのですが、使用機会をできるだけ前倒しにしたほうが、自分にとって様々な点でメリットがあると考えると、この分割払いというシステムはとても大きな魅力となるのです。
クレジットカードの利用でポイントが付与されることが多いので、ポイント還元率の高いクレジットカードを使うことで、気になる金利手数料を相殺することも可能です。また、金利手数料がかかるために、分割払いのほうがポイント還元率が高くなるクレジットカードもたくさんあります。
さらに、一括払いで購入しても、翌月の資金繰りが悪くなりそう、というときには後から支払い方法を一括払いから分割払いに変更することもできます。しかも簡単で、電話一本でできるのですから、便利な世の中になりました。
クレジットカードの利用は諸刃の剣と言われることもあります。しかし、利用方法を誤らなければこれだけ便利に利用できるものはありません。お金がからんでいるので利用には慎重になるべきですが、賢く利用することでより多くのメリットを享受することができるのです。
- クレジットカードならではの分割払い
- 手数料無料の2回払い
- 意外とかからない手数料
- あとから分割で安心
- 手数料をポイントで相殺