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クレジットカードを持ちたいと思っているのですが、使い過ぎが怖いんですよね。
そういう気持ち、わかる。そんな人にお勧めなのがデビットカード。
信頼で買い物をするクレジットカードと違ってデビットカードは使ったら預金口座からすぐに引き落としになるから、預金額以上の買い物はできないよ。
持つのにお金はかかるのでしょうか?
年会費が必要なものも多いけど、無料で持てるデビットカードもある。クレジットカードのようにポイントが利用金額で貯まるカードも多いから、お得に使えるよ!
「デビットカードって何?」
「デビットカードってクレジットカードと、どう違うの?」
と悩んだことはありませんか?
デビットカードは現金と同じ感覚で使えるカードですが、そもそもデビットカードがイマイチ分からないという方も少なくないはずです。
そこで今回はデビットカードの基礎知識と幅広いシーンで使えるおすすめのデビットカードを紹介していきます。
この記事を読むことで、あなたに合ったデビットカードが見つかるので、ぜひ読み進めてください。
そもそもデビットカードって何??
デビットカードは、お買い物の決済に使うカードで、利用者の預金口座からの即時引落しにより代金が支払えます。
ATMで現金を引き出さずに、直接支払いが完結できて便利です。
引き出し手数料も発生しません。
現金を使わない決済である点はクレジットカードに似ています。
しかしクレジットカードのように、「与信」で買い物をするものではなく、あくまでも銀行口座の残高の範囲で買い物をする仕組みです。
ですから使い過ぎてしまう心配はありませんし、家計管理も容易です。
1999年から日本にあるものは、銀行のキャッシュカードで決済をする「J-Debit」という方式です。
この方式の場合、誰でも持っている銀行のキャッシュカードがすなわちデビットカードです。
預金口座の保有者が、自分の持つキャッシュカードをデビットカードの加盟店でお買い物に利用することができます。
最近では、新たに「ブランドデビット」という別の形式のデビットカードが出てきました。
基本的な機能は「J-Debit」と同種ですが、利用できるシステムが異なります。
現在、TVCM等でよく宣伝されているデビットカードはこちらのことです。
キャッシュカードを専用リーダーで読み込む「J-Debit」と仕組みが異なります。
ブランドデビットカードは、クレジットカードの決済システムをそのまま利用するという大きな利点があります。
ブランドデビットカードも銀行が発行しているものですが、クレジットカードの国際ブランドと提携しています。
日本で発行されているブランドデビットカードの国際ブランドは
に限られます。
世界的には「MasterCard」「銀聯」ブランドのブランドデビットカードも発行されていいます。
クレジットカードの加盟店は、「J-Debit」加盟店よりずっと多く存在します。
クレジットカードの加盟店で使えるということは、Amazonなどのインターネットショッピングでの決済にも利用できるということです。
Webの世界では、クレジットカードを持たずにお買い物をするのは不便ですが、ブランドデビットカードなら問題ありません。
もちろん海外でも、クレジットカードの国際ブランド加盟店で、クレジットカードと同じように使えます。
海外 ATM で、現地通貨を引き出すことができる機能もあります。
多くの人が持っていながら影の薄い「J-Debit」とくらべ、ブランドデビットカードには勢いがあります。
クレジットカードとは何が違うの??デビットカードのメリットとは?
デビットカードは、プラスチックのカードであるという外形も含めて、クレジットカードとよく似ています。
ですが機能は相当に違います。比較をしてみましょう。
クレジットカード | デビットカード(ブランドデビットカード) | |
---|---|---|
買い物できる根拠 |
与信
|
利用者の預金
|
支払方法 | 一回払いのほか、二回払い、ボーナス一括払い(以上は金利なし)、リボ払い、分割払いなど(利息が発生) |
一回払いのみ
|
支払時期 |
月1回
|
決済時即時
|
年会費 |
無料のものもあるが通常有料
|
無料のものが多いが有料もある |
審査 |
あり
|
なし
|
持てる年齢 |
18歳以上
|
15歳以上
|
ポイント制度 |
ほぼ例外なくあり
|
利用によりポイントが付与されるカードが多い |
キャッシング |
ショッピングと別枠の与信による
|
国内ではできない
|
以上のように違いがありますが、お会計のときはブランドデビットカードも「カードで」と言って提示してください。
お店では、クレジットカードとして決済されます。
金銭面で安心!!
特に日本では、クレジットカードを使いたくないという人がいまだに多いようです。
そのような、今までクレジットカードを持たないできた方は、新たに作ることも難しくなりますから、現金派を続けざるを得なくなります。
クレジットカードに対する不信感は「借金」に対する不信感に似ています。
確かにクレジットカードは、与信に基づいて、買い物時点で存在していないお金を使うものですから、金利の有無は別にして、借金と考えることは可能です。
けれどデビットカードであればそういった不安なく利用できます。
デビットカードで決済をするのは、現金化されていないだけで、現実に銀行口座に有するお金です。
自分のお金なのですから、借金になることはありません。
デビットカードは、北米などで普及していますが、普及の背景には、クレジットカードの審査が非常に厳しいということがあります。
クレジットカードを持つためには、クレジットヒストリーという、クレジット払いの利用記録を積み重ねて信用を得ないとなりません。
ですが、デビットカードであれば念願のクレジットカードを持つ前であっても、審査なく利用ができます。
デビットカードは、不正使用にも強いです。
一見、引落しが即時なので不利なようにも映ります。
ですが、デビットカードを利用しますと、すぐにメールが届きます。
これにより、使った覚えのない利用に気づくチャンスが多いのです。
クレジットカードと同様、デビットカードにも補償がありますので、きちんと届け出れば使われたお金は戻ってきます。
もうひとつ、スマホアプリとの連携がよく、デビットカードを主たる支払方法にしますと、お金の管理が簡単になります。
高い利便性!!
クレジットカードは利便性がかなり高いものですが、同時に「使い過ぎ」てしまう可能性も秘めています。
しかし、デビットカードですとそういった心配はありません。
もっと注目していい存在でしょう。
さらに、ポイントもたまるというなら嬉しい存在です。
クレジットカードを持つと、気が大きくなってしまう人はいるものです。また買い物中毒の人もいます。
クレジットカードを使いすぎますと、後で過大な請求が来て苦しむことになります。
デビットカードですと常にご自分の口座にある預金額を意識して買い物をせざるを得ません。
海外で利用する場合も、ご自分の口座から即日で引落される仕組みは同様です。
海外で使えるのは、「J-Debit」ではなくブランドデビットカードです。
クレジットカードも、海外利用の際の事務手数料が掛かりますが、
程度です。
一般的にはクレジットカードの方が手数料が低めですが、大差はありません。
ただし、デビットカードの場合、後述の引き出し手数料が、お買い物に関しても掛かります。
デビットカードは、海外での現地通貨の引き出しにも威力を発揮します。
クレジットカードのキャッシングも、海外での現地通貨引き出しの際は大変便利ですが、こちらの欠点は借金になってしまう点です。
帰国してからすぐ返済すれば、金利は大きいものではありませんが、借り入れること自体嫌だという人もいるでしょう。
この点、デビットカードで引き出す現地通貨は、ご自身の預金が両替されて出てきたものに過ぎません。
楽天銀行のデビットカードのように、手数料不要のものもあり、これを使うなら、海外で現地通貨を引き出すにあたって最適の方法でしょう。
デビットカードは、インターネットショッピングでも効果的です。
Amazonなどのインターネットモールでも便利に使えます。
日本のクレジットカードは、各社ともポイントプログラムを競って充実させています。
ポイントをためるためにクレジットカードを使い過ぎるのは本末転倒としても、ポイントがたまれば年会費もペイできます。
ポイントプログラムが、クレジットカードを使う魅力になっているのは確かです。
ですが、デビットカードにもポイントプログラムはあります。
デビットカードをお買い物に使うことでポイントがたまっていきます。デビットカードのポイント還元率は0.5%程度のものが多いです。
1,000円の利用について50円ポイントがたまるイメージです。クレジットカードのポイント還元率は、1.0%程度のものがはやっていますが、基本は0.5%程度であり、おおむね同程度といえます。
審査がなくほぼ誰でも使える!!
最近、クレジットカードの審査に通らない人が増えています。
多重債務者だけではなくて、ちょっとした料金未払いで個人信用情報に傷がついて、クレジットカードを持てなくなる人が増えています。
クレジット社会では、これは致命的な要素となります。
原因は、携帯電話本体の分割払い料金の未納によることが多いです。
スマートフォン等の端末を持つのに本体を分割払いするのはごく普通のことですが、この支払は一回延滞しただけで、なかなか個人情報から消えない傷となってしまいます。
このような人だけでなく、債務整理を行った人も、クレジットカードは持てなくなります。
クレジットカードがないと生活に不便をきたしますが、この点でデビットカードはかなりの部分においてその代わりになってくれます。
デビットカードには「与信」がなく、キャッシング機能もついていません。
したがって、審査の必要がありません。
利用者は自分の銀行預金を決済に使うだけということだね。
申し込み方法は??
デビットカードでも、旧来の「J-Debit」に関しては、特に申込みというものはありません。
お手持ちのキャッシュカードがすなわちデビットカードです。
申込みが必要なのは、ブランドデビットカードのほうです。
申込窓口は、クレジットカードとは異なりすべて銀行です。
窓口でも申し込める場合が多いですが、銀行口座をお持ちの方なら、通常は銀行の公式Webサイトから申し込めます。
特にネット銀行を中心に、キャッシュカード一体型のブランドデビットカードも発行されています。
その場合はお財布の中のカードを増やす必要がありません。
デビットカードは審査がないので、申込から発行までのスピードは大変速いです。
また、銀行に登録の個人情報に基づいてカードが発行されますので、入力の手間もほとんどありません。
デビットカードの気をつけておきたい注意点
デビットカードには、デメリットというものはあまりありません。
さらに、紛失や盗難に遭って不正使用されても、ショッピング保険がある点で現金よりむしろ優れています。
ただ、「使えるはずなのに使えない」ことがあります。
クレジットカード加盟店では使えるはずなのに、そうなっていない店舗があります。
ガソリンスタンドが典型的な場所です。
https://shifit.co.jp/crecatty/knowledge/1222/
他にも自動車関連にはこういう場所が多く、サービスエリアやカーシェアリングなどで使えない場合が多いです。
そもそも、ETCカードに対応しているデビットカードがありません。
使えないサービスというものは、すべて即時決済に対応しておらず、月型課金型のものです。
システム的に即時決済のデビットカードとは相性がよくありません。
ですから、クレジットカード嫌いの人にとって、完全にクレジットカードの替わりになるものではないのです。
幅広いシーンで活躍するデビットカード3選
ここでは、以下の3つの観点から特におすすめのデビットカードを厳選しました。
- 年会費が無料
- 使い勝手が良い
- お得なサービスがある
デビットカード選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
【SMBCデビット】
大手銀行である三井住友銀行から発行されている「SMBCデビット」。
このカードの特徴としては、主に以下の3つが挙げられます。
- 毎月、利用額の0.25%が自動的にキャッシュバック
- 海外でのショッピングが購入日から90日間、補償
- 不正利用された場合は60日前まで遡って最大100万円まで補償
また電子マネー「iD」や「Visa payWave」対応の店舗では、カードリーダー端末への「タッチ」で支払が可能なのが嬉しいですね。
お得に活用できるデビットカードが欲しい方には、ピッタリの1枚です。
【楽天銀行デビットカードJCB】
学生から社会人まで幅広い年齢層の方から支持されている楽天グループの「楽天銀行デビットカードJCB」。
こちらのデビットカードのメリットは以下のとおりです。
- 1.0%の高還元率で、楽天スーパーポイントがたまる
- 楽天市場でポイント2倍
- パンダデザインも選べる
またカード会社で設定したパスワードを入力したことで行う「本人認証」サービスがあるため、セキュリティにも強いです。
ポイント還元率が高いデビットカードが欲しい方には、うってつけの1枚だと言えるでしょう。
【イオンデビットカード】
イオン銀行からは、イオンクレジットカードによく似たデザインの「イオンデビットカード」が発行されています。
こちらのデビットカードは、銀行残高がなくても「10万円」までは支払いができる珍しいサービスを採用しているのが特徴です。
そのため発行にあたっては審査があります。
その他のメリットは次のとおりです。
- イオングループのお買い物で、「ときめきポイント」が2倍
- ポイント還元率0.5%(イオングループ1.0%)
- 毎月20・30日はイオングループでのお買い物で5%オフ
- 毎月10日はイオングループでのお買い物でポイント2倍
- 銀行残高がないときのお買い物は、即時引落ではなく月1回の引落し
イオングループでショッピングを楽しむ機会が多い方には、強い味方になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、大切な点をおさらいすると
・デビットカードで支払う度にポイントを獲得
・デビットカードには、審査がない
という3つが挙げられます。
この記事を参考にクレジットカードが苦手な方は、ぜひデビットカードにチャレンジしてみてください。