今月はバッグも買ったし結構ギリギリだなぁ・・・
現金と違ってカードだとついつい買いすぎてしまうよね!
だからこそ注意が必要だよ!!
大丈夫です!
キャッシング機能は利用してませんし、返済が可能な金額しかカード払いをしてませんから。
それはいい心がけだね。
だけど、他にもちょっとした細かな注意点があるよ!今回はそういった返済や借入にまつわる話をしていくね!!
なにげなく日常的に利用されることが多いクレジットカード。
『借入』や『返済』という言葉をよく耳にするかと思います。
実は借入の仕方や返済方法によって得になったり、損になることをご存じでしょうか。
場合によっては返済不可能に陥ること可能性だってあるのです。
借入・返済のポイントから、万が一支払を延滞してしまった場合についてまとめました。
この記事の目次
借入・返済ってどんな意味?
クレジットカードを作るときに、借入金額を記入する欄があるかと思います。
実はこの借入金額が、審査では重要視されているのです。
だからといって、全ての借入(住宅ローンや自動車ローンなど)を記載する必要がないのをご存じでしょうか。
必要以上の金額を記載してしまうと、審査が通らないなんてこともあるのです。
では実際、クレジットカードで注目される『借入』と『返済』とはどういったものなのでしょうか。
借入とは
一般的に『借入』とは端的にいうと『借金』になります。
【借入に該当する借金の主な種類】
- カードローン
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 奨学金
- 教育ローン
- クレジットカードのキャッシング
- ブライダルローン
など、基本的に金融機関でお金を借りて、『○○ローン』と名前がつく場合、借入に該当します。
しかし、クレジットカードを申し込むときの借入に該当する借入は上の限りではないのです。
【クレジットカードの申請に関わる借入】
- カードローン
- 自動車ローン
- 教育ローン
- クレジットカードのキャッシング
- ブライダルローン
クレジットカード申請時に記載が必要な借入は、無担保で借りた残額です。
教育ローンと奨学金を混合してしまいがちですが、教育ローンは金融機関から無担保で借りるものですので、記載の必要があるのです。
そしてよく疑問に思う人が多いのが、クレジットカードを利用している金額も記載する必要があるのかということです。
クレジットカードには『ショッピング枠』と『キャッシング枠』 があります。
もちろん、キャッシング枠を使って現金で借入した分は記載が必要です。
しかし、ショッピング枠を利用したお買い物の分は、たとえリボ払いであっても記載の必要はありません。
カード会社はカード作成の申請をされた時点で、個人の信用情報を確認するんだ!
申請に記載された金額を見て、この人物がきちんと自分のお金の流れ、状況を把握できているのかを確認しているよ。
たとえ多少借入があったとしても、収入に見合う金額であり個人がきちんと管理できているようであれば、『返済能力がある』とされ、審査も通るよ。
しかし、ここであまりにも虚偽の金額であれば、自分の借金すら管理できないとされ、返済能力に欠けるとし審査が通らなくなってしまう可能性があるんだ。
借入があるから審査が通らないのではなく、借入を把握できていないとされることによって信用ができず審査が通らない原因になりますので、きちんと記載するようにしましょう。
返済とは
クレジットカードを利用した場合、ショッピング枠での利用であっても、キャッシング枠であっても、請求書がきて支払うことを『返済』といいます。
返済方法としては、
・『随時返済』
の二つがあります。
【約定返済】
主に請求書が届いて、それに合わせて指定された日に口座から引き落とされる、もしくは入金することをいいます。
もしこの日に返済ができなかった場合は、後日請求書が再度届き、『遅延損害金』もしくは『遅延利率』というものが追加された状態の金額が記載されています。
【随時返済】
約定返済とは違い、返済したいとき、または返済できるときに返済する方法です。
臨時収入や、完済金額が貯まった場合などによく利用される返済の仕方です。
予定よりも早く完済し、その分利息も少なくなるのでできるだけ利用していきたい返済方法だね。
まずは利用状況を確認しよう
クレジットカードの利便性から、ついつい安易に使ってしまいがちな人も少なくないです。
予定よりも多く請求が来たなんてことを体験する人も多いのではないでしょうか。
クレジットカードの発行数の増加にともない問題視されているのが、『滞納』です。
そうならないためにもクレジットカードと上手に付き合うためには、まず自分で利用状況を把握する必要があります。
利用金額の確認方法
クレジットカード会社のWebページを利用する
各カード会社のほとんどは個人の専用ページを作り、利用明細を確認することができるようになっています。
当月や過去の利用分、ショッピング・キャッシング枠の残利用可能分など何にいくら利用して、あといくら利用できるのか確認ができます。
こまめにチェックすることで、今の利用金額を把握することが可能になります。
レシートや明細書、ネットショッピングの場合は金額をメモしておく
店舗で利用した場合は、必ずお客様控えというものを受け取ります。
普通のレシートと同じように捨ててしまう人も多いのですが、必ずとっておきましょう。
そしてネットショッピングなどで購入した場合は納品書をレシート代わりにとっておくようにします。
クレジットカード管理アプリ
レシートなどを保管して、その都度計算するのは少しめんどくさいという人には、アプリでの管理もおすすめです。
クレジットカード会社が発信しているアプリもありますが、今ではクレジットカードだけではなく、電子マネー・銀行口座の残高も一括管理ができるアプリがありますので、利用すると管理がしやすくなります。
返済金額の把握
返済金額を把握することで、毎月の予算やクレジットカードを利用できる範囲など見定めることができます。
まず、返済金額を把握するためには、クレジットカードを利用したときの支払い方法を確認する必要があります。
こまめに家計簿をつけ、レシートの保管、アプリの利用などで把握することはできます。
しかし、あらゆる場所で利用することが多いクレジットカードの管理は容易なものではありません。
そこで、一番簡単で管理しやすい方法としておすすめのアプリを紹介したいと思います。
【Money Forward】
『らくすぎる自動家計簿』として有名なマネーフォワードは、
- 銀行
- クレジットカード
- 証券
- 年金
- ネットショッピングサイト
- マイル
- 電子マネー
- 携帯
など、生活においてのありとあらゆるお金の流れを、1つのアプリで把握することができるクラウド家計簿ソフトになります。
スマホ・PCにも対応していて、利用の仕方を選ぶことができます。
また、家計簿機能としてはレシートの画像を撮るだけで項目や購入した店舗などが反映されるので、手書きなどの煩わしさはありません。
そして何よりも、ネットショッピングなどでクレジットカードを利用した場合も、連携させることで購入履歴を自動で取得するので手間がかからず管理がしやすいのが特徴です。
【CRECO】
クレジットカードの利用管理に特化したアプリです。
クレジットカードのみ複数枚同時に管理することができ、各カード会社へのWebページへの照会や、レシートなどの計算もなく利用金額の把握ができます。
アンケートやCRECO経由でカードを利用した場合にポイントがつき、貯まったポイントはnanacoやAmazonなどのギフト券などへ交換できます。
返済方法の把握
返済方法としては、
- 1回払い
- 複数回分割払い
- ボーナス払い
- ボーナス併用払い
- リボ払い
など選択肢がいくつかあります。
返済方法によって、手数料がかかり余計な出費になるのでぜひ確認しておきたいところです。
返済方法は、各クレジットカード会社によって違うのをご存じでしょうか。
一般的に1回払い・2回払い・ボーナス払いは分割手数料もかからず、元金を支払う形になります。
しかし2回以降の返済回数では、分割手数料がかかるカード会社がほとんどになります。
1回払い・2回払いの場合
一番管理のしやすい方法としては1回払いがおすすめです。
分割手数料がかからず、その月に利用した分がそのまま翌月に請求されるので、レシートや納品書などを合算するだけで、返済金額を把握することができます。
2回払いだとしても、元金(商品などの値段)を半分で2カ月にわたって返済する形になるから、注意は必要だけど管理の仕方に困ることはないだろうね。
3回払い以降
複数回払いを管理する場合、気を付けなくてはいけないのが分割手数料です。
カード会社によって実質年率は違い、支払い回数によって実質年率が上がる方法をとっています。
実質年率や100円あたりの手数料は各カード会社のホームページや請求書に記載されているので必ず確認しましょう。
手数料の計算:10,000円×2.10円/100円=210円
総額(3回で支払う金額):10,000円+210円=10,210円
月々支払う金額:10,210円÷3回=一回目3,410円・2回目以降3,400円
端数の処理の仕方は、クレジットカード会社によって異なりますが一回目にまとめて請求されることが多いようです。
分割手数料が関わってくると、>実際自分が毎月いくら払って、総額いくら返済するのか把握していない人が多い現状です。
そして『リボ払い』になるとますます計算も複雑になります。
自分に合った返済方法を選んだ方がいいんだね!
確かに!まとまったお金がないのに一括払いにしたら支払えないですしね!
便利に使える?リボ払いってどんな支払い方法?
欧米では一般的に活用されているリボ払い(リボルビング払い)。
日本で三井住友カードのリボ払い・後リボ払いのTVCMが有名です。
リボ払いはよく分割払いと混合されがちなのですが全く違います。
毎月変動するカードの支払とは違って毎月の返済額も定額であることや、急な出費があったとしても手元にお金が残るので利用者からみれば、利便性の高い返済方法といえます。
最近のネットサイトや節約本では「リボ払いはやめた方がいい」とよく見かけることがあります。
実際のところはどうなのでしょうか。
リボ払いはどんな仕組み?
リボ払いとはどんな仕組みで成り立っているのでしょうか。
毎月の出費をおさえたいけど必要なもの・欲しいものがある、そんなときによく利用されるのがリボ払いです。
言葉は知っているけど、リボ払いの仕組みを知らない人も多く、完全に理解しないまま利用してあとから計算したら手数料が高すぎるなど何かとトラブルと後悔が多い支払方法です。
リボ払いには主に4つの種類があるのをご存じでしょうか。
【“元金”定額リボルビング方式】
一番よく利用されるリボ払いとしては、『元金定額リボルビング方式』(定額方式とも呼ばれます)があります。
これは月々の返済金額を1万円とした場合、元金(商品の実際の金額)1万円分の支払と、手数料を足した金額が請求されます。
例)月々の支払を1万円と設定し、10万円分を定額方式での支払で実質年率15%だとした場合
※わかりやすいように、日数はすべて30日とします。
1回目:100,000円×15%÷365日×30日(購入日から、締日までの日数)=1,232円(手数料)
元金10,000円+手数料1,232円=11,232円が返済金額
2回目:90,000円×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=1,109円
元金10,000円+手数料1,109円=11,109円が返済額
3回目:80,000円×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=986円
元金10,000円+手数料986円=10,986円が返済金額
元金を毎月定額で返済していく方式なので、10万円であれば10カ月・20万円であれば20ヶ月の返済期間があります。
【“元利”定額リボルビング方式】
こちらもよく利用されるリボ払いの方法で定額方式の1つになります。
しかし元金定額リボルビング方式と違うのは、月々の支払が手数料に左右されずに一定というところです。
元金定額の場合は『元金+手数料』の請求が来ますが、元利定額の場合は『元金+手数料=定額』の請求が来ます。
例)月々の支払を1万円と設定し、10万円分を定額方式での支払で実質年率15%だとした場合
※わかりやすいように日数は全て30日とします。
1回目:100,000円×15%÷365日×30日(購入日から、締日までの日数)=1,232円(手数料)
元金8,768円+手数料1,232円=10,000円が返済額
2回目:91,232円×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=1,124円
元金8,876円+手数料1,124円=10,000円が返済額
3回目:82,356円×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=1,015円
元金8,985円+手数料1,015円=10,000円が返済金額
11回目:7,294円×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=89円
元金7,294円+手数料89円=7,383円が返済額(完済)
手数料を含めた定額返済のため、元金定額にくらべ元金の返済が少なくなりその分返済期間も長くなります。
そしてその分手数料も高くなります。
しかし、仮に20万円借りたとしても元金定額の場合は1回目12,465円と手数料分が高額になりますが、月々1万円の返済額は変わらないので、毎月の返済額を減らしたい場合は利点の多い方法となります。
【“定率”リボルビング方式】
今ではあまり利用されなくなったリボ払い方式になります。
クレジットカードのリボ払いよりも、消費者金融などのローンに対して多く利用される方式になります。
元金定率リボルビング方式
毎月の返済額を、利用した残高に対し決まった割合の金額と手数料で支払う方式になります。
例)10万円の利用金額に対して、20%の返済額で実質年率は15%とした場合
1回目:100,0000万円×20%=20,000円
100,000円×15%÷365日×30日(購入日から、締日までの日数)=1,232円(手数料)
元金20,000円+手数料1,232円=21,232円が返済金額
2回目:80,000円×20%=16,000円
80,000×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=986円(手数料)
元金16,000円+手数料986円=16,986円が返済金額
返済金額の割合が高ければ高いほど、返済期間が短く手数料もその分少なくてすむ方式になります。
“元利”定率リボルビング方式
毎月の返済額を、商品の金額(利用した残高)に対して決まった割合で返済していく方式になります。
例)10万円の利用金額に対して、20%の返済額で実質年率は15%とした場合
1回目:100,0000万円×20%=20,000円
100,000円×15%÷365日×30日(購入日から、締日までの日数)=1,232円(手数料)
元金18,768円+手数料1,232円=20,000円が返済金額
2回目:81,232円×20%=16,246円
81,232×15%÷365日×30日(締日から締日までの日数)=1,001円(手数料)
元金15,245円+手数料1,001円=16,246円が返済金額
残高が少なくなればなるほど、月々の返済金額は少なくなりますが、定額方式とは違い残高がなくなることはなく、いつかは一括完済しなくてはいけません。
【残高スライド方式】
この方式を取っているクレジットカード会社も多く、今では主流になりつつあります。
残高スライド方式は『定額リボルビング方式』と『定率リボルビング方式』を合わせた方法になります。
利用した残高によって、返済の元金が変わっていく仕組みになっています。
カード会社であらかじめ、残高に応じた返済の金額が定められています。
残高スライド“元利”定額リボルビング方式
例)返済額:利用金額が20万円未満 5千円・20~30万円未満 1万円・30~40万円未満 2万円
30万円の利用金額に対して、実質年率15%だとした場合
1回目:300,000円×15%÷365日×30日(購入日から、締日までの日数)=3,698円(手数料)
元金16,302円+手数料3,698円=20,000円(返済金額)
※30万円の利用金額なので2万円の返済額
2回目:283,698円×15%÷365日×30日(締日から、締日までの日数)=3,497円(手数料)
元金6,503円+手数料3,497円=10,000円
※利用残高が1回目支払したことにより、30万円未満となったので返済額は1万円へ自動的に変更されます。
残高スライド元金定額リボルビング方式
利用金額に応じて、支払う元金が変更されます。
しかし、考え方としては定額方式と同じですので、決められた元金に対して手数料を合算した金額を支払う形になります。
利用金額によって手数料の金額が変わり、支払い方式によって利用金額の減り方も全く異なるしくみのリボ払いは、利用するには注意が必要です。
これでリボ払いの仕組みの解説は一旦終わりだよ!
全部完璧に覚えるとなるとかなり大変ですね・・・
完璧に覚える必要はないよ。
ただ、リボ払いをするのであれば、ある程度は知っておきたいね!
リボ払いの注意点!
リボ払いを選択するうえで注意してほしいことがいくつかあります。
利用金額を把握すること
先に説明したように、リボ払いはほぼ支払う金額は定額になります。
前月に10万円など高額なものをリボ払いで購入したとしても、翌月に10万円の請求ではなく一定額の請求なので感覚的には“なかった”ような感覚に陥りやすいという怖さがあります。
そしてカードを利用した分だけ、リボ払いの残高に加算され元金が減ることがあまりないので、手数料の負担が大きくなります。
気が付けば利用しすぎて返済が滞るなんてこともよくあることです。
リボ払いを多様化しないこと
近年発行されているクレジットカードの中には、自動でリボ払いになる専用カードがあるほど普及し、カード会社にとても利益のある支払方法です。
しかし、簡単に多額の借金になる可能性の高い支払方法でもあります。
常用支払として利用するには少し危険な支払方法なので、利用目的など明確にするなど自分でのルール作りが必要です。
リボ払いのメリット
リボ払いは
- 『定額方式』
- 『定率方式』
- 『残高スライド方式』
の3つに分かれますが、それぞれのメリットはどこにあるのでしょうか。
【定額方式・定率方式】
元金定額 | 毎月の利用金額(元金)に対しての返済金額が固定で、返済期間が明確 元金が早く減るので、早期返済が可能であり手数料も少なくてすむ。 繰り上げ返済がしやすい |
---|---|
元金定率 | 返済する元金の割合を高く設定することで返済が早くすむ |
元利定額 | 利息の変動に関わらず、返済金額が一定なので月々の計画を立てやすい |
元利定率 | 返済金額が残額に対し一定の割合で支払うので、比較的残高・返済金額を把握しやすい |
【残高スライド方式】
元金によって月々の支払を安価に抑えることができるので、毎月の出費に対応しやすい。
元金が減るのと同時に、返済金額も変更されるので返済過程が見えやすい
【リボ払い全体のメリット】
・すぐにまとまったお金を返済できなくても、少額で返済できる
・好きなときに繰り上げ返済ができる
・毎月ある程度まとまった金額の支払なので、返済金額を管理しやすい
・ポイントやキャンペーンなどの特典が多い
・購入後にもリボ払いに変更できる
急な出費や、予期せぬ出費など、思わぬ時にお金や商品が必要になったりすることはよくあると思います。
そうしたときに、必ずしも手元に現金があるとは限らないので、ピンチヒッター的に利用できる利便性の高い支払方法といえます。
また、返済金額もほぼ一定なので、月々の家計への負担も軽減されるのもメリットです。
リボ払いのデメリット
【定額方式・定率方式】
元金定額 | 利息の変動があるので、月々の返済金額が明確ではない |
---|---|
元利定額 | 利息を基準に返済金額を一定にさせるので、元金が減るのが遅い 元金定額にくらべ、返済期間が長くかかる 繰り上げ返済をした場合に、返済計画をたてにくい |
元金・元利定率 | 定率方式を利用できるカードが限られている。そして、月々の返済金額が高額になってしまう。 |
【残高スライド方式】
返済期間が、長期化しやすい
支払う手数料の合計が、他の方式よりも高額になる
【リボ払い全体のデメリット】
・分割払いにくらべ、手数料が高額
・限度額まで利用しても高額を支払うわけではないので、カードを使用しているという実感がわきにくい
・知らない間に利用額が高額になっている
・自己破産などの原因になる可能性がある
・方式によっては、いつ完済するのかわかりづらい
リボ払いを利用している人で、一番陥りやすいデメリットは『借金地獄に陥りやすい』ということです。
利便性も高く、購入後にもWebやカスタマーズなどへの電話1本でリボ払いへ変更できてしまいます。
そしていくら利用しても返済金額が一定で、月々のおサイフ事情への圧迫感もありません。
通常だと、『クレジットカードを利用する=返済しなくてはいけない』という危機感があるはずなんだけど、そのうち感覚が麻痺して
『クレジットカードを利用する=返済金額が変わらない=暮らしに影響がない』という風になってしまうこともあるんだ。
危機感があれば欲しいものを我慢したりして、金銭の管理を行えるんだけど、リボ払いはその特性上使いすぎていることに気づきにくいんだよね。
気が付けば自己破産しかなかった。なんてないように気をつけよう!
リボ払いはどんな人に合ってるの?
では、『便利』と『危険』の2面性をもつリボ払いに向いている人とはどのような人なのでしょうか。
お金の管理が得意
リボ払いを利用するうえで一番重要なのが、利用残高(元金)の管理ができるかどうかということです。
リボ払いの特徴として、利用残高に対して元金の金額や手数料が月々決まります。
利用残高を把握していないと、毎月の元金分はいくら支払って、支払い期間はあとどれくらいあるのかわからなくなってしまうよ!
家計簿をつけている人は必ず利用した金額などを把握しているので、リボ払いも管理しやすいでしょう。
意志が固い
欲しい物があってもある程度我慢できる、すぐにカードを使って購入しようとしないなど、クレジットカードを常用せずに生活できていることが大切です。
メリットやデメリットを把握している
利便性が高いから利用するのではなく、デメリットもよく理解したうえで利用することができる人は、リボ払いの本質を知ったうえで利用できるでしょう。
リボ払いのしくみを理解している人
リボ払いの良い面だけではなく、支払いのしくみは各カード社で違うのできちんと把握することが大切です。
自分がどんな方式で支払いをしているのか、把握することでリボ払いへの意識も変わります。
ボーナス払い
今ではリボ払いが注目を集めていますが、昔は高額な商品を購入したら『ボーナス払い』が主流でした。
年に夏期・冬期のボーナス時期に、それぞれボーナス払いとしていた商品の請求がまとめてきます。
大型家電などを購入するときにはとても役立っている支払方式になります。
時代の煽りからか最近だとボーナスが出ないなどの不安要素が増え、ボーナスが会社の都合でカットされことなどが起きて、支払い方式としてはリボ払いが多くなったんだ。
リボ払いにくらべ、利便性は劣りますが利用の仕方によってとても便利なボーナス払いについてご紹介します。
ボーナス払いってどんな仕組み?
ボーナス払いといっても、
- 『ボーナス一括払い』
- 『ボーナス併用払い』
- 『ボーナス2回払い』
があり、クレジットカード会社によって対応が違いますので確認しましょう。
【ボーナス一括払い】
本来、一括払いだと一般的には翌月払いですが、この翌月払いをボーナス時期である、夏季(6月~8月)・冬季(12月・1月)に購入時期に応じて請求されます。
手数料はかからず、請求時期はボーナスの時期になりますが、扱いとしては一括払いと変わりません。
【ボーナス併用払い】
ボーナス時期と併用して、分割払いをする方式になります。
ボーナスとして支払う金額は、各社が定める利用金額に対しての割合で決まります。
たとえば10万円であれば5万円分をボーナス時期に、残りの5万円分を分割払い分と同様に返済する形になり、ボーナス分請求が来る月は、『ボーナス分の返済金額+通常分割払い分の請求』がくるようになります。
【ボーナス2回払い】
ボーナス2回払いとは、夏季・冬季のボーナス期間のみで支払いを完済させることをいいます。
ボーナス払いのメリット・デメリット
ボーナス払いのメリット・デメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
【メリット】
・返済まで期間が空く
一括払いや分割払い、リボ払いと比べて返済までの期間が通常翌月なのに対して長く空きます。中には、締切月に購入し、翌月にボーナス払い請求されることもありますが、締切月に購入した分はボーナス払いにしたとしても、一括払いと変わらないので締切月でボーナス払いにする人はあまりいません。
・返済金額を工面しやすい
ボーナス月に支払うため、返済の心配が少なくなります。また、返済までの期間が空くということはお金を工面する時間ができます。
・ボーナス一括払いには手数料がない
たとえカードを利用した日が締切日の翌日だとして、支払いまで約半年はある場合でも手数料がかかりません。
【デメリット】
ボーナス併用・ボーナス2回払いの手数料の実質年率が、分割払いよりも高く設定されている
ボーナス一括払いに対しては手数料がありませんでしたが、この2つの支払方式だと手数料が発生し、しかも分割払いよりも高額に設定されている場合がほとんどです。カード会社によって実質年率は違いますので確認が必要です。
利用金額の管理が必要
ちょっと厳しいからとボーナス払いを当てにしてしまうと、気がつかないうちに高額の請求が来ることもあり負担が大きくなってしまいます。ボーナス払いを利用したら必ず管理が必要です。
ボーナス払いへの変更ができないので融通がきかない
今月は使いすぎたからと思っても、Webサイトなどで分割支払いへの変更は可能ですが、基本的にボーナス一括払いへの変更はできません。購入時に計画性をもってボーナス払いへすることが必要になります。