銀行のクレジットカードは、他のクレジットカードと何が違うんでしょうか?
少しハードルが高く感じるのですが……。
そんなことはないよ!
銀行系カードもハードルはそこまで変わらないし、銀行ならではのお得な特典もあるよ。
そうなんですね!
銀行ならではの特典は何があるんですか?
なんとATMが無料で使えたりするよ!
銀行系クレジットカードの他の特典についても詳しく説明するね!
クレジットカードには様々なものがあります。種類によって付帯保険の内容やサービス、特典等は異なってきます。
数あるクレジットカードの種類の中でも、「銀行系」に分類されるものはその中でも代表的な一つです。
ここでは銀行系カードの特徴やメリット・デメリットを紹介しています。
また、「銀行系」以外のカードの概要にも触れて比較していきます。
この記事が、自分に合ったクレジットカードを探す際の参考になれば幸いです。
この記事の目次
ステータス性が高い銀行系カード
クレジットカードは様々な種類がありますが銀行系カードは代表的なものの一つです。
最近ではより気軽に作れてポイントの還元率の高いカードが人気を集めていて、クレジットカードの普及率は上がっています。
そんな中で銀行が発行するカードは審査の厳しさなどの面で少しハードルが高いと感じる方も多いようです。
銀行系のカードは根強い人気があって、発行枚数が最も多いとされているよ!
そして銀行系のクレジットカードならではの特徴やメリットも沢山あるんだ。
メインバンクが発行しているクレジットカードを使って信用を積んでおくことでローンが優遇されることもあります。
将来的に住宅や自動車のローンを組むことを視野に入れている方はメインバンクが発行するクレジットカードを持っておくと良いでしょう。
そもそもクレジットカードは大きく3種類に分類される!!
クレジットカードは大きく分けて
- 銀行系
- 信販系
- 流通系
の発行機関別に3種類存在します。
それぞれの具体的な分類についてみていきたいと思います。
銀行系クレジットカード
銀行や、銀行の関連会社等が発行するクレジットカードは銀行系クレジットカードに分類することが出来ます。
ポイント還元率などはあまり高くはないのですが、総じてセキュリティの機能に優れています。
また、海外旅行保険などの付帯保険が充実しているのも大きなメリットなんだ。
ATM手数料が優遇されるのでメインカードとして使うのにお勧めなのはこの銀行系クレジットカードだよ!
信販系クレジットカード
販売信用を行う会社のことを信販会社と言います。
もともと月賦や分割払いのシステムは信販会社により作られたものです。
現在信販系カードとして有名なのは
- オリコカード
- セディナ
- ジャックス
- アプラス
などです。
流通系クレジットカード
百貨店やコンビニ、大手家電量販店などがVisaなどの国際ブランドと提携して独自に発行しているクレジットカードは流通系クレジットカードに分類されます。
現在の日本では一部上場している小売企業ほとんど全てで流通系カードが発行されており、もっとも多く発行されている種類のクレジットカードです。
銀行系カードとは??
具体的には三井住友VISAカードやみずほカード、三菱UFJニコスカードなど、銀行の名称が冠するクレジットカードのことを「銀行系カード」と分類します。
文字通り銀行が発行しているクレジットカードのことを言います。
ポイントの還元率や、審査の通りやすさなどでは流通系カードに劣るけれど、ステータス性の高さや、キャッシュカードと一体になった利便性の高さは銀行系カードのメリットと言えるね!
ローンの金利が下がったりATM手数料が無料になる特典が多いのも嬉しいですよね。
多かれ少なかれ銀行などの金融機関との関りは誰しもが持っているもの。
特に金利やATM手数料などは気づかないうちに支出としてかさばってしまうものです。
銀行系カードならではの特典や優遇をうまく活用することで細かい支出を抑えて節約することが可能です。
銀行系カードの特徴やメリットとは?
銀行系カードの銀行系カードのメリット・デメリットや特徴を詳しく確認していきましょう。
銀行系カードの特徴!
キャッシュカード一体型が主流
銀行系のクレジットカードはキャッシュカードとしての機能と一体化しているものがとても多いです。
カード一枚を持つだけでキャッシュカードとして口座内の出入金、クレジットカードとしてネットショッピングの支払い、その両方を行うことが可能です。
これは銀行で発行されるクレジットカードならではの特徴で、他の種類のクレジットカードには真似できないよ!
特に、流通系のカード等はポイント還元などの特典がある上に作りやすく、必要以上の枚数を持ってしまいがちなんだ。
後述しますが、銀行系カードのポイント還元率は決して高くありません。
逆に、ポイントにこだわりが薄いのであれば銀行系カード一枚持ってさえいればクレジットカードとしては十分であるとも言えます。
審査はやや厳しめ
流通系カードなどと比較すると銀行系カードは審査がやや厳しめであると言えます。
この原因は銀行の各種ローンなどでの審査の基準に準じたものになるからと言われています。
一般的な住宅や自動車のローンを組む際は
- 安定した年収があるか否か
- 勤続年数
- 勤務先の企業規模
などを細かく調べられます。
もちろん、クレジットカードの一般的な上限額は、住宅や自動車のローンと比較すると少額なので全く同じ基準で審査が行われる訳ではありません。
しかし銀行系以外のカードの中には、信用情報の事故(ブラックリスト)さえ無ければ事実上ほとんど無条件で作ることが出来るクレジットカードもあります。
比較すると銀行系カードは審査の際に見られる項目は多い部類に入ります。
結果的に他の種類のカードよりも審査がやや厳しくなることは間違いないようです。
付帯サービスが充実している
銀行系のクレジットカードの特徴の一つに付帯サービスが充実していることが挙げられます。
特に海外旅行などの保険補償額が高いものが多いです。
気軽に作ることが出来る流通系カード等では付帯保険が無いものや、あっても数百万円ほどのものがほとんどです。
一方で銀行系のカードは1000万円以上、ステータス性の高いものになれば1億円の保険補償をしてくれるものもあります。
付帯保険・サービスの内容は一般的には年会費に比例します。
万が一のことを考えると年会費をある程度払って保険補償がしっかりしたカードを一枚持っておくのが良いでしょう。
ローンで優遇される
クレジットカードを作ることがローンの金利優遇の条件になっている場合もあるようです。
金利優遇された場合は店頭金利より安い利率でローンで組むことが出来ます。
この様に銀行系のカードは銀行で行われる各サービスと連動しているものが多いことが分かります。
もし住宅ローンなどの高額なローンを将来的に組むことを視野に入れているとしたら銀行系のカードを作る方が金利優遇される可能性は高いです。
また、カードを使って支払いをすることも信用実績となります。
信用実績によって銀行は顧客に好条件なローンや融資を受けられるように優先するようになっています。
ATM手数料が軽減するサービスもある
キャッシング等で利用する頻度が高い場合はATMの利用手数料もかなり負担していることになります。
銀行系のクレジットカードの場合はキャッシュカードで使われる銀行口座とセットになっているからこそATM利用手数料に抑えることが出来るのです。
ポイントは預金口座へキャッシュバックすることも出来ます。
みずほ銀行のカードの場合は、みずほ銀行の他に提携バンクであるイオン銀行のATM手数料も無料になります。
コンビニATMの手数料や時間外手数料、他行への振り込み手数料も月4回まで無料になるという特典なんかもあるんだよ!
発行している銀行ごとにATM利用に関する特典は異なるのでATMを利用する頻度が高いのであれば注目すべきポイントだね。
ポイント還元率は低い
クレジットカードの魅力としてポイント還元があります。
現に流通系カードなどは2%以上の高いポイント還元率を誇るものも珍しくありません。
しかし、銀行系カードの場合は概ね0.4~0.5%の範囲内の還元率に留まっています。
これは、ポイントを積極的に集めたい人にとっては少し物足りない数字かもしれないね。
しかし、他に銀行口座にまつわる様々なサービスが受けられるので、メインバンクを持っている方にとってはそれほどデメリットではないとも言えるよ。
特にATMを利用手数料などは一般的に1万円まで108円、1万円以上で216円。
これが無料になるということを考えれば流通系カードでポイントをこつこつ貯めることよりお得な場合もあるよね。
ステータス性の高いカードが多い
信販系・流通系などと異なり、背景に信頼度の高い銀行があるということもあり、銀行系カードは比較的ステータス性が高いものが多いです。
実際カード会社はほとんど銀行系と同様、銀行グループの一員ですが、名前に銀行の名前を冠しているとそれだけで信頼度は高まります。
https://shifit.co.jp/crecatty/knowledge/490/
いわゆる消費者金融のイメージと差別化がされているのでしょう。
セキュリティ性が高いカードが多い
現在はクレジットカード全般で盗難や紛失による不正利用などの際の補償が付いていつことは前提になっています。
その中でもやはり銀行系のカードは個人情報保護の信頼度を守るためのシステムは徹底されている向きがあります。
偽造が困難なICチップを搭載しているカードが多いのは銀行系のカードです。
クレジットカード先進国の欧米ではICチップ搭載のカードの普及率は高まり、主流になりつつあるよ。
けれど残念ながら日本ではそこまでICチップ搭載のカードは普及していないんだ。
また、中にはカードに顔写真を掲載出来るものもあり、その場合はより不正利用のリスクを減らすことが可能なんだ。
とにかくセキュリティを第一に考えるならICチップ搭載の銀行系カードがお勧めだよ!
銀行系カードのメリット
カード1枚でキャッシュカードとクレジットカードの両方の役割
銀行系クレジットカードはキャッシュカードとしての機能を兼ね備えたものが多く、このタイプのものは利便性がとても高いです。
とくに流通系カードを使う場合に紛らわしいのは引き落とし口座を指定することです。
口座を複数持っている方にとってはどれを引き落としに利用するか迷う上に、作ってから引き落とし口座が分からなくなることもあるよね。
銀行系カードの場合はキャッシュカードで利用している口座をそのままクレジットカードの引き落とし口座にすることが出来るのでこのような紛らわしさは生じないんだ!
また、カード一枚でクレジットカードとキャッシュカード両方として使えるので財布やカードケースがかさばらないのもメリットだと言えるね。
銀行の利用実績があれば審査はスムーズ?
一般的には銀行系カードは流通系カードなどと比べて審査が厳しいカードであると言われています。
しかし、毎月安定収入があれば実際にはそれほど敷居が高いというわけではありません。
例えば公共料金の引き落とし先として使っているメインバンクであれば審査は通過しやすくなるよ!
これは、公共料金の支払いで信用実績を作っていて、審査の際に信用情報の面での好ましい評価となるためだからだね。
各種ローンでの優遇も?
銀行系カードを持つことで住宅ローンなどの金利が優遇される場合が多いです。
住宅ローンは特に長期的な返済計画になる場合が多いので金利が安くなるのは嬉しい特典ですよね。
ATM手数料が優遇になる場合もある?
銀行系のカードで発行元の銀行のATMの手数料が無料になります。
たとえばMUFJカードなどは三菱東京UFJのATMを使う場合は手数料が無料になります。
みずほ銀行の場合は提携銀行のイオン銀行でのATM手数料も24時間無料になるんだ!
さらにみずほ銀行のクレジットカードは月4回の利用までならコンビニATMの手数料(時間外含む)や他銀行への振り込み手数料も無料になるサービスが設けられているよ。
こういったサービスは発行元が銀行であるか故の強みであると言えるでしょう。
国内でのステータス性は高い
- 「アメリカンエキスプレス」
- 「ダイナーズクラブ」
の様な世界的なステータスではありませんが、銀行系カードは国内では信頼性とステータス性は高いと言えます。
容易に作れる流通系カードやガソリンカードと異なり、銀行での信用実績がそれなりにあると見なされる上に、やはり銀行系カードを好んで使う人は住宅や車の購入の際の返済計画などを堅実に考えている方が実際多いためと考えられます。
銀行系カードのデメリット
紛失した際の不便が多い
キャッシュカードのクレジットカードが一体になっているということは紛失してしまうとこの両方の機能が使えなくなるということです。
つまり、口座への入金・出金も出来なくなります。
利用限度枠は実は低め
利用限度枠は信販系カードなどと比べると低めの80~100万円と低い設定になっています。
よって、100万円を超える高額な決済に使うことは出来ません。
ポイント還元率は低い
ショッピングに特化している流通系カードなどは還元率が2%以上のものも珍しくありません。
それと比較すると銀行系カードは0.4~0.5%程度の還元率なのでポイントを貯めるのが目的という方にとってはメインカードとしてはあまりお勧めできません。
おすすめ銀行系カード
銀行系クレジットカードの枚数は現在最も多いとされています。
発行される銀行によっても特典や還元率に特徴があるので、代表的かつ人気のある銀行系カードを紹介します。
MUFGカードゴールド
MUFGカードゴールドは年会費2000円で持つことが出来る、ゴールドカードとしては格安のカードです。
三菱UFJニコスで発行されています。
国際線空港ラウンジを無料で使うことが出来る上に海外保険と国内渡航便遅延保険が自動付帯している質の高いサービスが魅力です。
ステータス性の高いゴールドカードが年会費2000円で持つことが出来るのは嬉しいですね。
年会費2000円、更に半額になることも?
MUFJカードゴールドはゴールドカードとしては格安と言える2000円の年会費で発行出来ることが大きな魅力です。
さらに「楽Pay」に登録することで次年度から年会費を半額にすることも出来ます。
MUFJのカードは初回のリボ払い手数料が無料なので、設定額よりも少ない支払い確定額である場合は手数料が発生せず、年会費優遇の条件を満たすことが出来ないので注意が必要です。
年間1円以上の手数料を発生させればよいので、指定金額を少し超える程度の買い物をするのがコツです。
1回目の指定金額分の引き落としの際には手数料が発生しませんが、2回目で差額を引き落とす際には手数料が発生します。
これにより年会費優遇の条件を満たすことが出来ます。
充実した旅行保険が付帯している
MUFJカードゴールドには海外旅行傷害保険が自動付帯しています。
その上国内旅行保険傷害保険も利用付帯としてついています。
どちらも最高2000万円までの補償額です。
さらに国内渡航便遅延保険も付帯しているのも魅力的です。
空港ラウンジが利用出来る
MUFJカードゴールドには、空港ラウンジを無料で利用出来るサービスもついています。
成田空港、羽田空港を含む日本国内の主要な6つの国際空港とハワイ・ホノルル国際空港のラウンジが対象です。
ゴールドカードは本来、国内線のラウンジも無料で利用出来るものが多いのですが、MUFJカードゴールドはこれら一部の国際線のみでの利用に限られています。
しかし、いわゆる格安ゴールドカードでは空港ラウンジサービスが省かれていることが多いので、年会費の安さを考えると破格のサービスと言えます。
グローバルポイントとは?
MUFJカードは「グローバルポイント」というポイントプログラムを搭載しています。
グローバルポイントは普段は0.5%の還元率ですが、年に1か月間のアニバーサリー(記念)月を設定することで、その月においては還元率は1.5倍の0.75%になります。
この他にも「グローバルPLUS」や「ファイブスターメンバー」などのボーナス制度が充実しているため、銀行系カードとしてはポイント還元率が高い部類です。
また、グローバルポイントを楽天ポイントやビックポイントなどの提携ポイントに交換することが出来ます。
手数料が無料なのも嬉しいですね。
あくまでメインカードとしての利用がお勧め
MUFGカードゴールドをサブカードとして使うのはあまりお勧めできません。
その理由は年間利用額が20万円以下の場合は補償額が下がってしまうからです。
最大2000万円の旅行保険が100万円のプランになってしまうのでこれではゴールドカードとしてのメリットがあまりありません。
メインカードとして利用する場合、年間20万円は実はノルマというほどのものでもありません。
光熱費・インターネットの支払い、などの固定費をカード決済にすれば無理なく利用出来る範囲内です。
ぜひメインカードとして利用しましょう。
三井住友VISAクラシック
日本で初めて発行されて圧倒的な信頼度を誇るのが三井住友VISAクラシックカードです。
世界200か国以上でVISAは使われているため、VISAカードは海外旅行の定番アイテムとなっています。
三井住友VISAクラシックカードは国内発行のVISAカードの中でも老舗らしいステータスと信用を誇っています。
海外に強い決済ブランド
三井住友VISAクラシックはVISAだけでなくマスターカードでも決済可能です。
どちらも海外で広く利用されている国際的な決済ブランドです。
このため、世界中のあらゆる場所で使うことが出来ます。
セキュリティが充実
銀行系カードはICチップが搭載された防犯性の高いものが多いですが、その中でも三井住友VISAクラシックは特にセキュリティが充実しています。
ICチップを搭載することにより、高度な暗号化が可能になり不正利用を防ぐことが出来ます。
その上にカードの裏面に顔写真を掲載出来るなど、独自のセキュリティシステムも特徴です。
また、万が一不正利用された場合でも不正利用に気づいて届け出をした日から60日前にさかのぼって補償してくれるよ。
さらに24時間365日体制で不正検知システムを稼働させているから安心だよね。
そしてこのシステムは非常に精度が高く、VISAインターナショナルからアジアで唯一セキュリティの高い会社に対しての表彰を受けたほどなんだ。
VJデスクで海外でのサポート体制も万全
三井住友VISAカードは主要国の主要都市55か所に「VJデスク」というサポートデスクを設置しています。
パスポートやクレジットカードの紛失・盗難などのトラブル対応の他、
- 現地の観光情報
- ホテル
- レストラン
- 交通機関などの案内やガイド
- 通訳の手配
などのサポートも行ってくれます。
年中無休24時間体制なうえに、日本語でのサポートなので不慣れな海外の土地でも安心ですね。
VJトラベルデスクで旅行が割引に
三井住友VISAカード会員専用の旅行予約サービス「VJトラベルデスク」が利用出来ます。
国内・海外旅行のツアーを最大5%の割引価格で申し込むことが出来ます。
条件により年会費が無料に
三井住友VISAクラシックカードの年会費は初年度無料です。
2年目以降の年会費はVISAのみだと[price 1250]、VISA、マスターカード両方だと[price 1500]となります。
しかし、この2年目以降の年会費が無料になる条件があります。
リボサービス「マイ・ペイすリボ」に登録して年一回以上のリボ払いを行うことで翌年度の年会費が無料になります。
初回はリボ払いの手数料が無料なので、リボ払いの金額を利用限度額の全額と同じに設定しておくことで、全く手数料をかけずにリボ払いすることが出来ます。
保険が充実
海外旅行傷害保険は最高2000万円が補償されます。
ただし、これは自動付帯では無く利用付帯となります。
つまり、旅行代金などを事前にカードで支払うことで付帯する保険です。
この保険が適用されることで旅行先でのけがや病気の治療費、盗難などの補償などが行われよ。
さらに最高100万円のショッピング保険も利用付帯されます。カードを使って購入した商品の損害が補償されます。
JCB EIT(エイト)カード
JCB EIT(エイト)カードはJCBが発行しているリボ払い専用カードです。
通常のクレジットカードと異なりリボ払いしか出来ないことがネックですがそれを補って余りあるメリットもあります。
審査が比較的通りやすい
通常の銀行系カードよりも審査で通る可能性が高いです。
これはそれほどリボ払い専用のため、一般的なカードより利用金額が低い顧客層を想定しているためと思われます。
安定収入があるか否かが審査合否を決定する可能性があります。
ポイント還元率が高い
銀行系カードのポイント還元率が0.5%であるのに対し、JCBは1%と約2倍の還元率です。
さらにJCBが運営しているショッピングサイト「OkiDokiランド」で買い物することで更に高い還元率でポイントを貯めることが出来ます。
年会費無料にかかわらず保険が自動付帯
年会費がかかる銀行系カードの場合は最高2000万円程度の海外旅行保険の付帯は一般的ですが、JCB EITカードは年会費無料にも関わらずこれと同じ水準の海外旅行傷害保険が自動付帯されているのが大きなメリットです。
これにより万が一の旅行先での盗難、病気、けがなどの際の補償が行われます。
リボ払いによるショッピングでしか使えない難点を除けば、まさに流通系カードの手軽さと銀行系カードの付帯サービスの充実ぶりとの両者の長所を合わせたカードであると言えるでしょう。
まとめ
銀行系のクレジットカードは日本においては最も歴史のあるクレジットカードであると言えます。
セキュリティの高さやステータス性の高さは銀行という金融機関の信頼性や歴史と直結するものとして重要視されていると考えることが出来ます。
特に海外での仕事や旅行の機会が多い方が銀行系の、それもステータス性の高いカードを好んで使うのはこのためです。
国際的に認知されていて広く使うことが出来る上に、治安の面で日本より劣る国に行く場合の危機管理という面でも重要な意味を持ってきます。
銀行系のカードの海外旅行保険が比較的高額なものが多いのもこのような需要を想定しているためです。
また、クレジットカードとキャッシュカードと一体になっているのが一般的です。
つまり銀行系カードの所有者のほとんどが同時に銀行の顧客でもあるのです。
そのため、銀行を利用する際のATMの利用手数料の負担を軽くすることやローンの優遇など、他の流通系や信販系のカードでは真似することの出来ないサービスを実現出来ます。
ポイント還元率などを基準に考えると決してお得なイメージはありませんがこのような銀行系ならではの優遇を合わせて総合的に考えると決してサービス面で流通系や信販系に比べて劣っているという訳ではありません。
メインバンクがすでにある場合やローンを組むことを視野に入れている場合は銀行系のカードを作っておいて損はないでしょう。