今度シンガポール旅行に行くのですが、シンガポールではどんなクレジットカードが使えるんですか?
シンガポールは国際観光都市だから、VISAやMasterCard等の国際ブランドのカードであればほとんどどこでも利用できるよ。
日系企業も多いからJCB系列のカードもけっこう通用するんだ。
では、シンガポール旅行にはクレジットカードを持っていくべきでしょうか?
クレジットカードには海外旅行保険が付いていたり、海外旅行の際にのみ利用できるお得なサービスが付いているものもあるんだ。
現金より支払いやすいってのもあるし、万が一のときのためにもクレジットカードは持っていくべきだよ。
シンガポールを、旅行や仕事で訪れる日本人はたくさんいます。
シンガポールを訪れる際にクレジットカードを持って行くひとは多いですが、
「どんなクレジットカードを持てばいいの?」
など、疑問を感じることもあるでしょう。
そこで今回は、シンガポールのクレジットカード事情やおすすめのクレジットカード、現地での常識やマナーについて、お話しします。
この記事を読めばシンガポールでの支払いの不安が消え、快適・安心な生活を送る手助けとなります。
出発前に内容をよく確認しておきましょう。
経済大国シンガポールは、日本以上のカード社会
経済大国であるシンガポールは、日本以上のクレジットカード社会です。
そこで、シンガポールのクレジットカード事情について、詳しく説明します。
国民1人あたり、約3枚のカードを所持
シンガポールは、クレジットカード決済システムが整備されている国です。
そうした実情を反映して、クレジットカードやデビットカードが普及しています。
また、オンラインショッピングの決済も、ネット上で電子マネー決済するひとが半数を超えているそうです。
合わせて、シンガポールのEコマースを取引する際には、クレジットカードで決済するひとの方が多く、それが個人のクレジットカード保有率の高さにも関係しています。
2016年にジェトロ海外調査部アジア大洋州課の調査によると、15歳以上のシンガポール国民のクレジットカード保有率は35%となっています。
一人あたりのクレジットカード平均保有枚数も、3.3枚あるそうです。
この数は、日本国民のクレジットカードの平均保有枚数を上回っています。
ほとんどの場所でカードの利用ができる
シンガポール国民のクレジットカードの平均保有枚数が高い背景には、大抵の場所で利用できる環境が整っていることがあげられます。
シンガポールではクレジットカードをレストランやショップだけでなく、以下の5つのシーンでも使えます。
- スーパー
- タクシー
- 病院
- 公共料金
- 光熱費
少額決済でもクレジットカードを利用するひとが多いのも、シンガポールの特徴といえるでしょう。
カードが使用不可の場所
とはいえ、すべての場所でクレジットカードが使えるわけではありません。
個人企業や小規模店舗、屋台などでは、現金払いしかできないのが普通です。
また、MRTと呼ばれる地下鉄や市内の路線バスでは、クレジットカードは利用できません。
ショッピングモールのフードコートでも利用できない場所があるので、注文する前にクレジットカードが使えるかどうかを確認するとよいでしょう。
どんなカードが使えるの?
シンガポールは国際観光都市なので、VISAやMasterCard、アメリカン・エキスプレスなどの国際ブランドはほとんどの店で利用できます。
日系企業の店舗であればJCBも利用可能です。
とはいえ、店舗によって提携する国際ブランドは異なるので、買い物前に自分が持っているクレジットカードが使えるかどうか、必ず確認しましょう。
また、シンガポールでタクシーを利用する際に、気をつけてほしいことがあります。
それは、シンガポールのタクシーのほとんどが、VISAでは決済できないことです。
タクシー料金をクレジットカードで支払いたいなら、MasterCardやアメリカン・エキスプレスを利用しましょう。
現金ではなく、カードを持とう
シンガポールで生活するなら、クレジットカードを持っていないと不便なことがたくさんあります。
なぜクレジットカードがないと不便なのか、その理由について具体的に説明しましょう。
デポジット(保証金)をカードで払った方が、お得
シンガポールに海外赴任中、国内の観光スポットを旅行する機会があるはずです。
そんな時にホテルに宿泊すると、必ずデポジットを支払わなければなりません。
日本人に人気の高い有名ホテルの宿泊料金は、安くて1泊1万円、平均は1泊2~3万円が相場です。
主なホテルには以下6つがあげられます。
- オーチャード
- シティーホール
- チャイナタウン
- マリーナ
- リトルインディア
- リバーサイド
そして、宿泊にあたっては保証金にあたる「デポジット」が必要となります。
これはシンガポールに限らず、犯罪率の高い海外のホテルでは一般的なことです。
デポジットがあれば、
- 宿泊料金や有料サービスの未払い
- ドライヤーやポットなど備品の窃盗
- 部屋の破損
などが起こった時でも、きちんと料金を回収できるからで、何事もなければチェックアウト時に返金してくれます。
クレジットカードは身分証の意味合いも含まれています。
カード会社の審査をクリアした人に発行されるものなので、クレジットカード所有者=信用できる人物と判断されます。
そのためデポジットの支払いは身分証を兼ねて、現金ではなくクレジットカードで支払うのが好まれます。
現金で支払う場合デポジットは宿泊費の2~3倍を預けることになるのです。
また、ホテルによっては現金での支払いを拒否されるところもあります。
合わせて、クレジットカードを使うことで割引料金が適用されるホテルもあるので、上手に活用したいところです。
紛失・盗難にあっても安心
シンガポールは日本のように治安がよくないので、クレジットカードを紛失・盗難する可能性があります。
そんな時でも、カード会社に連絡をすれば、すぐに利用を止められるので、不正使用が防げます。
また再発行手続きも簡単で、1~3営業日で緊急カードが届くのが一般的なので安心です。
海外旅行傷害旅行保険が付帯されている
日本は国民皆保険が導入されているので、健康保険証があれば医療費の自己負担は3割で済みます。
ですがシンガポールで病院に行った場合には、
- 受診料だけで1回500ドル
- 簡単な手術でも20,000ドル
といった請求をされるのも珍しくありません。
そのため、高額な医療費を現金払いするのが難しいケースが多いです。
年会費無料のクレジットカードであっても、海外旅行傷害保険が付帯されているのが一般的で、負担した医療費をカバーしてもらえる可能性があります。
ただし、クレジットカードによって利用付帯か自動付帯かは異なり、保証金額にも違いがあります。
そのため、シンガポールへの海外赴任が決まった時点で、自分が持っているクレジットカードの海外旅行傷害保険の内容がどうなっているのか、きちんと確認しておくことをおすすめします。
キャッシングができる
シンガポールに滞在していて、急に現地通貨が必要になることがあります。
すぐに自分の口座から現地通貨が引き出せれば問題ないのですが、出張などの出先で現金が必要になった時には対応できません。
そんな時でもクレジットカードがあれば、キャッシングをすることができます。
ただし、キャッシングはあくまでも借り入れです。
早めにくり上げ返済しなければ、利息がかかって損をしてしまうので注意しましょう。
カード使用時の注意点
とはいえ、シンガポールでクレジットカードを利用する際、日本と同じ感覚でいるとトラブルに巻き込まれるリスクが高いのは事実です。
そこで、シンガポールでクレジットカードを使用する際の注意点をまとめてみました。
レシートの金額を必ず確認する
シンガポールの店舗でクレジットカードを使用した際には、必ずレシートをもらいましょう。
カード利用の控えを渡さない時点で、高額な請求をされていると考えて間違いありません。
どうしても渡そうとしない場合は、その場でクレジットカード会社に電話して、決済額を確認しましょう。
そして、カード利用控えをもらったその場で、決済された金額と商品代金を照合します。
万が一、商品代金と違う場合には、商品をキャンセルしましょう。
店側が商品キャンセルに応じない場合は、その場でクレジットカード会社に電話してください。
ただし、日本円と現地通貨のどちらで決済するかも関係するので、詳しくは次章で説明します。
支払はシンガポールドルを選ぶ
シンガポールでクレジットカードを使用する場合、換算レートによって支払額が変わります。
というのも、支払いの差に日本円と現地通貨という、2つの換算レートがあるからです。
決済はシンガポールドルを選ぶよう徹底すると良いでしょう。
どうしてですか?
シンガポールドルでの決済を選ぶと、為替手数料は加盟店が設定するので透明性が高いからなんだ。
日本円での決済の場合は、店が外貨取引手数料を設定できるので、支払い額が高額になるケースが多々あります。
そうした被害にあわないよう、支払いのたびに「Please settle by the local currency.」と伝えましょう。
スキミングに気をつける
店舗やレストランでクレジットカードを利用する時、カードリーダーを通すのが一般的です。
しかしシンガポールでは、クレジットカードから目を離した隙に、スキミングされることが少なくありません。
スキミングとは、「スキマー」という装置を使ってカード情報を抜き取り、その情報を入れたクローンカードを使って不正利用することです。
そしてスキマーは、「接触型」と「非接触型」に大別されます。
接触型は、スキマーにクレジットカードを通した時点で、磁気ストライプ情報が盗まれてしまうので、避けようがありません。
それを防ぐ一番の方法は、ICカードに変更することです。
一方の非接触型スキミングは、小型のスキマーが電波を利用して、ICカードから情報を盗み取ります。
「スキミングブロッカー」という、電波を遮断してくれるケースに入れておくと被害にあわずに済みます。
シンガポールに持っていきたいカード3選
では、シンガポールに行く時にはどんなクレジットカードを持って行ったらよいのでしょうか。
- 海外旅行傷害保険が付帯されている
- 海外旅行で受けられる、お得なサービスがある
- ポイント還元率が高い
の3点に着目して選んだ、おすすめのクレジットカードをご紹介します。
エポスカード
エポスカードは、百貨店である丸井が発行している、年会費無料のクレジットカードです。
国際ブランドはVISAだけになります。
エポスカードは海外旅行傷害保険が自動付帯され、保障内容は以下の通りです。
保険の種類 | 補償金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 1旅行・保険期間中、最大100万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 1旅行中・保険期間中、最大20万円(1回につき自己負担金3,000円) |
ただし、補償対象旅行期間は90日です。
そして、海外で利用する時に便利なサポートデスクを、世界38国に設置しています。
こちらのサポートデスクでは主に以下3つのサポートを受けることができます。
- 現地情報の提供
- ホテル・レストランなどの予約・手配
- パスポートの紛失や盗難の対応
またエポスカードにもポイントプログラムがあり、通常のポイント還元率は0.5%と一般的です。
ですが、
- 丸井で利用する
- 3回以上の分割払い
- リボ払い
にすると、ポイント還元率が1%にアップします。
学生や主婦も含めて、丸井を利用する頻度が高いひとにピッタリの1枚といえます。
JCB一般カード
JCB一般カードは、日本唯一の国際ブランド「JCB」が発行するクレジットカードです。
提携カードと比べると審査が厳しいので、提示すると海外では一目置かれます。
JCB一般カードには無料で入会できますが、2年目以降は年会費1,350円(税込)が必要です。
JCB一般カードの海外旅行傷害保険は利用付帯で、保障内容は以下の通りです。
保険の種類 | 補償金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最大3,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 1回の限度額:最大各100万円 |
賠償責任 | 1事故で最大2,000万円(免責なし) |
救援者費用 | 1旅行最大で100万円 |
携行品損害 | 1旅行中最大で20万円、保険期間中最大で100万円。携行品1つあたり10万円が限度(1事故につき自己負担金3,000円 |
ただし、補償対象旅行期間は最長で3カ月です。
そしてJCB一般カードには、「ショッピングガード保険」が自動付帯しています。
海外でJCB一般カードを使って購入した商品が破損・盗難などの被害にあった場合、購入日から90日、年間最大で100万円の補償が受けられます。
ただし自己負担金が10,000円が必要です。
また、世界60カ所に「JCBプラザ」が設置されており、トラブル発生時でも24時間年中無休でサポートが受けられます。
- 渡航先でのJCB加盟店や観光の情報提供
- 渡航先のホテルやレストラン各種チケットの予約
- JCB一般カードを紛失・盗難した際のサポート
- Wi-Fi無料サービス
日本語で対応してくれるので、いつでも安心して活用できます。
JCB一般カードのポイント還元率は0.5%と一般的ですが、税込価格が対象なのでポイントは貯めやすいです。
海外旅行の頻度の高いひとは、ステータスを示す意味でも1枚持っておくことをおすすめします。
楽天カード
楽天カードは年会費無料でポイント還元率が高いクレジットカードとして幅広い方々から支持される大人気の1枚です。
国際ブランドはVISAとMasterCard、JCBの3つの中から選ぶことができます。
楽天カードの海外旅行傷害保険は利用付帯で、保障内容は以下の通りです。
保険の種類 | 補償金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最大2,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 1回の限度額:最大各200万円 |
賠償責任 | 1事故で最大2,000万円 |
救援者費用 | 1旅行最大で200万円 |
携行品損害 | 1旅行最大で20万円(1回につき自己負担金3,000円) |
また、カード会員だけでなく、家族カードを持っているひとも補償の対象となります。
そして、楽天カードでは24時間・年中無休で「海外アシスタンスサービス」を提供しています。
渡航先で医療機関を受診する際、日本語で症状を伝えると病院の紹介から保険金の請求手続きまで、対応してくれるのです。
また楽天カードは、ポイント還元率が1.0%と、年会費無料とは思えない高還元率を誇ります。
それに加えて、毎月の利用額の1%がポイントとして付与されるのも魅力です。
年会費無料でサービスが充実しているクレジットカードを探しているひとは、検討してみましょう。
出発前に知っておきたいシンガポールの一般常識
シンガポールに赴任するにあたり、日本とは違う習慣を覚えておくのは大事なことです。
そこで、生活するにあたって知っておきたいシンガポールの一般常識をまとめてみました。
チップを支払う必要がない
海外ではチップを払うのが常識と、思い込んでいるひとが多いようです。
ですが、シンガポールのレストランやホテルでは料金に10%程度のサービス料を加算することが多く、チップは必要ありません。
大きな荷物を持ってタクシーに乗った時に、1シンガポールドルをチップとして手渡す程度でよいでしょう。
安い料金で活用できるタクシー
シンガポールでは、日本より安くタクシーを活用できます。
初乗りが3シンガポールドル、加算金額も1キロにつき0.55シンガポールドルと、日本では考えられない安さです。
そのため、日常的にタクシー利用するひとも少なくありません。
ただし時間帯によっては、タクシー料金を加算されることがあります。
- 24時から翌朝6時までは深夜料金が25~50%加算
- ホテルでの乗降の場合は3~4シンガポールドルが加算
- 月曜日から金曜日の17~24時に中央商業地区を走行すると3シンガポールドルが加算
- 平日の6~9時30分と18~24時のラッシュアワーでは25%の割増料金料金を加算
このように料金を加算されたとしても、日本より安くタクシーに乗れます。
荷物が多い時などに乗ってみましょう。
タクシーに乗る流れ
シンガポールのタクシーの乗り方は、日本とそれほど変わりません。
ですが、日本と違って駐車禁止になっている場所が多く、流しのタクシーが止まってくれないことがよくあります。
そのため、ホテル前のタクシー乗り場や街中のタクシースタンドから、タクシーに乗車するのがよいでしょう。
シンガポールのタクシーは、日本のように後部座席のドアが自動で開くことはなく、自分で開閉します。
そして、後部座席でもシートベルトの着用が義務付けられているので、かならず装着しましょう。
乗車拒否が多い
シンガポールではタクシードライバーに行き先を告げた際に、乗車拒否にあうこともよくあります。
どうしてですか?日本では考えられません。
これは休憩時間や帰宅時間が迫っている時に、目的地が遠方だと時間に仕事が終わらなくなるからなんだよ。
19~21時以降は休憩や帰宅時間にあたることが多く、タクシー待ちの列に並んでいても、自分より後のひとが先に乗車するケースが少なくありません。
というのもシンガポールのタクシードライバーは目的地が近いとアピールするひとを、先に乗せることが多いからです。
英語は通じるが、シングリッシュに慣れる必要がある
シンガポールの公用語は英語なので、目的地を英語で伝えれば大抵は理解してもらえます。
ですが、タクシードライバーが話すのはアメリカ英語でもイギリス英語でもなく、シンガポールなまりの「シングリッシュ」です。
そのため、会話が通じにくいことがあります。
1日も早くシングリッシュに慣れるよう、努力しましょう。
ぼったくりに要注意
それでも、日本のタクシー料金よりは安いのですが、中にはぼったくりをするドライバーもいます。
タクシー料金は、事前に調べておきましょう。
ただし、タクシー料金をクレジットカードで支払う場合には、10%の手数料が加算されます。
そのためリーズナブルな値段に抑えたいなら、できるだけ小銭を用意して現金で支払いましょう。
便利で安全に利用できる「Uber」
みなさんは「Uber」を知っていますか?
Uberとは、アメリカで誕生した、スマートフォンでタクシーやハイヤーを呼べるサービスのことです。
Uber専用アプリを事前にダウンロードし、個人情報やクレジットカード番号を登録すると、世界中で使うことができます。
シンガポールで安全なタクシーに乗車したいなら、Uberを利用するといいでしょう。
というのも、Uberで配車されるタクシーやハイヤーのドライバーは登録制になっているからです。
そのため、万が一トラブルが発生しても、Uberを通じてフィードバックしてもらえます。
また、Uberだと行き先をGoogle Mapで指定するだけで、地名を伝える必要がありません。
走行はGoogle Map上の最短距離になり、乗る前に料金がわかります。
支払いもアプリに登録したクレジットでできますし、料金は通常のタクシーと変わりません。
公共機関での飲食はNG
シンガポールでは、デパートやショッピングモール、路上でも食べ歩きをしているひとをよく見かけます。
そのため、どこでも飲食できると勘違いするひともいますが、それは違います。
実はMRTと呼ばれる地下鉄やバスの中では飲食禁止で、もし見つかった場合は500シンガポールドルの罰金を支払わなければなりません。
そして、シンガポールではガムが販売されておらず、海外から持ち込んでも罰金がかかります。
これは、外国からの赴任者や旅行者でも同じなので注意しましょう。
電子タバコの持ち込みが禁止
シンガポールでは、18歳以上であれば喫煙できます。
ですが、ほとんどの建物が禁煙となっており、レストランの屋外席であってもよくて分煙という状況です。
法律で定められた喫煙場所以外では、タバコを吸うことができません。
そして、シンガポールへの赴任に際して日本製のタバコを持ち込む場合には、1本から申告する必要があり、違反すると罰金が科せられることがあります。
海外からシンガポールに持ち込めるタバコは、20箱が上限です。
そして気をつけてほしいのが、電子タバコの持ち込みです。
シンガポールでは、電子タバコと水タバコは輸入・販売だけでなく、所有も禁止されています。
そのため、持ち込むことはできませんので、シンガポールへ持っていくことはやめましょう。
どこでも携帯電話で通話可能
シンガポールでは、携帯電話はどこで使ってもOKです。
日本では禁止されている、公共交通機関内でも携帯電話で通話できます。
電話の呼び出し音にも制限がないので、最初は戸惑う日本人が多いようです。
フードコートで片付けなくてもOK
日本のショッピングモールのフードコートを利用すると、食事の後は食器やトレイを自分で片付けるのが普通です。
ですが、シンガポールのフードコートや屋台食堂では、食器やトレイをそのままにするだけでなく、食べかすなどでテーブルを汚しても、そのままにしてかまいません。
テーブルの清掃はスタッフの仕事なので、気にせずに放置しましょう。
公共機関やホテルへのドリアンの持ち込みはNG
匂いがきついことで有名なドリアンは、おいしいので病みつきになるひとがたくさんいます。
ですがシンガポールでは、ホテルや公共機関にドリアンを持ち込むことは禁じられているのです。
持ち込むと罰金が科せられますので、自宅で楽しむようにしましょう。
写真撮影禁止の場所が多い
シンガポールの観光スポットに、モスクや寺院があります。
ですが、そうした宗教施設はあくまでも祈祷の場所であり、観光客に開放してくれていると考えるのが基本です。
モスク内部はすべて撮影禁止ですし、博物館や美術館、ナイトサファリでも写真を撮らないように指示されることがあります。
トラブルを招いてしまうので撮影禁止場所では、絶対に写真を撮らないでください。
まとめ
今回はシンガポールのクレジットカード事情、おすすめのカード、そして出発前に知っておきたい一般常識やマナーについて紹介しました。
要点を整理すると、以下の3つがあげられます。
- クレジットカード保有率の高いシンガポールでは少額決済も当たり前
- 店舗だけでなくタクシーでもクレジットカードが利用できる
- 盗難や紛失、事故や病気のリスクに備える意味でもクレジットカードは有用
シンガポールに出発する前にこの記事を読んで、快適に過ごすためのノウハウをしっかりとマスターしておきましょう。
よりよいシンガポールライフを楽しんでください。