ビックカメラがポイント還元率でお得!
suicaクレジットチャージで1.5%ポイント還元 | |
チャージしたsuicaで支払うと10%ポイント還元 | |
ビックカメラ以外でも1%相当のポイント還元 |
「電車に乗るときやSuica払いができるところではSuicaカードを使い、それ以外は現金を使う」という人は、Suicaを上手く活用しきれていません。
ビックカメラSuicaカードに変更すれば、1年間で数千円、数年間で数万円お得に利用することができるようになります。
そして、カードの名前からビックカメラの買い物がお得になりそうだと思う人は多いでしょうが、実は、普段ビックカメラを利用しないSuicaユーザーにとっても相性抜群のクレジットカードのです。
そこで今回は、ビックカメラSuicaカードの特徴の中でも、カード選びで重要になってくるポイントの貯まり方、使いみち、補償内容などを取り上げて、カードのメリット・デメリットがどんなものか分かるように解説をしていきます。
普段使っているSuicaをビックカメラSuicaに変更するだけで、どんな違いがあるのか?気になる方はご覧ください。
この記事の目次
ビックカメラSuicaカードの基本情報
ビックカメラSuicaカードは、日本最大の鉄道会社JR東日本グループが発行するクレジットカード「ビューカード」のラインナップの一枚です。
ビューカードが発行するクレジットカードの最大の特徴はSuicaが搭載されている点にあります。そして、その中でもビックカメラSuicaカードは、次に該当するSuica利用者は、SuicaカードではなくビックカメラSuicaカードの方がお得にSuicaを使うことができます。
- Suicaで通勤・通学している人
- Suicaでコンビニやスーパーで支払いをする人
- ビックカメラ、コジマ、ソフマップに行くSuica利用者
- ビックカメラ、コジマ、ソフマップに行かないSuica利用者
ビックカメラグループを利用しない人もお得なんですか?
とてもお得ですなんですよ!その理由が気になる人は[後述するこの部分]をご覧ください。
簡単に言えば、Suicaを利用する誰にとってもお得になるのがビックカメラSuicaカード年会費は実質無料!!
ビックカメラSuicaカードの年会費は初年度無料ですが、2年目以降は477円(税込515円)かかります。
- 初年度の年会費 :無料
- 翌年以降の年会費:477円(税別)
これだけ見ると、使い始めて2年目以降は年会費がかかるように見えてしまいますよね。しかし、ビックカメラSuicaカードで年1回カード払いをすれば翌年の年会費が無料になるのです。
コンビニやスーパーで数百円の支払いを1度ビックカメラSuicaで支払うだけで翌年度年会費無料の条件はクリアします。
電車に乗る人であれば、Suicaのチャージにクレジットカードを利用できますのでそれでもOKです。
ですから、ビックカメラSuicaカードの年会費は実質無料なのです。
国際ブランドは2種類から選択可能
ビックカメラSuicaカードは、VISA、JCBの2種類の国際ブランドが用意されています。MasterCardやアメックスは選べません。
国際ブランドをどれにすればいいか迷ってしまう人は結構多いと思いますが、
- 日本でメインに使う場合 ⇒ VISA、JCBどちらでもOK
- 海外で使えるカードがいい場合 ⇒ VISAが無難
実は海外でJCBの利用できるお店や国は増えていっています。しかし、世界一位のシェアを誇るVISAのほうがJCBより使える場所が多いので、海外旅行や出張先でカード払いができたらいいなぁと考えている人は、VISAを選んだほうがいいでしょう。
もっとも、JCBもアジア・豪州では強いですし、北米では「Discover」ブランド加盟店でもJCBは使えますので、それほど使える場所が狭いわけでもありません。
定期券機能をカードに持たせることはできない
ビックカメラSuicaカードは定期券をカードに搭載することができません。
ルミネカードやビュースイカカードは定期券一体型として利用することができますから、定期券機能を持たせることができないというのはこれはビックカメラSuicaにとって数少ない弱みの1つでしょう。
しかし、SuicaカードとビックカメラSuicaの2枚持ちになったとしても、Suicaカード単体を持っているよりもはるかにSuicaがお得に活用できます。ビックカメラSuicaカードで貯まるポイントがとても優秀なのです。
そこで、以降はビックカメラポイントで貯まるポイントとその使いみちを明らかにしていきます。
ビックカメラSuicaカードはポイントが貯まりやすい!その理由
ビックカメラSuicaカードでカード払いしたときに貯まるポイントは、他のビューカード利用時よりも多く貯められる性質が隠されています。
これが、Suicaの利用者がビックカメラSuicaカードに切り替えたほうがいい最大の理由になるのです。ここでは、カードで貯まるポイントについて解説をしていきます。
その1. 通常のカード払いでビックカメラとビューカードのポイントが両方貯まる
ビューカードが発行するクレジットカードは、1,000円(税込)につき5ポイントのJRE POINTがプレゼントされます。これは、スーパー、コンビニなどの普段の買い物や公共料金でカード払いしたときにもらえますが、ビックカメラSuicaカードはJRE POINTに加えてビックポイントもプレゼントされるのです。
JRE POINT | ビックポイント | ポイント還元率 | |
---|---|---|---|
ビックカメラSuicaカード | 5pt | 5pt | 1.0% |
その他ビューカード | 5pt | 0pt | 0.5% |
単純に他のビューカードより2倍のポイントがビックカメラSuicaカードなら貯まります。
ちなみに1,000円(税別)ではなく1,000円(税込)なのも地味にうれしい条件です。
ビックポイントはビックカメラグループで使えるポイントですよね?
ビックカメラを利用するならうれしいですけど、そうではない人にとってはメリットに感じないんでは?
そんなことないですよ。ビックカメラSuicaカードのビックポイントの使いみちについて説明をしていこう。
その2. ビックポイントはSuicaに利用できる
ビックカメラSuicaカードで貯まるビックポイントはSuicaにチャージができます。
- ビックポイント1,500pt ⇒ Suicaへのチャージ1,000円分
ビックポイントは1ポイント1円相当でビックカメラ、コジマやソフマップの支払いに使える点を考えると、Suicaチャージよりもビックカメラグループで利用した方がお得なのは間違いありません。
しかし、ビックポイントをSuicaに変換できるので、普段ビックカメラやコジマに行かない人でもビックポイントを有効活用することがビックカメラSuicaカードならできるのです。
さらに、ビックカメラSuicaカードは入会キャンペーンを実施中です。
キャンペーンはポイントが多くもらえる特典が多いので気になる方は公式サイトでご覧になってください。
その3. Suicaのチャージは通常の3倍貯まる
単体のSuicaカードに現金で入金してもポイントはもらえません。しかし、ビックカメラSuicaのクレジット払いでチャージするとJRE POINTがもらえます。しかも、通常の3倍付与されるのです。
- 現金10,000円をSuicaにチャージ
⇒ JRE POINTは0ポイント - ビックカメラSuicaで10,000円をSuicaにチャージ
⇒ JRE POINTは150ポイント
JRE POINTは1ポイント1円相当でSuicaに利用できますから、現金払いよりも節約効果が大きいのです。
貯めたポイントはSuicaにチャージする以外に、アトレなどの駅ビル・駅ナカ(JRE POINT加盟店)やJRE MALL(オンラインショップ)の買い物にも使えます。
また、ビックカメラSuicaは、Suicaのオートチャージにも対応していますが、オートチャージでSuicaに入金された場合も同様にJRE POINTが3倍もらえます。
オートチャージとは
オートチャージは、Suicaの残高が一定金額を下回ったときに、自動でSuicaに入金されるサービスです。
例えば、オートチャージ実行判定金額3,000円(しきい値)、オートチャージ入金実行金額5,000円とすると、ビックカメラSuicaのSuica残高が3,000円を下回った瞬間に5,000円が自動でチャージされるということです。
これは、例えば定期券外の電車を利用するときに便利です。いちいちSuicaをチャージしてから改札を通るといった手間がなくなります。
その4. Suicaだけじゃない!切符や定期券などの購入も通常の3倍ポイントプレゼント
ポイントが3倍貯まるのはSuicaへのチャージだけではありません。JR東日本の切符、回数券や定期券購入時にも、チャージ同様にポイントが3倍もらえます。
特に定期券はまとまった金額になりますから、JRE POINTをたくさん獲得できるシチュエーションです。例えば定期券を購入費用が年間10万円なら、1,500ポイントもらえます。
この場合、年間10万円分を現金で購入すれば、定期券が手に入るだけですが、ビックカメラSuicaで購入すれば「定期券+Suica1,500円分」がゲットできるということですよ。
定期券を現金からビックカメラSuicaカードに変えるだけで、人によっては数千円分のSuicaに匹敵する効果があるのです。
Suica定期券を現金で購入している人はもったいないと言わざるをえません。Suicaはコンビニやスーパーなど様々なお店で使えるので利用価値の高い電子マネーなのです。
Suicaを利用している人は、Suicaと相性の良いクレジットカードを1枚持っておくととても便利ですよ。ポイント以外に詳しいことが気になる場合にはビックカメラSuicaカードの公式サイトをご確認ください。
えきねっとの利用も3倍
えきねっとは、JR東日本が運営するオンラインサービスで、新幹線や特急列車の切符の購入や旅行ツアーの予約などが行えます。大型連休に帰省する際など新幹線をえきねっとで予約する人もいるのではないでしょうか。
このえきねっとの支払い方法をビックカメラSuicaカードにすれば、1,000円につき15ポイントのJRE POINT(通常の3倍)がもらえます。
意外に見落としがちなポイントですが、クレジットカードはサービスとの相性が良いものを登録すべきなんです。
その5. ビックカメラは、ビックのポイントカードよりビックカメラSuicaの方がポイントがザクザク貯まる
ビックカメラでの買い物はビックカメラSuicaカードが、現金+ビックのポイントカードよりお得にポイントが貯まることを知っていますか?
現金+ビックのポイントカード提示で貯まるポイントは10%還元です。10,000円なら1,000円分のビックポイントが貯まります。Suica+ビックのポイントカードでも同様です。
しかし、ビックカメラSuicaカードなら、最大11.5%相当のポイントをゲットできます。
ビックカメラSuicaカードを使ってビックカメラで10,000円の買い物をした場合は、次の2ステップでポイントが獲得できます。
- Suicaにチャージする ⇒ JREポイントが150pt
- Suicaで買い物 ⇒ ビックポイントが1,000pt
10,000円の支払いで合計1,150ポイントもらえるので還元率は11.5%になるという計算です。ビックポイントは現金払い、Suica払いと同じですが、JREポイントを獲得できる分、ビックカメラSuicaの方が多くポイントをもらえる仕組みになっています。
そして、JREポイントはビックポイントに交換が可能なのです。
- JRE POINT「1,000ポイント」=ビックポイント「1,000ポイント」に交換ができる!
これは、ビックのポイントカードを提示して買い物するより断然お得ですね。
パソコンや携帯電話、コンタクトレンズ、家電などビックカメラで買い物するときにビックのポイントを貯めている人は、ビックカメラSuicaの方がビックポイントをさらに貯めるチャンスがあるというわけです。
ちなみにビックカメラグループ以外のクレジットカードで支払った場合、ビックのポイントは10%ではなく8%付与です。
従って、Suicaユーザーがビックカメラで買い物するなら、ビックカメラSuicaカードが最もビックポイントを貯められるんです。
また、コジマやソフマップも、ビックカメラ同様に現金払いと同じポイント還元率です。
従って、コジマ、ソフマップで買い物するときもビックカメラSuicaカードで購入したほうがお得です。
家電はまとまった金額になるので、ビックポイントは貯まりやすいイメージがあります。
そのうえ、会計ではビックポイントとJREポイントがもらえて、JREポイントはビックポイントに交換できるなんて、お得感が大きいですね。
その6. 利用明細をWeb明細にすれば毎月50ポイントがプレゼント
クレジットカードは利用すると翌月に利用明細を同封した請求書が郵送されてくるのが一般的です。この利用明細を郵送ではなくWeb明細にすれば毎月50ポイントのJRE POINTがもらえます。
毎月カードでいくら使ったかを、スマホやパソコンで確認するサービスです。
毎月50ポイントですから、1年で最大600ポイントが、Web明細にするだけでもらえるのです。Suicaでいえば600円分相当になりますよ!
明細が発行される必要があるので、毎月ビックカメラSuicaで1円でもいいのでカード払いをしなければWeb明細のポイントはゲットできないので注意!
ビックカメラSuicaカードを持ったら、ぜひWeb明細ポイントサービスにしましょう!
万が一に備えて。気になるビックカメラSuicaカードの保険・補償内容
カードの盗難・紛失で失くしてしまった場合
クレジットカードを使いたくない人の中には、失くしたときの不正利用が心配だからという意見もあります。カードが何十万、何百万円と悪用されてしまっては利用が怖いと不安になるのも理解はできます。
しかし、ビックカメラSuicaカードは亡くしてすぐに連絡、紛失届の提出などしかるべき対応をすれば、きちんと補償してくれます。
不正利用で使われた金額は、60日以内の金額が対象です。ですから、紛失時は速やかに対応することが大切。
Suicaの残高も補償対象になっているのもうれしいポイントです。
Suicaは現金と似ているので、すぐに不正利用されやすい性質を持っているので、速やかに停止措置をしましょう。停止措置がなされるまでの間で不正利用されたSuicaは補償の対象外になります。
- カード裏面に直筆のサインがない
- 暗証番号を盗まれて不正利用された場合
など、カードの所有者の過失が原因で不正利用された場合は補償されません。
「直筆のサイン」「暗証番号は誰にも教えない、推測されやすい簡単な番号にしない」というのは、カードを利用するなら当たり前のことです。
海外旅行傷害保険
ビックカメラSuicaカードは、年会費実質無料にも関わらず、海外旅行傷害保険が自動付帯されています。
自動付帯とは、カードを持っていれば保険が適用されるということです。
死亡・後遺障害時が最高500万円、疾病・傷害による治療費が最大50万円となっています。
海外は日本よりも医療費が高くて有名ですから、さすがにこれだけで安心できるという内容ではないですが、年会費有料のカードでも、死亡・後遺障害時の補償しかついていないものはたくさんあります。
疾病・障害による治療費は、他の旅行保険と合算できます。
クレジットカードの補償がある分、加入する保険を安価なものにすることができますので、金銭的にお得です。
国内旅行傷害保険
日本国内の旅行用の傷害保険も用意されていますが、海外旅行傷害保険と違って利用付帯である点が大きく違います。
利用付帯とは、旅行代金や旅行に関わる支払いをビックカメラSuicaで決済した場合に適用される保険ということです。
旅行の交通費、ツアー旅行の費用、宿泊代などをビックカメラSuicaカードで支払えば適用されるので、事前にカード決済すれば、旅行当日カードを持っていなくても受けられる保険と言い換えることもできますね。
また、鉄道だけでなく飛行機や船の乗っている場合も補償されます。乗り物に乗っていることが条件ではなく改札口の内側にいる場合も適用されるので、広くカバーしてくれる保険です。
項目 | 保険金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最大1,000万円 |
入院費 | 1日3,000円 |
手術費 | 入院保険金額の5倍or10倍 |
通院費 | 1日2,000円 |
様々な施設やサービスが割引される!!
ビューカード共通の、JR東日本グループを中心とした割引が次のとおりあります。
- JR東日本ホテルズ宿泊基本料金20%オフ、直営レストラン・バー10%オフ
- JR東日本ホテルズ年間10万円利用で5千円のボーナス
- JRホテルグループ・東急ホテル宿泊基本料金10%オフ
- 目黒雅叙園レストラン平日15%オフ、土日祝10%オフ/文化財「百段階段」での企画展当日券を200円割引
- 京王プラザホテル多摩・八王子の館内レストラン・ラウンジで税込2,160円以上利用時に5%オフ・温浴施設で割引「タイムズスパレスタ」「横浜天然温泉SPA EAS」「東京お台場大江戸温泉物語」「大江戸温泉物語浦安万華郷」
- タイ古式マッサージ&カフェ リラリラ神田本店・東京駅八重洲店で割引
- シダックスで次の割引20%オフ「ルーム料金」「フリータイム」「フリフリプラン」
- シダックス「宴会コース」5%オフ
- シダックス毎週月曜日のルーム料金30%オフ
- グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン品川店10%オフ
- サラベス東京店・品川店10%オフ
- 「楽蔵」等10%オフ
- 健康中華青蓮 17時以降1組4,000円以上の利用で1,000円割引
- 駅レンタカー基本料金10%オフ
- JRバス関東の「東京⇔名古屋」夜行バス当日限定10%オフ
- GALA湯沢スキー場リフト券・場内ショッピング10%オフ
- 引越20%~25%オフ(サカイ/アート/ジェイアール東日本物流)
以上はごく一部です。
この他、ワンドリンクサービス、料理一品サービス、谷川連峰の天然水「FROM AQUA」が通販で購入できるサービスなども含めますと、無数にあります。
お得なクーポンをもらえることもある!
通常でも十分お得に使えるビックカメラSuicaカードですが、ビックカメラでさらにお得に使える臨時のクーポンが配布されることもあります。
JR系の商店で使えるクーポンも、毎月発行されています。
ビックカメラのクーポン
ビックカメラのクーポンが配布されることもあります。
たとえば、2017年12月に発行されているクーポンの内容は、ビックカメラ・コジマ・ソフマップにおいてビックカメラSuicaカードで決済すると、通常10%のポイントが13%にアップするというものです。
これだけポイントがアップするなら、チャージしてSuicaで支払うより、クレジットカード決済の方がお得です。
VIEWありがとうクーポン
ビューSuicaカードの明細に同封されて届く会員誌「VIEW’s news」に、お得なクーポンが掲載されています。
「ベックスコーヒー」など駅ナカによくあるJR東日本系の飲食店や、リラクゼーションの「リラクゼ」などの割引券です。
切り取って使えます。
電子マネー
電子マネーには多くの種類があります。
ポストペイ型の「iD」「QUICPay」など、利用と同時にクレジットカードが決済される電子マネーもあり、これらは実質的にクレジットカードを簡単に使えるものといえます。
それ以外の電子マネーはプリペイド型で、事前にチャージが必要です。
Suicaもプリペイド方式で、現金またはクレジットカードからチャージをして使います。
商業系列ごとに便利な電子マネーは異なり、たとえばイオン系では「WAON」、セブン&アイ系では「nanaco」です。
ですがイオンでnanacoは使えませんし、セブンイレブンではWAONは使えません。
この点、交通系電子マネーは、使える場所を選ばないという特長があります。
コンビニ・スーパー・飲食店・ドラッグストア等、業種を問わず使えるところが多いです。
クレジットカードを使ってもいいが、クレジットカードだとおおげさに感じる少額の決済に、交通系電子マネーは向いています。
系列を問わず使える場所が多い点は、「楽天Edy」と似ています。
少額の利用に便利な電子マネーですが、クレジットカードのようにポイントが貯まるメリットもあります。
以前は、クレジットカードからのチャージでポイントが貯まり、さらに電子マネーを使うことでもポイントが貯まるものが多かったのですが、前者については最近は全盛期よりだいぶ縮小してきました。
電子マネーにチャージしてもクレジットカードのポイントが貯まらないものが多くなってきています。
しかし、「ビューカード」からのSuicaチャージ、またはモバイルSuicaチャージは、還元率1.5%の高率です。
数ある電子マネーの中でも、最上級にお得なのがSuicaです。さらにSuicaの利用でポイントが貯まる機会も増えました。
JR東日本の駅ナカ施設を中心に、Webで登録しておいたSuicaの利用で、JR東日本の共通ポイントであるJREポイントが貯まります(旧Suicaポイント)。
チャージで貯まるビューサンクスポイントと併せますと、還元率が最大2.5%となります。
ビックカメラと駅ナカは、クレジットカードからチャージしてSuicaで支払うと大変お得です。
楽天Edyも、楽天カードからのチャージと、ポイント利用を併せて還元率1.5%となりますが、駅や駅ナカでは使えません。
あらゆる場所で使えてポイントもよく貯まる点では、Suicaに軍配が上がるのではないでしょうか。
ApplePayは利用可能?
Apple Payはi-Phone等でクレジットカードや電子マネーを使うものです。
おサイフケータイが使えたAndroid携帯に後れを取りましたが、現在はカード券面が携帯端末に搭載できるスタイリッシュな見せ方もあって非常に人気を博しています。
ビックカメラSuicaカード本体も、Apple Payに搭載できます。
日ごろのお買い物のシーンにおいて、電子マネーQUICPay加盟店で、i-Phoneのタッチだけでカード決済ができて便利です。
さらに、Suica自体もApple Payに搭載できます。
このオートチャージ用としてビックカメラSuicaカードを使うことができます。
それはi-PhoneでのモバイルSuicaです。
ビックカメラSuicaカードのSuica機能はApple Payに搭載できませんので、新たにSuicaを登録することになります。費用はかかりません。
クレジットカードとしてより、Suicaとしての利用の方がApple Payでは多くなるでしょう。
ビックカメラSuicaカードからSuicaへチャージすることで、ビューサンクスポイントが貯まります。
それから、JREポイントのwebサイトでビックカメラSuicaカードを登録しておきますと、JR東日本の駅ナカなどの施設でSuicaを利用した際にもJREポイントが貯まります。
チャージによるポイント付与は、1,000円につき15円相当分、Suica利用によるポイント付与は100円または200円ごとに1円相当分です。
東京駅構内のグランスタ、品川駅構内のエキュートなどの駅ナカ施設でApple Payを使いますと、かなりのポイントが貯まります。
審査は厳しい??
ビックカメラSuicaカードは、18歳以上で国内在住、電話連絡の取れる人なら申し込めます(高校生は不可です)。
収入要件などはありません。
通勤通学のインフラを支えるカードですから当然ともいえますが、お勤めの有無など問わず、基本的には誰でも取得できるクレジットカードです。
とはいえ、クレジットカードやローンの記録である個人信用情報に、長期延滞等の事故情報がある方は持てないようです。
ビックカメラSuicaカードの考えられるデメリット
ビックカメラSuicaカードには、定期券機能がありません。つまり、JR東日本の定期券を使う方は、Suica定期券やモバイルSuica等の定期券を使う必要があります。
一方、Suica定期券機能が備わっているビュースイカカードやルミネカードは、カード1枚で、Suica、Suica定期券、クレジットカードを使うことができます。Suicaとクレジットカードを1枚で管理したいという場合には、ビックカメラSuicaカードはSuica定期券との2枚持ちとなりますから、その点はデメリットになるでしょう。
それよりもこのカードのデメリットは、ひとつのカードに多機能が含まれていて、機能が実に複雑ということではないでしょうか。
ビックカメラSuicaカードを使いこなすためにはそれ相応の努力が必要です。ポイントの仕組みが複雑な点をデメリットに感じる人もいるはずです。
「電車でオートチャージを利用したい」という程度の希望の人には、いささかハードルが高いカードかもしれません。
このカードを使って「貯まる」「使う」ものには、次の4種類があります。
- ビックポイント
- Suicaのチャージ
- JREポイント
また、ビックカメラ店頭では「Suica」またはビックポイントで支払い、ビックカメラの通販「ビックカメラ.com」では「ビックカメラSuicaカード」またはビックポイントで支払いをするという仕組みも複雑です。
Suicaで使うためには、随時のチャージも必要です。このような複雑な仕組みにはついていけない人も多いでしょう。
ビックカメラで買い物をしない人にも便利なカードとはいえ、知らないうちにビックポイントを失効させてしまえば得にはなりません。
この問題に関しては、解決策はなさそうです。
しかし複雑な仕組みをきちんと理解できる人には間違いなくお勧めできるカードです。
他カードとの比較!
Suicaが便利に使えるビューカードには、さまざまなラインナップがあります。
まず目につくのは基本のカードである「ビューSuicaカード」でしょう。
家族カードがあることと、定期券機能内蔵についてはメリットです。
ビューsuicaカードのデメリットは、年会費が税抜477円掛かることです。
年会費としては安いものであり、またWeb明細の申込みでもらえるポイントにより、実質的に年会費無料にできるというのが宣伝文句です。
ですが、実質年会費無料のビックカメラSuicaカードにもWeb明細でのポイントは付きます。
また、JR東日本関係以外でのクレジットカード決済では、還元率0.5%というごく普通のカードになってしまいますので、メインのカードとしては魅力が薄いです。
ボーナスポイントはありますが、ビックカメラSuicaカードの高い還元率には追いつきません。
もっとも、ビックカメラSuicaカードは仕組みがあまりにも複雑ですから、もう少し単純なほうがよく、メインのカードも別にあるという人には向いています。
もちろん、ビューSuicaカード自体、ポイントが多く貯まる大変便利なカードです。
基本のビューSuicaカードよりも若干有利に使えるのが、JR東日本系の駅ビル発行のビューカードです。
「ルミネカード」「アトレビューSuicaカード」など多数のクレジットカードが発行されています。
Suicaへのチャージ比率が高いというビューカードのメリットは活かしたまま、駅ビルでの優待機能がついています。
駅ビルでの割引率やポイント付与率が高くなっていますので、ビックカメラよりも駅ビルの好きな方にはこちらもお勧めです。
ビックカメラと駅ビルに対して、関心の程度が同等の方、どちらにも関心がない人については、ポイント付与率の高いビックカメラSuicaカードのほうがお勧めです。
ビックカメラ提携カードのラインナップとも比較してみます。
比較の対象は、
- JR西日本と組んだ「ビックカメラJ-WESTカード」
- JR九州と組んだ「ビックカメラ JQ SUGOCAカード」
です。
JR西日本やJR九州エリアにお住まいの人であれば、ビックカメラSuicaカードより、地元の交通系電子マネーが使えるクレジットカードを選択するのが普通の考えでしょう。
どちらも年会費実質無料です。
いっぽうで、Suicaの重要なメリットのうち、ないものも多いです。
モバイルで使える交通系電子マネーはSuicaだけで、これは最大の強みです。
「ビックカメラJQ SUGOCAカード」のクレジットカードからのチャージはオートチャージのみです。
随時のチャージは現金で、駅券売機でしかできません。
「ビックカメラJ-WESTカード」は、駅の券売機で随時に、簡単にクレジットカードからチャージができる「クイックチャージ」機能がありますが、JR西日本の駅に限ります。
また、チャージ金額に1日2万円、1か月4万円という制限がありますので、電子マネーICOCAをビックカメラで利用するには不向きです。
こうしてみますと、ビックカメラSuicaカードには、全国においてもメリットの方が大きいことがわかります。
なによりも、Suicaのチャージで貯まるポイントの威力は大きなものですし、貯まったポイントも、地元にいながらしっかり使いきれます。
まとめ
日本全国のクレジットカードにおいて、電車に乗る方に対してはコストパフォーマンス最強といっていいかもしれない、ビックカメラSuicaカードの特長を見てきました。
ビックカメラをよく使う方も、まったく関心のない方も大変便利に使えるカードですので、ぜひ一枚お持ちになることをお勧めします。
また、JR東日本エリアにお住まいの方はもちろん、それ以外で電車によく乗るという方にもお勧めできるカードです。
基本情報
カード名 | ビックカメラSuicaカード |
---|---|
発行元 | 株式会社ビューカード |
国際ブランド | JCB、VISA |
申込資格 | 年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方、日本国内在住の方 |
発行期間 | 約1週間(店舗受付の場合即日発行) |
入会金 | 不要 |
年会費 | 初年度無料(年間1回の利用で二年目以降無料) |
家族カード | なし |
ETCカード |
発行手数料:無料 年会費:477円(税抜) |
ポイントシステム
ポイントプログラム | 〇〇ポイビューサンクスポイント、ビックポイントント |
---|---|
ポイントレート |
通常利用:1,000円につき2ポイント 定期券の購入やオートチャージの利用は、ビューサンクスポイントが3倍 ビックカメラで利用時はビックポイントが10%付与 |
ポイント還元率 |
通常利用:1%(各ポイント0.5%ずつ) Suicaチャージ利用時:1.5% |
ポイント有効期限 | 2年間、期限内にポイント獲得で期限延長 |
マイレージ
交換・移行可能マイレージ | なし |
---|---|
交換・還元率 | なし |
最低交換単位 | なし |
移行手数料 | なし |
電子マネー
一体型 | Suica |
---|---|
チャージ |
・モバイルsuica ・Apple Pay ・QUICPay |
付帯保険・補償
旅行傷害保険 |
海外:500万円(自動付帯) 国内:1,000万円(利用付帯) |
---|---|
ショッピング保険 | なし |
紛失・盗難補償 | 全額補償 |
その他 | なし |
付帯サービス
空港サービス |
空港ラウンジ利用:なし プライオリティパス:なし |
---|---|
その他のサービス | カラオケボックスで割引あり(BIG ECHO、SHIDAX) |