私って多毛症!?女性の太い毛の原因と治療法は？毛深いのと多毛症はどう違うの

毛深かったり、女性なのに男性のような濃い体毛が生えてきたりして「私ってもしかして多毛症？」と不安になっている方はいませんか？

もしあなたが多毛症だったとしたら、症状を改善するには治療が必要。その手段の一つにレーザー脱毛もあるんですよ。

そこで今回は、多毛症の原因や治療法、レーザー脱毛が多毛症治療にどのような効果をもたらすのかまで徹底解説！

自覚症状のチェックリストも用意したので、病院に行くかどうかの目安にしてくださいね。

多毛症の症状とは？

多毛症とは、柔らかい産毛が「硬毛（こうもう）」と呼ばれる状態に変化することです。

わかりやすく例をあげると、髪の毛や眉毛、まつげのような、くっきりした毛が硬毛にあたります。

ここで注意しておきたいのが、誤解されやすい次の2点。

硬毛は産毛より太くて目立つので、多毛症にかかると毛深くなったと感じやすいのです。でも実際には、量自体は変わっていません。

これは、マスカラを塗るだけでまつ毛がフサフサに見えるのと同じ原理ですね。

生まれつき毛深いという方でも、産毛が生えるべき部位に産毛が多いだけなら、多毛症ではありません。

それは個人差であって、健康に異常があるわけではないんです。

たとえば過去に「狼男」や「世界一毛深い少女」といった海外の多毛症患者が話題になったのをご存知でしょうか？

彼らの場合は顔中の産毛が硬毛に変わってしまっている状態で、ただ毛深いというわけではないんです。

日本人女性の多毛症の大半は「男性型多毛症」

ひとことに「多毛症」といっても、大きく分けて2種類あるんですよ。

生える部位や原因によって、次のように区別されています。

上記のうち、先ほどご紹介した狼男や、世界一毛深い少女に代表される「無性毛型多毛症」は日本人には非常にマレ。

そのためこの記事では、日本人の、なかでも女性の多毛症の大半を占める「男性型多毛症」について説明していきますね。

男性型多毛症ってどんなところに硬毛が生えるの？

ヒゲに代表される、男性特有の太く濃い体毛が生えやすい以下の部位。

女性なのに、これらのどこかに産毛ではなく硬毛が生えた場合は、男性型多毛症が疑われます。

こうした性別によって発毛のしかたが異なるパーツには、男性ホルモンの量が大きく影響しています。

そのため女性でも、男性ホルモンの作用が強まってしまうと、これらの部位の産毛が男性のように硬毛化してしまうんです。

また男性型多毛症は男性にもみられます。これは次の章の表にあるように、薬剤の副作用からくるもの。

男性の場合は上記の部位の体毛が、発症前よりさらに太く濃くなるという症状です。

男性型多毛症の原因「男性ホルモン」が増えるのはなぜ？

男性ホルモンは普段から女性の体内でもつくられており、女性ホルモンとのバランスが整った状態なら何も問題はありません。

では、男性ホルモンが過剰になってしまうのは何故なのでしょうか？発症のしかたや原因を分類してみましょう。

女性の男性型多毛症では、上記の「特発性」のものが約半数とされています。

もう1つの続発性、そのうち大半が「多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）」という疾患によるものなんです。

病院では多毛症の判別をしたうえで、こうした疾患があるかどうかも検査。その後、原因ごとに適した治療に入っていくことになります。

この検査や治療の内容についても、後ほど詳しくご説明しますね。

これを目安に病院へ！硬毛以外の5症状チェックリスト

男性型多毛症では、太く濃い硬毛が生える以外にも男性化するような症状があらわれるケースがあります。その主な症状がこちら。

これらに当てはまる数が多いほど、男性型多毛症の疑いは強まります。

先述のとおり何らかの病気が隠れている可能性もありますから、「毛が太くなっても処理すればよいだけ」とは思わず、ぜひ病院を受診してくださいね。

男性型多毛症の検査はどんなもの？

先ほどのチェックリストで男性型多毛症の疑いがあるとわかったら病院で検査をしてもらう必要があります。

では、その検査とはどのようなものなか、流れをみていきましょう。

血液中のアンドロゲン（男性ホルモン）の数値や反応から、特発性や続発性の多毛症になっているかどうかを調べます。

血液検査でアンドロゲンの数値が高ければ、次に

• 尿検査でアンドロゲンの数値を調べ、卵胞ホルモンを投与
• 24時間後に再度尿検査し、アンドロゲンの変化をみる

といった手順で多嚢胞性卵巣症候群の可能性を調べます。

多嚢胞性卵巣症候群じゃなかった場合は、エコー検査やMRIをつかって、多毛症にかかわるその他の疾患の有無を調べます。

これらの検査をへて、男性型多毛症の正式診断や原因の特定にいたります。

男性型多毛症の治療法とは？

男性型多毛症の治療方法は原因ごとに異なりますが、いずれの場合も、男性ホルモンへの対策は必ず行います。

そのほかの方法もあわせて整理してみましょう。

特発性で対策が必要なのは多毛の症状だけですが、ほかに原因となる疾患がある場合は、そちらの治療が最優先になります。

レーザー脱毛については、後ほど詳しくご説明しますね。

男性型多毛症の治療費、健康保険は適用される？

原因ごとに治療内容が異なる男性型多毛症。さらに健康保険が適用されるかどうかも、治療方法や目的によって変わってくるものなんですよ。

たとえば同じホルモン剤を使うのでも、上記のとおり、硬毛を生えなくするだけの目的なら保険適用外ですが、多嚢胞性卵巣症候群の治療としてなら適用内といった違いがでます。

また男性型多毛症患者が受ける場合も、レーザー脱毛は美容目的だとみなされて、自費扱いになってしまうんです。

そこで記事後半ではお財布にやさしい脱毛クリニックをご紹介！「全額自費なら脱毛で治すのはやめようかな…」と諦めるには、まだ早いですよ。

硬毛はすぐには消えない!?治るまで自己処理できるの？

体毛には生え変わりの「毛周期」というものがあり、そのサイクルをくり返しながら、じっくり多毛症状の改善を待つことになります。

ですから、男性ホルモンの制御や原因疾患の治療をおこなっても、硬毛自体がすぐ生えなくなるわけではないんです。

女性だと「半年も男性みたいな体毛をガマンするのはつらい」と感じる方もいるでしょう。

症状が気にならなくなるまで、治療前からすでに生えている、もしくは今後新しく生えてくる硬毛は、どのように処理するのがいいのでしょうか。

自己処理は多毛症の方には不向き

硬毛が手軽に自己処理できれば、気になるときにすぐ取りのぞけて、コスパも理想的ですよね。

ただ多毛症の方が自己処理をするには、以下のようにデメリットが多いんです。

さらにいずれの場合も、硬毛が伸びたり生えたりするたびに、くり返しの処理が必要です。

多毛症状が服に隠れる部位だけなら自己処理回数を少なくおさえられますが、そうでない方だと肌ダメージもかさなってしまうことに。

また次の章で述べるとおり、長い目でみた場合、一時的な自己処理では硬毛の悩みを解決できないケースもあるんです。

多毛症の硬毛にはレーザー脱毛が最適！その理由とは？

残念ながら男性型多毛症では、投薬治療を終えたあとに硬毛が再発しやすいという傾向があります。

せっかく根気よく通院したのに、また不快な硬毛が生えてきたら悲しくなりますよね。

だけどご安心を。レーザー脱毛で硬毛を処理すれば、再発の防止にもなるんです！

レーザー脱毛にはどんな特長があるの？

では、なぜ硬毛の再発がレーザー脱毛で防げるのでしょうか？

その有効性を、メリット・デメリットをまじえて、さらに掘りさげていきましょう。

永久脱毛とは、毛の生やすしくみから破壊すること。だから脱毛期間が完了すれば、硬毛が再発するおそれはなし！

しかも黒々とした太い毛ほどレーザー照射に反応しやすいので、硬毛にはうってつけですね。

ちなみに施術方法や脱毛のしくみは、美容目的でおこなう場合とまったく変わりません。

レーザー脱毛のデメリットは「毛周期」の影響を受けてしまうこと

レーザー脱毛の優れた効果が発揮できるのは、成長期の毛のみ。

毛周期は毛穴ごとに異なるため、1回の施術で全部の硬毛を解消することはできません。

休んでいる毛が成長期に移って生えてくる2～3ヶ月ごとに、全部で5～8回ほど通う必要があるんです。

そんな脱毛期間中に生えてくる硬毛には、剃るタイプの自己処理を行いましょう。

自己処理をあわせながら根気よく脱毛に通っていれば、生えている硬毛が徐々に減っていくのを実感できますよ。

ニードル脱毛も男性型多毛症に効くの？

レーザー脱毛と同じように永久脱毛の効果が認められているニードル脱毛。もちろん硬毛だって抜くことができます。

ですが男性型多毛症の治療に使うには不向きで、治療手段として積極的には用いられていません。

その理由には、レーザー脱毛と同様のデメリットにくわえて次の点もあげられます。

• 毛穴に電気針を差し入れるためレーザー脱毛より痛みが強い
• 1つ1つの毛穴を処置するので時間がかかる
• 狭い範囲の処理にしか向かない
• 1分数百円、1本数百円といった料金形態が多く、費用の計算がしづらい

そんな一見不便なニードル脱毛ですが、レーザー脱毛後の追加処理にはピッタリなんです。

「レーザー脱毛の契約回数を終えたのに、打ち漏らしで硬毛が1本～数本残ってしまった」という方は、ぜひ下の記事も参考に検討してみてくださいね。

ニードル脱毛は痛い？ワキガが治るって噂は本当？回数や料金についても紹介します

脱毛サロンの「フラッシュ脱毛」じゃダメ？

人体の細胞を壊して行う永久脱毛は、実は医療行為にあたります。エステや脱毛サロンは医療機関ではないため、永久脱毛の施術は許されていません。

それらの店舗で扱うフラッシュ脱毛機は、照射する光の威力をレーザーよりも弱めたもの。

医師以外でも安全に扱えるかわりに、男性型多毛症の硬毛を解消したり、再発防止したりする効果は望めないんです。

治療目的なら、必ず医療機関である脱毛クリニックを選びましょう。くわしい違いは以下の記事からも確認できますよ。

永久脱毛の真実とは？医療脱毛のおすすめ度と脱毛サロンのムダ毛再発の可能性を検証

レーザー脱毛での多毛症治療におすすめのクリニック3選

男性型多毛症の治療の場合も全額自費負担になってしまうレーザー脱毛ですが、クリニックをかしこく選べば、リーズナブルに硬毛をなくしていくことができるんです♪

そんなクリニック選びをお手伝いするために、3つの注目ポイントと、その条件にピッタリあったクリニックをご紹介します。

脱毛コース料金が安いクリニックだとトータル費用が抑えられる！

自費治療でも治療に取りいれやすいクリニック選び。そのポイントの1つは、コース料金がもとから安価なところを探すことです。

そうすれば支払い方法や金利に関わらず、トータルのコストを抑えられますからね。

それをふまえて比べたときに、魅力がきわだつのがこちら！

レジーナクリニック

低予算で脱毛できるクリニックの代表といえば、レジーナクリニック。

レーザー脱毛の相場は、全身でだいたい40万円前後ですが、ここでは20万円を切るんです！VIOを含めた場合も、30万円しないというのだから嬉しすぎますね。

また分割払いを希望する場合は、レジーナでも後述の医療ローンを利用可能。ローンの条件に特筆すべき点はありませんが、最終的に支払う総額を考えれば断然お得といえます。

しかも技術力の高さや安全性、予約の取りやすさまで、全てが業界トップクラス。レジーナなら割安でハイレベルな脱毛を体感することができますよ。

医療ローンを扱うクリニックなら自費でも負担軽減♪

なかには「クレジットで支払いたいけど一括払いはきびしい…でもリボ払いはつかいたくない」という方や「未成年だからカードを持てない」という方もいるでしょう。

そんなときには医療ローン（メディカルローン）を使うという手があります。

これはクリニックが提携している信販会社と契約して、高額医療費を分割し、少しずつ払っていくことができるローンサービス。

金利によっては、リボやカードローンよりも負担が減らせることがあるんです。

そこで、審査や支払い条件の面でメリット◎な医院をみつけてきました。

湘南美容外科クリニック

1年間の来訪者数が125万人超という驚異の人気をほこる湘南美容外科クリニック。

まずは医療ローンを組んだときの、毎月の返済額にご注目ください。月々3,000円から、分割回数は最大84回と、破格の条件設定！

提携するローン会社は6つもあり、学生や主婦向けの制度（ただし連帯保証人が必要）も用意されているので、どのクリニックよりも審査に挑戦しやすいんです。

さらに施術数もよそと比べて飛びぬけて多く、技術力や保証もしっかりしています。

強いブランド力と施術スキルをかねそなえ、毎月の負担額をどこよりも低く済ませられる湘南美容外科クリニックに、ぜひ行ってみてくださいね。

定額プランがあるクリニックでは審査いらずで月々払いに！

定額制で脱毛できるクリニックは、ローンを避けてその都度払っていきたいという人の味方。これなら審査が通るかどうかの心配も、分割手数料もいらないんです。

ではそんな定額制で月々の支払金額が手頃という理想的な医院をチェックしてみましょう。

リゼクリニック

医師とスタッフによる「ダブルカウンセリング」の安心感も好評なリゼクリニック。

ご覧のとおり定額制の価格も良心的ですし、総額も30万円を切っておりクリニックのなかでは割安ですね。

しかもLINEで空き情報が確認できるから、なかなか予約がとれないということがないんです。

施術者を全員女性で揃えるほか、当日キャンセル料や、追加剃毛料が0円といった、ユーザー思いのサービスが充実しています。

毎月の支払いをその場で行える信頼性の強いクリニックをお探しならリゼクリニックへ♪

まとめ

今回は女性の大半をしめる「男性型多毛症」について、症状や原因、治療方法をお伝えしてきました。

疾患が原因になっている可能性も考えて、まずは病院で検査してもらうのが一番です。

治療を受けるさいは、以下の4つの注意点をふまえておきましょう。

レーザー脱毛は自費治療となりますが、ご紹介したクリニックのように、支払いの負担をおさえて通えるところもあるので安心してくださいね。

医師のもとで根気よく治療をつづければ、いずれは男性型多毛症が改善していきますよ。