例えばなんですけど、収入がない方がゴールドカードの申込をしたらどうなりますかね?
もちろんそれは瞬殺されるだろうね。
瞬殺??
みなさんはクレジットカードに関する調べ物などをしている時に「瞬殺」という言葉を目にしたことはありませんか?
「瞬殺ってどういう意味」
「瞬殺ってなんで起きるの」
こうした疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は瞬殺はカード審査に関係している言葉なので意外と私たちにも身近な話題であるといえます。
今回、そんな瞬殺についてどこよりも徹底的に解説していきます。
この記事を読めば瞬殺を防ぎ、素敵なクレジットカードを見つけることができるでしょう。
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この記事の目次
瞬殺でクレジットカードの申し込みを断られた!!
「瞬殺」って言葉だけ聞くとなんだかいい印象は受けませんね・・・
カード審査の際に使われる「瞬殺」という言葉はクレジットカードの申込みをすぐに断られることを意味しています。
審査の初期の段階で問題があるとすぐに(瞬間的に)審査に落ちてしまうことを上手く表現している言葉だといえるでしょう。
あまりにも早く断られてしまうと、きちんと審査をしてくれているのか不安になるかもしれないね。
もちろんカード会社はしっかり審査を行っているよ。
当然人の手では大量に来る申し込みを処理するのに時間がかかるから機械を使っているけどね。
そもそも瞬殺とは?
先ほども述べましたが、カードの申込をしてすぐに審査落ちになることを瞬殺と呼んでいます。
実際には、審査落ちの返事までに10分前後あるいはそれ以上の時間がかかったりもするので、瞬殺というのは大げさな表現と言えるかもしれませんね。
実際に瞬殺が行われるのはインターネットでクレジットカードの申込みをしたときです。
瞬殺の流れ
- クレジットカード会社のホームページから入会の申込みを行う
- 入会申込み情報がクレジットカード会社に到着
- 申込みの入力内容がクレジットカード会社のデータベースに登録
- 入力情報の属性、クレジットカード会社の社内クレヒスなど、初期の段階で入会審査の判断
- 審査落ちとなった場合、クレジットカード会社から、クレジットカードの発行不可の通知が届く
この流れが約10分程度で行われます。
審査の可不可についての決定権はクレジットカード会社にあります。
ですから申込み内容から判断して、個人情報信用機関を介さずにカード発行不可、すなわち「瞬殺」が起こったりします。
もちろん、審査にパスしなかった理由については、クレジットカード会社からの説明はないよ。
そこは利用者本人が推察するしかないんだ。
なぜ瞬殺が起きるの?
それではなぜ「瞬殺」という門前払いにも似た現象が起こるのでしょうか。
それはインターネットが普及し、審査技術も向上したからです。
そのおかげで現在の審査はかなりの部分が自動化され、驚くべきスピードで初期段階の審査を行うことが可能になりました。
初期審査
初期審査では、概ね次のようなことがチェックされます。
- 申込者の属性がクレジットカード会社の審査基準を満たしていること
- 過去に延滞があるなど、社内ブラックとして登録されていないか
- 直近でクレジットカードの多重申込みがなかったか
上のいずれかでひっかかってしまうと、瞬殺が行われるようです。
これらは社内規定での審査ですので、個人情報信用機関に問い合わせる必要がなく、かなり素早く判断が下されます。
そういったクレジットカードの入会審査では、スコアリングシステムが採用されています。
瞬殺が起こるのは、あくまでも初期審査の状態だよ!
そこをクリアすると、個人情報信用機関に問い合わせをするんだ。
そして個人情報信用機関からの回答は、数日後あるいは一週間以上かかることもあり、その場合は審査の合否の連絡も遅くなるね。
インターネットで申込みを行って数十分数時間返事がなければ、少なくとも瞬殺は回避できたと判断することができるでしょう。
しかしだからといって審査に100%受かったというわけではなく、審査についての返事を数日~数週間待つ必要があります。
瞬殺にも利点はある
「瞬殺」という言葉はあまりイメージがよくないですし、すぐに審査に落ちてしまうのは申し込み者にとっては非常に悲しい出来事です。
それでも、このような「瞬殺」と呼ばれる初期審査システムに利点は存在しています。
その利点はすぐに審査結果がわかることにあります。
結果がすぐにわかれば次の行動にいち早く移ることが可能になりますし、審査落ちなのに何日も待たされることがなくなります。
また、初期審査の処理を効率化すれば他の部分に注力することができ、結果として利用者へのサービス向上につながるよね。
つまり瞬殺があることによってカード利用者の満足度が上がるという利点もあるんだよ。
瞬殺を防ぐために知識をつけよう!
気にいったクレジットカードを申し込んだら数十分後に審査落ちのメール返信が・・・。
本当に欲しいカードの申し込みで瞬殺されてしまうショックはとても大きなものでしょう。
そこで、次に審査の合否を決めるスコアリングシステムと、審査に落ちやすい人と落ちにくい人の違いなどを説明します。
瞬殺を防ぐための知識を身につけていきましょう。
審査基準!!スコアリングとは??
クレジットカードの発行を大きく左右するのがスコアリングシステムです。
このスコアリングシステムは、クレジットカードの発行が妥当かどうか統計的に判断するシステムです。
現在のカード会社のほとんどがスコアリングシステムを採用しています。
個人の信用情報を点数化し、ある一定の点数以上でクレジットカードを発行。
ある点数以下であればクレジットカードの発行は不可というようなものがスコアリングだよ。
クレジットカードの入会申込書には以下のような様々な項目を入力しなくてはいけません。
そしてそれらの項目に入力することで、申込者の信用力が数値化されるようになっています。
- 年齢
- 性別
- 勤務先
- 所属先
- 年収
- 既婚
- 未婚
- 家族の数
- 居住形態
同じ性別で、同じ年齢、さらには年収も似通っている場合でも、勤務先によって数値が変わります。
また、公務員や上場企業社員の方ですと中小企業勤務や個人事業主の方に比べて安定収入の面で優れているのでスコアリングの数値が高くなる傾向にあります。
さらに同じような企業であっても、勤続年数によって違いが生まれたりもします。
スコアリングシステム自体もクレジットカード会社によって違いがあるんだ。
カード会社ごとに審査通過の基準となる値も変わってくるんだ。
そのため、あるクレジットカード会社では審査に落ちても、違うクレジットカード会社では審査にパスするという場合が起こるよ。
スコアリングが全てではない
かといって審査の全てがスコアリングシステムで決まるというわけではありません。
瞬殺については自動的にコンピューターで振り落とされることになりますが、初期審査をパスすると自動審査から人の手によるマニュアル審査に変わるようになっています。
マニュアル審査は入力情報に不備がある場合、あるいは調査が必要な場合などに行われます。
本人確認や在籍確認が行われ、カード会社が勤務先や本人に直接電話をすることもあります。
審査に落ちやすい人と落ちにくい人の違いは?
クレジットカードの審査に落ちる人と落ちない人、両者の違いはどのようなものでしょうか。
ここでは、クレジットカードの審査に落ちやすい人と落ちにくい人の違いを項目別に紹介していきます。
仕事
まずは仕事についてです。
近年は、学生やフリーター、主婦でもクレジットカードが持つことが増えてきました。
しかしそれは配偶者の方や親に収入があるためカードが発行されるのであり、無職の方がカードが作れるというわけではありません。
つまり、審査に落ちる落ちないという点においては、仕事は最重要視される項目と言えるでしょう。
意外に見落としがちだけど勤続年数も重要だよ。
例えば勤続年数1年の大手企業新人社員と、勤続年数が10年になる中小企業ベテラン社員では、後者の方が信用されるよね。
クレジットカード会社は利用者のカード利用料を後で回収する必要がある。
そうなると当然、安定収入がある人の方が信用力も高いから優遇するよね。
いきなり審査に厳しいカードを申し込む
また、クレジットカードに詳しくない人がやってしまいがちなのが「審査が厳しいといわれるクレジットカードをいきなり申し込む」ことです。
審査に厳しいクレジットカード会社のスコアリングシステムの点数のボーダーラインは総じて高くなっていると思ってもいいでしょう。
多重申し込み
また、多重申し込みも審査の際にマイナス要素として判断されるでしょう。
カードの申し込みは数社に絞るか一つにしましょう。
多重借入
同様に多重借入も審査の際にマイナスに働くと言えるでしょう。
もちろん借り入れがあっても延滞することなくきちんと支払っていれば健全な取引情報になっていますので、高評価につながる可能性もあります。
しかし借入できる金額は年収の3分の1までと総量規制で定められています。
ですので、余計なキャッシング枠の申請は審査落ちの原因になる可能性もあるのです。
キャッシングを使う予定がないならキャッシング枠を0で申し込むといいね!
虚偽記載
また、クレジットカードの審査に通りやすくしようと思って、年収や勤続年数の嘘をつく人がいます。
会社員であれば、年齢や、実際の勤続年数、さらには勤務先情報などからある程度の年収は予測できます。
ですので、虚偽はすぐに判明しますし、発覚すれば審査落ちになります。
申し込みは正確に行うようにしましょう。
虚偽記載はもちろん、自分の年収を盛ったり、色をつけるのは絶対にやめましょう。
審査に自信のないあなたに!!厳選カード3選
瞬殺を防ぐ方法の一つにグレードの高いカードにいきなり申し込まないというものがあります。
カードを持ったことがない人やカードを全然使ってこなかった人はステータス性が高いカードなどの審査に受かることはとても難しいでしょう。
しかし、審査の難易度が高くないカードであれば発行することが可能かもしれません。
もちろん審査の難易度が高くないといってもクレジットカードとして充分に使うことができますし、豊富なサービスや特典がついたものも多いです。
ここではそんな、審査は難しくないが使い勝手のいいクレジットカードを3枚厳選して紹介していきたいと思います。
消費者金融会社唯一のACマスターカード
消費者金融会社のアコムが発行しているACマスターカード。
消費者金融系の会社はお金を貸すことに特化してきた歴史があり、比較的クレジットカードの審査が甘いとされています。
実際にフリーターでも取得できたという口コミも多いんだ。
なんと審査にかかる時間は最短で30分で、「むじんくん」を利用して即日発行を受けることも可能。
年会費無料+国際ブランドのマスターカードも付いていてクレジットカードとしては充分なスペックです。
リーズナブルなカードを速効で作りたい人におすすめできる一枚となっています。
ネット通販メインなら持っておきたい楽天カード
CMで目にする機会も多く、国内で高い知名度を誇る楽天カード。
楽天グループが発行しているので当然ネット通販、特に楽天市場での利用に強いです。
年会費無料にも関わらず、他のクレジットカードを圧倒するポイント還元率。
楽天市場でカードを利用するだけで通常のポイント還元率1%が3倍になります。
さらにまだまだポイントがもらえたり増える特典やキャンペーンも!
普段の生活がお得になるポイントがガンガン貯まるクレジットカードだといえるでしょう。
イオンモールがあるならイオンカードを持っておきたい
イオングループの利用が爆発的にお得になるイオンカード。
イオンユーザーの多くが主婦であるため、審査もそこまで厳しくありません。
毎月お買い物が5%オフになったりポイントが倍になるなどのキャンペーンや特典も充実。
映画鑑賞割引や水がもらえたり、イオンに行くのが楽しくなるカードであること間違いなし。
イオンに行く機会が多い人の強い味方になってくれる一枚です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
なかなか馴染みがないかもしれない「瞬殺」という言葉ですが、現在の審査のシステムを的確に言い表した言葉であることを理解していただけたかと思います。
以下、重要な5つの点になります。
- 瞬殺=クレジットカードの申込みをすぐに断られること
- インターネットが発展し、審査技術が向上したおかげで瞬殺が可能になった
- 現在の初期審査の多くは機械が統計的に素早く行う
- すぐに審査結果がわかるので申し込み者にもメリットがある
- まずは審査難易度が高くないカードを申し込んでみよう
この記事を参考にして、瞬殺を防ぎ、使い勝手のいいクレジットカードを持つ準備を進めてください。
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