今度、会社の同僚がドイツへの赴任が決まって、クレジットカードについて不安に感じているんです。
ドイツは日本とはまた違った文化だからね。
どんなことが不安なの?
今持っているクレジットカードが利用できるかどうかや、マナーなど一般常識が不安みたいです。
じゃ今回はドイツのクレジットカード事情やマナーについて紹介するよ。
ぜひお願いします!
「クレジットカードは持ってないけれど、ドイツには持っていったほうがいい?」
ドイツへ長期滞在が決まり、クレジットカードについて不安に思う方もおおいのではないでしょうか。
そこで今回は、ドイツのクレジットカード事情やドイツでの一般常識やNG行為などもご紹介します。
これを読むと快適なドイツライフを送ることができますよ。
ぜひ読み進めてくださいね。
この記事の目次
まだまだ現金払いが多いドイツ
実は、ドイツはまだクレジットカードは日本のように普及しているとはいえません。
ドイツを訪れカード決済を断られて驚く日本人も少なくないです。
そこでまずは、ドイツではクレジットカードを利用できる店舗や施設、そして現地の人がどのように支払いをしているのかなど、クレジットカード事情についてお話します。
都会の観光地以外ではカードが使えないことも多い
ドイツはクレジットカードが普及しておらず、観光客が訪れる観光地やホテルでは利用できるものの、地方へ行くとカード決済が難しいです。
近年ではカード決済が可能な店舗も増えてはいますが、クレジットカードを問題なく利用できるレベルかどうかといえば、やはり普及の遅れは認めざるをえないでしょう。
- 観光施設
- デパート
- 世界中に支店があるアパレル・雑貨などの店舗
- ガイドブック記載の飲食店
- ホテル
- スーパー
- ドラッグストア
- 公共交通機関の利用料金
- 飲食店
- 個人経営の店舗
観光ではクレジットカード決済の可否に、不便を感じる機会は少ないとされています。
しかし“滞在”となると話は別で、不便を感じる機会も多くなるケースが多いようです。
滞在においては、食品や日用品の購入でクレジットカード決済ができないのは、注意したいですね。
滞在当初はそろえるものも多く、出費がかさむ時期です。万全に準備したほうがしいでしょう。
では、現地の方はどのように決済しているのでしょうか。
現金払いとデビットカードがポピュラー
日本のクレジットカード統計の「諸外国のキャッシュレスに関する統計」によると、2014年のドイツでのクレジットカード発行枚数が約500万枚に対し、デビットカードが約1億3000万枚と26倍にもなります。
そして先払い式であるプリペイドカードは、約9,300万枚とクレジットカードよりも断然多いです。
ドイツでの主な支払い方法としては、現金とデビットカードが主流になります。
デビットカードは指定口座から決済時即引き落としのため、ほぼ現金払いと同じ感覚で利用することができるカードです。
ドイツの人がいかに現金主義かわかりますね。
どんなクレジットカードが使えるの?
いくらクレジットカードの発行枚数が少ないとはいえ、ドイツでもカード決済は可能です。
ドイツではどのような国際ブランドが利用できるのでしょうか。
主にドイツで利用できる主な国際ブランドは、VISAとMasterCardの2つといわれています。
JCBやアメックスなども利用できる店舗もありますが、特に地方へ行くとVISAやMasterCardのみ対応とする店舗が多いです。
またカード決済が可能な店舗でも、世界中でシェア率も高いVISAカードが利用できない店舗もあります。Mastercardであっても同じことがいえます。
ドイツでクレジットカードを利用する場合は、異なる国際ブランドで2枚持って行くのがおすすめです。
ただでさえ地方へ行くとカード決済は難しいのに、主に利用できる国際ブランドも2つのみでは、ますます不便に感じてしまいますよね・・・。
クレジットカードと現金払いの併用がおすすめ
残念ながらドイツでのクレジットカード決済は万全とは言えないのが現状です。
そのため、ドイツではカードのほかに現金払いと併用できるよう、準備をすることが大切になります。
お店でクレジットカードが利用できるかどうか、先に店員に聞いておくのもいいでしょう。
日本と同様に、レジ付近に使用できる国際ブランドの表示がされていることもあります。
飲食店では出入口に表示されている場合もあるので、入店前にチェックしましょう。
そして、クレジットカードでの決済ではサインでなく暗証番号を入力することが多いです。
日本ではサインで決済できるので問題はありませんが、暗証番号を確認してからドイツへ渡りましょう。
クレジットカードを持っていく3つのメリット
ドイツではあまり利便性においていいといえないのであれば、クレジットカードを持って行くメリットはあるんですか?
確かにカードが利用できる店舗も少なく、利便性が悪いとなればわざわざ持って行く必要がないと思う人も多いかもしれない。
けれど、ドイツにクレジットカードを持って行くメリットはあるんだ。
メリットですか?ぜひ教えてください!
当然といえますが、クレジットカードで決済できるということは、カードを利用するうえで必須事項であり、逆に決済できないのであればカードを持つ意味がないと思う方も多いです。
しかし、クレジットカードが持つ利便性はそれだけではありません。
そこで、決済以外のカードの利便性についてお話します。
キャッシングができる
ドイツへ滞在するには現金は必須になります。
日本から用意していくのもいいですが、生活となると現金が足りなくなるケースも多いです。
かといって大金を持って歩いているのも、安全性の面からみてもおすすめできません。
そこで役立つのがクレジットカードの機能であるキャッシングです。
必要な金額をその都度引き出すことができるので、大金を持ち歩かなくてもいいので安心ですね。
万が一盗まれたとしても最小限の被害で済みます。
ドイツにはカード決済ができる店舗は少ないですが、キャッシングができるATMはいたるところに設置されています。
クレジットカードの裏にある「Cirrus」や「Plus」といった表示があるATMでの利用が可能なので、よく利用する店舗などの周辺のATMをチェックしておくといいでしょう。
空港などで日本円を現地通貨する場合の手数料に比べ、キャッシングした方が手数料が安い場合もあるんですよ。
海外旅行保険が付帯されている
クレジットカードの魅力でもあるのが、付帯されている保険です。
事故や病気は、海外に限らずだれにでも起こりうるものです。
しかし、それが日本で起きた場合とドイツで起きた場合では対応の仕方が違いますよね。
ドイツで事故に合いケガをした場合、その程度によっては日本から身内を呼ぶケースや、治療費などが高額になってしまうこともあります。
そうした治療にかかった費用などを補償してくれるのが『海外旅行傷害保険』です。
海外旅行傷害保険には、以下の2種類があります。
- 持っているだけで補償対象となる「自動付帯」
- 旅費などを決済することで補償対象となる「利用付帯」
クレジットカードによって違うので事前に確認が必要です。
とはいえ、自動付帯でも利用付帯であっても“無料”でついている保険なので、大変お得ですよね。
ドイツは保険制度が充実している国です。旅行ではなく滞在する場合は、ドイツの保険へ加入することが義務付けられています。
しかし、ドイツの保険とでは補償金額や救援者補償費用などといった内容が違うので、カードが持つ保険はとても大切です。
紛失・盗難に遭っても安心
クレジットカードに抵抗がある方の中には、
「盗まれたらどうしよう」
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、全く合わないとは言い切れません。
しかしクレジットカードには、万が一に備えてカードを不正利用されたとしても補償してくれる保険も付帯されています。
ドイツには日本に比べ、治安が悪い地域も多くあります。
防犯対策の意識として甘いとされる日本人は狙われやすいです。
クレジットカードの多くは、カードを盗まれたり現地で失くしてしまった場合、ある一定の期間さかのぼって不正利用された分を補償するという制度がついています。
この他にも、カード会社によって付帯されている補償は違います。
- ネット不正利用保険
- ショッピング保険
- 国内旅行傷害保険
- 渡航便遅延保険 など
犯罪被害にあっても補償してくれるので安心ですね。
カード犯罪が不安な方は、保険や補償などでクレジットカードを選ぶのもおすすめです。
クレジットカードの注意点
ドイツでは、付帯保険などを考慮したクレジットカードを考えた方がいいんですね!
決済に関しては不便と感じても、カードがもつ保険などは利用していきたい部分だからね。
でも、カードを持っていくということは気を付けた方がいいこともありますよね?
もちろん。次は、クレジットカードを利用するうえで気を付けてほしいことを説明するよ。
クレジットカードを利用するうえで、やはり日本でも海外でも気を付けなくてはいけないことはあります。
そこで、ドイツでクレジットカードを利用するうえで注意すべき3つの点についてお話しますので、ぜひ参考にしてください。
スキミングに気をつけよう
クレジットカード犯罪の中に「スキミング」があります。
スキミングはカード情報を読み取り、不正利用する犯罪です。
すべて知らない間に行われてしまうので、請求書が届いて気がつくということも少なくありません。
スキミングされてしまう場所の多くは、ATMやお店のレジなどが多く、簡単に行われてしまうので気がつかないことが多いのです。
まずはスキミングをされないよう、自分でも対策をするようにしましょう。
- 暗証番号を他人に教えない
- 店員に預けて会計をしない
- ICチップ入りクレジットカードを選ぶ
海外のレストランでは、クレジットカードを伝票バインダーにカードを挟んで店員に渡し、決済後受け取るというパターンも多くあります。
自分の見えないところで決済をされる形になるので、いつスキミングされてもおかしくありません。
いくら格式のあるレストランだからといって、悪い人間が全くいないということではありませんので注意が必要です。
またカード自体のセキュリティ性能を高めるためにも、スキミングされにくいICチップ入りクレジットカードを選ぶことは重要です。
- ICチップに入っているカード情報量が膨大
- スキマーでは不可能
スキミングの手口としては、スキマーと呼ばれる端末にクレジットカードについている黒い磁気テープを通し、カード情報を読み取ります。
その速さは、さっとカードを端末に通すだけで済んでしまうほど簡単なもの。
しかし、ICチップの場合は中に入っているカードの情報量は磁気テープの比ではなく、膨大な量が入っています。
その分、情報を抜き取ろうにも時間がかかりすぎてしまうので、カードをスキマーに通すだけではスキミングされる可能性が大変低くなるのです。
また、決済にも原則として暗証番号が必要なので、万が一スキミングされただけでは悪用されにくいというメリットがあります。
そして、不正利用されてしまってもすぐにわかるよう、日頃から以下の3つに気を付けましょう。
- レシートの金額
- 請求書の金額
- 利用金額の途中経過の確認
不正利用の発見が早ければ早いほど、被害を食い止めることができます。
カード会社の中には24時間365日不正利用に対し、目を光らせている会社もあります。
身に覚えのない請求があれば直ちに、カード会社へ連絡しましょう。
日本円ではなく、ユーロで支払おう
クレジットカードで決済をするとき、「日本建てにするか現地通貨建てにするか」と店員に聞かれることがあります。
数年前から海外でのカード利用時に、お店によって通過の選択ができるようになったためです。(国際ブランドと店舗によって可否は違います)
- VISA
- MasterCard
- JCB
と思うかもしれませんが、実は日本円を選択した方が損をすることがあるのです。
それは、お店側が手数料を自由に設定できるからです。
たとえば以下のようなケースで、100ユーロ利用した場合はどうなるのでしょうか。
・VISAで決済
・海外決算手数料が1.63%
・1ユーロ100円
・日本円を選択した場合、8%の手数料
100ユーロ×100円=10,000円
10,000円×1.63%=163円(海外決済手数料)
実際の請求額は 10,163円になります。
100ユーロ×100円=10,000円
10,000円×8%=800円(お店が設定した手数料)
実際の請求額は 10,800円になります。
差額は637円にもなります。
もちろんお店が設定した手数料が低ければその差は縮まりますが、日本円を選択した方が2~3%程度高くなることが多いです。
ここまでの説明で円建てに魅力を感じられないかもしれませんが、以下の3つのメリットがあります。
- レシートに請求金額が日本円で記載される
- その場の為替で購入できるので為替の変動を受けにくい
- お金の管理がしやすい
現地通貨建ては、購入日から請求金額確定まで3日間程度のタイムラグがあり、その間に為替が変わってしまうことがあります。
請求書が届いてみないと、購入金額がはっきりとしないという面が現地通貨建てにあるのは、デメリットともいえます。
とはいっても、円建てと現地通貨建ての差は、購入金額が高額になればなるほど多額になります。為替の変動の影響といっても、大幅に変動することはまずないでしょう。
できるだけ安価に納めるためには、日本円を選択せず現地通貨建てを選ぶのがおすすめです。
クレジットカード利用の制限を掲げるお店がある
ドイツでは、クレジットカードの利用制限を設けているお店もあります。
少額(5~15ユーロ以下)の商品の購入時にはクレジットカードの利用を不可とするお店や、中にはカード決済を申し出ると露骨に嫌な顔をするお店もあります。
駅の自動券売機でさえ基本カード決済可能なのにも関わらず、現金のみ対応をとするものまであります。
これだけ聞くと、いかにクレジットカードが受け入れられていないかわかりますね。
しかしカード決済の仕組みとして、カードをお客が利用するとお店側からカード会社へ手数料を支払わなくてはならず、負担に感じるお店が多いというのが現状です。
カード決済をされると、お店側が損をするので利用制限を設けたり、カード払い禁止とするお店が多く、よってカードが普及していかない原因にもなっています。
ドイツでも安心して使えるクレジットカード3選
確かにカード会社へ支払う手数料は、お店側の負担ですよね。
特に個人経営でやっているお店はね。
でも、カードの付帯保険やサービス、キャッシングはとても魅力的で役に立つんだ。
だから使えないからといって持っていかないという選択はしないほうがいいね。
それじゃ、おすすめのクレジットカードはありますか?同僚に教えてあげたいです。
もちろん!紹介するよ。
ドイツへクレジットカードを持って行くのであれば、VISAもしくはMasterCardがおすすめです。
そこで以下の3つに注目しておすすめのクレジットカードを3枚ご紹介します。
- キャッシング機能がある
- 海外旅行傷害保険がある
- ポイント還元率が高い
ぜひ参考にしてくださいね。
エポスゴールドカード
2008年に㈱エポスカードが発行を開始したゴールドカードです。
年会費は5,000円(税込み)、年間50万円以上利用すると永年無料になるという、今までにない破格のゴールドカードです。
エポスゴールドカードは、海外旅行傷害保険が最高1,000万円しかも自動付帯で利用できます。
ただカードを持っているだけで、万が一に補償してもらえるのはうれしいですね。
国際ブランドはVISAのみ、キャッシング枠はカード発行時の審査によって変動し、最高99万円になります。
そして注目してほしいのが、永久ポイントとして有効期限のないカードポイントをためることができる点です。
通常200円につき1ポイント付与され、年間総利用金額に応じてボーナスポイントが付与されます。
年間100万円以上・・・10,000ポイント
マルイやモディで利用するとポイントが2倍、エポスカードのポイントアップサイトでる「たまるマーケット」を利用すると、通常のネットショッピングでのポイントが2~30倍アップします。
たまったポイントは、マイルや商品券などに交換できます。
ポイントがザクザクたまり、ドイツにいる間にためたポイントも有効期限なく利用できるのは魅力的ですね。
そのほかのエポスゴールドカードの特徴としては以下の4つがあります。
- 国内外の空港ラウンジが無料で利用できる
- VISAゴールド国際線クローク・空港宅配の割引利用
- 海外でカード紛失時の緊急カード発行無料
- エポスVISAプリペイドカードの利用
ポイントを効率よくためていきたい方におすすめのクレジットカードになります。
年間50万円も利用するかどうか不安だという方は、エポスカードから始めてみてはいかがでしょうか。
ゴールドカードへのインビテーションが届くと、無条件に年会費は無料になります。
DC Jizile(ジザイル)
DC Jizileは、三菱UFJニコスとDCカードグループが発行するクレジットカードです。
日本で一番最初にMasterCardを発行したのが、DCカードグループになります。
DC Jizileは、国際ブランドはMasterCardのみで、年会費無料利用できます。
DC Jizileの特徴としては以下の5つがあげられます。
- ショッピング保険が付帯
- 海外旅行傷害保険は自動付帯で最高1,000万円まで補償
- 毎月一定額を支払っていくリボ払いのみ対応
- 海外アシスタンスサービス(ハローデスク)の利用が可能
- ポイントの還元率が高い
DC Jizileカードでぜひ注目してほしいのが、ポイントの還元率が他のクレジットカードに比べ高いということです。
一般的に通常200円に1ポイント、還元率でいえば0.5%のポイントが付与されるクレジットカードがほとんどです。良くて1.0%でしょう。
しかし、DC Jizileは1,000円ごとに3ポイント、還元率は1.5%になります。年会費無料のクレジットカードで、この還元率はなかなかありません。
たまったポイントは商品やギフト券、JALマイルへ移行が可能です。
JALマイルへは手数料無料、100ポイントにつき250マイルへ交換できます。
0.75%の付与率になるのは比較的高い移行率といえます。
カードのポイントをつかって、効率よくJALマイルをためていきたい方におすすめのクレジットカードになります。
セディナカード
セディナカードは、三井住友フィナンシャルグループのクレジットカード事業である㈱セディナが発行するクレジットカードです。
セディナカードは年会費無料で国際ブランドもVISA・MasterCard・JCBの3つから選ぶことができます。
セディナカードのポイントプログラム「わくわくポイント」は、海外での利用でとてもお得です。
わくわくポイントの特徴は、以下のとおりになります。
- 加入後3ヶ月間ポイント3倍
- 海外での利用でポイント1.5倍
- セブンイレブン・イトーヨーカドーでの利用でポイント3倍
- ETC利用でポイント1.5倍
- セディナポイントモール利用でポイント最大21倍
- 年間利用金額によって最大1.3倍
わくわくポイントは、通常200円につき1ポイントと可もなく不可もなくといったポイント還元率ですが、ポイントアップ条件が6つもあるので効率よくポイントをためることができます。
残念ながら、セディナカードには海外旅行傷害保険は付帯されていません。
しかし、そのデメリットをカバーできるだけのメリットとして、海外キャッシングにかかる手数料などのコストが断然お得だという面があります。
- 現地ATM手数料が無料
- Pay-easyで繰り上げ返済も可能
- 実質年率は最大18% 利息は1日当たり0.049%
- リボ払いも可能
セディナカードのキャッシングがお得なしくみとしては、Pay-easyで繰り上げ返済ができる点があります。
Pay-easyは、スマホやPCなどから金融機関のネットバンキングなどを利用して、簡単に支払い手続きができる決済システムです。
キャッシングをすると、返済するまでの日数分の利息を上乗せして支払わなくてはいけません。
その返済するまでにかかる日数を減らすことで、利息を最小限にとどめることができるのが、セディナカードなのです。
以下に例をあげるので、参考にしてみてください。
▼通常:100,000×18%×30日÷365日=1,479円
▼Pay-easyを利用し3日で完済:10,000×18%×3日÷365日=147円
その差は1,332円もお得になるんです。
セディナカードとPay-easyを組み合わせることで、最小限の利息で海外キャッシングができるのは、最大の魅力といえます。
セディナカードは、コスパよくドイツでクレジットカードを利用したい方にとって強い味方になる1枚です。
より快適に過ごすために知っておくべきドイツの一般常識
カードも大切ですが、現地でのマナーってどんなものがあるんでしょうか?
やっぱり常識外れって思われてしまうと、いい人間関係を築くのは難しいですよね。
もちろん、一般常識はどこへ行っても気を付けなくてはいけないよ。
次はドイツの一般常識にふれていこうか。
よろしくお願いします!
ドイツに限らずどんな国に行っても、その国の文化や生活習慣、一般常識を考慮することは大切です。
そこで、ドイツで生活するうえで役立つ一般常識についてお話します。
ドイツにはNGワードやしぐさがあるので気を付けましょう。
ドイツにはチップの習慣がある
ドイツにはサービスに対して渡すチップの文化があり、中には仕事の給料とチップによって生計が成り立っている人もいます。
チップは日本人には馴染みのない文化なので、最初は戸惑う人も多いです。
しかしドイツでは、チップを渡さない=非常識な人ととらえられてしまうので注意が必要です。
また、チップを渡したからといって金額が少なすぎると、それも非常識と思われてしまう原因にもなります。
そのため、チップの相場について知っておくことはとても大切です。
以下の5つのシーンでのチップの相場についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ホテル
基本的には1~2ユーロほど渡すと覚えておきましょう。
荷物が大量の場合など状況を考慮して多めに渡すなどの配慮が必要です。
▼ベッドメイク・・・1ユーロ
部屋をとても汚してしまった場合など、多めに枕の上などにおいておきましょう。
▼ルームサービス・・・軽食であれば1~2ユーロ
複数人分のディナーであれば2ユーロ×人数分
この他に何かしてもらったら、1~2ユーロを渡すなど配慮しましょう。
レストラン
会計の10%程度のチップを渡します。
レストランが高級になればなるほど、チップの金額を上げるのが常識になります。
チップ分を上乗せして支払います。
▼クレジットカードで支払う場合
合計金額にチップ分を上乗せした金額を店員に告げ、示した金額が印字されているレシートを持ってきてもらってサインします。
カフェ
カフェではお釣り程度のチップを渡します。
ドイツのカフェの価格は、基本的にキリのいい金額ではありません。
たとえばコーヒー1杯4.98ユーロといったように端数があります。
この場合5ユーロを渡し、お釣りは取っておくうように伝えるとチップ変わりになります。
トイレ
と思う方も多いのではないでしょうか。
日本ではコンビニやお店などでトイレを借りても、ありがとうと声をかけて終わりという場合が多く、チップを渡すという意識はないでしょう。
ドイツでは、トイレを利用するときに50セント~1ユーロ程度のチップを係員に渡します。
係員はお皿を前において座っていることが多いので、お皿の中にチップを入れるようにしましょう。
公営の博物館や美術館ではチップの必要はないとされています。
タクシー
タクシーのチップの目安は、料金の10%程度になります。
ただし、トランクに荷物を入れてくれたなどサービスを受けた場合は少し多めに渡すようにしましょう。
現金で代金を支払う場合、大きいお金しかもっていないのであれば、チップ分を含めいくらで支払うか必ず伝えましょう。
伝え忘れてしまうと、差額すべてがチップだと思われてしまい、お釣りを受け取ることができないことがあります。
日本と異なるドイツのタクシー事情
海外のタクシーは日本とは違うと聞いたのですが、ドイツも違うんですか?
ドイツも違うよ。次は必ず利用するであろう、タクシーについて説明するよ。
よろしくお願いします。
ドイツのタクシーと日本のタクシーは、違う部分がいくつかあります。
日本と同じように利用すると、非常識と思われてしまうのでチェックしましょう。
タクシーに乗る手順
ドイツでは日本のタクシーとは違って、走っているタクシーを捕まえて乗り込むということは基本的に難しいです。
ドイツのタクシーを利用したい場合は、タクシー乗り場に止まっているタクシーに乗るか、ホテルなどでタクシーを呼んでもらうのが一般的です。
もしタクシー乗り場に1台もない場合は、呼び出し専用電話があるので呼び出すことができます。
タクシーのドアは日本とは違って自動ではありません。
いくら待っても自動で開くことはないので、自分で開けて乗り込みます。
乗ったら必ず運転手に挨拶をしましょう。
日本は挨拶を大切にしますが、ドイツはそれ以上です。
タクシーに乗り、行先を告げます。
初乗りは3.5ユーロ、15キロまで2ユーロ程度です。
タクシーが走り出したら、メーターがきちんと動いているかどうか確認しましょう。ぼったくり防止に役立ちます。
目的地についたらチップとともに支払い、自分でドアを開けて出ます。
- 高額紙幣(50ユーロ)は出さないようにする
- メーターが動いているかどうか確認
- 料金と一緒にチップを払う
- 後部座席でもシートベルト着用
- 禁煙
ドイツのタクシーは比較的安全とされています。以上の5つに注意して乗車すれば大丈夫でしょう。
ほとんどのタクシーがベンツ
ドイツのタクシーは、クリーム色の車体でそのほとんどがベンツです。
ドイツでタクシーに乗れば、ベンツの乗り心地を体験することができるのは驚きですね。
助手席に乗るのが一般的
日本人が間違えがちなのが、タクシー利用時の乗車位置です。
日本では後部座席に乗りますが、ドイツでは助手席に乗るのが主流になります。
いきなり後部座席にのると怪訝な顔をされてしまうので注意しましょう。
より便利に使える配車アプリ
タクシーを利用したいときに、必ず近くにタクシー乗り場などがあるわけではないですよね。
そこでおすすめなのが配車アプリである「mytaxi」です。
mytaxiは2010年から始まったサービスで 現在ではドイツの40都市以上で利用できる配車アプリになりました。
mytaxiはGPS機能を利用して自分の居場所をアプリ内で表示し、配車を依頼することが可能です。
- 地図上で目的地が入力できる
- 向かっているタクシーがどこにいて、どれくらいで到着するのかわかる
- ドライバーの指定ができる
- ベンツのランク選択ができる
- アプリ内でクレジットカード払い・PayPal払いができる(チップの上乗せ設定も可能)
ドイツ全土で「Uber」は禁止されている
配車アプリでは「Uber」をご存知の方も多いのではないでしょうか。
以前はドイツでもUberの利用は可能でした。
しかし、以下3つの問題点から現在ではドイツ全土でUberの利用は禁止されています。
- タクシードライバーの免許がなくとも運転手になれてしまう
- 素人のタクシー運転手の増加によって事故や事件の増加など安全性の問題がある
- 正規タクシー運転手の仕事を守る
日本のような挙手は絶対にNG!
日本人の大多数の方は、学校などで「はい!」と挙手をした経験があるのではないでしょうか。
ドイツでは、日本とは違って人差し指だけを立て挙手をします。
実は、ドイツで日本のように挙手をすると最悪は逮捕されてしまうことがあります。
その理由としては、手のひらを下に向けたまま手を上げる(斜め前に上げる)しぐさというのは、ナチス式敬礼と同じだからです。
一般的にドイツ人にとってナチスが起こした歴史(ユダヤ人の大量虐殺など)は「黒歴史」とされ、ナチスを崇拝するようなナチス式敬礼をするのは非常識とされています。
ベルリンで中国の観光客が、ふざけてナチス式敬礼をしながら写真を撮ったことで逮捕されています。
ドイツの刑法で懲役刑が記載されているほどです。
それぐらいドイツでは、ナチス式敬礼はありえないしぐさだということなので、気を付けましょう。
ナチスの話をしない
ドイツにとって、ナチスは非常にナイーブな問題です。
国中で忘れたいほどの黒歴史でありながらも、博物館(ナチスミュージアム)を建て忘れてはいけない過ちとして強く認識しています。
そのためドイツ人の中には、「ナチ」「ナチス」といった言葉に強い不快感を感じる人が多くいます。
ドイツでは軽々しくナチスの話をするのはやめましょう。
店員を大声で呼ばない
日本で店員を呼ぶときに「すいません」と声をかけることがありますね。
しかしドイツでは、人差し指を伸ばした挙手をして目で合図を送るのが一般的です。
大声で呼ぶことや、もちろん日本式の挙手をして合図をすることもマナー違反なので気をつけましょう。
OKサインをやると罰金
友人同士などでOKというジェスチャーとして、人差し指と親指で丸を作ることがあります。
ドイツではお尻の穴を意味し、750ユーロ(約99,000円)の罰金を払うことになり、時には逮捕されることもあるので注意しましょう。
会話中に目をそらすのは失礼
ドイツでは、会話している途中で相手から目をそらすのは失礼にあたります。
ドイツ人にとってアイコンタクトは重要視され、目をそらすのは
「嘘をついている?」
という疑念などを与えてしまいます。
また、「会話したくないのかな?」といった誤解を生む可能性もあるので注意が必要です。
いい人間関係を築くためにもしっかりと相手の目をみて、会話をするようにしましょう。
挨拶は力強く握手
多くの方が、外国人がハグをして挨拶をするシーンを見たことがあるかと思います。
ドイツでは、初見の人や出会ってまだそこまで親しくない人には握手であいさつをします。
力強く握手をすることで好意を示すので、強く握手されたら友好的と思っていいでしょう。
拍手代わりに机を叩く
拍手をするようなシーンでは、ドイツは日本と違って拳で机をドンドンとたたきます。
大学など学校でも拍手をするときには机をたたくので、留学でドイツを訪れるときにはよく目にする光景でしょう。
ただしミュージカルなどでは普通の拍手をするため、周りの様子を見て合わせると良いでしょう。
買い物をするとき、商品が少なければ割り込みOK
ドイツには譲りあいの精神があり、少量の買い物をするときにはレジでの割込みがOKとされています。
「お先にどうぞ」とお会計を済ませるよう譲ってくれたり、「買い物が少ないから譲ってほしい」といわれるのは、ドイツでは日常的なことなので心よく譲り合いましょう。
スリに気をつける
ドイツでは近年、置き引きやスリによる被害件数が増えています。
一人から複数人で協力して、被害者が油断したスキにスリを働く手口が多発しているので注意しましょう。
- 現金は分割して持ち歩く
- お財布やスマホは紐などで服やバッグに結んでおく
- お財布はバッグの中で開けて、外からいくら入っているのかわからないようにする
- ブランドバッグを持ち歩かない
- バッグを体から離さない
スリからは警戒心を持って、自分で自分を守るしかありません。
気をつけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ドイツのクレジットカード事情と一般常識についてお話しました。
ドイツでの滞在は、以下の5つが重要です。
- カードはVISAやMasterCardがおすすめ
- 現金の用意も必要
- ナチス関係の話はしない
- 日本式の挙手はしない
- チップを渡す
それぞれの国よって思想や生活ルールは違いますが、絶対に守らなくてはいけないルールがあります。
ドイツではルールを破ると罰金、時に懲役刑を受けることがありますので注意しましょう。
この記事を参考にして、ドイツでの滞在期間中快適に笑顔で過ごしてくださいね。