脱毛を受けると毛穴が小さくなるというのはなぜですか？

自己流のムダ毛処理は毛穴が目立つ原因に…

カミソリを使ってムダ毛を処理するとき、ムダ毛だけでなく肌の角質まで剥がしています。

角質を傷つけられた肌は乾燥しやすくなり、皮膚は肌を乾燥から守るためにがんばって油分である皮脂を分泌するわけです。そうなると毛穴に脂が溜まり目立つ状態に…。しかもカミソリを使ったムダ毛処理は再生も早いので頻繁に繰り返す必要があります。

それならば毛抜きを使った方法のほうがいいのでは？と考える人もいるかもしれません。毛抜きはムダ毛を無理やり引き抜く方法です。

皮膚に大きな負担がかかるだけでなく、毛穴も広がってしまいます。また、毛穴が気になる箇所といえば顔だと思いますが、顔は産毛が多いため毛抜きで一本ずつ処理していくのは難しいです。

そう考えると、自己処理を続けるのではなくサロンで脱毛をしたほうが安心だと言えるでしょう。脱毛をすると毛穴が目立たなくなる＝毛穴がなくなるということだと思っている人もいるようですが、これは違います。あくまで目立たなくなるだけです。

脱毛をしてムダ毛がなくなると、その分自然に毛穴が閉じて引き締まります。毛穴が小さくなるというよりもそれまで開いていたものが閉じ、目立たなくなるというわけです。

また、カミソリなどを使って自己処理を続けていた人は肌状態が悪くなり、毛穴が目立つ状態になっていることもあります。こういった場合でも自己処理をやめてサロンでの脱毛に切り替えれば徐々に肌状態が良くなり、毛穴を感じないつるすべの肌を手に入れることができるでしょう。

脱毛でつるすべ素肌に

多くのサロンでは脱毛する際に美容成分が含まれたジェルを使っています。そのため肌の弾力やハリが増し、毛穴が目立たなくなるのです。

脱毛をすることによって毛穴が目立たない状態になれば、それだけで肌がワントーン明るく見えることもあります。特に毛穴の中に汚れが詰まっていた人の場合、その汚れが目立たなくなるわけなので肌のくすみ改善にも効果的です。

毛穴とムダ毛の両方が気になるのならば、脱毛に挑戦してみてはどうでしょうか。

脱毛後の毛穴はとってもデリケート！正しいケアで美肌を目指そう

脱毛した後に肌トラブルが起きてしまった…という方も珍しくありません。脱毛後は肌がとても敏感な状態になっているので、正しいケアを取り入れないと毛穴トラブルが起きてしまう可能性もあるのです。

そこで、正しい毛穴ケアの方法についてご紹介します。

脱毛後はなぜ肌が乾燥する

脱毛後に肌が乾燥する大きな理由は脱毛の仕組みにあります。

光を照射するとそのエネルギーはムダ毛に含まれているメラニンと反応し、熱エネルギーに変わることにより毛を作る組織に働きかけるのがサロンなどで行われている脱毛方法です。

しかし、肌の中で熱が発生するとその時の刺激により水分が奪われ、肌が乾燥しやすい状態になります。

特にサロンよりも効果の高いクリニックでレーザー脱毛する場合には肌に与える刺激や負担も大きくなるので非常に乾燥しやすい状態になるのです。

脱毛後の注意点

脱毛後の肌は軽く火傷したような状態になっています。そのため、できるだけ肌への負担を抑えるために自宅に帰ってきてから冷やす方もいるようですが、サロンやクリニック側からそういった指導がなかったのであれば基本的に冷却は不要です。

脱毛では毛穴に熱エネルギーを加えることにより毛を作る組織を破壊したり弱まらせて脱毛効果を得ているわけなので、冷やし過ぎると十分な脱毛効果が得られなくなる可能性があります。

必要な冷却ケアはサロンやクリニックでしっかり行ってくれているので、帰宅してからも何か行う必要はありません。

ただ、人によっては家に帰っても肌のほてりが治まらない状態になることもあります。このようなケースでは少し冷やした方が炎症が早く治まるので、冷水で気になる部分を冷やしましょう。

万が一、翌日になっても肌の赤みが治まらないということであれば施術を受けたサロンやクリニックに相談したほうが安心です。

帰宅後に行いたいケア

脱毛した当日の肌はとてもデリケートな状態になっているので、入浴にも注意が必要です。ほとんどのサロンやクリニックでは脱毛当日でも入浴は可としているものの、熱いお湯に長時間入るのはおすすめできません。

デリケートな状態になっている肌を必要以上に温めると炎症のリスクも高まります。ぬるめのシャワーをさっと浴びる程度に済ませておきましょう。

また、顔の脱毛をする場合は入浴時にゴシゴシと洗顔をしないように注意が必要です。できることならばファンデーションはお湯で落ちるタイプのものを使い、脱毛の当日は洗顔料を使わない洗顔で済ませられるようにしたいですね。

できるだけ刺激を抑えたほうが良いのは体も同じです。ボディソープを使う場合もできるだけ低刺激のものを選びましょう。

保水と保湿について

お風呂から上がったあとはしっかりと保水と保湿を行います。「脱毛後は毛穴ケアが大切になるらしいから…」と新たに化粧水などを購入する方もいるかもしれませんが、普段使い慣れているものの方が肌トラブルは起きにくいです。

また、肌が敏感な方や乾燥しがちな方は身体にも顔用の化粧水を使いましょう。顔用のものは身体用のものに比べて刺激が抑えられているので、トラブルのリスクも低くなります。

顔の脱毛をした場合はパックやコットンパックをするのもおすすめ。しっかり顔に水分を補給してあげましょう。

アルコールやメントール成分が含まれているものは肌に与える負担も大きくなるので避けておいたほうが無難です。化粧水を塗っただけの状態では水分が蒸発してしまうので、最後に乳液やクリームも塗って保湿をしましょう。

日焼けにも十分な注意が必要

紫外線は肌から水分を奪います。脱毛後はただでさえ肌が乾燥しやすい状態になっているため、普段以上に紫外線対策には注意が必要です。

「今日はそれほど暑くないから」という判断で日焼け止めを塗らない方もいますが、脱毛期間中は日焼けをすると脱毛が受けられなくなる可能性もあるので例え日差しが強くない日でも紫外線対策をしましょう。

敏感な状態にある肌は少量の紫外線にも反応しやすい状態になります。日焼けのリスクが高いだけでなく、シミに繋がる可能性もあるので注意しておいてくださいね。

もしも全く紫外線対策をせずに強い日差しを浴びて日焼けしてしまうと火傷に繋がる可能性もあります。

このような状態になればしばらく脱毛はできないので脱毛のスケジュールも組み直さなくてはなりません。脱毛完了までにかかる期間も伸びることになるので紫外線対策はとても大切です。

自己処理に毛抜きはNG

脱毛するとは２～３週間程度で自然に毛が抜けてくるのですが、その間にムダ毛が気になるからといって毛抜きを使った処理はNGです。毛穴への負担が大きいだけでなく、毛の生え方が乱れるため次回の施術が予定通りに行えない可能性が出てきます。

脱毛期間中にムダ毛が気になる場合は肌に刺激の少ない電気シェーバーを使って処理をしましょう。

しっかり毛穴ケアをすればトラブルのリスクは低い

サロンやクリニックで行う脱毛というと肌への刺激が大きいように感じるかもしれませんが、正しいケアを取り入れればとても安全に処理ができます。特に乾燥対策には力を入れながら、日中も紫外線対策を忘れないようにしましょう。

もしも自宅に帰った後に何かを肌トラブルが起きてしまったということであれば脱毛したサロンやクリニックに電話で連絡してみてくださいね。どこでもしっかりとしたドクターサポートを用意しているので万が一の肌トラブルにも丁寧に対応してもらえます。