ホームセキュリティとは
「ホームセキュリティ」とは、その名のとおり“家を守る”サービスです。
警備会社が運営して、個人宅や店舗・事務所などを24時間体制で守ります。
センサーやカメラなどの機械を自宅に設置して、異常を察知します。察知しだい警備会社に自動的に連絡が入り、すばやく警備員が現場に駆けつけるシステムです。
また、非常事態に家族がブザーなどを押すことでも警備を呼ぶことができます。防犯、その他の安全確保のツールとして、多くのご家庭に浸透しています。
現代ならでは!合理的な警備方法
一昔前には警備というと、警備員が常駐する方法しかありませんでした。
そのため、自宅の警備などは裕福な家庭だけのものでした。
しかし、機械化と合理化によって、誰もが気軽に警備サービスを利用できるようになりました。
従来の人の目による監視では、24時間、家を360°くまなく見張るには限界がありました。
しかし現代では、センサーやネットワークなどの機械の手を借りることで、とても合理的な警備が可能になりました。
質の高い警備サービスが安い料金で実現できるのも、これらのおかげなのです。
最近は、以前よりもセンサーの精度が上がったり、機械の省スペース化が図られたりと、セキュリティ技術も進歩しています。
携帯電話やスマホで外出先から遠隔操作で警備のスイッチを切り替えたり、自宅の画像を受け取ったりと、さらに便利に利用できるようになりました。
多様なサービスを提供
ホームセキュリティが提供するのは防犯サービスだけではありません。
防犯警備用のセンサーやブザー、ネットワークを利用して、家にまつわるさまざまなサポートも行なっています。
警備会社によって異なりますが、一例をあげると…
○火災・ガス漏れの検知/通報
○お年寄りの安全確認
○急病・突然のケガなど不慮の事態の察知/対応
○通学時の防犯補助
○訪問看護、訪問介護
○家事代行
など。ほか多数。
ほかにも、通報機能がついた携帯電話などで自宅に限らずどこでも警備を呼べるサービス(主にお子さん向け)が人気です。
さまざまなサービスをパックとしてまとめて提供するプランもありますが、各家庭のスタイルに応じてオプションで自由に組み合わせるものが多いです。
広がる!ホームセキュリティの輪
警備の合理化と低価格化により、多くの家庭がホームセキュリティに加入しやすくなりました。
導入する世帯が増えることで、その地域全体の防犯意識が高まり、治安の向上にも役立つというメリットもあります。
あらかじめ全世帯にホームセキュリティがついているマンションも増えています。
戸建ての場合でも、住宅街の全世帯が加入する「タウンセキュリティ」も広がって、街全体の治安に一定の効果が見られているようです。