今度韓国に滞在することになったんですけど、今持っているクレジットカードで大丈夫でしょうか?
韓国は日本に近い国だけど、主に使われているクレジットカードブランドが違うからね。
それに、実はある国際ブランドを利用していると、お店の人に嫌がられることもあるんだ。
え?!そうなんですか?!
韓国のクレジットカードについて詳しく教えてください。
任せて。韓国で安心してクレジットカードを利用できるよう、詳しく話すね。
「韓国ではどんなクレジットカードが使えるの?」
など韓国への留学、出張、赴任で長期滞在時に利用するクレジットカードについて、このままでいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで韓国のクレジットカードの考え方からおすすめのカードまでご紹介します。
韓国と日本の習慣の違いなど一般常識にもふれているので、これを読めば新生活を問題なく始めることができるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
実はクレジットカード社会の韓国
実は、韓国がカード利用率NO.1だって知ってた?
えぇ?!そうなんですか!アメリカだと思っていました。
違うんだ。韓国のクレジットカード利用率は60%以上ともいわれているんだよ。
じゃあ、どうして韓国の利用率が高いのかについて説明していくね!
まずは韓国で利用できる国際ブランドや、嫌煙されがちな国際ブランド、そしてカード社会に拍車をかけるきっかけについてお話します。
やはりクレジットカードの利便性の向上が、韓国のカード利用率を上げるきっかけになりました。
1人あたりのカード保有数が、カード発祥国のアメリカを超える
実は、韓国でのクレジットカードの1人あたりの保有数は、カード社会であるアメリカを超えると言われています。
人口からみても2016年アメリカの3億2,000万人に対し、韓国は約5,100万人とその差は6分の1と少ないです。
2015年の日本のクレジット統計「諸外国のキャッシュレスに関する統計」によると、韓国のクレジットカード発行枚数(デビットカード含む)は約2.4億枚に対しアメリカは約12.1億枚です。
保有数にすると一人当たり韓国では約4.8枚、アメリカでは約3.8枚にもなります。
一般的にクレジットカードの発行枚数は、人口と比例するとされています。
韓国の人口からみても、クレジットカードの保有数の多さがわかりますね。
ではどうして、韓国ではクレジットカードが普及したのでしょうか。
カードが使える場所が多い
クレジットカードを利用するうえで一番大切なのは、カードが利用できるかできないかです。
カードを持っていても、利用できる場所がないと持つ意味もありません。
しかし、利用することができる場所やシーンが多いと、それだけカード持つ意味が増えます。
韓国はクレジットカードを利用でできる場所やシーンが数多くあるのです。
デパートやスーパー、観光地やコンビニなどは当たり前。
電車やバスは日本のSuicaのようにクレジットカードを利用できるICカードを利用している人がほとんどになります。
韓国では、年商240万円以上の店舗にはクレジットカード決済導入が義務付けられています。
そのため、市場や屋台といった小さな店舗以外のほとんどでカード決済が可能です。
やはり、クレジットカード決済導入を義務付けたのが、クレジットカードの普及に一役買ったといえます。
国をあげてキャッシュレス社会へ進んでいったため、たとえ人口が少なくとも、アメリカに匹敵するカード保有枚数になったのでしょう。
どの国際ブランドも使える
クレジットカードを利用している方も、カードの申請にどの国際ブランドにするといいかと迷っている方もいるでしょう。
韓国では、「クレジットカード大国」といわれるだけあって、7大国際ブランドが利用できます。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス(アメックス)
- ダイナーズカード
- ディスカバーカード
- 銀聯カード
すでにクレジットカードを利用している人の多くは、問題なく韓国でも利用することができるので安心です。
特に、日本人の多くはVISA・Mastercard・JCBの保有率が高いので、この3社であれば心配はいらないでしょう。
ただし、日本人にはあまり馴染みもなく日本での利用できる店舗が制限されやすい「アメックス・ディスカバーカード・ダイナーズカード」の3社は注意が必要です。
ステータス性の高いカードは嫌煙される?!
アメックス・ディスカバーカード・ダイナーズカードの3社はステータスカードとも呼ばれるクレジットカードです。
アメックスやダイナーズカードは、戦車も買えるといわれるブラックカードでも有名ですね。
上述した3社のカードが、韓国の店舗で嫌煙されるのは「利用手数料が高額」という点が大きく影響しています。
加盟店ではお客様がクレジットカードで決済するたびに、カード会社へ手数料を支払っています。
その手数料の割合が高いと、利益が減るのでお店側としては利用してほしくないというのが本音でしょう。
中には嫌な顔をされるだけではなく、カードでの支払いを拒否されることもあります。
そのため、現在アメックス・ダイナーズカード・ディスカバーカードを利用しているのであれば、新しくカードの作成を考えた方がいいでしょう。
どの国際ブランドを選ぶといいの?
多くの日本人が韓国へ訪れていたころとは違い、今は中国からの観光客に影響を受け、国際ブランドである「銀聯カード」が主流になっています。
韓国では使えない店舗がないと思われるほど、銀聯カードは利便性が高いです。
しかし日本では馴染みのない国際ブランドのため、日本のカード会社から発行が可能かどうか、わからないという方も多くいるのではないでしょうか。
中国の国際ブランドではありますが、日本でも銀聯カードを発行することができます。
三井住友銀聯カードやMUFG銀聯カード・ANA銀聯カードの3社で発行が可能なので、韓国での長期滞在や海外赴任といった場合は検討してみてもいいでしょう。
クレジットカードのサインは意味ない?
クレジットカードで決済をするとき、日本ではサインもしくは暗証番号を求められることがほとんどです。
韓国でも同様にサインを求められますが、そのサインをあまり重要視していません。
その理由としては、韓国ではクレジットカードを利用するたびに、携帯やPC・スマホにメールが届くようになっているからです。
そのため万が一身に覚えのないメールが届くと、不正利用に気づきやすい環境にあるので、サインは重要とは考えられていません。
しかし日本では違います。もちろんカード会社によっては電話連絡がありますが、万が一不正利用された場合も請求書で気づくケースがほとんどです。
そのため、韓国で万が一クレジットカードを紛失や盗難されてしまった場合は、特に注意が必要になります。
韓国がカード大国になった理由と現在の問題
カード決済がいろいろな店舗で可能だとはいえ、どうしてカード大国にまでなったのでしょうか。
それは、韓国政府の景気回復にクレジットカードを利用したからなんだ。
そのために大きな問題も抱えることになったから、詳しく説明するね。
大きな問題?ぜひ聞きたいです。
キャッシュレス化の一歩ともいえるクレジットカードの利用の急増加を、韓国はどうやって成し遂げたのでしょうか。
韓国ではクレジットカードを利用することによって付加価値を付け、カードの利用を促しました。
そのためカード大国と言われるほど、急速にカードが普及したのです。
そこで、韓国政府が行ったクレジットカード政策と、それによって起きた現状についてお話します。
1997年に破たん、IMF管理下に置かれる
クレジットカード政策は、韓国が1997年IMF(国際通貨基金)の管理下になったころから始まります。
当時、韓国は事実上経営破綻をしていて、IMFより融資を受けることになり、会社でいえば「倒産」したも同然でした。
そこで、復活のための政策として「クレジットカード政策」が始まったのです。
政府のクレジットカード政策で、経済がv字回復
韓国政府が国民にクレジットカードの利用を促すために打ち出した「クレジットカード政策」は3つあります。
- 日本円で年商240万円以上の店舗にクレジットカード決済の導入の義務化
- クレジットカード利用レシート(1,000円以上)が宝くじ券
- 年間カード利用金額の20%の所得控除(限度額30万円)
韓国政府は、240万円以上の年商である場合カード決済の導入を義務付けることで、カードを利用できる店舗を大幅に拡大しました。
しかし、カードを利用することが日常化していない国民から見ると、店舗が増えたからといって急激にはカードを利用する結果にはなりません。
そこでカード決済に付加価値を付けることで、カード決済を促したのです。
毎月1回の宝くじ抽選に参加できる楽しみが増え、年間利用金額に応じて所得控除が受けることができる特典は、クレジットカードを利用するだけで受けることが可能です。
同じお金を払うのであれば、よりお得な特典を得られる方法でと思うのは当然といえます。
特に、1,000円以上のカード決済で参加できる宝くじは、当選額も2億円近くもあるので大人気でした。
ただ1,000円の商品を購入しても、10,000円の商品を購入しても、抽選券はレシート1枚です。
そのため、小分けに購入したほうがより多くのレシートを手に入るので、カード利用の回数も増えるきっかけになりました。
韓国政府の本当の目的は脱税の防止?!
政府の思惑通り、国民がクレジットカードを利用したことによって、経済面ではお金が流れるようになりました。
それと同時に可能になったのが、さまざまな店舗や企業のお金の流れを把握することです。
韓国は小売業も多く、大きい店舗もあれば小さい店舗も多くある国です。
そうした小さい店舗では日頃からどんぶり勘定で計算している面も多く、税金逃れが問題になっていました。
そこで韓国政府は、韓国で暮らしていくにはぎりぎりであろう年商240万円をラインとして、カード決済導入を義務化しました。
それによって小さい店舗のお金の把握ができるようになり、脱税を未然に防ぐことに成功したのです。
あらゆる脱税がしにくい状態を作ることで、きちんと税金が納められ経済V字回復し、韓国経済は復活しました。
しかし、それと合わせて起きている問題もあります。
多重債務者が急増している
クレジットカードの問題の1つでもある、過剰にカードを利用してしまい支払いができないなどといった債務者の急増も、韓国では大きな問題となっています。
先にお話したように、宝くじの抽選券という付加価値付きのカード利用レシートほしさに、常にカード決済をするようになり、お金の管理が難しくなるケースも多いです。
また、クレジットカードを持つことによって、無駄な消費が増えることも多くなります。
カード大国が抱える問題でもある多重債務者が急増することによって、20代で自己破産・自殺者も急増しました。
そのため現在韓国政府は、“借金”となるクレジットカードよりも「デビットカード」を推進しています。
韓国へ行く方におすすめのクレジットカード3選
やはりカードの利用には気を付けなくてはいけませんね。
もちろん、自分できちんと管理することは大切だね。
次は、韓国で利用するにはおすすめのクレジットカードを紹介するよ!
ぜひ教えてください!
韓国で利用するクレジットカードでおすすめの条件としては次の3つがあります。
- 韓国でお得な特典を受けることができる(利便性が高い)
- 海外旅行傷害保険など付帯保険がついている
- ポイントがたまりやすい
韓国で利便性の高いカードや、日本へ戻ったあとも利用しやすいカードなので、ぜひ検討してみてください。
三井住友銀聯カード
韓国では主流である銀聯カードの『三井住友銀聯カード』は年会費無料・家族カードともに無料のクレジットカードです。
セキュリティも6ケタの暗証番号とサインをしなければ決済できないという高さです。
またMUFJ銀聯カードとは違い、銀聯カード単体で発行が可能、キャッシング枠がないのでATMでの現地通貨を引き出すことはできません。
また、支払い方法も1回しか選べないので注意が必要です。
カード紛失・盗難保険しか付帯されていないのは残念ですが、三井住友カード同様に、ワールドプレゼントのポイントプログラムも受けることができます。
ワールドプレゼントは1,000円につき1ポイント付与され、ポイントによって商品や他の電子マネーなどと交換することができます。
韓国での利用を主に、海外での保険は他のカードや保険会社で補う場合にピッタリの1枚です。
楽天カード
かわいいパンダのマークでおなじみの楽天カードは、年会費無料で海外旅行傷害保険がついたポイント重視のクレジットカードです。
入会時の特典ポイントが高いのはCMなどでご存知の方も多いでしょう。
そのほかにも、ポイントがたまるポイントUPサービスから特典など充実しています。
国際ブランドはVISA・Mastercard・JCBから選ぶことが可能です。
また、海外での万が一に24時間対応してくれる「海外アシスタンスサービス」や、最高2,000万円が補償される海外旅行傷害保険が利用付帯で付帯されています。
ポイントをどんどんためていきたい人にとって強い味方になる1枚です。
JCB CARD EXTAGE
通常のJCBカードに比べ審査も優しいとされるJCB CARD EXTAGEは、18歳から29歳までの限定カードです。
年会費は本会員・家族会員ともに無料、最高2,000万円が補償される海外旅行保険や年間100万円を限度としたショッピング保険も付帯されています。
また、「JCBプラザコールセンター」も利用することができるので海外でのトラブルにも安心です。
JCBカードのポイントプログラムであるOkiDokiポイントが利用でき、1,000円につき1ポイント付帯されます。
日本でカードを利用する場合にセブンイレブンやイトーヨーカドーなど対象店舗では、他のJCBカードにはないポイントUP特典を受けることができるのでお得です。
29歳を過ぎると、自動的にJCBの一般カードである「ORIGINAL SERIES」へ切り替わります。
学生も申請対象なので、留学などで韓国に長期滞在する場合にうってつけの1枚です。
JCBには韓国でお得に利用できるクーポンとして「たびらば韓国」があります。
すでに29歳を過ぎている場合は、JCBオリジナルシリーズも検討してみてください。
滞在をより楽しむために知っておきたい韓国の一般常識
いざ韓国へ長期滞在や旅行、赴任するとなるとやっぱり文化の違いが心配です。
日本では常識のことが、韓国では非常識になる場合もあるじゃないですか。
そうだね。事前に文化や習慣は調べてから行くべきだね。
次は韓国に楽しく滞在するために、知っておくといい習慣や文化について話そうか。
ぜひお願いします!
旅行や留学、仕事での海外赴任など、海外へ訪れる理由はさまざまです。
しかし、どの国を訪れるとしてもその国の習慣や文化を知っておかなくては、たちまち非常識ものとして嫌煙されてしまうこともあります。
それでは楽しく滞在することなんてできませんよね。
そこで、韓国でより楽しく過ごせるように知っておいた方がいい韓国流一般常識についてお話します。
きっと滞在期間中役に立ちますよ。
チップの習慣がないため、不要
外国=チップが必要というイメージを持っている方も多くいるのではないでしょうか。
映画やテレビドラマなどチップを渡すシーンをよく見かけます。
チップというのは日本にはない習慣なのでどんな時に、いくらぐらい渡すべきか悩む方もいるでしょう。
実は、韓国は外国ながらチップの習慣はありません。
そのためホテルを出るとき、レストランのウエイターになどチップを渡す必要がありません。
気負いせず、日本と同じように過ごしましょう。
知っておきたいタクシー事情
韓国で注意してほしいのがタクシーです。
外国へ訪れると観光地へ行く場合も、空港からホテルへ向かう場合もあらゆるシーンでタクシーを利用することが多くなります。
しかし韓国は日本とは違ったタクシーシステムなので、いざタクシーを利用した場合に驚かれる方も多いです。
そこで、韓国のタクシー事情についてご紹介します。
タクシーには3種類ある
韓国のタクシーは3種類に分かれます。
日本とは違ってそれぞれ料金が大幅に違い、そしてドライバーの対応も違うので注意しましょう。
▼一般タクシー
一般タクシーと呼ばれる車体の色がシルバーもしくはカラフルなタクシーは、料金が一番安いです。
基本料金(初乗り)はソウル市内で3,000ウォン、日本円で300円程度です。
142メートルもしくは35秒ごとに100ウォン(約10円程度)が加算されます。
一般タクシーは安いだけあって、相乗り・乗車拒否などといったケースもあります。
また、日本と同じように深夜割増があり、郊外など管轄外地域割増もあります。
一般タクシーは韓国語しか話せない運転手も多いので、韓国語が苦手だという人は避けたほうがいいでしょう。
▼模範タクシー
車体が黒く高級感を醸し出しているのが特徴の模範タクシーは、基本料金(初乗り)が5,000ウォン(500円程度)になります。
164mもしくは35秒ごとに120ウォン(12円程度)が加算されます。
一般タクシーに比べると高くなりますが、日本で考えると安く感じますね。
深夜割増や郊管轄外地域割増などもないので、夜や郊外へ向かうにはお得です。
そして模範タクシーの運転手は、日本語や英語など外国語を話せる運転手も多いので、旅行や韓国語が苦手だという人も比較的安心して乗ることができます。
▼インターナショナルタクシー
オレンジ色の車体が特徴のインターナショナルタクシーは、ソウル市が運営している公式のタクシーになります。
外国人旅行者が安心して利用できるよう、主に以下3つサービスがあります。
- 外国語が話せる運転手
- 定額制やメーター制の料金システム
- カード支払いが可能
基本料金は3,600ウォン(360円程度)で、142mもしくは35秒ごとに120ウォン(12円程度)が加算されます。
インターナショナルタクシーも深夜割増などがありません。
公式タクシーのため、観光や滞在といった場合におすすめです。
韓国のタクシーは“ぼったくり”で有名なんだよ。
ぼったくりのタクシーは、法外な料金の請求やメーターのごまかしなどは日常的に行われているんだ。
えぇ?!そうなんですか?!
だから安全なタクシーを利用することが大切なんだよ。
特に言葉が苦手の場合は、インターナショナルタクシーを利用した方がいいね。
車のナンバーの上2ケタが30~39番で、車体に『International Taxi』と記載されているのが目印だよ。
30~39番ですね!気を付けます!
後はタクシーの乗り方だね。日本とは違うから紹介するよ。
タクシーの乗り方
韓国でのタクシーの乗り方は、日本と同じように走っているタクシーを捕まえて乗ることもできますし、タクシー乗り場での乗車もできます。
ただ、日本とは違い車のドアは勝手に開かないので自分で開けて乗車しましょう。
韓国では乗車前に支払い方法(現金かクレジットカードかなど)を運転手に伝え、OKであれば乗車できます。
そして、目的地を伝えるのですが発音が難しい場合も多くあるので、紙に書いて見せるといいでしょう。
目的地が近ければ相乗りも行われる
日本ではあまり見かけない光景ですが、韓国のタクシー事情では相乗りはよくあることです。
目的地が近い場合、相乗りになることもあります。
事前に料金を提示するタクシーには乗らない
目的地を告げたときに、運転手から事前に料金を掲示されることがあります。
この場合、相場よりも高額であることがほとんどです。
そのため、料金を掲示されたタクシーには乗らない方がいいでしょう。
違法タクシー「コールバン」に要注意
韓国では、車体がジャンボタクシーに似た「コールバン」という貨物自動車のサービスがあります。
料金は交渉によって決まるので、何も知らないであろう外国人がぼったくり被害に合うケースが増えています。
コールバンは本来乗客の輸送は禁止なのでタクシーとして営業できません。
ジャンボタクシーを利用したい場合は、車体に「JUMBO TAXI」と表記されているタクシーを探しましょう。
安全にタクシーを乗りたい方は「Uber」を利用しよう
ぼったくりなどの被害が多い韓国で、被害者にならないためには『Uber(ウーバ)』がおすすめです。
Uberってなんですか?
Uberは、登録したドライバーが直接指定された場所へ迎えに来てくれる配車サービスのことだよ。
事前に目的地の登録をするので、乗車時に伝える必要もありません。
また支払いもアプリで完了するので、下車時のトラブルも少ないです。
また、目的地を登録することで、かかる料金の目安なども確認できるので、ぼったくりといった被害に合わずに済みます。
使い方は簡単で、「Uber」アプリをダウンロードしクレジットカード情報を登録、出発点(配車地点)と目的地を登録するだけです。
あとは登録した出発点で配車が来るのを待つだけ。
韓国ではよくある深夜の乗車拒否といったこともありません。
今のところ韓国での対応都市はソウルと仁川だけです。
しかし、ぼったくりなどを考えると事前に料金の目安などがわかるのはうれしいですね。
次は、韓国の一般常識(マナー)を少しご紹介します。
韓国での人との接し方など大切な部分ですので、ぜひ参考にしてみてください。
無視は絶対にしない
日本でも無視は不快に当たりますが、韓国では日本以上に無視をすることは失礼な行為とされています。
無視をすると「馬鹿にされている」と判断されてしまうので注意しましょう。
たとえ言葉がわからなくても、何かのリアクションをすることが大切です。
食事の際は食器類を手に取らない
日本と大きく異なるのが、食事のマナーです。日本ではお茶碗やお椀を持って食事をします。
しかし韓国では茶碗を持って食べるというのは行儀の悪い行為になります。
どのような料理であっても、器を持ち上げて食べる行為はやめましょう。
器を持って食べると行儀悪いというのは驚きです!
ついお茶碗を持って食べてしまいそうですね。
会計を割り勘しない
韓国では『割り勘』という文化は受け入れられていません。
今でこそ若者の中には割り勘をする姿も見られますが、日本とは違ってお互いに「ごちそうし合う」という文化が主流になるので注意が必要です。
前回出してもらったのであれば、次はごちそうするという気持ちでいましょう。
なるべく両手を使う
日本でも名刺を受け取るとき、手土産を受け取るときなど両手を使って受け取るのがよしとされています。
韓国でも同じくどんな時も両手で渡し両手で受け取るという習慣がよしとされているので、年齢に関係なく両手を使うようにしましょう。
韓国では手の使い方を重んじる傾向にあります。
手の動きでマナーを感じるので、両手を使うというのは大切な動作になります。
声をかけず商品に触れるのは避ける
日本ではお買い物をするときに、自分で手に取って確認します。
洋服など、買う買わないに関係なく手に取ってみて決める方が多いですが、店員に「これ手に取っていいですか?」と確認する人は少ないでしょう。
しかし、韓国では勝手に手に取って商品を物色するという行為がマナー違反とされています。
もちろん何も言わずに試着するなんてもってのほかです。
ショッピングを楽しむときには必ず店員に声をかけましょう。
相手の目をじっと見て話すのは失礼
日本では「話している人の目を見なさい」「目を見て話しなさい」と注意されます。
しかし韓国では、じっと相手の目を見るのは失礼な行為とされています。
特に仕事や新しく人間関係を築く場面で、相手の目を見続けると「失礼な人だな」と思われてしまうので注意しましょう。
赤ペンで名前を書くのはNG
韓国のマナーの中でも気を付けてほしいのが、赤ペンで名前を書くということです。
これは日本でもいいとされていませんね。
韓国では亡くなると戸籍に赤ペンで記入します。
つまり、赤ペンで記入されるということは死んだことを意味することになります。
とても失礼な行為なので、たとえメモ書き程度であっても名前を赤ペンで記入するのはやめましょう。
まとめ
今回は韓国のクレジットカード事情とおすすめのカード、韓国の一般常識などを紹介しました。
韓国に出発するにあたって、これからクレジットカードの作成を考えている場合は、次の3つに気を付けましょう。
- 帰国後日本でも続けて利用するなら、VISA・Mastercard・JCBがピッタリ
- 韓国での利用を主に考えるのであれば銀聯カードもおすすめ
- クレジットカードの付帯サービスも検討しよう
韓国と日本では同じアジアでも、常識が大きく異なる点が多々あります。
「郷にはいっては郷に従え」の言葉のとおり、韓国の文化や習慣を知り対応することでより楽しい滞在期間を送ることができます。
ぜひこの記事を参考に楽しい韓国ライフを送ってくださいね。