クレジットカードを申し込むときに、やっぱり審査というのは気になりますよね。
給料もあまりよくないし・・・まだ年齢的にも社会に出たばかりだし・・・。
今の自分で審査が不安であれば、審査の甘いクレジットカードを選択するといいよ。
審査の甘い、ですか?
そう!カードには比較的多くの人が入りやすいものもあるんだ。
今回は、審査が“甘い”ということに注目してお話するよ。
クレジットカードをつくるということは、必然的に『審査』を受けるということになります。
当然ながらすべての人が審査に通るわけではありません。
そのため、
「あまり収入がないんだけど、クレジットカードを持ちたい!」
など、クレジットカードの審査に不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クレジットカードの審査が不安だという方にために、審査の基礎知識から審査に甘いとされるカードをご紹介します。
これを読むと、「なんだ!自分でもクレジットカードを持てるかも!」と自信がつくはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
知っておきたい審査に甘いカードの基礎知識
クレジットカードの審査といっても、審査の内容などは知っているかい?
実はあまり知らないんです。
じゃまずは、審査について知ることが大切だね。
クレジットカードの審査に不安に思う前に、審査について知らなくてはいけません。
敵を知らずして勝利なし。
そこでまずは、カード審査には重要な“属性”についてお話します。
審査に甘いカードは属性によって変わる
カード会社は何を基準に審査しているのか、疑問の方もいるでしょう。
どのカード会社であっても重要点は同じ、『その人物に返済能力があるかどうか』です。
▼ある程度の返済能力を求める・・・審査が甘い
審査に甘いクレジットカードかどうかは、返済能力が低くてもカードを持つことができるかどうかで判断できます。
では、カード会社はどうやって返済能力を判断しているのでしょうか。
クレジットカードの審査には基本、
- 申し込み内容
- クレジットヒストリー(クレヒス)
の2つが重要視されています。
この2つがクレジットカードの“属性”と呼ばれているものであり、審査の柱となるのです。
もちろんカード会社によって、属性に求める内容は違います。
そして、それらは公表されていません。
属性に求めるレベルが高ければ高いカードほど、審査通過は難しいです。
つまり、
ということになります。
属性ってなに?
そもそも、属性とはどういったものなのでしょうか。
属性は、個人の情報そのものの評価になります。
クレジットカードを申し込むときに必ず、氏名や住所、年収などさまざまな個人情報を提出しますよね。
個人情報とクレジットカードには欠かせないクレヒスをもとに、カード会社が判断し評価したものを個人の“属性”といいます。
属性を決める「スコアリング」
一言で属性といっても、人が判断しているわけではありません。
人が決めると、どうしてもブレてしまったり、人によって評価が変わる部分も多く、そして時間もかかりすぎてしまいます。
そのため、属性を決めるには、スコアリングシステムという方法で判断しているのです。
申し込み者の個人情報をもとに、どれだけ返済能力のある人物なのか、点数を付けて自動計算することをスコアリングといいます。
スコアリングは、申し込み内容にそって1項目1項目ずつ点数をつけ、個人を点数評価します。
スコアリング例として、収入に注目してみましょう。
≪スコアリング例≫
年収 | 点数 |
---|---|
0円 | 0点 |
10~50万円 | 20点 |
100~200万円 | 40点 |
200~400万円 | 50点 |
500~700万円 | 60点 |
700~1,000万円 | 80点 |
1,000万円以上 | 100点 |
収入が200万円未満であれば40点、700万円未満であれば60点の点数がつきます。
カード申込時に申請した項目すべてに点数が付けられ、それらを合計し審査の通過の可否を決めます。
もちろん、カード会社によって点数などの割り振りは違います。
同じ申請内容であっても、Aカードの審査は通過したのに、Bカードは審査落ちしたという結果が出ることがあるのです。
クレジットカードの審査でチェックされる4項目
カードの申し込み内容はとっても大切なんですね!
もちろん。でもその中でも、スコアリングで重要視されている4つの項目があるんだ。
クレジットカードを持つうえで、必ず必要とされるのが「返済能力」です。
そのため審査で最も重要視されているのは、やはり返済能力に関係する以下の4つが主になります。
- 収入
- 職種
- 勤続年数・住居年数
- 他社からの借入金
この4つをクリアすると、カードの審査に通る確率が高くなるので詳しくお話します。
安定した収入があるかどうか
安定した収入があるということは、返済能力を見るうえ重要な部分になります。
収入がなければ返済はできませんよね。
ただ「収入がある」というだけではいけません。
先月は100万円だったのに、今月は0円といった波が激しい収入では、今月の支払いが滞ってしまう可能性もあります。
正規社員、契約社員、アルバイト、パート、日雇いなど今は多くの雇用形態がありますが、やはり“安定した収入”がより審査には有利です。
しかし収入が高ければ高いほど、評価がいいわけではありません。
これには、職業が大きく関係します。
職種
職業は、クレジットカードの審査の中で最も重要視されている項目のひとつになります。
それは、職業によってその安定性がさまざまだからです。
カード会社が職業に求めるものは以下の4つです。
- 業績など安定している
- 社会的地位がある
- 社会的信用がある
- 収入が多い
たとえば、これは極端ですが年収1,000万円のアルバイトと、年収700万円の公務員をくらべると、どちらが安定した職業といえるでしょうか。
やはり公務員の方が職業としては安定しているといえます。
カード会社としても、今はよくても明日はわからないといった職業では、返済を考えたときに不安を覚えます。
そのため、年収は高収入ではなくとも安定して継続した収入が得られる職業が好まれるのです。
≪スコアリング評価例≫
評価 | 職業 |
---|---|
高 | 医師・国家公務員・検事・裁判官など |
地方公務員・教員・医師(開業医) | |
弁護士・会計士 | |
上場企業役員・薬剤師・歯科医師 | |
会社員・建築士・獣医・看護師 | 専業主婦・学生 |
低 | 自営業・理・美容師・小売業 |
フリーター・無職 |
※カード会社によって評価は違います。目安として参考にしてください。
たとえ収入が低めであっても、職業の評価が高ければ審査ではとても有利に働きます。
審査に通るにはまず、最低でもアルバイトなどをした方がいいでしょう。
勤続年数・居住年数
クレジットカードの審査でも、勤続年数は注目される項目です。
- 1年以上継続して勤めていない
- 転職したばかりである
といった場合、その人物は継続して働くことができる人かどうか、カード会社は判断しにくい状況になります。
そのため、安定といった面からみてスコアリングの評価は低くなってしまいます。
20代であれば1度の転職は懸念事項とされない可能性がありますが、30代・40代になると勤続年数が1年未満の場合、安定していないと判断されてしまうことがほとんどです。
- 最低でも1年以上働いている
- 転職した経歴がない
などといった方が審査の評価は高いです。
意外!?居住年数も関係する?
申し込み時に、
と疑問に思う方も多いでしょう。
居住年数は、長ければ長いほどスコアリングの評価は高くなります。
その理由としては“引っ越しをする可能性が低い”と想定できるからです。
カード会社としても、何度も引っ越しを繰り返し居住年数も少ない方には、返済されなくなる可能性も考え、評価は低くなります。
また、持家か賃貸かでも評価が変わってきます。
持家であれば、引っ越す確率は低いため評価は高く、賃貸であれば引っ越す可能性が高いため評価は低くなってしまいます。
耳にタコかもしれませんが、クレジットカードをつくるうえで、“安定”しているというのはとても重要です。
借入の状況
クレジットカードを審査するうえで、金融・消費者金融からのローンは必ず確認されます。
と判断されてしまうからです。
借入がない方はもちろん高評価です。
しかし、身の丈以下の借入であればさほど気する必要はありませんが、返済能力以上の借入であれば当然大きく影響します。
特に、クレジットカード申請時にキャッシング枠を希望する場合は要注意です。
住宅ローンや車ローンも影響する?
住宅や車を購入するときに、銀行ローンを組む方は大勢いますよね。
実は、クレジットカードの審査ではこの2つのローンは有利に働くことがほとんど。
住宅・車のローンなどを組めるということは、“返済能力がある”と判定されることが多いです。
有担保ローンのほとんどは長期にわたって返済するものが多く、それだけ審査は厳しくなります。
その審査に通過するという時点で、返済能力があると判断できるからです。
住宅ローンがあると返済しなくてはいけないので、かえって審査に悪影響を与えると思ってました!
びっくりですね。
審査に落ちる4つの理由
安定が大切なんですね!
その通り。
それでは審査に通らないということは、安定していないということでしょうか?
一概にはいえないんだ。審査に落ちる理由は他にもあるんだよ。
安定した職業で、高収入、持ち家があって居住年数も長い。
そして他に借入がないという方が、まさかクレジットカードの審査落ちするなんて考えられないですよね。
しかし、カード審査にはその“まさか”が起こるんです。
そこで、審査落ちの理由の中で、最も多い4つの原因についてお話します。
安定した収入がない
収入がないということは、返済できないことに直結します。
カード会社にとって、そもそも返済できる見込みがないというのはお話になりません。
ただし、専業主婦や学生であれば収入がなくともカードに申し込むことができます。
その理由としては、
▼学生・・・親の庇護下にある(最悪の場合、親が返済することができる)
など、返済する方法があるからです。
クレジットカード申し込み資格にも、『安定した収入がある』と明記しているカード会社も多くあります。
無職で収入がない場合は、カードを申し込むこともできないと考えた方がいいでしょう。
同時期に複数のカードを申し込んでいる
「あのカードもほしい」
「このカードも魅力的!」
と複数枚のクレジットカードに申し込むことを、多重申し込みといいます。
必要以上のカードを短期間で申し込むことによって、カード会社には
「キャッシングを利用したいだけなのでは?」
などと、余計な疑念を与えかねません。
その場合、カード会社の多くは申し込み情報では申し分なくとも、カード発行を見送る可能性もあります。
そして重要なのは、「多重申し込んだ履歴は、6ヶ月残る」ということです。
そのため
- 1社申し込んだら6ヶ月我慢して他社に申し込む
- もし多重で審査落ちが疑われる場合、6ヶ月以上あけて申請する
というように申し込む期間を空けるといいでしょう。
どうして6ヵ月なんですか?
それはカードやローンに申し込むと半年間、信用情報機関に登録されるからなんだよ。
カード会社は審査の際に必ず信用情報機関の情報をチェックするんだ。
だから申し込みの経歴が消える半年後に申し込むと審査に通る確率が上がるよ。
職場や収入などで虚偽の記載をした
という方は大勢います。
中には収入を実際よりも多く記載してしまったり、職場や雇用形態を偽ったりと虚偽の申請をしてしまう方もいます。
しかし、それは絶対にやってはいけない行為です。
申請内容が嘘だと判明すると『虚偽報告者』となり、今後そのカード会社ではブラック扱いとしてクレジットカードを発行してくれません。
見落としがちなのが、結婚や離婚などによって苗字が変わったにも関わらず、旧姓のまま申請してしまったケースです。
実はこれも虚偽の申請としてみなされてしまう可能性があります。
カード申請内容にはくれぐれも嘘のないよう正しく申請しましょう。
支払いの延滞など事故情報がある
先に何度かお話の中に出てきましたが、クレジットカードの審査において申請情報とは別にクレジットヒストリーも参照されます。
クレヒスって何ですか?
クレヒスとは、今までのクレジットカードの利用歴やカードローンなどの借入についての履歴のことだよ。
今までクレジットカードや銀行ローン、カードローンなど信用商品を利用していて、延滞や返済できずに自己破産などをしていなければ何も問題ありません。
しかし事故情報がある場合は、注意が必要です。
≪事故情報内容とは?≫
- 延滞
- 代位弁済 ※保証会社に一括返済をしてもらうこと
- 任意整理
- 自己破産
- 強制解約
上記の5つのような経験がある方は、「事故情報あり」としてクレヒスに履歴が残ります。
とはいえ、一度クレヒスに残ってしまった事故情報は、ある一定の期間が経過すると事故情報は消えます。
時を待てばまたクレジットカードを作ることも可能です。
では事故情報ありの場合、どれくらいの期間記録が残るのでしょうか。
日本の個人信用情報機関は3つあります。
- CIC(シー・アイ・シー)
- JICC(日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
クレジットカード会社は主に、CICとJICCの信用情報をもとに審査をすることが多いです。
そして、事故内容によって情報の記録期間は異なります。
延滞 | 代位弁済 | 債務整理 | 自己破産 | 強制解約 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
CIC | 5年 | ― | 5年 | 5年 | ― | |
JICC | 1年 | ― | 5年 | 5年 | 5年 | |
KSC | 5年 | 5年 | 5年 | 10年 | 5年 |
延滞に対しては、完済後から記録期間は始まります。
そして、中には記録期間が過ぎても残っている場合もあるようです。
そのため、過去に自分が金融事故を起こしている場合は、カード申請の前にクレヒスを確認したほうがいいでしょう。
審査に通るには「クレヒス」が重要
審査に落ちる原因を考えると、クレヒスがとても大切なんですね。
そう!
クレヒスが良質なものかどうかで、クレジットカードを得ることができるか決まるといっても過言ではないんだよ。
もっと詳しくクレヒスについて教えてほしいです。
審査にはクレジットヒストリーが大切だとわかっていても、どうすれば良質なクレヒスを築けるのか、困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、良質なクレヒスの築きかたについて詳しくお話します。
もし過去に事故を起こしていたとしても、良質なクレヒスを築くことで審査に通りやすくなるので、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも「クレヒス」ってなに?
クレジットヒストリーは、クレジット(信用)のヒストリー(歴史)のことです。
国内の金融機関で金融商品(ローン・融資など)を行うときに、チェックされる個人の信用履歴になります。
当然、信用ができない行為(滞納・債務整理など)をしてしまった場合、クレヒスに記録されます。
クレヒスによって、個人がきちんと返済をする人物であるか判断されるので、カード審査にはとても大切なのです。
「クレヒス」がない「スーパーホワイト」
と思う方も多いです。
しかし、クレヒスが全くないという状態が有利とは限りません。
クレヒスの内容によって「ブラック」と「スーパーホワイト」と表現されることがあります。
- ブラック・・・延滞・滞納・自己破産など金融事故を起こしている場合
- スーパーホワイト・・・今までローンやクレジットカードなどを利用したことがない人
まだ働き始めたばかりの20代であれば、スーパーホワイトであってもさほど重要視されません。
しかし、30代になるとスーパーホワイトというのは、審査において不利になる可能性があります。
■スーパーホワイトが不利な理由
- 元ブラックなのではないかと疑われる
- 本当に現金主義なだけなのか疑われる
- きちんと返済する人物か判断できない
カード会社がなによりも懸念するのが、
という点です。
金融事故を起こしていたとしても、先にお話したクレヒスの記録期間が過ぎると、スーパーホワイト同様、信用情報としては真っ白な状態になります。
カード会社は、本当にホワイトか元ブラックかはクレヒスでは判断できません。
そのため、スーパーホワイトでいるよりも、良質なクレヒスを持っている方が審査に通りやすいのです。
良質な「クレヒス」を築く3つの方法
では、どうしたら良質なクレヒスを築くことができるのでしょうか。
クレジットカードを利用することと、携帯機種代金の割賦払いという2つの方法があるのでご紹介します。
毎月カードを使い、支払日に支払う
クレヒスの基本的な築き方としては、「クレジットカードを利用する」というものがあります。
毎月少額でも利用し、支払い日に確実に支払うだけでクレヒスを築くことができます。
1年以上続けると、良質なクレヒスを築くことができるでしょう。
携帯電話を分割払いで購入する
一番簡単な方法としては、携帯機種代金を割賦払いすることです。
多くの場合は通話料金と一緒に支払っているので、ローンを組んでいるという認識はない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、機種代金はローンと一緒です。
割賦払い分もクレヒスに残るので、毎月延滞せずに支払い続けると良質なクレヒスを築くことができます。
「クレヒス」が悪い場合は、「デビットカード」が最適!
もうすでに、クレヒスに傷がついてしまっている方の場合は、「デビットカード」がおすすめです。
デビットカードは、カード決済時に指定口座から直接引き落とされるカードです。
≪デビットカードとは?≫
- 審査されずに発行できる
- 即時引き落とし
- クレヒスに残らない
デビットカードでは、基本クレヒスを築くことができません。
というのも即時引き落としなので、口座に預金されている分しか決済することができないためです。
無理をしてクレジットカード申請し、審査落ちしてしまうとまたクレヒスに傷がつきます。
そのためクレジットカードの代わりに、デビットカードで記録期間を過ごすというのもおすすめです。
審査を受けるために注意しておきたい2つのポイント
若いうちからクレジットカードを持つことは、クレヒスも築けるのでいいことなんですね!
もちろん、身の丈にあった使い方ができればだけどね。
その他に、カード審査に通りやすくなる方法ってないのでしょうか?
審査ではクレヒスのほかにも、申し込み情報も大切です。
審査に不安を感じる方であればより気をつけたい2点についてお話します。
記載ミスをしない
クレジットカードの審査では、申し込み情報の記載ミスは致命的になる場合があります。
中でも一番間違ってはいけないのが『電話番号』です。
カード会社の多くは、個人の特定や在籍確認をするさいに電話を使います。
電話番号を間違えたせいで本人と連絡が取れなかった場合、その時点で即審査落ちと考えた方がいいでしょう。
在籍確認であれば、まれにカード会社から「電話がつながらなかった」と確認の連絡がくる場合がありますが期待してはいけません。
どうして在籍確認なんてするんでしょうか?
最初から疑っているようなものですよね。
残念ながら、勤務先や収入を偽る人がいるからね。
信用という面では、カード会社も慎重になるんだよ。
確かに、勤務先や収入を偽ると返済にも関わりますよね。
それに、本当に本人が申し込んでいるのか「本人確認」のために在籍確認をする会社もあるんだ。
いざという時連絡が取れないと困るからね。
先にお話したように、ただの記載ミスであっても虚偽の申請と判断されることもあります。
特に勤め先や雇用形態、年収などは虚偽の申請と考えられてもおかしくありません。
そうなってしまうと、もうそのカード会社ではクレジットカードを作成するのは難しくなります。
WEBからの申し込みであれば、おかしな点があるとエラーがでることもありますが、手書きであれば気付かないことが多いです。
必ず再確認をして申し込みましょう。
キャッシング枠は0にする
クレジットカードの審査は、キャッシング枠をつけるかつけないかで大きく変わります。
- ショッピング枠・・・クレヒス・申し込み情報
- キャッシング枠・・・クレヒス・申し込み情報・総量規制
キャッシング枠には、ショッピング枠とは違い貸金業法の『総量規制』が関係します。
総量規制とは、貸金業者(銀行・信用金庫など以外)は、年収の3分の1を超えて貸付をしてはいけないという決まりです。
そのため他社からのカードローンなどの借入がある場合、クレジットカードの審査では他社からの借入金額の申請がとても重要になります。
もし、すでに借入可能金額を満たしている場合や、ある程度の借入をしている場合、カード会社としては、
「返済能力が疑わしい」
と、疑念を抱くことになります。
カード会社に疑念を抱かれてしまっては、審査に通ることが難しくなります。
審査に不安がある方、すでに他社から借入をしている方などは、キャッシング枠を0円で申請することをおすすめします。
キャッシングが必要ないのであれば、0円で申請したほうが今後にもいいでしょう。
5つの種類の中から属性に合わせてカードを選ぼう
審査についてはわかりました。
でも、どんなカードが審査に甘いのかわかりません。
カードにも“属性”があるのを知ってるかい?
属性ですか?
そう。
たくさんのカードが発行されているけれど、属性に合わせてグループに分けることができるんだ。
さまざまなクレジットカードが発行されていますが、それらは大きくわけて5つの属性(グループ)に分類することができます。
その属性によって、カードの特徴やおすすめ対象者などが違うので詳しくご紹介します。
審査の甘さも違うので、ぜひ参考にしてくださいね。
消費者金融系
消費者金融系のクレジットカードは、その名のとおり消費者金融が発行するクレジットカードです。
クレヒスはそこまで重要視されず、申請者の現状(収入があるかどうかなど)を重要視します。
そのため、クレジットカードを発行する受け口がとても広いのです。
- 過去に金融事故をおこしていてもクレジットカード発行の希望が大
- キャッシング枠が他社よりも多い
- 多重申し込みでも審査に通りやすい
- 実質年率が低い
- カード特典がほぼない
カードに付帯されている特典が他社と比べ少ないのが残念な点です。
しかし、キャッシング枠に対する審査が他社よりも甘いので、クレヒスを築くステップにはぴったりだと言えます。
≪おすすめする人≫
▼クレヒスに問題があり他社ではカード発行ができなかった人
流通系
流通系のクレジットカードは、スーパーやショッピングモールなどのお店で発行されているクレジットカードです。
イオンカードやエポスカードなどが有名ですね。
万人の人に利用してもらう目的で作られているクレジットカードがほとんどなので、専業主婦であっても審査に通りやすい傾向にあります。
- 審査が甘い
- カード特典が豊富
- 特定の店での利用で本領発揮できる
流通系は特定のお店では大きな優待を受けることができる、自社サービスが魅力的です。
その反面、そのお店を利用しなければ特典が減少されてしまうので注意が必要なカードになります。
≪おすすめする人≫
▼専業主婦や、収入は少ないけれど日常的にクレジットカードを利用したい人
信販系
信販系は、信販会社から発行されるクレジットカードです。
JCBやジャックスなどが有名ですね。
信販会社は、クレジットカードがまだ日本で発行されていない時代から、信販業務(割賦販売)を行ってきたので、カード業界では老舗ともいえます。
- 多くのカード会社と提携して種類が豊富
- 審査は銀行系ほど厳しくない
- 幅広く特典がある
- ポイントがたまりやすい
信頼と実績のある信販系のカードは、審査も厳しい印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、今は専業主婦であっても審査に通る信販系カードはたくさんあります。
ポイントが貯まりやすいクレジットカードが多いので、検討する価値はありです。
≪おすすめの人≫
▼安定した収入があって、クレヒスに問題がない人
銀行系
銀行が発行する銀行系のクレジットカードの印象として、「敷居が高い」と感じている方も多いはずです。
実際、銀行系のカードは審査に通りにくいという意見は数多くあります。
というと、答えはNOです。
専業主婦であっても持つことができます。
ただし、銀行系のカードを持つ絶対的な条件としては、『安定した収入がありクレヒスに傷がないこと』です。
とはいっても、以前ほど銀行系カードの審査は優しくなっています。
安定した収入とクレヒスに問題がなければ、発行される可能性は高いでしょう。
- キャッシュカードと一体型が多い
- ATM手数料に優遇
- ポイント還元率が悪い
- 住宅ローンなどの審査が通りやすくなる
- ステータス性がある
また、銀行系カードは20代に対しては審査が比較的やさしい傾向にあります。
≪おすすめする人≫
▼20代のうちにクレジットカードを持ちたい人
外資系
外資系は、日本のカード審査とは異なり、クレヒスにある過去の事故情報よりも現在の返済能力を重要視する傾向があります。
現時点で返済能力があると、入りやすいクレジットカードになります。
アメリカン・エキスプレス(アメックス)やダイナーズなどが有名ですね。
申し込み対象者として、基本的に「20歳以上、定職についている」となっています。
その場合、専業主婦やアルバイト・パートの方は申し込めません。
- 旅行や海外での利用に適したサービスや特典多数
- 年会費が高額
- ステータス性が高い
外資系の特徴としては、なんといってもそのステータス性にあります。
海外で身分証明にもなるクレジットカードは、ステータスの高さが大切です。
その審査基準と審査の厳しさ、年会費の高額さなどから、カードを見せただけで
と判断され、社会的に認められている人と認識されます。
≪おすすめの人≫
▼定職につきある程度の収入があり、カードにステータス性を求める人
【種類別】審査に通りやすいおすすめのクレジットカード6選
クレジットカードの属性によって個性があるのはびっくりですね!
審査が不安であれば、消費者金融系のカードを選んだらいいということですね!
確かにそうだけど、実はそれぞれの属性の中にも審査に通りやすいクレジットカードがあるんだ。
ぜひ教えてほしいです!
クレジットカードのそれぞれの属性の中にも、比較的審査に通りやすいとされるクレジットカードがあります。
以下の3つに注目して、属性それぞれのおすすめクレジットカードをご紹介します。
- ポイントの還元率が高い
- 使い勝手がいい
- 嬉しいサービスがある
ただ審査に不安だからと、安易に消費者金融系を選ぶのではもったいないです。
ぜひ参考にして自分にあったカードを探してみてください。
【消費者金融系】アコムACマスターカード
「アコムACマスターカード」は、三菱UFJフィナンシャルグループである、消費者金融アコムが発行するクレジットカードです。
独自審査基準をもっていて、クレヒスに問題があっても比較的審査に通りやすいクレジットカードになります。
審査に通るかどうかの事前の3秒審査も行っているので、審査に不安な場合診断してから挑戦することもでき安心ですね。
- 審査が甘い
- ショッピング利用金額の0.25%がキャッシュバック
- 利用限度額が最高800万円まで設定可能
- 利用明細などの請求書の発行はなし
- 支払いの調節が可能
アコムACマスターカードは、毎月決まった金額を返済するリボ払いのみ対応しています。
しかし、都合によって多めに払うといったことが可能なので、コンビニやアコムのATMで簡単に支払うことができ便利です。
年会費は無料ですが、家族カードやETCカードといった付帯カードがないので注意が必要しましょう。
アコムACマスターカードは、とにかくクレヒスを築きたいという方にうってつけのカードです。
【消費者金融系】ライフカード
「ライフカード」は、㈱ライフが消費者金融アイフルの子会社として、発行するクレジットカードです。
すでにライフカードをご存知の方であれば、
と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
- ポイントの還元率は0.5%
- ポイントUP期間がある(誕生月3倍・条件クリアで翌年2倍)
- ポイントの有効期限は最長5年
- 学生(高校生以外)でも18歳以上であれば持つことができる
- 海外アシスタンスサービスあり
ライフカードのポイント還元率のよさは魅力のひとつでもあります。
また、ネットショッピングを利用している方であれば、ポイントUPモールもあるので大変お得です。
ライフカードは、多少審査に不安があるもののポイントをお得にためていきたいという方には頼りになる1枚だといえるでしょう。
【信販系】楽天カード
「楽天カード」は、楽天カード㈱が発行するクレジットカードです。
顧客満足度1位を獲得するほど、人気があり中でもポイントの還元率の高さが魅力ひとつでもあります。
- 学生(高校生不可)・専業主婦であってもカードが発行できる
- 楽天市場での利用で通常100円につき2ポイントと、高い付与率
- 海外旅行傷害保険がついている
- 海外旅行に関した優待サービスが付帯
- たまったポイントの利用道が広い
楽天カードで注目したいのは、ポイントの還元率です。
実店舗利用であっても、100円につき1ポイント付与されるのはやはり魅力といえます。
また、たまったポイントも楽天ポイント加盟店(ツルハ・マクドナルドなど)でも利用できるので、利便性も抜群です。
楽天市場を利用する方はもちろん、ポイントを効率よく貯め日常的に利用していきたい方に、うってつけの1枚になります。
【流通系】イオンカード
「イオンカード」はイオンフィナンシャルが発行するクレジットカードになります。
地域密着型のクレジットカードで、イオングループを利用している方に大変お得なクレジットカードです。
- イオングループでの利用で200円につき2ポイント付与
- ポイントUPサイト「ときめきポイントTOWN」が利用できる
- トラベル緊急時アシスタンスサービス
- ETCゲート車両損傷お見舞制度
- 映画鑑賞割引
イオングループでは、さらに以下3つのお得になる日が毎月開催されています。
- 毎月10日 ときめきポイント2倍
- 毎月20・30日 お客様感謝デー ショッピング代金が5%オフ
- 毎月15日 G.G感謝デー(55歳以上限定)
イオングループ外のショッピング利用で、200円につき1ポイントの付与は標準です。
やはり流通系のクレジットカードなので、イオングループでの利用に特化した付帯サービスが魅力になります。
日頃からイオングループを利用する機会が多い方に最適なクレジットカードです。
【流通系】エポスカード
「エポスカード」は、丸井が運営していたマルイカードをエポスカードへカード名を変更し、発行されたクレジットカードです。
- 最高500万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されている
- 海外サポートデスクの利用が可能
- 対象店舗での利用でポイントUP
- マルコとマルオの7日間セールを年4回開催
- 優待利用施設あり
「マルコとマルオの7日間」では、丸井や丸井のネット通販利用で10%割引の優待を受けることができます。
残念ながら、ポイントは通常200円につき1ポイントと並。
しかし、対象店舗ではポイントがUPします。
≪ポイントUP対象店舗例≫
- SHIDAX・ビックエコー 5倍
- 魚民・笑笑 5倍
- ノジマ 5倍
- KEYUCA 5倍 など
さらにカード利用もしくは掲示で優待利用できる施設もあります。
≪優待利用可能施設≫
- ユナイテッドシネマ
- シダックス、ビックエコー、カラオケ館
- ハウステンボス
- 富士急ハイランド
- よみうりランド
- スパリゾートハワイアンズ
- タイムズカーなどレンタカー会社
マルイ以外でもサービスや割引優待などを受けられる、大変お得なクレジットカードなので、優待施設をよく利用する方にピッタリの1枚です。
【外資系】アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)
アメックス社が発行する「アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)」は、そのステータス性から「持つだけで価値がある」といわれるほど、ブランド力の高いカードです。
- 最高5,000万円の国内・海外旅行傷害保険が利用付帯
- 付帯サービスの充実
- 海外では身分証と認められるほど、ステータス性が高い
ポイントは100円につき1ポイントとやや高めなものの、やはりアメックスの魅力は付帯されているサービスや特典にあります。
≪優待・サービス≫
- プライオリテイ・パス 無料
- 手荷物無料宅配サービス(カード会員1名につき1個)
- 無料ポーターサービス
- 空港クロークサービス
- グローバルホットラインの利用(日本語対応)
- JR東海エクスプレス予約サービス など
そして注目してほしいのが、旅行傷害保険です。
本会員と生計をともにする配偶者や子供まで最高1,000万円までの補償が付帯されています。
こちらのカードは、海外旅行へよく行く方やステータス性を求める方には手に入れてほしい1枚です。
まとめ
クレジットカードの審査内容や、審査の甘いカードの見分け方に注目してお話しました。
今回の記事で大事なポイントは、以下の3つです。
- 審査が心配であれば「消費者金融系」か「流通系」のカードを選ぶ
- 審査に大切なのは“安定性”
- 良質なクレヒスを築く
ぜひこの記事を参考に不安を解消し、クレジットカードをゲットしてくださいね!