今度海外旅行に行くんですよ!!
それはいいね!
向こうで美味しいものを食べたり、ショッピングしたり・・・
海外旅行の際にはクレジットカードを持っていくことがおすすめだよ!
支払いも楽になるしカードによっては保険がつくから安心なんだ!
旅行にいくと、ショッピングやご当地の食べ物などを楽しみにしている人も多いかと思います。それが海外だったらなおさらですよね。
たとえば海外でおみやげを購入するとき、何で支払いますか?
現金もしくはクレジットカードで支払う人がほとんどだと思います。
そして、現金で支払うよりもクレジットカードを利用した方が断然お得なのをご存じでしょうか。
そこで海外旅行で得をするクレジットカードの利用方法、海外旅行には欠かせないカードスペックについてお話します。
この記事の目次
海外旅行にクレジットカードは必要!!
どうして海外旅行にはクレジットカードが必要なのでしょうか。
その理由は、カードが持つスペックと現金のデメリットにあります。
現金払いのデメリットがなくなる!
確かに現地通貨をもっていれば屋台やコンビニ、クレジットカードが利用できない店舗でも支払うことができます。
もちろん現金には支払方法の壁がないので、現地通貨さえあればその国で支払いや商品などの受け取りが容易にできます。
しかし、現金にも弱点があります。
それは「非常時に対応できない」ということです。
現金がなくなってしまえばどうすることもできなくなってしまうよ。
海外に限らず旅行に行くとつい気分も高まって、予算よりも出費がかさんでしまいがちだよね。
日本であれば様々な方法でお金を工面することはできるけど海外でそれは難しいよ。
お金を使いすぎたり、盗難の被害に合うなどのハプニングは旅行にはつきものですよね。
そのような時に役立つのがクレジットカードになります。
クレジットカードの多くは、海外でもATMで現地通貨が引き出せるようになっています。
ハプニングがあった場合でも、現金を引き出すことは可能なので、万が一の時にも対応が可能になります。
このほかにも、海外でクレジットカードを利用するのにはメリットがあるのです。
支払いが楽
クレジットカード払いは、日本でも海外でも変わらず“支払がラク“という利点があります。
現金で支払いたい場合は現地通貨へ変換が必要です。
今までは1,000ウォンが10枚、新しく発行された50,000ウォンであれば2枚と、お札の枚数が多く、ブランドなど高価なショッピングをする時には、大量のお札の束を用意する必要がありました。
そして、大量であればあるほどその枚数を確認するのも大変です。
クレジットカード払いであれば、金額分の現金を店員に渡す、出された現金の枚数を数えるなどの手間がなくなり、支払う金額も間違えることはほぼありません。
【どうやってクレジットカードで支払うの?】
海外でクレジットカードを利用する方法は、ほぼ日本と同じです。
サインが必要であれば、カードの裏に署名した名前のまま、ローマ字などには変換せずに漢字であればそのまま漢字で記入しても問題ありません。
ICチップ搭載のクレジットカードであれば、日本と同じように暗証番号の入力を求められることがあるよ。ヨーロッパやアジア圏で多いようだね。
【チップってどうすればいいの?】
中には「チップはどうすればいいのか」考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
日本と違い『チップ』の文化がある国では、日本人であってもチップを払うのが常識といえます。
しかし、肝心の現金を持っていない場合、どのようにしてチップを払ったらいいのかわからないですよね。
飲食店での支払いを例にお話したいと思います。
レストランなどでは、店員に「カード支払い」と伝えるとカード支払専用の伝票を持ってくることが多いです。
その伝票には、飲食代金が記されている欄と『Tip』や『Gratitude』といった欄があります。
その欄にチップの代金、もしくは飲食料金に対していくらのチップを支払うのかパーセンテージで記入し、カードと一緒に渡す方法が、チップを払う一般的な方法になります。
カード決済後はレシート(利用明細)をカードと一緒に店員が持ってきます。
そこで必ず金額を確認するようにしましょう。
クレジットカードが対応可能なお店であれば、チップなども含めてサインもしくは暗証番号1つで決済が可能なので、現金で支払うよりも手間をとらずに支払うことができます。
盗難対策
2015年外務省が好評した、海外邦人援護件数のうち窃盗・強盗被害件数は4091件、全体の約23%にものぼります。
全てがクレジットカードや現金が被害にあっているわけではありませんが、外務省によれば窃盗被害のうちスリや置き引きの被害で全体の7割を占めるようです。
公外公館が相談を受けた(処理した)件数でそれだけなので、実際の被害はもっと多いと考えられます。
スリや置き引きの目的としては「お金」が多いから、お財布ごと盗難被害に合う場合がほとんどのようだね。
窃盗や強盗の犯罪に巻き込まれる場合も考えられるから、クレジットカードは最低2枚持っておくといいよ!
1枚はお財布に入れて持ち歩く用。もう1枚はホテルや旅行バックで保管し、持ち歩かず万が一の場合に備えてしまっておく用。
こうやって使い分けると安心できますね!
犯罪に巻き込まれなくとも、お財布を落としてしまった!なんてトラブルも起こりかねませんので、海外旅行にはカードを2枚もっていくことをおすすめします。
特典やサービスなども
やはり、クレジットカードをおすすめするうえで重要視するのは、現金にはない『優待特典』などのカードがもつ付帯サービスです。
クレジットカード会社はそれぞれ、カードに付帯サービスをつけることで、よりお得に旅行やショッピングが楽しめるようになっています。
【ポイント付帯】
ほとんどのクレジットカードはポイントプログラムが備わっています。
カードを利用して決済をすると利用金額に応じてポイントが貯まり、1ポイント1円として加盟店などで利用できるほか、商品券や商品への交換が可能です。
提携店の利用でポイントの還元率が上がったりするものもあるので、ポイントが貯めやすいのが特徴だよ。
海外旅行では何かと出費が多いからポイントで還元されるのはお得だよね。
【クーポンや割引サービスがある】
カード会社が提携する店舗によって、クーポンや割引サービスを受けることができます。
アメリカン・エキスプレスやVISAなど、国際的にシェアが広いカードブランドでは、海外でも割引などお得な優待を受けることができます。
【空港から手ぶらで帰れる?!】
カード会社によりますが、自宅から空港間の荷物(スーツケースなど)を往復、もしくは復路で無料もしくは格安で宅配してくれるなどのサービスがあります。
旅行は行きの荷物よりも帰りの荷物のほうが多くなることが多いのでとてもうれしいサービスですよね。
【マイルをためてまた旅行へ行ける?!】
旅行や出張で海外へ行く手段として、客船の場合もありますがほとんどの人が飛行機を利用することが多いと思います。
飛行機を利用する場合、『マイル』もしくは『マイレージ』という言葉を聞いたことはないでしょうか。
このマイル(ポイントの単位)を貯めると国内線・国際線問わずに、特典航空券と交換でき、無料で飛行機を利用することができるほか、航空券だけではなく、商品券や電子マネーなどへの交換もできます。
毎年毎年マイルがたまるほど旅行に行かないし・・・と思う人もいるでしょう。
マイレージは、飛行機を利用することで貯まる“フライトマイル”と呼ばれるものだけではなく、クレジットカードを利用してもマイルを貯めることができるのです。
特に、航空会社が発行するカードは、マイルを貯めたい人にはとてもおすすめのカードになります。
クレジットカード会社によって、その優待特典は様々だよ!
海外旅行・主張などに特化したカード会社もあれば、国内でのショッピングに特化したカード会社もあるんだ。
付帯サービスももちろん魅力的な部分だけど、海外旅行へいくときには欠かせない大切なサービスをクレジットカードは提供してくれるんだね。
トラブルが起きたらどうする??保険について!
乗っていたバスが事故にあった!
急におなかが痛くなって虫垂炎(盲腸)になってしまった!
など、思いもよらないトラブルになってしまった場合、医療費が心配の人もいますよね。
そして海外旅行保険で、1番多い補償項目は『治療・救援費用』で全体の49%と約半数を占めることも公表しています。
怪我・病気による治療はもちろんですが、家族が現地へ駆けつけるための費用、日本や他国への医療搬送費用も含まれます。
そして、中には盗難や窃盗、スキミングなどの犯罪被害にあうケースも少なくありません。
https://shifit.co.jp/crecatty/faq/2924/
海外旅行をする場合に、三井住友海上など事前に海外旅行保険に加入してから行く人も多いのではないでしょうか。
実は、クレジットカードの付帯サービスの中には、旅行や出張などで海外へ訪れる場合も補償してくれる保険があるのです。
保険の種類
以前は、クレジットカードに付帯されている保険は、通常に入る保険(海外旅行保険)に比べて、やはり補償内容で劣る部分があると思われていました。
しかし近年ではクレジットカードの付帯保険も充実し、海外旅行保険に引けを取らない補償内容になっています。
海外旅行に役立つクレジットカード付帯保険をご紹介します。
【紛失・盗難保険】
クレジットカードの紛失や、国内外問わずバックごと盗まれてしまった、気づかぬうちにお財布をすられてしまった場合など、盗難被害にあった場合に補償してもらえる保険になります。
多くのカード会社は、保険適用としてはカード会社に紛失・盗難があった事を伝えた日から過去60日間さかのぼって補償される場合が多いです。
補償内容としては、クレジットカード自体の補償よりも不正利用に対しての補償となります。
そして補償対象としては、本人に故意や過失がなく警察に盗難・紛失届が出されているのかが重要になります。
【海外旅行傷害保険】
海外旅行保険と同じような補償内容を持つのが、『海外旅行傷害保険』になります。
クレジットカードの付帯保険の中でも、補償条件として
- 『自動付帯』
- 『利用付帯』
に分かれる海外旅行傷害保険は、もし海外旅行中に不慮の事故で亡くなってしまった場合や、通院することになってしまった場合に、治療費の補償や日本へ帰るまでのサポートなどをしてくれる保険になります。
≪補償内容≫
例)JCB一般カード | ||
---|---|---|
補償内容 | 補償金額 | 補償条件 |
傷害による死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 180日以内にケガによって死亡もしくは後遺障害がのこった場合 死亡による保険金の受取は法定相続人になる |
傷害による治療費用 | 100万円 | ケガをした日から180日以内にケガによって治療が必要な場合 |
疾病による治療費用 | 100万円 | 旅行中・旅行終了後72時間以内に病気で医師の地治療を受けた場合 |
賠償責任 | 2,000万円 | 他人にケガを負わせた、物を壊してしまい、法律上の損害賠償を求められたとき |
携行品損害 | 20万~100万円程度 | 持ち物が盗まれた場合や、事故により壊れた場合(自己負担額あり) |
救援費用 | 100万円 | 遭難事故や、現地で亡くなった場合の搬送など |
※一例です。最大補償金額であり、条件によっては減額になる場合もあります。
アメリカン・エキスプレス・カードでは、死亡・後遺症の場合は最高5,000万円、賠償責任の場合は3,000万円と、カード会社によって、補償内容や補償金額、補償条件は変わります。
自動付帯と利用付帯について
皆さんは『自動付帯』と『利用付帯』をご存じでしょうか。
先に少し述べましたが、クレジットカードの保険を適用させるためには、まず自動付帯か利用付帯かを把握しておく必要があります。
【自動付帯】
自動付帯とは『そのクレジットカードを所有しているだけで、保険に入っていることになる』ものです。
特別な手続きも条件もなく、カードが発行された時点で万が一の場合に保険を適用される権利があります。
≪海外旅行傷害保険自動付帯のクレジットカード≫
- エポスカード(VISAのみ)
- 三井住友VISAクラシックAカード
- ライフカード
など
自動付帯の多くは、年会費がかかるクレジットカードが多いです。
頻繁に海外旅行に行かない人は、年会費無料の利用付帯のカードを選ぶか、保険会社の海外旅行保険にそのつど入った方がいいと考えるかもしれません。
【利用付帯】
自動付帯とは反対に利用付帯はその名の通り「対象のクレジットカードを利用しなければ保険が適用にならず、補償を受けることができないもの」です。
利用条件は
『ツアーなどの旅費や、旅行に行くまでもしくは現地での交通機関の利用代金を、クレジットカードで支払った場合に補償される』だよ。
交通機関とは、時刻表に添って運行されるバスや電車・飛行機のことをいい、タクシーは対象外になるから注意が必要だね。
ただカードを所有していただけでは保険適用外になり、海外旅行傷害保険の補償条件を確認する必要があります。
≪海外旅行傷害保険利用付帯のクレジットカード≫
- 楽天カード
- JCB一般カード
- リクルートカード
など
利用付帯の多くは年会費無料のカードが多いです。
カードを利用するだけで補償されるので、カードを利用する機会が多い海外旅行では抵抗なく利用される人も多いようです。
【自動付帯・利用付帯の違い】
自動付帯と利用付帯の違いは補償条件だけではなく、保険開始期間にもあります。
自動付帯は、所有しているだけで保険が適用されるので、好きな時に旅行へ行ったとしても、ほとんどのカードは旅行開始日から90日間補償されるよ。
一方で利用付帯は、ツアーなど事前にカードを利用した場合は旅行開始日から、旅行の最中に利用した場合はその時点で開始になるんだ!
ちなみに旅行から帰って来た日に交通機関でカード決済をしたとしても、その日からの対象になるよ。
【補償期間開始日】
自動付帯・利用付帯とも補償期間としては90日ほどあるカード会社がほとんどになりますが、一部のカード会社では60日程度の場合もあります。
そして補償開始の日も出国日からなのか、出国日の翌日から90日、もしくは3カ月としているのかカード会社によってさまざまなので確認が必要になります。
自動付帯であればカードを所持しているだけで適用されますが、利用付帯の場合は必ず現地での条件にあった利用、もしくは旅行代金の支払いをする必要があります。
注意点
海外旅行傷害保険はクレジットカード会社によって、補償内容も金額も違うので注意してほしい点がいくつかあります。
【自分だけ?家族も必要?】
補償対象となるのは、
- 『カード所有者本人のみ』
- 『カード所有者本人と家族のみ』
の場合があります。
海外旅行傷害保険が付帯されているからと、確認もせずにそのまま家族で旅行へ行ってしまった場合、家族に万が一のことがおこった場合に、補償されないケースがあるのです。
そういったことがおこらないよう、補償対象者を確認することは大切です。
≪家族特約≫
クレジットカード会社によって『家族』の定義はさまざまですが、補償される対象として生計を共にしている子供のみを対象とする場合と、子供と配偶者まで補償する場合があります。
中には同居の親族まで対象となるカードもあります。
では、子供の場合はどうなるのでしょうか。
18歳未満の子供の場合は、家族カードを発行することができませんので“家族特約”で対応することになります。
残念ながら家族特約があるクレジットカードは、年会費無料の一般カードにはほぼなく、主にゴールドカード以上のスペックに多い付帯サービスになるよ。
そのため、子供は別に海外旅行保険へ加入する人もいるね。
【病気による死亡に対しての補償がない】
旅行中に、事故やケガをして亡くなった場合、補償対象となり保険金を受け取ることができますが、『病気による死亡』の場合、補償を受けることができません。
たとえば、突然脳梗塞や心臓発作になり倒れた場合、入院・治療をした費用に対しては補償されますが、結果『死亡した』という部分に対しては補償されません。
自ら加入する海外旅行保険との違う点でもあり、海外旅行傷害保険の弱点とも言えます。
【補償金額は十分か】
海外は当然ながら日本と医療制度が違い、日本の感覚で治療を受けるとその請求額に驚く人も多いです。
海外は日本のような医療制度を設けていない国がほとんどです。
そのため医療費は常に10割負担で、治療の内容によっては数100万円~1,000万円以上の高額な医療費がかかる場合があります。
申請によって一部の医療費がもどってくるとはいえ、中には支払うことができない人もいるのではないでしょうか。
こうした場合に供えて、補償金額が十分であるのか考える必要があります。
海外旅行をするならまずVISAカード!
海外へどのようなクレジットカードを持っていったらいいのか、迷ってしまいますよね。
いざというとき、現地で利用できないクレジットカードでは困ってしまいます。
国際ブランドであればどのカード会社であっても、海外旅行へ行っても使えるお店も多く、クレジットカードを利用できる店舗であれば困らないともいいます。
国際ブランド代表的なものとしては
- VISA
- MasterCard
- JCB
- American Express
- Diners Club
こういったものがあり、それぞれ特徴が異なるので迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで、海外旅行へいくのであればおすすめ国際カードブランド、シェア率NO.1といわれる『VISA』についてご紹介します。
VISAカードがおすすめな理由
“VISAカード”・“VISA”クレジットカードなどはTVのCMなどでも耳にする機会が多いと思います。
世界的に多く利用されるVISAは、クレジットカードを利用できる国であれば、ほとんどの国で利用できるといっても過言ではありません。
そこまでの認知度が高いVISAカードとはどのようなカードなのでしょうか。
【VISAはブランドであって、カード会社ではない?!】
クレジットカードには必ずカードブランドがつきます。
しかし、そのカードブランドがクレジットカードを発行しているかというと、違う場合があるのです。
簡単に役割を説明すると以下のような役割になります。
・カード発行会社:カードの発行から、代金の回収
VISAはプロパーカード(ブランド独自のカード)を発行していないので、カード発行会社と提携をしてカードを発行しています。
【VISAをおすすめする理由はVISAの歴史にあり?!】
VISAをおすすめする理由としては、『審査の通りやすさ』と『提携カードの多さ』です。
国際ブランドでありながら、ステイタス性もとなると、利用するには申し分ないのですが、審査に通らなくては全く意味がありません。
そして日常的に利用するには、ポイントが貯まるなどの付帯サービスが魅力的でなくてはいけませんよね。
提携先が多いということは、その数だけさまざまな付帯サービスがついたクレジットカードを選ぶことができるということです。
選択肢の多さと審査の通りやすさはやはり、VISAが一番でしょう。
ではどうしてVISAは審査に通りやすいとされるのでしょうか。
VISAの出だしは遅かった?
1960年代にはアメリカの全土に広がり世界にも進出しましたがその呼名はさまざまで、当時は日本でいえば『住友カード』でした。
その後1976年に『Value International Service Association』へ変更し、現在はその頭文字を取ったVISAと名称が変更され、統一されたのです。
1950年ごろ、初めてクレジットカードを発行したとされるDiners Clubと比べると、バンクアメリカードが発行されていたとはいえ、出だしは遅れたといえます。
ではなぜ、今や世界シェアNO.1とされるほどの世界規模まで発展したのでしょうか。
他社とは世界への羽ばたき方がちがったVISA
American Express・Diners Club・JCBの3社は、「プロパーカード」を発行しています。
自社独自のクレジットカードを発行するということは、自社で審査基準を決めることができ、そのため審査が厳しいことからステイタスという付加価値を示すことができます。
しかし当然のことながら、審査が厳しいということは誰もがカードを持てるわけではありません。
必然的に世界的にシェアが広がるには、歩みが遅くなってしまいます。
今ではAmerican Express・Diners Clubとも、提携先は少ないですが提携カードも発行していますし、JCBに関してはプロパーカードと提携カードの2通りの手法をとっています。
この3社に比べ、VISAは初めからプロパーカードを発行せず、提携先を増やすことでシェアを広げてきました。
ただ、提携先からみればプロパーカードのように審査が厳しくては多くの人にカードを発行してもらい、それを利用して利益を上げることができなくなります。
そのため、提携先によって審査基準を下げることで、多くの人がVISAの提携カードを利用できるようになり、世界的に利用者が一番多いブランドへと成長したのです。
VISAの経営戦略によって審査基準が下がり、VISAカードを選ぶうえで選択肢の幅が広いので、日常的にかつ付帯保険とサービスも合わせて、自分にあったものを選ぶことができるのでVISAはおすすめです。
メリット
VISAのおすすめする理由についてお話しましたが、やはり1番のメリットと考えると『利用できる店舗が多い』ということではないでしょうか。
世界的に利用者が多いということは、経営側としてはVISAカードの利用を可能にした方が、利益につながるので必然的に利用できる店舗が増えるということだね。
しかし、店舗側としては加盟店にならなくてはVISAやMasterCardといったクレジットカードを利用することができないよ。
裏を返せば、VISAの加盟店でさえあれば、たとえ駄菓子屋さんだとしても、VISAのカードの利用が可能なんだ!
しかし加盟店になるのにはもちろん店舗が受ける審査もありますし、『手数料』が発生します。
店舗や業種によってそのパーセンテージが違いますが、日本では商品などに手数料分を上乗せして請求するような方法をとっている店舗は少ないです。
そのため、やはりクレジットカード決済を導入する以上、売上を伸ばさなくてはいけないので、多く利用する人がいるVISAやMasterCardなどの加盟店になっている店舗は多いのです。
世界的にもVISAと提携しているカード会社が多く、それに伴いVISAを利用できる店舗や業者も多いのです。
そのほかにも、VISAカードを選ぶメリットはたくさんあります。
【提携カードの多さから、カードの種類を選び放題?!】
イオンなどをはじめとする流通系カードから、銀行が発行する銀行系カード。
勢力を伸ばしている楽天カードやYahoo!JAPANカードなどのネット・流通系カード。
三井住友VISAカードなどの信販系カード。
VISAはあらゆる先と提携しているので、自分の生活にあったカードを選びやすいのが特徴です。
【付帯サービスに縛りがない?!】
VISAの社訓としてあるのが、『クレジットカードが持つサービスは、提携先で自由に設定するべきである』とあるように、付帯サービスに対しての縛りがないのが特徴です。
VISA自身がもつサービスはなく、提供しているのは決済サービスのみと、いたってシンプルなものになります。
そのため、提携先はそれぞれ自分たちの個性を出すために、さまざまなサービスを付帯して顧客を呼び込むことができます。
同じカードだとしてもVISA会員のみに付帯されるサービスもあるようです。
おすすめカード
≪セブンカード≫
・セブンカードWEBサービス(VISA)の登録で、支払方法の変更やお客様情報の変更などができる。
・VISA認証サービス(本人認証サービス)でネットショッピングの不正使用を防ぐ
・VISA優待パスポートの提供
・海外アシスタンスサービス・ハローデスクの利用可能
≪ユニバーサル・スタジオ・ジャパン VISAカード≫
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンVISAカードの利用のみ、1デイスタジオパスを割引価格で購入できます。
子供4,723円(税抜)を4,491円(税抜)
ネットでの購入のみとし、QRコードで入場するダイレクトイン、もしくは宅配や、パークで直接引き換えることができます。
VISAゴールド会員のための特別優待
期間限定ではありますが、VISAのゴールドカード会員クラスであれば、海外旅行先で利用できるお得な優待サービスもあります。
中には旅行代金の割引や、免税店での割引など海外旅行ならではの優待サービスが充実しています。
そして期間ごとで優待内容も変わるので注目しておきたいですね。
公式サイトVisa Newsをチェックしましょう。
VISAは、利用できる店舗は国内外問わず多く、付帯サービスに縛りがありません。
また、カード会社がどこであろうとVISAを利用することによって、他のブランドにはない優待をうけることができることがメリットです。
海外に行くならカードを複数持っておいたほうがいい!
これまで、クレジットカードがもつ付帯保険である海外旅行傷害保険についてや、海外旅行ではカードを利用した方がいいとされる理由、そして海外に強いVISAカードについてお話させていただきました。
そして、海外旅行には複数枚クレジットカードを持っていった方が、万が一の時に役立つのをご存じでしょうか。
複数枚持っていくべき理由についてや海外旅行におすすめするカードをご紹介します。
【クレジットカードは最低2枚以上持っていくべき】
クレジットカードを海外旅行へ持っていくとして、1枚でたりると思う人もいるかもし知れません。
しかし、実際は複数枚持って行った方がいざという時にとても役に立ちます。
その理由としては以下のようなものがあります。
≪盗難被害にあった場合のサブカード≫
日本とは違い海外では盗難・窃盗被害の可能性が上昇します。
そんなとき、クレジットカードも現金も盗まれた場合、知らない異国の地ではどうしたいいのか分からないですよね。
そこで、クレジットカードを1枚予備としてホテルなどで保管しておきましょう。
≪もしカードは利用できなかった場合の、別ブランドカード≫
カードの磁気不良、破損など思いがけないハプニングは旅行にはつきものです。
https://shifit.co.jp/crecatty/trouble/2198/
そこで、いざ利用しようと思っても、カードが利用できないのでは意味がありませんよね。
1枚はVISA、2枚目はMasterCardといったように、カード決済の選択肢を広げておくことは大切です。
≪海外旅行傷害保険は1枚だけじゃ足りない?!≫
海外旅行でクレジットカードがもちメリットのうち、付帯保険についてお話させていただきました。
その中でも海外旅行に特化した海外旅行傷害保険は、1枚だけでは補償金額がたりない場合があるのです。
たとえば、一般的な盲腸にかかり手術をした場合、日本では10割負担で40万円近くの治療費がかかると言われているけど、一部の国では100万円を超えるとも言われているよ!
しかし、ほとんどのカード会社が提供する補償金額としては、100万円程度・・・。
そして、突然かかる脳の病気や心臓の病気などでは、数100万円から1,000万円を超えるとも言われているんだ。
当然のことながら、1枚のカードではカバーしきれない金額だよね。
そう考えると、追加として保険会社が提供する海外旅行保険へ加入した方がいいのでは?と思いますよね。
しかし、実はクレジットカードの海外旅行傷害保険は、“合算”ができるのです。
それには条件があります。
- 同じカード会社ではなく、別のカード会社
- 『死亡・後遺障害』以外の補償 など
死亡・後遺障害に対しての補償金額というのは、適用されるカード会社のうち、最も金額が高いものを限度とされる場合が多く合算はできません。
しかし、そのほかの補償に対して特別に規定を設けているカード会社は少なく、それぞれのカード会社から補償を受けることができます。
クレジットカードの特徴を生かすことで、海外旅行も快適に過ごすことができます。
【これさえあれば大丈夫?!おすすめのクレジットカード】
エポスカード
国際ブランド | VISA |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 死亡・後遺症 最高500万円 疾病治療 270万円 など |
その他付帯保険 | 紛失・盗難保険 |
年会費 | 無料 |
その他のサービス | 利用可能枠の一時的増額・海外キャッシング |
年会費無料のクレジットカードとしてはめずらしい、海外旅行傷害保険が自動付帯となるカードです。
死亡・後遺症に対しての補償額が少ないですが、その分疾病などに対する補償額は他のカードよりも、高めに設定されています。
またカード自体のデザイン性や、優待サービスも手厚く人気があります。
三井住友VISAクラシックAカード
国際ブランド | VISA |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 基本自動付帯 死亡・後遺障害最高2,000万円(クレジットカードの 決済の有無によって、最高補償額が変動)疾病治療 100万円など |
その他付帯保険 | 紛失・盗難保険 |
年会費 | 初年度無料 次年度条件付き無料 「マイ・ペイすリボ」登録と1回以上の カード利用 通常1,500円(税抜) |
その他のサービス | カード利用のモニタリング・海外サポートなど |
やはり実績のある三井住友VISAカードは年会費が有料ということもあり、海外旅行傷害保険が自動付帯他、死亡・後遺症に対しての補償も充実しています。
そしてなにより、日本で初めてVISAを発行しただけあり、根強い人気を維持しています。
≪アメリカン・エキスプレス・カード≫
国際ブランド | American Express |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 死亡・後遺障害 最高5,000万円 疾病治療 100万円など 配偶者・生計を共にする親族も対象 死亡・後遺障害最高1,000万円 |
その他付帯保険 | ショッピング・オンライン・プロテクション 紛失・盗難補償 |
年会費 | 12,000円(税抜) |
その他のサービス | 空港ラウンジの無料利用・手荷物宅配サービス・グローバルホットライン・空港クロークサービス・エアポート送迎サービス・無料ポーターサービス ポイントをマイルへ変換など |
年会費は12,000円と一般カードの中では高額ですが、やはり旅行といえばアメックスといわれるだけあって、付帯サービスなどは他のカードには負けないほど充実しています。
そして、一般カードでありながら、配偶者・生計をともにする親族まで海外旅行傷害保険の補償対象としているのは、なかなかありません。
国際的にもステイタス性の強いカードなので、海外での利用におすすめです。
≪VIASOカード≫
国際ブランド | MasterCard |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 死亡・後遺障害 最高2,000万円 疾病治療 100万円など |
その他付帯保険 | ショッピングパートナー保険(楽天Pay登録中のみ自動付帯) |
年会費 | 無料 |
その他のサービス | NICOSネットセーフティサービス・ポイント優待サービス など |
国際シェアをVISAと争うMasterCardは、海外でも幅広く利用されています。
ポイントプログラムが充実していて日常的にも利用しやすいカードになります。
日本が誇るJCBももちろん、海外でも利用できます。
しかし他の国際ブランドと比べた場合に、利用できる店舗数が少ないため、いざというときに利用できない場合もあります。
海外旅行へ持っていくカードとして、ほぼ確実に利用できるVISAカード1枚と、MasterCard、American Expressの中から1枚など、最低2枚は選ぶようにしましょう。
また、ご家族も対応できる保険を選ぶとすれば、VISAのゴールドカードや年会費はやや高額ですがAmerican Expressもおすすめです。
まとめ
海外旅行は国内旅行とはちがい、何かトラブルが起きた場合に自分で対処するしかありません。
そのような時に助けてくれる一番身近なものはクレジットカードです。
国際社会が進み、多くのクレジットカードに海外旅行傷害保険といった『海外で利用することを想定』とした保険や、不正利用の防止のための保険などが付帯されています。
カードが持つサービスの中には、24時間日本語で海外でのトラブルに対応してくれるカスタマーがあるなど、現金にはないサービスが充実しているので、その利便性から多くの人が海外でクレジットカードを利用しています。
日本や海外で利用した際に、ポイントプログラムの一環としてマイルを貯めることができ、ますます海外へ旅行できる機会が増えています。
海外へ行くことが多い人は、もう一度利用しているカードのスペックの確認を、初めて海外へ行く人は、充実した補償があるカード選んで、万が一のために供えましょう。