人気のモバイル決済サービスの一つSTORES決済(ストアーズ決済)ですが、店舗やECサイトの決済に『STORES決済』を導入したいと思っても、
「導入費用や決済手数料は高いんじゃないの?」
「実際の評判はどうなの?」
と疑問や心配が出てきて、導入に踏み込めないという方も多いはずです。
そこで今回は
- STORES決済のメリット・デメリット
- STORES決済の料金プランや決済手段
- STORES決済の決済手数料・各種コスト
- STORES決済を実際に使ってみた感想
について紹介していきます。
この記事を読むことで、あなたのお店にSTORES決済を導入した方が良いのかどうか、わかるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事の目次
STORES決済とは?
STORES決済(ストアーズ決済)とは元々はCoiney(コイニー)という名称で、「クレジットカード決済」「電子マネー決済」「QRコード決済」「オンライン決済」に対応した、無料で簡単に導入できるキャッシュレス決済のサービスです。
様々な決済手段が利用でき、コンパクトな決済端末なので幅広い用途で利用することが可能なため高い評価を受けています。
また、国内全ての銀行・金融機関にも対応していて使い勝手が良いと評判です。
他のモバイル決済サービスとの比較
STORES 決済と他のモバイル決済サービスのスペックを比較した表を作成しました。
項目ごとに比較してチェックしてみて下さい。
サービス名称 |
STORES 決済
|
Airペイ
|
Square
|
楽天ペイ
|
---|---|---|---|---|
初期費用 |
0円※1
(通常19,800円) |
0円※1
(通常19,800円) |
0円※1
(通常7,980円) |
0円※1
(通常18,800円) |
月額使用料 |
0円
|
|||
決済手数料 | 3.24%~3.74% | 3.24%~3.74% | 3.25%~3.95% | 3.24%~3.74% |
振込手数料 | 10万円以上:0円 10万円未満:200円 |
0円 | 0円 | 楽天銀行へ振込:0円 他行へ振込:200円 |
振込銀行指定 | なし | ゆうちょ銀行は✕ | なし | なし |
クレジットカード | 6ブランド | 6ブランド | 6ブランド | 6ブランド |
電子マネー | 9 | 12 | 12 | 14 |
QRコード決済 | 1 | 8 | 0 | 2 |
2回払い・リボ払い | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ |
対応言語 | 6カ国語 ・日本語 ・英語 ・繁体字中国語 ・簡体字中国語 ・韓国語 ・タイ語 |
日本語 | 日本語 | 日本語 |
審査期間 | 2~10日間 | 3日程度 | 最短翌日 | 3日~2週間 |
入金時期 | 最短翌々日 ※全金融機関対応 |
最短5日(月3~6日) | 最短翌日 ※指定銀行のみ |
最短翌日 ※指定銀行のみ |
対応OS | iOS / Android | iOS | iOS / Android | iOS / Android |
サポート体制 | 10:00~18:00 | 09:00~23:00 | 10:00~18:00 | 09:30~23:00 |
このように見ると、STORES決済は他社にはない優れた機能や項目があって、高性能な決済サービスだというのがわかります。
上の表を見てわかるSTORES決済のメリットやデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
STORES決済を使う6つのメリット
STORES決済を利用するにあたっての以下6つメリットを確認しておきましょう。
- 初期費用・月額固定費が無料
- 導入方法・使い方が簡単
- 決済端末を持ち運べるから「テーブル決済」や「屋外」「イベント」にも最適
- POSレジと連携できる
- 最短翌々日入金に対応
- 国内全ての銀行・金融機関に対応
上記したメリットを、それぞれポイントに分けて解説していきます。
1. 初期費用・月額固定費が無料
STORES決済の一番大きなメリットとも言えるのが、初期費用・月額固定費が無料だという点です。
「STORES決済の手数料は2種類」でも解説しますが、STORES決済の利用時にコストとなるのは「決済手数料」と出金時の「振込手数料」のみです。
2. 導入方法が簡単
以下3つのものを用意さえすれば、簡単にSTORES決済を利用することができるようになります。
利用するのに必要なもの | 概要・詳細 |
---|---|
1. スマホ又はタブレット | ご自身でお使いのスマホ・タブレットを利用できます。 |
2. STORES 決済端末 | 通常販売価格19,800円の端末が新規申込みで無料になります。 |
3. STORES 決済アプリ | STORES 決済アプリをAppStoreやアンドロイドマーケットからインストールして利用します。 |
『STORES 請求書決済』なら決済端末は不要
オンライン決済サービスの『STORES 請求書決済』は決済端末は不要です。
PC・スマートフォン・タブレットからweb管理画面へアクセスし、決済用URLを発行して利用者へ送信するだけで決済から請求書の発行まで完結できます。
3. 決済端末を持ち運べるから「テーブル決済」や「屋外」「イベント」にも最適
コンパクトな決済端末なので、持ち運びが可能であるというのも大きなメリットです。
テーブル決済や出張イベント会場にも利用できますし、デリバリーの際にお客様の玄関先でも利用することが可能です。
どこにでも持ち運べて様々な場面でのキャッシュレス決済に対応できるのが強みです。
4. POSレジと連携できる
STORES決済は様々なPOSシステムと連携しており、『STORESレジ』というPOSレジサービスも行っています。
店舗とネットショップの在庫を一元管理できるPOSシステムで、こちらも無料で導入が可能です。
また、クレジットカード決済は全てのPOSシステムにおいて対応しています。
5. 最短翌々日入金に対応
STORES決済の入金サイクルは決済日から最短翌々日の入金に対応しており、入金日数を重視する方には大きなメリットです。
また、「自動入金」と「手動入金」の両方に対応しており、利用者の希望に合わて選択することも可能です。
6. 国内全ての銀行・金融機関に対応
STORES決済は国内全ての金融機関で入金に対応しています。
また、決済日から最短翌々日の入金にも国内全ての金融機関が対応しているので、非常に安心して利用できます。
この利便性もSTORES決済の大きな強みです。
STORES決済を使う際の3つのデメリット
STORES決済を使う際に考えられるデメリットは以下3つです。
- 売上合計額が10万円未満の場合、振込手数料がかかる
- クレジットカード決済で使えないブランドがある
- 電子マネーを利用できない業種がある
非常に便利なサービスですが、利用の際には上記した点に注意しましょう。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
1. 売上合計額が10万円未満の場合、振込手数料がかかる
入金合計額が10万円以上の場合と自動入金については手数料が無料ですが、手動入金で10万円未満の場合は振込手数料がかかってしまいます。
手動入金で10万円未満の場合の振込手数料は200円で、低価格帯の商品を取り扱うお店の場合は注意が必要かもしれません。
2. クレジットカード決済で使えないブランドがある
利用できるクレジットカード決済は、
- VISA
- Master
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Discover
となっています。
したがって、上記以外のクレジットカードブランドでは決済できません。
また、『以下の業種』と『STORES請求書決済』で使用できるブランドは「VISA」「Master」のみ使用可能です。
- 電力・水道・ガス
- 公共料金(その他)
- 電話利用(通話)
- インターネット接続サービス
- 便利屋・代行
- 結婚相談所
3. 電子マネーを利用できない業種がある
電子マネーは以下の業種は利用できないとされています。
- スナック・クラブ
- タクシー
- 運転代行業
- 便利屋・代行
- リサイクルショップ
- レッカーサービス
- ロードサービス
- カーシェア
- 鑑定
- 寄付
- ゲームセンター
- 鉄道乗車券
STORES決済の4つの決済手段
STORES決済には4つの決済手段があり、幅広いサービスでそれぞれの決済方法が利用できます。
その4つの決済手段を一つずつ見てみましょう。
1. タッチ決済にも対応可能な「クレジットカード決済」
STORES決済のクレジットカード決済には、
- VISA
- Master
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover
以上のカードが対応しています。
また、タッチ決済にも2022年初夏に対応予定です。
2. 全国の交通系ICカード対応した「電子マネー決済」
STORES決済の電子マネー決済は全国の各種交通系ICカードに対応しており、
- Kitaca
- Suica
- PASMO
- TOICA
- manaca
- ICOCA
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
以上9つの交通系ICカードが利用できます。
3. WeChatPayに対応した「QRコード決済」
STORES決済のQRコード決済はWeChatPayに対応しています。
STORES決済アプリにてWeChatPay QRコードを読み取り、暗証番号を入力することで決済が可能になります。
4. 決済用URLを送るだけでOKのオンライン決済「STORES 請求書決済」
STORES 請求書決済とは、決済用の請求書ウェブページを作成し、その決済用URLを送るだけで決済が可能になるシステムです。
店舗側は請求書作成と入金確認の手間を省くことができ、店舗の利用者側は時間・場所を問わず手軽に決済を行うことが可能になります。
STORES決済の手数料は2種類
STORES決済でかかる手数料は「決済手数料」と「振込手数料」の2種類あります。
ここでは、それぞれ手数料がいくらかかるのか、計算方法の例と合わせて解説いたします。
1. 決済手数料
決済手数料とは、商品やサービスが売れた際、「STORES決済」を通して利用者がキャッシュレス決済した場合にかかる手数料のことです。
決済手数料はサービス提供者(販売者)側が負担し、決済手段によってパーセンテージが変わってきます。
下の表に決済手段ごとの決済手数料体系をまとめましたので、ご確認下さい。
決済手段 | 決済手数料 |
---|---|
クレジットカード |
3.24%
|
3.74%
|
|
電子マネー |
1.98%
|
QRコード |
3.24%
|
決済手数料の計算方法例
【売上合計金額が5,000円の場合】
・クレジットカード決済(VISA)
5,000×3.24%=162円
・クレジットカード決済(JCB)
5,000×3.74%=187円
・電子マネー
5,000×1.98%=99円
・QRコード決済(WeChatペイ)
5,000×3.24%=162円
2. 振込手数料
振込手数料とは、STORES決済でキャッシュレス決済された売上金を、サービス提供者(販売者)の銀行口座等へ振り込む際に発生する手数料のことです。
振込手数料は以下の表の通り10万円未満の場合のみ200円かかります。
振込金額 | 振込手数料 | |
---|---|---|
自動入金 | 手動入金 | |
10万未満 | 無料 | 200円 |
10万以上 | 無料 |
振込手数料の計算方法例
・売上合計金額20万円を自社口座に振込む場合
振込手数料は無料
・売上合計金額9万円を自社口座に振込む場合
振込手数料は200円
STORES決済の評判・口コミ
STORES決済を実際に利用している方の評判や口コミを調査してみました。
良い口コミ・悪い口コミに分けて紹介していきます。
良い口コミ・評判
Twitterで実際に使っている方のいろんな口コミが散見されましたが、概ね次のような高評価の口コミが多かったです。
- STORES請求書決済は手軽で便利
- 端末での決済も便利すぎて感動
- 領収書(レシート)をメールで送信できる仕様なのが便利
- 以前よりスムーズに決済できる
- 決済手数料が安い。Squareから乗り換えた
STORES請求書決済の画面。
請求書のURLを送ったりQRコードで読み込んでもらうことでカード入力ページに飛べます。
実際お客様にもご利用いただきましたが問題なく動作しました!
手軽でいいですね! pic.twitter.com/a5PT90eujq— 渋川パソコンサポート (@shibukawa_pc) July 4, 2021
なんや!!
Storesがめちゃ簡単で便利すぎて、
とにかく感動!クレカ決済、こっちにまとめよ❤️ pic.twitter.com/cmN2fG5dVg
— 衞藤敬子/あなたの心に寄り添うフリーランス管理栄養士 (@keikoetoh) July 18, 2021
オンライン服薬指導のシステムを使わない電話での0410対応の決済にはSTORES請求書が便利。
決済フォームURLをメールやLINE等で送付し、カード情報を入れてもらえばOK。
うちの患者さんこれに慣れすぎててPharmsに移行しないケースしばしば。
— なかじ(なかざわ)@薬局経営 (@nkzw_confeed) April 7, 2021
STORES決済、領収書がメールでもらえるの便利
— はこ (@hakocat85) November 20, 2021
https://twitter.com/lilymoon_sele/status/1510543971382366210
STORES(旧:Coiney)の凄いところは、交通系電子マネーの決済手数料が1.98%であること。三井住友カードのsteraが交通系電子マネーの決済手数料3.25%であることから、その安さが分かる。逆にクレジット(V/M)決済の手数料はsteraが2.70%〜2.90%であるのに対してSTORESは3.24%とややSTORESの方が高い。
— 鈴木 貴久彦 (@Kikuhiko_Suzuki) March 30, 2022
Stores決済端末届いた。さようならSquare。率2%差はデカいので去ります。
— コリさん@所得税払えな医 (@1042limit) March 10, 2022
悪い口コミ・評判
悪い口コミには以下のようなものがありました。
- STORESの決済端末のバッテリーの減りが早い
- 小口決済には向いていない
STORES決済の端末(M010)、未利用一ヶ月で半分くらいバッテリー減ってるのでかなり減り早いですね…
— P-1そば@落単芸人 (@E721_P1) April 4, 2022
小口決済にStoresを使ってみようと思ったけど、1万円に満たない売上の場合支払いを依頼しないといけない、6ヶ月経つと売上金が失われるので向いてないと思う。
— meirou (@meirou) April 1, 2022
総じて、『STORES請求書決済』の使い勝手や搭載機能に褒めたたえている人が目立ちました。
STORES決済を実際に使ってみた感想
ここでは、実際にSTORES決済を使ってみた感想を紹介します。
- 料金
- 機能
- サポート
- 使いやすさ
それぞれのポイントに分けて感じたことを書いてみましたので、ぜひチェックしてみて下さい。
料金
電子マネー決済の決済手数料が1.98%なので非常にお得だと思います。
ただ、手動入金で10万円未満の場合には200円の振込手数料がかかってしまうので、そこは不満に感じるかもしれません。
機能面
入金サイクルが遅く感じます。
手動入金の場合であれば素早く入金されるのですが、自動入金であると入金されるまでに日数がかかってしまいます。
売上額がそれほど多くないお店の場合は、手動入金の振込手数料が無料かつ入金サイクルの早い他のサービスの方が良いかもしれません。
サポート
サポートセンターの電話対応は丁寧で感じが良く、好感が持てました。
困った時にサポートセンターが頼りになると思うので、トラブルが生じた場合でもスムーズに対処してもらえる安心感がありました。
使いやすさ
操作性は非常に優れていると思います。決済も簡単な操作で完了し、特に戸惑うということはありませんでした。
また、上記のようにサポートも優れているので、操作性も含め非常に利用しやすいと思います。
まとめ
今回はSTORES決済のメリット・デメリットや口コミ・評判、導入費用や手数料等について紹介しましたがいかがでしたか?
最後にもう一度、STORES決済の特徴や導入すべき理由をおさらいすると
- 端末料金や導入費用は共に無料。しかも簡単に導入できる
- 持ち運べるためテーブル決済や屋外利用にもぴったり
- 「STORES請求書決済」の評判が良い
の3点が挙げられます。
「無料でサクッとキャッシュレス決済をお店に導入したい」
「便利なオンライン決済手段を探している」
そんな方は、ぜひこの記事を参考にSTORES決済の導入をしてみてくださいね。
もっと詳しく知りたい方や資料請求をしたい方はSTORES決済の公式サイトをご覧ください。