最近セルフレジのお店が増えてきましたよね。
あまり使ったことがないのですが、どんな感じなのでしょうか?
使ってみると中々便利だよ!
セルフレジの方が空いていて、並ばずに済むのが一番のメリットだね。
それはいいですね!
でも、私に使いこなせるかが不安です……。
確かに便利な反面、使いこなせない不安も残るよね。
よし!セルフレジについて詳しく解説しておくね!
昨今急速に広まりつつあるセルフレジ。
スーパーやホームセンター、大手コンビニエンスストアも試験的にセルフレジを導入している店舗が徐々に拡大しています。
これからはセルフレジが当たり前の時代になるとも言われており、私たち消費者もそれに備えなくてはなりません。
「セルフレジのメリットやデメリットには何がある?」
と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事は、セルフレジの基本や使い方、メリット・デメリットなどを紹介していきます。
この記事を読めば、セルフレジとはどのようなものなのかをしっかりと理解することができ、セルフレジ社会に備えることができるでしょう。
この記事の目次
覚えておきたいセルフレジの基本
まずはセルフレジの基本として、次の4点を紹介します。
- セルフレジって何?
- セルフレジには2種類ある
- どんなお店が導入してる?
- セルフレジの使い方
それでは詳しい内容をみていきましょう。
セルフレジって何?
セルフレジは自分自身でレジを打ち、決済する仕組みです。
従来は各レジに店員さんが配置され、商品を渡せば金額を計算してくれました。
しかしセルフレジは自分でバーコードを読み取り、支払い総額を計算して、代金を支払わなくてはなりません。
セルフレジには2種類ある
セルフレジには次の2種類があります。
- セミセルフレジ
- フルセルフレジ
各種類の詳細を見てみましょう。
セミセルフレジ
セミセルフレジの特徴は次の2点です。
- 商品のスキャンは店員が行う
- 精算は消費者が自身で行う
レジで金額を計算するには、各商品のバーコードをスキャンしなくてはなりません。
しかし慣れていない消費者自身が行うと、次の3点のケースが起こる可能性があります。
- バーコードがどこにあるかすぐに分からず、手間がかかる
- 割引商品をどのように取り扱ったらいいのか分からない
- 結局店員を呼ぶ羽目になり、余計に時間がかかってしまう
店員がスキャンを行うセミセルフレジ方式なら、時間がかかる部分や分かりづらい部分は店員が行うため、最大効率で金額を計算できます。
精算券を発行したら、あとは精算機で消費者自身が代金を支払って精算すれば買い物完了。
また、セミセルフレジ特有のメリットとして
という点も挙げられます。
従来のように、商品とお金の両方を取り扱う方式だと、お金を触った手で生鮮食品などに触れることに。
これが気になっている人も少なからずいらっしゃるでしょう。
セルフレジの主流になるのは後述する「フルセルフレジ」だと考えられてきましたが、このようなメリットから、セミセルフレジの導入を推進している企業が増えてきています。
フルセルフレジ
フルセルフレジは商品のスキャンから精算まですべて消費者が自分自身で行うタイプになります。
これなら必要最小限の店員を配置するだけで済み、店舗は人員削減ができるため、多くの企業が注目。
しかし「セミセルフレジ」の項目で紹介したように、消費者自身がスキャンするのは余計手間がかかったり、結局店員を呼ぶケースが多いのが現状の課題として挙げられています。
どんなお店が導入してる?
セルフレジを導入している代表的な店舗として、次の12店が挙げられます。
- GU
- ユニクロ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- TSUTAYA
- GEO
- ガスト
- ジョナサン
- バーミヤン
- マクドナルド
このように、アパレル、コンビニ、レンタルショップ、飲食店と幅広い業界でセルフレジが利用され始めています。
これらの他にも、スーパーマーケットやディスカウントストア、ホームセンター、ドラッグストアなども続々と導入中。
企業によっては「一部の店舗で実験的に導入している状態」ですが、今後ますます普及していくでしょう。
セルフレジの使い方
セルフレジの使い方はセミセルフレジとフルセルフレジで異なります。
それぞれ使い方の手順を見ていきましょう。
セミセルフレジ
セミセルフレジの使い方は次の4ステップです。
- 商品をレジに持っていく
- 店員が商品をスキャンする
- 精算券の発行
- 精算機で料金の支払い、レシートの受取
従来のレジで最も時間がかかるのはお金の受取とお釣りの支払いでした。
しかしセミセルフレジは消費者自身が精算機で料金を支払うため、レジが混雑しづらくなっています。
フルセルフレジ
フルセルフレジの使い方は次の3ステップです。
- 商品をレジに持っていく
- 自分で商品をスキャンする
- 料金を支払い、レシートを受け取る
最初から最後まで全部自分で行います。
近くに必ず店員がいるので、分からないことがあれば気軽に声をかけましょう。
多くの場合、レジ本体に呼び出しボタンが取り付けられています。
店員さんが近くにいない時は気兼ねなくボタンを押してくださいね。
セルフレジのメリット
セルフレジを導入することで得られるメリットには次の3点が挙げられます。
- 人員削減ができる
- 会計がスムーズになる
- レジの待ち時間を減らせる
ここからは各メリットの詳細を見ていきましょう。
人員削減ができる
これまでは各レジに1人ずつ店員を配置する必要がありましたが、セルフレジを導入すれば、5台に1人、10台に1人…と少ない人数でレジを回せるようになります。
これにより、人員を減らしてもお店への負担がかからないため、人件費削減に直結。
店舗はさらなる利益アップに繋げられます。
会計がスムーズになる
従来の方式だと、店員が1人で何人もの消費者を担当しなくてはなりませんでした。
しかしセルフレジを導入すれば、消費者ひとりひとりが自身で会計できるようになるため、全体的にスムーズな会計を実現できます。
レジの待ち時間を減らせる
上記したように、セルフレジによってスムーズな会計ができれば、その分だけレジの待ち時間を短縮可能。
ただし会計をスムーズにし、レジの待ち時間を減らすためにはセルフレジの大量導入が必要不可欠です。
初期コストの高さは今後の課題となりえるでしょう。
セルフレジの4つのデメリット
便利なセルフレジにもデメリットがあります。具体的には次の4点です。
- 商品が多いと時間がかかる
- トラブルが起こりやすい
- 万引き対策が不可欠
- 手間がかかる場合がある
各デメリットの内容をみていきましょう。
商品が多いと時間がかかる
通常のレジにも同じことがいえますが、商品が多ければそれだけ時間がかかります。
まして消費者自身がスキャンするフルセルフレジなら余計に時間がかかるでしょう。
トラブルが起こりやすい
セルフレジには様々なトラブルが想定されます。例えば次の3点です。
- うまくバーコードを読み込めない
- 手入力で金額を入力(野菜など)するときの打ち間違い
- 操作ミスによる不利益
すべての商品をバーコードで対応すればある程度のトラブルは回避できます。
万引き対策が不可欠
セルフレジ最大の課題ともいえるのが万引き対策です。
無人だったり、近くに店員がいないことを良いことに、商品を精算せず、そのまま持っていってしまう人が出てくる可能性があります。
防犯カメラの設置、万引き防止用のスタッフ常駐といった対策を取らなくてはなりません。
手間がかかる場合がある
基本的にはバーコードをスキャンするだけで金額を計算できますが、セール品、年齢確認が必要な商品は店員を呼ぶ必要があります。
その結果、従来のレジより余計に手間がかかる可能性を考慮しなくてはなりません。
完全自動レジの「レジロボ」
パナソニックが開発・販売している「レジロボ」。
商品を1つずつスキャンし、専用のカゴに入れると、自動的に袋詰めされるという画期的なセルフレジです。
大手コンビニの1つローソンが実験的に導入していることで注目されています。
セルフレジは基本的に袋詰めは自分自身で行わなくてはならないのですが、レジロボなら自動で袋詰めまでやってくれるので、さらなる会計スピード・顧客回転率のアップが期待できるでしょう。
また将来的にバーコード読み取りではなく、電子タグ(RFID)を使った一括スキャンを実現するとのこと。
これなら商品を1つずつスキャンする必要がなく、買い物かごに入れた商品をレジロボに通すだけで、あっという間に会計できるように!
レジロボを導入することで、清算~袋詰め作業まで完全自動化が可能になり、次の3つのメリットが生まれます。
- 会計時間の短縮
- 人員削減
- 効率的な店舗運営、生産性向上
まるで未来の話のようですが、確実にセルフレジの時代が近づいています。
レジロボが設置されている店舗を見かけたら、ぜひ一度体験してみてください。
その快適さに驚くこと間違いなし!
ローソンで実際に全自動セルフレジ「レジロボ」を体験してみたでは実際に当編集部がレジロボを試した時の様子を紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
まとめ
今回はセルフレジの基本や使い方、メリット・デメリットなどを紹介しました。ポイントをおさらいしましょう。
- セルフレジは「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」の2種類に大別される
- 人員削減、会計の効率化が主なメリット
- デメリットとしてトラブルや万引き、特定状況で余計な手間がかかることが想定される
以上3点が本記事の要点となります。
「これから使う機会が増えるかも」
といった方はこの記事を参考にして、セルフレジの使い方をしっかりとマスターしておきましょう。
今はちょうどセルフレジ過渡期なので、チャレンジするのにベストなタイミングです。
積極的に活用してみてはいかがでしょうか。