ANAのマイルをお得に貯めよう!
無期限でANAのマイルが貯められる! | |
ANAカード特約店を賢く利用して、高マイル付与率をゲット! | |
充実の付帯サービスで旅行を楽しもう! |
先輩が出張などでANAを利用する機会が多いです。
「そろそろハイクラスのクレジットカードを持ちたい」と言っていたんですが何かいいカードはありますか?
ANAの利用が多く、かつアメックスブランドを持ちたいのなら「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」だね。
アメックスのゴールドステータスが得られるし、ANAのマイルも無期限で貯められるカード。
頻繁にANAに乗る人であれば持っておいて損はないよ。
すごい年会費が高そうですね。
ステータスや特典は充実してそうですが・・・
その通り。
ANAマイルの他ポイントへの交換手数料無料の他、空港ラウンジ利用などゴールド会員ならではの待遇も受けられるんだ。
- ハイクラスを目指したい
- 手厚いサービスを受けたい
- マイルを無期限に貯めたい
といった人におすすめの一枚だね。
世界屈指のステイタス性の高さで有名なアメリカン・エキスプレスが発行する「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」。
アメックスの中でも上級カードとして高いステータス性を誇り、ANAのマイルが効率よく貯まります。
アメリカン・エキスプレスのカードには、ライセンスにより発行される提携カードも多数ありますが、そのようなカードとは違い、プロパーカードです。
その分、アメックスとしてのステイタスのあるカードといえるでしょう。
この記事の目次
- ANAワイドカードの特典とアメックスゴールドカードが融合したANAマイラー眉唾ものの1枚!!
- ANAアメックス一般カードとの違いを比較
- ANAグループでの使用でポイント2倍!!別途100円=1マイルが加算されて合計マイル付与率は3.0%!!
- ANAカードマイルプラス提携店で利用するとマイル付与率は1.5%~2%!!
- ANAマイレージモール経由でのネットショッピングでもマイルが貯まる
- 通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが凄い!!
- ポイントを実質無期限で貯められる「メンバーシップ・リワード」
- ANAマイレージクラブモバイルプラスの利用でお得
- ポイント移行・交換の方法
- 「ボーナスポイント・パートナーズ」制度を使えば最大10%還元
- 貯まったANAマイルを使い倒す方法
- アメックス特典である旅行時に使える付帯サービスも利用可能!!
- 付帯される国内外の各種傷害保険
- 審査基準の詳細と審査落ちの原因
- アメリカン・エキスプレス・セレクト
- アメリカン・エキスプレス・コネクト
- その他にも充実した会員限定優待特典
- 他のANAカードとの違いを比較
- キャッシング機能は付いている?
- 電子マネーの対応度に難あり
- 考えられるデメリットとは
- 解約・退会する方法と手順とその際の注意点
- Apple Payに対応!アメックスカードを登録すればこんなに便利
- まとめ
ANAワイドカードの特典とアメックスゴールドカードが融合したANAマイラー眉唾ものの1枚!!
クレジットカードを選ぶにあたっては、さまざまな目的に基づく判断基準があるでしょう。
航空会社のマイルを効率的に貯めるという目的もカードを持つ楽しみになるものです。
他方で「メインのカードとなる高ステイタスのものを1枚持ちたい」と思う人もいるでしょう。
この点で、アメリカン・エキスプレスのゴールドカードは世界中で認められるステイタスを有しています。
ANAアメックス・エキスプレス・ゴールドカードってどんなカードですか?
「マイルをためる」
「高ステイタス」
一見すると相反しそうなこの2つの目的を両立させているカードだね。
アメックスブランドにもいろいろなカードがあります。
例えばセゾンカードからは「セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード」という実質年会費無料のクレジットカードが発行されています。
しかし、こういったライセンス発行カードは国際ブランドが「アメックス」であるというだけでステイタスを全く有していません。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は、このようなライセンス発行カードではありません。
アメックス本体から発行されている、高ステイタスのプロパーカードです。
「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の年会費が税別29,000円。
それに対し「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は年会費税別31,000円です。
年会費がほとんど変わらないところが、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」ステイタスの高さを物語っているといえます。
そして実際、ANAと関係のない「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」のサービスの多くが、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」でも享受できます。
どちらを選ぶかは使い方次第です。
ANAをよく利用される方なら各種サービスの多い「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」はおすすめできます。
ANAカード割引あり
ANAのマイルを効率的に貯められる代表的な一般カードとして以下の2枚があります。
- 「ANAカード」
- 「ANAワイドカード」
こちらはアメックスブランドではありません。
国際ブランドは「VISA」「Master」「JCB」があります。
「ANA VISAカード」「ANAマスターカード」は三井住友VISA。
「ANA JCBカード」は「JCB」からそれぞれ発行されています。
これと別にアメックスからは、「ANAアメリカン・エキスプレスカード」が発行されています。
ということはANAの割引が受けられるんですか?
もちろん!
多くの割引機能があるANAカードのサービスは「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」にも共通しているよ。
共通して10%の割引となるサービス |
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共通して5%の割引となるサービス |
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その他の割引サービス |
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年会費は31,000円(税抜)と高額だけどそれだけの価値はある
年会費は、どのくらいですか?
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の年会費は税抜31,000円だよ。
ちょっと高いですね…。
高額な年会費の評価は難しいよ。
ハイクラスのクレジットカードの年会費は、そもそも「元を取る」という発想と相容れないところがあるしね・・・
高グレードのカードの価値は、カードホルダーの細かいニーズに応えてくれるところにもあります。
そのため、年会費分の「数字で見えるお得」を求める考えとは相容れないでしょう。
しかし、3万円を超えるこのカードの年会費の価値の多くの部分について実は計算ができます。
マイルから考える
年会費7,560円の「ANAアメリカン・エキスプレスカード」と比較してみます。
「ANAアメリカン・エキスプレスカード」の場合、ポイントをマイルに移行するにあたり年間6,480円の移行手数料がかかります。
いっぽう「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」では移行手数料が不要です。
さらに、ANAグループの店舗でカード決済した場合のマイル付与率が高くなっており、100円あたり2マイルの換算となります。
ゴールドではない「ANAアメリカン・エキスプレスカード」では、100円あたり1.5マイルです。
パッケージツアーの支払いなどがあり、一年にANA関係で100万円の支払があったとします。
その場合、100円当たり2マイルと1.5マイルとでは、5,000マイルの差が生じる計算に。
付帯保険から考える
また、付帯する海外旅行傷害保険にも差があります。
最大補償額が「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」で1億円。
「ANAアメリカン・エキスプレスカード」で3千万円です。
最大補償額は死亡や後遺障害の場合に支払われるものですが海外での治療費用も異なります。
なんとゴールドは300万円、一般は100万円となっています。
海外では、盲腸の手術でも250万円程度掛かる場合もあります。
ですがゴールドカードならカード付帯保険だけで心配ありません。
一般の「ANAアメリカン・エキスプレスカード」の付帯保険だけでは少々心配で、別途海外旅行保険に加入したほうが無難といえます。
そうすると、毎回保険料が掛かります。
プライオリティ・パスから考える
空港ラウンジをフライト前に無料で使えるサービスもゴールドカードの特徴です。
実は一般カードの「ANAアメリカン・エキスプレスカード」でもこのサービスはあります。
同行者一名無料も同一ですので、この点で差は出ません。
ですが、ゴールドカードには「プライオリティ・パス」のサービスがあります。
プライオリティ・パスってなんですか?
海外空港のラウンジが無料で使えるサービスのことです。
一般のゴールドカードで無料に使える空港ラウンジは、基本的に保安検査場の手前にある、ソフトドリンクのみ無料のものです。
他方、プライオリティ・パスで利用できるラウンジは、保安検査場の先、搭乗ゲートの手前にあり、アルコール類も通常無料の豪華なものです。
このラウンジが使える「プライオリティ・パス」(通常年会費99米ドル)を無料で利用でき、年2回はラウンジ使用料(通常27米ドル)が無料となります。
上記4つの価値だけでも、金額にして3万円程度になると考えられます。
そう考えますと、ゴールドと一般との保険料の差、24,440円は十分回収できます。
なるほど!
年会費が高いように見えても、サービスが充実してるんですね。
ステイタスあってのゴールドだけど実はコストパフォーマンスにも優れているよ。
ETCカードは無料。家族のETCカードは発行可能?
高速道路の利用では欠かせないETCカードですが、クレジットカードによって有料発行のものと無料発行のものとがあります。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」では、本会員について5枚まで、家族会員について1人1枚までETCカードを発行できます。
いずれも年会費は無料です。
1枚について、850円(税別)が発生。
最近では、ETCカードの利用の場合、通常のカード利用と取扱いが異なるものがあります。
「ポイントがつかない」など、このカードにはありません。
家族カードの入会条件と年会費
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の家族カードは、年会費税抜15,500円で発行してもらえます。
「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は家族カード1枚につき無料(通常年会費税抜12,000円)で発行可能です。
ですので比較するとANAカードのほうに若干のデメリットがあります。
ICチップが搭載された安全なカード
クレジットカードは、最近発行されるものにはほとんど「ICチップ」が埋め込まれています。
情報量の多いICチップは従来の磁気ストライプと異なり、スキミングや偽造などの不正行為が行いにくいです。
また、基本的には暗証番号入力によって決済しますので、失くしたクレジットカードのサインを真似されてしまう心配もありません。
他のクレジットカードに比べ、ICチップ導入の遅れたアメックスですが、現在発行のカードはすべてICチップ入りとなっています。
安心できますね。
ANAアメックス一般カードとの違いを比較
アメリカン・エキスプレスカードは一般カードであっても、比較的高いステイタスを有しています。
アメックスの一般カード(グリーン)は、通常のクレジットカードのラインナップではゴールドカードに相当しますよ。
ですが、ANAカードの「ANAアメリカン・エキスプレスカード」には、このグリーンカードのステイタスはありません。
この点お気を付けください。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」はマイル獲得とステイタスが両立されています。
しかしゴールドでない「ANAアメリカン・エキスプレスカード」からはステイタスの部分が抜け落ちています。
アメリカン・エキスプレスカード(グリーン)が年会費12,000円なのに対し、ANAアメリカン・エキスプレスカードは7,000円。
これは、通常のクレジットカードのラインナップにおいても一般カードとなります。
マイルがためやすい分、一般のカードよりわずかに年会費が高くなっているカードの位置づけです。
ゴールドカードの場合、海外旅行傷害保険に任意加入する必要がなく、カード一枚でよい点はわかりやすいでしょう。
ANAグループでの使用でポイント2倍!!別途100円=1マイルが加算されて合計マイル付与率は3.0%!!
よく買い物をするんですけど、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードには、なにか特典はありますか?
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」だけのメリットとしては、
ANAグループでのお買い物でポイントが倍になるサービスがあるよ。
一般カードである「ANAアメリカン・エキスプレスカード」の場合は、ANAグループでの買い物は1.5倍ですので、ゴールドカードでの優待はこれを上回ります。
優待は100円あたり2マイルの換算となります。
クレジットカード利用に伴うものと併せますと、3.0%のマイルが付与されることになります。
旅行の際も、ANAのパッケージツアーを選びますと、マイルが効率的に貯まりますよ。
空港にも、売店「ANA FESTA」や免税店「ANA DUTY FREE SHOP」など多くのANAグループ施設があります。
他にも通信販売など、ANAグループ店舗を利用する機会は他にも数多くあります。
積極的に使ってマイルをどんどんためていきましょう。
ANAカードマイルプラス提携店で利用するとマイル付与率は1.5%~2%!!
ほかにポイントをためやすくするコツは、ありますか?
ポイントの加盟店であるANAカードマイルプラスを利用しましょう。
「ANAカードマイルプラス」は、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」を使って、「ANAカードマイルプラス」加盟店で決済するだけで、マイルアップの特典が受けられるものです。
ANAカードマイルプラス加盟店で「ANAアメリカン・エキスプレスカード」等のANAカードで決済すると、カード会社のポイント付与+税込100円または200円ごとに1マイルが付与されます。
還元率が、通常のお買い物分に0.5%~1.0%プラスされるということですね。
主なANAカードマイルプラス加盟店は以下のとおりです。
- ANA航空券/ANA SKY SHOP(機内販売)
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- マツモトキヨシ
- ニッポンレンタカー
- エネオス/出光
- スターバックスコーヒー
- ホテル(ソラーレ/三井ガーデン/京急EX/ルートインなど)
- 百貨店(大丸松坂屋・阪急阪神・高島屋)
- コナカ/スーツセレクト/フタタ
上記以外にも多数あります。
モバイルの「QUICPay」で利用しますと、マイル付与特典の対象外となりますのでご注意ください。
iphoneのApple Payでも「QUICPay」の利用になりますので同様に対象外です。
Apple PayやQUICPayで支払ってもマイルの貯まる「三井住友VISA」「JCB」発行のANAカードとはマイル付与ルールが異なっているんだ。
ANAマイレージモール経由でのネットショッピングでもマイルが貯まる
クレジットカード各社は、顧客囲い込みのためにいずれも会員制ネットモールを充実させています。
amazonをはじめ、多くのショッピングモールを利用するにあたり、会員制ネットモールを経由するだけで、通常より多くのポイントがたまる仕組みです。
クレジットカード会社にとどまらず、航空会社もこの会員制ネットモールを整備しています。
ANAの場合は「ANAマイレージモール」です。
アメックスには、カード会員のためのネットモールはありません。
しかし「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」会員ならマイルが2~4倍など多く貯まります。
利用の流れ
- ANAマイレージモールに会員としてログイン
- 「amazon」「楽天市場」「ヤフオク」などを利用
- 通常よりマイルが多く付与される
ただ経由するだけでマイルが貯まるのですから、通販のときに利用しないのはもったいないです。
積極的に使ってマイルをためましょう。
通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが凄い!!
マイルのため方にもいろいろあります。
例えば日常の決済をクレジットカードにするだけでもポイントが貯まり、マイルが増えていきます。
さらに「ANAカードマイルプラス」等特約店での利用でもマイルが貯まりますよ。
ですが、もっとも多くのマイルがたまる方法は、
ANAはじめスターアライアンスメンバー加盟航空会社加盟の航空機搭乗
です。
搭乗区間ごとに設定されたマイルが、割引運賃に応じたパーセンテージで付与されます。
この搭乗マイル以外に「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」会員には拡充されたボーナスマイルが存在しています。
通常のフライトマイル
通常のフライトマイルは持っているクレジットカードとは関係なく、ANAマイレージクラブの会員であれば誰でも貯まるものです。
たとえば、
- 羽田⇔那覇間の国内線フライトマイル:984
- 羽田⇔ホノルル間の国際線フライトマイル:3,831
です。
正規運賃で登場しますと、この数のマイルがANAマイレージクラブ会員に付与されます。
国内線の場合は30~100%の5段階、国際線の場合は30~150%まで6段階です。
当然、安い運賃を利用すれば、付与されるマイルもそれだけ少なくなります。
区間ごとのボーナスマイル
搭乗ごとにクレジットカードの属性によるボーナスマイルがつきます。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は「ANAゴールドカード」の属性となっています。
「ANAゴールドカード」ホルダーが搭乗しますと、搭乗ごとに区間基本マイルの25%がたまります。
割引運賃の利用であっても、基本マイルに対しての25%が付与されます。
ちなみに「ANAカード」(一般)の場合はボーナスマイルは10%。
ゴールドより上の「ANAカードプレミアム」では50%のボーナスマイルが付与されます。
入会時のボーナスマイル
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」などの「ANAゴールドカード」に加入しますと、入会時にボーナスマイルとして2,000マイルが付与されます。
ちなみに、「ANAカード」(一般)の場合はこのボーナスマイルは、1,000マイル、「ANAカードプレミアム」では10,000マイルとなります。
継続時のボーナスマイル
クレジットカードには有効期限がありますが、有効期限を迎えたカードを更新する際にもボーナスマイルが付与されます。
継続時ボーナスマイルの内容は、入会時ボーナスマイルと同様です。
ポイントを実質無期限で貯められる「メンバーシップ・リワード」
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」のポイントプログラムには、「メンバーシップ・リワード」という名称がついています。
基本的には、クレジットカード利用100円ごとに1ポイントがたまります。
また、ANAグループでの利用の際には、マイルの付与とは別に、ポイント自体2倍となります。
すごいですね!
でも、有効期限が短いといったことはないんですか?
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」ではポイントを無期限で貯められるよ。
お買い物のたびに付与されるポイントを貯めっぱなしにすることができます。
一般の「ANAアメリカン・エキスプレスカード」の場合この恩恵を受けるためには一年につき税別6,000円の「ポイント移行コース」登録費用が必要です。
もちろんゴールドカードなら無料。
ゴールドカードの場合は、最初から特に手続なくポイントが無期限で貯められる設定となっています。
しかしこれは一般の「ANAアメリカン・エキスプレスカード」でポイント移行コースに申し込んだ場合の手順です。
無期限にマイルを貯められるからビジネス・ファーストクラスに交換するのも夢じゃない
ANAのマイル自体は有効期間3年です。
貯めているうちにマイルが期限を迎えてしまい、やむなく交換率の低い方法でマイルを交換するということはよくあります。
ですが、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の場合、ポイント制度の期限が実質ありません。
無期限でためられるポイントをマイルが必要になった際に移行すればいいのです。
実質的に、ポイントから交換できるマイルの有効期間も存在しないといえます。
航空会社のマイルの価値は、使い方によって大きく変動します。
もっとも価値の低い使い方が、1マイル0.3円で換金性の高いポイントに移行する方法です。
お得にマイルを交換したいのですが、おすすめはありますか?
価値の高い使い方の代表例としては、ビジネスクラスやファーストクラスへのアップグレードがあるよ。
たとえば、日本から北米やヨーロッパに飛ぶ際、28,000マイルあると、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードできます。
また、45,000マイルで、ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードもできます。
アップグレードではなく直接ビジネスクラスの特典航空券を入手するには、日本から北米を往復する場合、レギュラーシーズンで85,000マイルです。
毎月クレジットカードを使っていれば、これはそれほど大きな数字ではありません。
3年経過すると失効するので注意しましょう。
こちらについては、きちんと期限の管理をしなくてはなりません。
ANAマイレージクラブモバイルプラスの利用でお得
「ANAマイレージクラブ」会員のためのモバイルサービスをご紹介します。
このサービスは、ANAのものですが「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」のサービスではありません。
「ANAマイレージクラブモバイルプラス」は月額300円で加入できる有料サービスです。
対応する携帯キャリアは、次のとおりです。
- ANA Phone
- NTTドコモ
- softbank
- KDDI
月額料金は、携帯電話料金として決済されます。
携帯電話料金をカード払いにしておけば月会費分もポイント付与の対象になるのでお得です。
楽天Edy支払いでマイルが3倍も貯まる
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は電子マネーとの相性がいいカードとはいえません。
カード本体でもモバイルでも電子マネー「楽天Edy」を利用することは可能です。
しかし、チャージの際にポイントが貯まりません。
楽天Edyのほうでは、その利用に応じて通常「楽天スーパーポイント」が貯まります。
「ANAマイレージクラブモバイルプラス」に月額300円支払って加入しますとEdyで決済した時に3倍のマイルが付きます。
結果、200円の利用で3マイルがたまることに。
クレジットカードのサービスではないのでチャージの方法は問われません。
「楽天Edy」を利用すればマイルが貯まります。
楽天Edyをコンスタントに月20,000円以上使う方なら、300マイルたまりますので、元が取れるかもしれません。
なお、一回ごとのお買い物で200円未満の端数は計上されない点には注意しましょう。
それでも、すごくお得ですね!
楽天Edyも使ってみます!
楽天Edyが使える店舗のほとんどでは決済手段としてクレジットカードを受けつけているんだ。
だから楽天Edyをたくさん使えばいいわけでもないから注意してね!
カード払いに対応している店舗で楽天Edy でなく「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」で月20,000円の買い物をすると、
月会費も必要とせず200ポイント(=200マイル)が貯まることになります。
さらに「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」はマイルに移行せずに貯めておくポイントと違い、
直接貯まるマイルには3年の有効期限があります。
「ANAマイレージクラブモバイルプラス」にお申込の際は、この点も比較してください。
ANA SKY コインをお得に貯められる
「ANA SKY コイン」というサービスがあります。
マイルというものは大きく貯め、国際線のクラスアップグレードなどで使うと大きな威力を発揮します。
一方で中途半端に貯まったマイルは使いづらく困るものですよね。
ANA SKY コインは半端なマイルも綺麗に使える嬉しいサービスです。
ANAウェブサイトで航空券や旅行商品の支払いに使えます。
10,000マイル以下の半端なマイルは1倍。
特典にも交換できるマイル数は最大1.6倍の換算率でANA SKY コインに変えられます。
ANA SKY コインは、クレジットカード会社等(アメックスは対象外)のポイントから移行することもできます。
旅割が一般販売より2日早く予約・購入できる
航空券を早く予約できるって聞いたんですけど、どういったサービスなんですか?
「旅割」「特割」のことだね!
これらは国内線の航空券を早く予約することにより、割引となるANAのサービスだよ。
旅割や特割では正規運賃より安く航空券が購入できます。
前日までに予約する「特割1」から75日前までに予約する「旅割75」まで種類は様々です。
この「旅割」「特割」のサービスが「ANAマイレージクラブモバイルプラス」会員の場合、一般発売より2日早く予約・購入可能です。
人気の「旅割」「特割」はシーズン・行き先によってはすぐ埋まってしまうこともあります。
しかし2日前の先行発売があれば、非常に便利です。
このサービスが「ANAマイレージクラブモバイルプラス」の目玉だろうね。
年間3,600円支払って2日前に予約する権利を得ると考えればお得だといえるね。
航空機の運賃は予約のタイミング次第で差が生じてしまうしね。
その他充実したコンテンツ
「ANAマイレージクラブモバイルプラス」のその他のサービスですが、以下のものがあります。
- 飛行機好きのための「絵文字」などメール素材や待ち受けなどを毎月配信
- ANAオリジナルの壁紙など
- 羽田空港「ANA FEST」で税別1,000円以上のお買い物をすると、コーヒー1杯もらえる
- 羽田・関空・千歳の「ワールドワインバー by ピーロート」でワイン1杯無料(フードメニューを頼むこと)
ポイント移行・交換の方法
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」では様々な方法でANAのマイルが貯まっていきます。
このうちANAマイレージクラブ会員として貯まったマイルについては特に何もする必要はありません。
移行が必要なのはアメリカン・エキスプレスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」で貯めたポイントです。
このポイントが、無期限でためられることは説明しました。
ただ、マイルとして使う際はその前に移行が必要です。
アメックスのカード利用でためたポイントは、1,000ポイントにつき、ANAマイル1,000マイルに移行できます。
アメックス会員のためのWebサービス、「オンライン・サービス」を利用しておこないます。
移行は手数料なく何度でも可能です。
「ボーナスポイント・パートナーズ」制度を使えば最大10%還元
「ボーナスポイント・パートナーズ」って、なんですか?
「ボーナスポイント・パートナーズ」は、アメックス会員のためのショッピング特典です。
ホテル・旅館やレストラン、オンラインショッピングにおいてカード決済をするだけで、アメックスの「メンバーシップ・リワード」に基づくボーナスポイントが付きます。
店舗により、ボーナスは1~9倍です。最大でポイントが10倍たまります。
特に手続きは必要なく、加盟店で「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」を使うだけでポイントが多くたまります。
加盟店であることを知らずに利用しても特典が得られるわけです。
ホテル・旅館の加盟店は、リゾートのものが多数あります。
レストラン、料亭も高級料理店が主です。
当然、決済金額も高くなりますので、それだけ多くのポイントが貯まります。
貯まったANAマイルを使い倒す方法
さまざまな手段で貯まったANAのマイルですが、使い方によって大きくその価値が変わります。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」はカード利用で貯まるポイントが無期限という特徴があります。
そのため、大きく貯めてビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換するのがおすすめです。
とはいえ、マイルには有効期限がありANAマイレージクラブ会員としてのマイルには3年の有効期限があります。
有効期限によっておはマイルが貯まりないかもしれないね。
けれど「ANA SKY コイン」を使うと1ポイント1円から交換が可能だから無駄にはならないよ!
使い道その1 – ANA国内線特典航空券
マイルは貯められるだけ貯めたほうがお得なのですが、有効期間を迎えるマイルがあるので使ってしまいたいという場合はあるでしょう。
国内線の特典航空券に交換するのであっても、なるべくお得な区間を選びたいものです。
たとえば「東京⇔大阪」便などは交換対象としてあまり得ではありません。
東京⇔大阪間は、レギュラーシーズンに12,000マイルで往復が可能です。
ですが、同じマイルで「東京⇔秋田」、「名古屋⇔新潟」などの区間が利用できます。
東京⇔大阪と東京⇔秋田では、航空券を購入して乗ったときの価格が、1万円以上異なります。
ただ、レギュラーシーズン18,000マイルでの特典航空券の場合ですと、もはや区間ごとでの差はあまり出ません。
国内の特典航空券は、最長区間で20,000マイル(ハイシーズンで23,000、オフシーズンで17,000)必要です。
国内線の場合、片道でも特典航空券の利用ができます。
その場合、区間マイル数の半分が必要です。
使い道その2 – ANA国際線特典航空券
マイルを特典航空券に引き換える場合、国内線よりも国際線のほうが一般的にはお得な交換となります。
距離の長いほうがお得です。
また、先に触れましたが、ビジネスクラスやファーストクラスを利用するとさらにパフォーマンスの高い交換となります。
国際線は、世界中に区間設定がなされていますが、日本発着の場合で説明します。
国内線と同様、特典航空券に交換する際のマイル数は、シーズンにより3パターンです。
国内線と違い、片道設定はなく、片道利用はできません。
往復のみの設定となっています。
距離により、国際線の区間はZone2~7、10の7種類があります。
南米とアフリカ大陸には、日本からの区間設定がありません。
Zone2とZone3のアジア圏
Zone2は韓国ソウルです。
国内線とおおむね同水準ですが、国内線と違うのは、距離にかかわらず15,000マイル必要ということです。
Zone2はビジネスクラスなら40,000マイル必要です。
ソウルから至近距離の福岡も、距離のある沖縄、東京、札幌各便でも同じマイル数が必要となります。
ですから、遠い便の特典航空券であれば、国内利用よりもお得な設定になっています。
中国、香港、台湾、フィリピンなどのZone3も20,000マイルで交換できますので、国内線と近い設定です。
沖縄からでも、札幌からでも同じマイル数となりますので、当然札幌からのほうがお得だといえます。
Zone5のハワイ
人気のハワイはZone5で、40,000マイル必要です。
ビジネスクラスなら65,000マイルとなり、このくらいの距離になるとビジネスクラスへの交換比率がかなり優遇されています。
ファーストクラス設定はありません。
Zone7のヨーロッパ
ヨーロッパはZone7で、日本から最も遠い区間設定です。
特典航空券引換のためには、55,000マイル必要です。
ANA便は以下に区間設定があります。
- 「ロンドン」
- 「パリ」
- 「フランクフルト」
- 「ミュンヘン」
- 「デュッセルドルフ」
- 「ブリュッセル」
この区間を、ビジネスクラスで利用しますと、90,000マイル、ファーストクラスで利用しますと165,000マイル必要です。
なお、国際線の場合はアップグレード特典もお得な交換方法だといえます。
座席をエコノミークラスからビジネスクラス。
ビジネスクラスからファーストクラスにアップグレードすることができます。
必要マイル数は距離によって変わりますが、ビジネスクラスへのアップグレードは12,000から28,000マイルあれば可能です。
使い道その3 – 提携航空会社特典航空券
ANAのマイルはANAだけでなく、提携航空会社でも利用できます。
逆に、提携航空会社に搭乗すれば、ANAのマイルもたまります。
そして貯まったANAのマイルは、15,000マイル以上で、ANA以外の提携航空会社の特典航空券にも交換できます。
提携先にはまず、ANAも加盟する、世界最大の航空連合「スターアライアンス」加盟の航空各社があります。
- 「ユナイテッド航空」
- 「ルフトハンザドイツ航空」
- 「シンガポール航空」
- 「エアカナダ」
- 「ニュージーランド航空」
など28社がスターアライアンスメンバーです。
スターアライアンスメンバーの航空会社を利用の場合は、往復を違う航空会社にすることも可能です。
他にも、ANA独自の提携航空会社が以下のとおりあります。
- エア・ドロミティ
- マカオ航空
- エティハド航空
- ユーロウィングス
- ガルーダ・インドネシア航空
- ジャーマンウィングス
- ハワイアン航空
- ジェットエアウェイズ
- フィリピン航空
- ヴァージンアトランティック航空
- ベトナム航空
提携航空会社を利用しますと、ANAのZone設定のないZone8(アフリカ・中東)、Zone9(中南米)にも乗り継いで飛ぶことができます。
スターアライアンスメンバー利用の場合に限りますが、世界一周の設定もできます。
中南米ですと、エコノミークラスで90,000マイル、ビジネスクラスで143,000マイル、ファーストクラスで270,000マイル必要です。
シーズン別のマイル設定はありません。
24時間以内に乗り継ぐルールになっています。
上手くルートを設定すると中継地で観光をしながら目的地に到着することができるよ。
提携航空券はANAのWebサイトで申し込みます。
スターアライアンス加盟の航空会社にも、アップグレード特典があります。
ANA利用の場合と同様、マイルを使ってエコノミークラスからビジネスクラス。
ビジネスクラスからファーストクラスへアップグレードできます。
ビジネスクラスへのアップグレードは、距離により12,000から40,000マイルで可能です。
使い道その4 – その他
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は、もちろんマイルを貯めるのに最適なカードです。
しかし、必ずしもマイルに交換しないといけないわけではありません。
他にも交換できます。
まず、「ポイントフリーダム」というポイント利用のプログラムがあります。
次の目的のため、貯まったポイントを利用することができます。
- カード代金の支払
- 旅行代金の支払(アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン、H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、日本旅行)
- 店頭(ヨドバシカメラ・高島屋)での支払
- オンラインショッピングの支払
カード代金に充当する方法ですが、オンライン・サービスにログインし、「カード利用代金の支払いにポイントを使う」を選びます。
アメックスでのお買い物一覧が出ますので、ポイントで支払いたい項目を選び、その先で任意のポイント数を入力します。
翌月の請求の際、ポイント充当分が減額されてきます。
オンライン・サービス利用のためには、事前にマイ・アカウントの作成が必要ですよ。
交換レートは、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入している場合、次のとおりです。
- 航空会社で利用 1ポイント1円
- ホテル・旅行代理店などの加盟店で利用 1ポイント0.8円
- 旅行関連以外で利用 1ポイント0.5円
「メンバーシップ・リワード・プラス」未加入の場合は、どの利用方法でも1ポイント0.3円です。
ポイント利用の最小単位は「3,000」です。
交換する際、ポイントのレートは下記のようになっています。
加入している場合 | 未加入の場合 | |
---|---|---|
ヨドバシカメラ・高島屋 | 2,000ポイント → 1,000円 | 3,000ポイント → 1,000円 |
American Express Safekey | 1ポイント = 0.5円 | 1ポイント = 0.3円 |
Tポイントなどへの交換 | 3,000ポイント → 1,500円 | 3,000ポイント → 1,000円 |
「American Express SafeKey」はアメックスのオンラインショップで用いる本人認証サービスのことです。
この認証サービスを使っているサイトでは、アメックスのポイントを充当して代金を支払うことができます。
ポイントフリーダムは便利なサービスですが、一部を除き交換レートがよくありません。
やはり、1ポイント1マイルで移行できるANAマイルへの交換が、有利な交換方法といえます。
ですが、交換できる商品はマイル以外にも無数にあります。
なんと5,900,000ポイント以上ためると、「メルセデスベンツ」がもらえたりします。
交換できる商品は公式Webサイトの「メンバーシップ・リワード」のご案内にも出ているからチェックしてみてね!
アメックス特典である旅行時に使える付帯サービスも利用可能!!
アメックスのカードには、「ANAカード」かどうかに関係なく、空港でも役立つサービスがたくさん用意されています。
もちろん、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」も利用可能です。
具体的に確認していきましょう。
空港ラウンジ
出発前に空港ラウンジが利用可能です。
国内空港とホノルル・仁川の各空港にクレジットカード会社共用のラウンジがあります。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」会員は同伴者1名ともども無料でラウンジを利用できますよ。
利用にあたってはカードとともに航空券が必要ですので、空港に用があったからといって使えるわけではありません。
どういったサービスがあるんですか?
ソフトドリンク無料。
新聞や雑誌を読んでくつろぐげたり、インターネットサービスが使えるんだ!
また、有料でシャワーが使えるラウンジもあります。
羽田空港第1・第2ターミナルなど、保安検査場を抜けた先にもラウンジがありますが、ほとんどのラウンジは保安検査場の手前にあります。
そのため、出発直前までくつろぐことができないのが難点です。
また、比較的混雑していることが多く、満席時は利用できません。
航空会社の上級会員にでもなっていない限り、国内線では混雑しているラウンジ以外に選択の余地はないよ。
けれど国際線の場合「プライオリティ・パス」を使うと、世界中の豪華なラウンジが利用できるんだ。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」のサービスで、「プライオリティ・パス」に無料で加入できます。
「プライオリティ・パス」を利用しますと、年2回航空会社の豪華なラウンジを無料で利用することができます。
そちらはアルコールも無料の場合が多いです。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行に行くんですけど、荷物が多くなりそうです。
運んでもらえるサービスは、ありますか?
アメックスのゴールド以上であれば、手荷物無料宅配サービスを利用できるよ。
海外旅行の際、行きと帰りそれぞれで、スーツケース1個を空港との間で無料配送してもらえます。
LCCの発着する成田空港第3ターミナルには手荷物引取りカウンターがないので、第2ターミナルとの間700mをご自身で移動しなければなりません。
また、出発に関しては、搭乗の7日前までにサービスを申し込む必要があります。
なおライター、化粧品等の航空機搭載制限品は、スーツケースに入れることができません。
帰国時 利用方法など
手荷物無料宅配サービスは、帰国時については、当日の申込みで結構です。
宅配手荷物カウンターに持ち込んでください。
海外旅行先の24時間日本語無料電話サポートサービス「オーバーシーズ・アシスト」
「オーバーシーズ・アシスト」は、アメックス・ゴールド会員のための、海外旅行先での日本語サポートサービスです。
世界中ほとんどの国から、24時間日本語で相談ができます。
相談の内容は、
- 滞在先のレストラン紹介・予約
- 緊急時の医療機関に関する支援
まで幅広く対応しています。
電話相談が出来る事項
ゴールド会員用の「オーバーシーズ・アシスト」では、アメックスのカード利用かどうかに関係なく、どんな相談も可能です。
相談内容は、下記の通りです。
- 航空券やホテル、レストラン、レンタカー、ゴルフコースなどの予約やキャンセル、案内
- ミュージカルなどのチケット予約、キャンセル、案内
- パスポートや査証、予防接種
- カードの紛失や盗難の対処、再発行手続き
- パスポートや所持品の紛失や盗難の対処
- 個人的な通訳サービス(業務利用は不可)
- 緊急メッセージ伝言サービス(業務利用は不可)
- 医師や病院、弁護士の紹介、案内
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 日本大使館や領事館の案内
オーバーシーズ・アシストの違い
アメックス・グリーンカードでは、「グローバル・ホットライン」が用意されており、「オーバーシーズ・アシスト」と似通った内容になっています。
しかし、ゴールド会員用のオーバーシーズ・アシストでは、グローバル・ホットラインに加え、以下の2点が追加されているのが特徴です。
24時間電話医療相談、病院紹介、病院の予約・入院手配、信用できる病院を保証、上限5000米ドル立替え(資金援助)、家族への緊急連絡、緊急移送、治療経過管理、帰国手配
2. リーガルアシスタント
緊急時の弁護士を紹介、1件あたり上限1000米ドルの弁護士費用立替、1件あたり上限1000米ドルの保釈金立替
アメックス・グリーンのグローバル・ホットラインも病院の紹介は提供していますが、あくまでも情報提供・案内レベルです。
万が一のときでもオーバーシーズ・アシストを受けられるのは安心です。
空港クロークサービス
「空港クロークサービス」は、関空・中部の両空港において、乗継便の待ち時間に当日のみ荷物を預かってくれるサービスです。
カード会員1名について2個までを無料で預かってもらえます。
空港の手荷物カウンターにおいて「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」をご提示の上ご利用ください。
空港パーキング
アメックス会員には空港パーキングの割引サービスがあります。
対象は、成田・羽田・関空・福岡の各空港の付近にある駐車場です。
ただ、いずれも空港ターミナル近接というわけではありません。
空港ターミナルへは、各駐車場の送迎をご利用ください。
一週間程度駐車する場合にはお勧めです。
エアポート送迎サービス
国際線利用の際の出発時および帰国時に、MKタクシー会社で空港と指定場所との間を格安で送迎するサービスです。
対象空港は、成田、羽田、関空、中部です。
料金は定額で、タクシーにアメックスカードで支払います。
料金の例ですが、三鷹市・日野市・町田市などから羽田空港に8,500円です。
同じ地域から成田へは21,000円です。
定額タクシーサービスにもいろいろありますが、提携のない他社のサービスよりも安くなっています。
エアポート・ミール(国内線)
こちらも、「H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」で航空券を購入した方へのサービスです。
搭乗の一週間前までに購入している必要があります。
羽田と伊丹空港内の対象レストランで利用できる、1,000円分のエアポート・ミール・クーポンがもらえます。
羽田の、ANAのターミナルではない第一ターミナルにもお店がありますので、他社便を購入して乗る際にもサービスが受けられます。
利用にあたっては、クーポンと「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」、それから航空券が必要です。
1,000円利用しない場合、お釣りは出ません。
越えた場合は、差額のカード支払いが求められます。
同伴者も利用できます。
カーシェアリングサービス
マイカーを持たない層にも、日常的なお車の利用を便利にしたのがカーシェアです。
ご自宅の近所の駐車場に停めてある自動車を、レンタカーより気軽に使えます。
「タイムズカーシェア」に入会するために必要なカード発行手数料1,550円が「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」により無料となります。
なお、タイムズカーシェアの会員になりますと、タイムズカーレンタルも20%オフで利用できます。
カーシェアを毎月1回以上使う人でしたら、次のレンタカー割引サービスよりもお得にレンタカーも使えます。
国内レンタカー
アメックスの会員サービスで、国内のレンタカーが常時5%オフとなります。
対象になるレンタカー会社は、次のとおりです。
- オリックスレンタカー
- トヨタレンタカー
- 日産レンタカー
- ニッポンレンタカー
- タイムズカーレンタル
ただ、5%程度ですと、各レンタカー会社の無料で入れるメンバーになったほうが割引率が高くなっています。
このサービスは「レンタカー会社の会員には絶対なりたくないが、少しでも安くしたい」という人以外には役に立ちません。
他社クレジットカードによるレンタカー割引もだいたい10~20%が多いので、このサービスは使う機会が少ないかもしれません。
エクスプレス予約サービス
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は、陸の移動も便利です。
JR東海の「エクスプレス予約サービス」(年会費税別1,000円)が申し込めます。
東海道・山陽新幹線の座席をWebから簡単に予約・変更可能なサービスです。
新幹線改札を、別途発行される「プラスEXカード」のタッチで通過できます。
運賃も優遇されていますよ。
大変便利なサービスで、特にビジネスマンの移動には欠かせないものです。
ただ、アメックス経由で申し込むことで、なにか得をするという種類のものではありません。
アメックスなどの、クレジットカード経由で申し込む必要があるというだけです。
利用分は、アメックスの「メンバーシップ・リワード」のポイントがたまります。
京都観光ラウンジ
北政所ねねの建立した、京都・圓徳院にアメックスのラウンジ「京都特別観光ラウンジ」があります。
アメックスカードの会員であれば利用できます。
圓徳院の拝観券売場で「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」を呈示しますと、次のサービスが受けられます。
- 圓徳院書院「知客寮」でお茶の接待(日替わりで、宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など。夏季は、冷たい麦茶、冷やし飴もあります)
- 圓徳院の拝観無料
- 高台寺・「掌美術館」の拝観割引
- 高台寺駐車場1時間無料サービス
以上、ご同伴者3名まで利用可能です。
圓徳院までは、京都駅からタクシーで20分です。
京阪電車「祇園四条」駅からは徒歩13分です。
付帯される国内外の各種傷害保険
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の旅行傷害保険は充実しています。
このカードを持っていれば補償は十分です。
海外旅行のたびに任意の旅行傷害保険に加入する必要はありません。
ただし補償額は大きいのですが、旅行傷害保険で最大の補償を受けるためには、事前の旅行代金クレジットカード決済が必要な、いわゆる「利用付帯」となっています。
なお、クレジットカードの旅行傷害保険は、「死亡・後遺障害」以外の補償項目については他の保険の補償と合算して適用できます。
ですから、旅行傷害保険が付帯するカードを複数持っている方は、その補償内容と「自動付帯」「利用付帯」別も確認しておきましょう。
国内旅行保険
クレジットカードの国内旅行保険は、持っているだけで適用されるもの(自動付帯)と、旅行代金をクレジットカードで事前に支払っていないと適用されない(利用付帯)のものがあります。
ハイクラスのカードでは自動付帯が多いです。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」についていいますと、国内旅行については事前の旅行代金をクレジットカードで支払っている必要があります。
自動付帯(旅行代金をカード決済していない場合)
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の国内旅行傷害保険には、自動付帯部分はありません。
アメックスでのカード決済を前提にして、旅行に行く必要があります。
国内は比較的安全だと思いがちで旅行保険に入らない人も多いでしょうが、平常時よりは事故も起こりやすいものです。
代金をカードで支払えば保険が適用されますので、支払い方には気を付けましょう。
保証金・補償の種類 | 基本カード会員 | 会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 |
---|---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害保険金 | 補償なし | 補償なし | 補償なし | 補償なし |
利用付帯(旅行代金をカード決済した場合)
公共交通機関については、料金を「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」で支払っていれば保険が適用されます。
宿泊の場合、
- 料金パックツアー等で事前に支払っている
- カードで宿泊料金を支払うことを宿泊先に伝えている
などの条件を満たせば宿泊中の火災や爆発等の事故について保険が適用されます。
保険金・補償の種類 | 基本カード会員 | 会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 |
---|---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高5000万円 | 最高1000万円 | 最高5000万円 | 最高1000万円 |
海外旅行傷害保険
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の海外旅行傷害保険は事前に旅行代金をカードで支払うか・そうでないかで補償額が異なります。
また、家族カード会員については自動付帯部分がありません。
したがって、航空代金や、パックツアー料金をクレジットカードを使わず支払う場合はお気を付けください。
ただし、本会員だけの旅行であれば、アメックスの自動付帯分だけでもある程度の補償があります。
海外旅行傷害保険でもっとも大事なのは、ケガや病気で医師に掛かる際の代金です。
これが最高200万円なら、比較的安心できるレベルでしょう。
保険・補償の種類 | 基本カード会員 | カード会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 |
---|---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高5000万円 | 最高1,000万円 | 補償なし | 補償なし |
傷害治療費用保険金 | 最高200万円 | 最高200万円 | 補償なし | 補償なし |
疾病治療費用保険金 | 最高200万円 | 最高200万円 | 補償なし | 補償なし |
賠償責任保険金 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 | 補償なし | 補償なし |
携行品損害保険金(免責3千円/年間限度額100万円) | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 | 補償なし | 補償なし |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高300万円 | 保険期間中最高300万円 | 補償なし | 補償なし |
利用付帯(旅行代金をカード決済した場合)
海外旅行の際は、事前に料金を「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」でお支払いするのがおすすめです。
そうしますと、ゴールドカードならではの保険内容がフルに活用できます。
死亡・後遺障害補償も最大1億円と額が上がります。
家族カード会員でも、旅行中の疾病・傷害によって治療を受ける際の補償が、最大300万円となっています。
これだけあればまず心配はありません。
本会員については300万円ですので、かなり安心できるレベルです。
家族カード会員を含む、カード会員の家族についても補償があります。
保険・補償の種類 | 基本カード会員 | カード会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 |
---|---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用保険金 | 最高300万円 | 最高200万円 | 最高300万円 | 最高200万円 |
疾病治療費用保険金 | 最高300万円 | 最高200万円 | 最高300万円 | 最高200万円 |
賠償責任保険金 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害保険金(免責3千円/年間限度額100万円) | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高400万円 | 保険期間中最高300万円 | 保険期間中最高400万円 | 保険期間中最高300万円 |
航空便遅延費用補償(海外旅行)
海外旅行では不測の事態がつきものです。
航空機の遅延で乗り継ぎができなかったり、荷物が行方知れずになったりします。
そのような場合の臨時の出費である、宿泊料金や食事代が補償されます。
手荷物の遅延や紛失により、衣類や生活必需品の負担が発生した場合も補償の対象となります。
こちらの補償は「自動付帯」となりますので、旅行代金の事前カード決済がなくても適用されます。
保険金の種類 | 金額 | 保険金を支払う場合 |
---|---|---|
乗継遅延費用 | 最高2万円 | 航空便を乗り継ぐ予定が、乗り継ぎ地点までの到着便の遅延によって搭乗する予定だった航空便に搭乗することができず、到着便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便に搭乗することができなかった場合、宿泊料金や食事代を2万円を限度として補償 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高2万円 | 搭乗する予定だった航空便について、出航予定時刻から4時間以上の出航遅延や航空便の欠航などで搭乗することができず、出航予定時刻から4時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合、食事代を2万円を限度として補償 |
受託手荷物遅延 | 最高2万円 | 航空便が目的地に到着してから6時間以内に、身の回り品で搭乗時に航空会社が受託した手荷物が目的地に運搬されなかったために、目的地において負担した衣類や生活必需品の購入費用を2万円まで補償 |
受託手荷物紛失 | 最高4万円 | 航空便が目的地に到着してから48時間以内に、受託した手荷物が目的地に運搬されなかった場合、手荷物は紛失したものとみなし、到着後96時間以内に目的地において負担した衣類や生活必需品の購入費用を4万円まで補償 |
ショッピング・プロテクション補償(ショッピング保険)
購入した商品が偶然の事故で破損した場合の補償が、「ショッピング・プロテクション」です。
アメックスのカード決済で購入した場合に適用されます。
補償期間は、商品購入日から90日間、補償額は年間最高200万円です。
また、カード会員の個人属性とは関係なく、このプログラム自体に年間最高10億円という限度額があります。
また、日本円での決済のものに限ります。
ギフトの場合も対象になりますが、請求人は購入者だけです。
カード紛失時に緊急再発行もしてくれる
アメックスのサービスは、カードホルダーが困ったときにこそ威力を発揮します。
世界中どこにいても、可能な限りカードの緊急発行が可能です。
至急必要な場合は、緊急仮カードが発行されますよ。
緊急仮カードは、世界140か国にある「アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィス」で受け取り可能。
この点は、他の国際ブランドよりも優れています。
緊急仮カードには、ANAマイレージクラブのお客様番号が刻印されないので、ANA関係のサービスは受けられない場合もあります。
不正使用による損害も補償してくれる「不正プロテクション」
クレジットカードの安心のためには、セキュリティの強化と、万一不正使用があったときの対応が欠かせません。
アメリカン・エキスプレスでは不正使用探知システムを導入しています。
不正使用の警告が発令されると、新しいカード番号を再発行するなどの処置を施します。
カード会員に重大な過失のない限り、不正使用による損害はすべてアメックスが負担します。
インターネット安心して買い物できる「オンライン・プロテクション」
実店舗のお買い物にも不正使用がありますが、個人のIDやパスワードを入力するインターネットの世界で、不安が増す人もいるでしょう。
心当たりのないオンラインの買い物があった場合、ただちにアメックスに連絡しましょう。
第三者の不正使用の場合は、被害者が費用を負担する必要はありません。
本人認証サービス「AMERICAN EXPRESS SafeKey」で不正利用の心配が無い
不正使用の際もきちんと対応してくれるアメックスですが、不正使用自体を発生させない試みも行われています。
「American Express SafeKey」というサービスが始まっています。
参加加盟店でオンラインショッピングをする際、「ワンタイムパスワード」の入力で、本人認証を行うサービスです。
ワンタイムパスワードは、1分などごく短い時間しか有効でないパスワードですので、盗んでも役に立ちません。
これを使っての本人認証は、非常に安全性の高いものです。
リターン・プロテクション
「リターン・プロテクション」は、商品の返品に関する補償プログラムです。
アメックスカードで購入した商品について、販売店が返品を受け付けない場合に、アメックスが替わって返品を受け付けてくれます。
商品は、未使用未損傷であることが必要ですので、なんでも返品していいわけではもちろんありません。
返品できるはずの商品を、販売店が受け付けてくれない場合のプログラムです。
キャンセル・プロテクション
急用で、コンサートに行けなくなってしまいました…
そんなときは、キャンセル・プロテクションを利用しましょう。
旅行は急に思い立っていくことより、何日も前からプランニングし、パッケージツアーに申し込んでおくのが普通でしょう。
コンサートも同様ですが、急病やケガなどで行けなくなってしまうこともあります。
アメックスの「キャンセル・プロテクション」プログラムは、次の利用ができなくなったときに適用されます。
- 国内旅行契約、海外旅行契約
- 旅館、ホテルなどの宿泊施設の提供等
- 航空機、船舶、鉄道、自動車などの利用
- 宴会、パーティーでの施設利用
- 演劇、音楽、美術、映画
- 教養や趣味の受講等
自己負担額は、1,000円またはキャンセル料の10%の高いほうです。
審査基準の詳細と審査落ちの原因
現在、ゴールドカードは誰でも持てる時代となりました。
しかしアメックスカードのステータス性は健在。
アメックスの場合、グリーンカードがそもそも一般のゴールドクラスですから発行難易度は高いでしょう。
ゴールドカードはその上のクラスですから、入会するにあたっての審査は大変厳しいようにも思えます。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」も同様です。
けれど決して手に届かないカードというわけではありません。
継続した収入のある人ならば持てるカードです。
年収200万程度あればOK?
現在のアメックスは、年収や、就労形態等の個人属性を、審査において必要以上には重視しない傾向があるようです。
年会費が高いために敬遠されがちですが、極端に言えば誰でも所持できる可能性のあるカードになっています。
属性は会社員なら大丈夫?公務員は審査に通る確率高い?
自営業者は収入が不安定になりがちなので、会社員のほうが審査に有利なのは確かです。
公務員などであれば、さらに有利ですよ。
これはアメックスに限らず、どのクレジットカードでもそうです。
信用情報に傷がなければ大丈夫
審査にあたっては、申込者の個人信用情報を確認されます。
この際、個人信用情報に滞納などの情報が残っていますと、審査には不利になります。
クレジットカードの一度の滞納の場合、その後毎月支払を続けていれば、やがて押し出されて傷は消えてしまいます。
怖いのは、携帯電話本体の分割代金など、割賦販売によるものです。
これは押し出されないのでなかなか消えません。
電話料金と一緒に、携帯電話の分割代金を滞納させてしまい、カードを作れない人が増えています。
しかし、こういう人でなければ、審査にそれほどの問題はありません。
アルバイト・パートでも審査に通る?
正社員のほうが有利なのは間違いありませんが、非正規従業員でも審査には通る例はあります。
ただし、利用限度額は低めになるようです。
低い限度額でも、定期的に使っていれば、優良顧客と判断され、徐々に上げてもらえることも!
審査に落ちる理由
滞納がある人が新たにカードを作るのは難しいです。
滞納が解消されていない場合は可能性ゼロといえます。
また、クレジットカードの利用履歴が一切ない人にも問題があります。
クレジットの利用履歴、いわゆるクレジットヒストリー(クレヒス)がないと、審査に通りにくいのです。
ただ、特に若い方であれば、クレヒスを作ることが難しいためそれほどの問題はありません。
また、若くなくても、携帯電話本体の分割支払など割賦販売の履歴でもありますと、だいぶ有利になります。
このような記録があれば
「債務整理をして年数が経ったために滞納の記録が個人信用情報から消えた人」
でないと証明されるよね。
限度額
限度額は、いくらですか?
アメックスのカードは利用限度額が一律に設定されていません。
ですから高額の商品も買えるのですが、会員の利用状況や資産状況に応じ「カードご利用可能枠」は設定されています。
普段は利用可能枠というものを意識することはないでしょう。
尋ねても明確に回答が返ってくるものではありません。
日ごろと異なる高額の買い物をする場合は、この利用可能枠の突破によって、カード利用を止められてしまうこともあります。
ですから、事前にアメックスに対して承認を求めておくことが推奨されています。
高額利用の申請があるとアメックスでは利用者の最新資産情報の開示を請求することがあります。
また、高額商品の購入について審査が下りない場合でも、アメックスへの「事前入金」により対応できる場合が多いようです。
通常、クレジットカードは後払いですが、後払いのために信用が必要となります。
ですが事前に入金しておけば、審査は必要ではありません。
この点、利用者の口座から引き落とされて決済される「デビットカード」と変わらなくなるからです。
デビットカードには審査はありません。
事前入金までしてクレジットカードを使う意味はないと思われるかもしれません。
けれど200万円のお買い物をしたとすれば2万円分のポイントがつくので場合によっては有効でしょう。
他のクレジットカードと異なるアメックスの特性として、なにごとも一律に決定されることは少なく、すべてデスクとの「相談」によって対処が求められているということがいえそうです。
アメックスユーザーには、面倒くさがらずにデスクとまめに連絡を取ることが求められます。
アメリカン・エキスプレス・セレクト
「アメリカン・エキスプレス・セレクト」は、カード会員のための、主に国内ホテルの優待プログラムです。
ダイニングやショッピング優待もありましたが、現在ではもっぱら全国のホテルに優待料金で宿泊できるプログラムです。
ホテルのポイント優待プログラムとしては「ボーナスポイント・パートナーズ」がありますが、「アメリカン・エキスプレス・セレクト」は料金の優待です。
国内ホテルの優待特典を挙げると、次のようになっています。
- エクセルホテル東急:最大50%オフ
- ハイアットホテルズアンドリゾーツ:最大55%オフ
- Hotels.com:国内外のホテルの宿泊が8%オフ
- 東急REIホテル (東日本):宿泊料金を最大50%オフ
- ニッコー・ホテルズ・インターナショナル(西日本・東日本):セレクト優待料金
などの他、「帝国ホテル」「オークラ」「ハイアット」「リーガロイヤル」「ウェスティン」「プリンスホテル」等のホテルに特別料金で宿泊できます。
またスイートルームプランもあり、ホテルのスイートルームが50%以上オフとなります。
アメリカン・エキスプレス・コネクト
カードのお得な情報が多いのは嬉しいのですが、混乱しそうです…
安心してください。カードホルダーのために、まとめて最新情報を教えてくれるサイトがあります。
「アメリカン・エキスプレス・コネクト」は、アメックスのカード会員が利用可能な特典について、まとめて閲覧できるWebのサービスです。
チケット・ダイニング・エンターテインメントなど、アメックスが厳選した情報が入手できます。
世界のダイニングなど、日本語情報が追いついておらず英語版となるものもありますが、情報の量は大変優れたものです。
その他にも充実した会員限定優待特典
アメックスのお得な会員限定優待をお知らせします。
種類がたくさんあるので全部把握しておくのは大変でしょうが、知っておくと得をします。
チケット・アクセス
「e+」(イープラス)との提携で、アメックスの会員限定の催し物に参加できます。
たとえば2017年11月には、渋谷セルリアンタワー能楽堂での「野村萬斎特別狂言会」が案内されています。
e+で扱うチケットはすべて購入できます。
さらに、一般販売に先駆けた先行予約があります。
公演によっては良席を確保してくれたり、ドリンクをつけてくれたりというサービスがあります。
新国立劇場
オペラ、バレエ等を上演する東京・初台の新国立劇場で、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」会員にはさまざまな特典があります。
会員限定特典は以下の4種類です。
- 電話でのチケット購入でワンドリンクサービス
- 一般発売日の前々日に先行購入
- 電話でのチケット購入の場合、チケット郵送無料
- オペラトーク(作品・演出について芸術監督、指揮者、演出家などが案内する企画)入場無料
「Newsline(ニューズライン)」と「IMPRESSION GOLD」を無料閲覧できる
クレジットカード各社は、どこも会員誌を発行しています。
会員誌も雑誌なので値段が付いていますが、ゴールドカード会員の場合、無料で送ってもらえる場合が多いです。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」会員の場合、
- 特典・優待情報を掲載した「Newsline」
- 会員誌の「IMPRESSION GOLD」
について申し込めば雑誌の現物を無料で送ってもらうこともできます。
他のANAカードとの違いを比較
ANAカードには多くのラインナップがあります。
一般のカード、それからワイドカードがあり、その上にゴールドカードがあります。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」も、ゴールドカードに入ります。
ゴールドカードのラインナップは5種類あります。
- 「VISA」
- 「MasterCard」
- 「JCB」
- 「アメリカン・エキスプレス」
- 「ANAダイナース」
ダイナースカードはアメックスと同様、高いステイタスを誇るクレジットカードのブランドです。
発行されているすべてのカードが、世間一般でゴールドカード以上と位置づけられていることも、アメックスと似ています。
ANAカードにおけるラインナップもまた、アメックスとダイナースはよく似ています。
ポイントからマイルへの移行手数料も無料です。
年会費は、「ANAダイナースカード」のほうが若干安く、本会員 29,160円、家族会員 6,480円です。
ANAグループで利用したときの、ボーナスマイルはダイナースにはありません。
その他の機能はよく似ていますので、お好きなほうを選べばよいでしょう。
キャッシング機能は付いている?
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードには、キャッシング機能は付いていません。
これは、アメックスのプロパーカード共通の性質で、廃止されています。
キャッシング機能はクレジットカード会社の貴重な収益になっていますが、消費者金融と同じ貸金業として行うものです。
ステイタスを追求するアメックスにとっては、現状不要なサービスのようです。
電子マネーの対応度に難あり
電子マネーへのチャージで、ポイントはつきますか?
ポイントがたまらないことが多いです。
駅の改札口やコンビニ等、タッチして支払いできる電子マネーのサービスは、カードタイプからモバイルへと移ってきています。
モバイルの電子マネーの場合、クレジットカードからチャージをした上で利用できるものが多いです。
電子マネーを使うことで、間接的にクレジットカードを利用できます。
ただし昨今は、クレジットチャージの際に、クレジットカードとしてのポイントがたまらないカードが増えました。
そのため、ポイント面からみた時の電子マネーの魅力はやや落ちています。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」でも、カード本体およびモバイルで「楽天Edy」が使えますが、チャージの際のポイントはつきません。
月額300円支払い「ANAマイレージクラブモバイルプラス」に加入すると楽天Edyでマイルが3倍貯まるようになります。
しかしこれはクレジットカードのサービスではなく、あくまでも「ANA」の電子マネーのサービスです。
また、「nanaco」「WAON」などにはチャージができません。
そのため、少々、対応に不足があるかもしれません。
考えられるデメリットとは
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」について、そのデメリットを考えてみます。
年会費が高額
年会費は確かに高額です。
ただし、海外旅行に毎年行くような人であれば、高い年会費の元を取るのが難しいものでないことは述べました。
空港ラウンジを無料で利用できないところがほとんど
空港ラウンジは、国内空港については申し分ありませんが、海外で使えるのは2箇所、ホノルルと仁川だけです。
ですが、これは「プライオリティ・パス」を申し込むことで解消します。
プライオリティ・パスで使えるラウンジは、日本のカード会社の、手荷物検査場手前にあるものと違い、アルコールも飲める豪華なものです。
審査に通りづらい
ゴールドカードなので、多少審査が厳しいとしてもやむを得ないでしょう。
ですが実際は、それほど審査が厳しいということはないようです。
電子マネーへのチャージではポイントが貯まらない
これはデメリットですが、クレジットカードからのチャージでポイントがたまらないのはアメックスだけの問題ではありません。
「モバイルSuica」には、「Suica View Card」でチャージするなど、最近はカードと電子マネーとの組み合わせが重要になっています。
電子マネーは、別のカードと組み合わせて使うのがよいでしょう。
アメックスブランドの他のカードと重複して保有できないカードがある
セゾンカードのようにライセンスで発行されているアメックスブランドは別にして、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」のようなプロパーカードは、一種類しか持つことができません。
このデメリット、ほとんどの方は意識すらしないと思います。
しかし「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」というマイルがよく貯まるカードを持てないのは隠れたデメリットかもしれません。
解約・退会する方法と手順とその際の注意点
他のカードに乗り換えたいので解約したいのですが、どうすればいいですか?
年会費の高いカードですので、解約する際は時期を見て行いましょう。
クレジットカードの券面には、有効期限が表示されています。
この月に年会費が請求されます。
その直前に解約するのがもっとも効率的です。
もちろん、まったくカードを使わなくなっている場合はいつでも解約すればよいでしょう。
また、家族カードは発行時期により請求月が異なりますので事前に確認しましょう。
解約の窓口は、カード裏面の問い合わせ電話番号で構いません。
退会した場合、1年経過するまで再入会はできません。
ポイントは、カードを解約しますと無効になります。事前にすべて使い切りましょう。
ANAマイレージクラブとしての資格は、カードを解約しても失いません。
ですから、ポイントはすべて、1000ポイント単位でANAマイルに移行しておくのがお勧めの使い方です。
Apple Payに対応!アメックスカードを登録すればこんなに便利
iphoneで使う「Apple Pay」は、クレジットカードや電子マネーを携帯端末に搭載できるビジュアルが斬新です。
機能としても、スマートで便利です。
「Apple Pay」に、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」を搭載することができます。
これでクレジットカードを、電子マネーとして決済できますよ。
アメックスのゴールドカードを、コンビニ等で使うのは大仰で気が引けるという人もいるでしょう。
そんなときに、携帯端末をかざすだけの「Apple Pay」は心理的ハードルも低いものです。
使い方
Apple Payにクレジットカードの搭載が完了していますと、あとはiphoneをレジのリーダーにタッチするだけで決済ができます。
端末に指を載せて指紋認証をしますので安全です。
使える所
「QUICPay」の加盟店であればApple Payが使えます。
コンビニやスーパー、ドラッグストア等、多くの場所で利用できます。
ポイントが貯まる
Apple Payでのお買い物は「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」としての決済となりますので、「メンバーシップ・リワード」としてポイントがたまります。
提携店ではクレジットカードで決済するようにしましょう。
Suica利用分はポイント対象外
モバイルSuicaでチャージしたら、ポイントはたまりますか?
残念ながら、たまりません。別のカードを併用しましょう。
Apple Payでは、交通系電子マネーの「モバイルSuica」が使えます。
iphoneで、全国の駅の改札が通り抜けられて便利です。
駅ビル等では、お買い物にも便利ですよ。
このチャージ用のクレジットカードとして「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」を設定することができます。
ですが、このチャージの際、メンバーシップ・リワードとしてポイントはたまりません。
電車によく乗る方は、これでポイントをためようとするなら、「View Suica カード」を別途申し込みましょう。
まとめ
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は、生活の柱となるメインのカードとして、非常にお勧めです。
ANAのマイルをためるためにも有利ですね。
金色に輝くゴールドカードが一枚あると安心できることでしょう。
年会費は安くありませんが、年一度海外旅行に行くような方であれば、カードの利用で必ず元が取れるものです。
無期限でためられるポイントを活用し、ANAのマイルに移行して有効活用してください。
基本情報
カード名 | ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード |
---|---|
発行元 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.日本支社 |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
申込資格 | 原則として20歳以上で定職のある方 |
発行期間 | 約1‐3週間 |
入会金 | 不要 |
年会費 | 31,000円(税別) |
家族カード | 15,500円(税別) |
ETCカード |
発行手数料:850円(税別) ▼年会費:無料 |
ポイントシステム
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワードポイント |
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ポイントレート |
通常利用:100円につき1ポイント ANAグループでカード利用時:100円につき2ポイント |
ポイント還元率 |
通常利用:1% ANAグループでカード利用時:2% |
ポイント有効期限 | 期限なし |
マイレージ
交換・移行可能マイレージ | ANAマイル、JALマイル、外資系マイル |
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交換・還元率 | 1ポイント1マイル |
最低交換単位 | 1,000ポイント |
移行手数料 | 不要 |
電子マネー
一体型 | 楽天Edy |
---|---|
チャージ |
モバイルSuica SMART ICOCA Apple Pay |
付帯保険・補償
旅行傷害保険 |
海外:最高1億円(利用付帯)、最高5000万(自動付帯) 国内:最高5000万(利用付帯) |
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ショッピング保険 | ネットショップのみ全額補償 |
紛失・盗難補償 | 全額補償 |
その他 | 急な出張や病気・ケガなどにより旅行やコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償 |
付帯サービス
空港サービス |
空港ラウンジ利用:あり(同伴者も1名まで利用可能) プライオリティパス:なし |
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その他のサービス |
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