クレジットカードは作りたいけれど審査が通るか心配なんですよね。現に何度か落ちてますし…。
そうだね。いろいろカードを作ったりしていると、審査はいつも心配になってくるよね。
どんなカードでもいいからクレジットカードを持ちたいっていう人はたくさんいると思うのですが…。
できれば、審査なしに作れるカードがあればいいんですけどね。そんなカードないですよね?
実際にはないというのが本当のところ…。でも、審査に通りやすいカードがあるのは事実だよ。審査に不安な人でも申込んだ方が良い。
そうなんですね。どういうカードが該当しますか?
具体的なおすすめカードは後述するね。もちろんカードのグレードの高いゴールドカードなどは、審査が厳しいから避けるべきだね。
あとクレジットカードではないけど、デビットカードは審査が不要なので、クレジットカードにこだわらなければおすすめ。
参考にしますー!いろいろ情報をありがとうございました。
「クレジットカードを作りたい・・・だけど審査が不安・・・・」
こういう声はよく聞きます。
せっかく申し込んだのに審査が通らないと気持ちも沈んでしまいますよね。
では、もし審査がないクレジットカードが存在したらどうでしょうか?
申込めばだれでもクレジットカードが持てる、そんなカードがあれば作ってみたいと思いませんか?
クレジットカードを持つための一番のハードルが審査です。
審査なしでクレジットカードを発行することは可能なのか、徹底的に調査しました。
この記事の目次
審査なしで作ることのできるクレジットカードとは・・・
審査なしで作ることができるクレジットカードを徹底的に調査した結果、そのようなクレジットカードはやはり存在しませんでした。
クレジットカードを作るためにはどうしても審査を受けなくてはいけないようです。
クレジットカードの審査基準についての詳細はカード会社ごとに決められており、公表されていません。
しかし審査結果からみてみると、審査が厳しいカードと比較的審査が緩いカードがあることが分かってきます。
審査は主に、
- 年齢
- 職業
- 収入
- 所有財産
- これまでのクレジットカード利用履歴
などを判断したうえで行われます。
クレジットカードのクレジットとは「信用」という意味ですから、申込者が信用できるかどうかを確かめる、というのが審査の目的です。
信用できない人にお金を貸すことはできませんので審査が行われるということになります。
では、審査が厳しいカードと緩いカードにはどのような特徴があるのでしょうか。
これを知っているだけで、比較的審査が緩いカードを見つけやすくなりますよ。
審査が厳しくなる条件
利用限度額が大きい:利用限度額に応じた返済能力が求められます。
支払いに延滞があった:クレジットカードの利用において、支払い延滞などがあると信用情報が悪くなり、審査が厳しくなります。
特に3番目の影響力は大きいです。
なぜならばクレジットカードの審査において、信用情報の審査が最も重要になるからです。
次章からクレジットカードにおける審査について詳しく見ていきましょう。
そもそもクレジットカードにおける審査とは??
そもそもクレジットカードにおける審査とはどのような意味合いなのか、そしてどんな審査が行われているのでしょうか。
クレジットカードにおける審査とは申込者の返済能力と信用情報を確かめる手続きのことです。
返済能力が十分に高く、信用情報に悪い記録がなければ審査に合格することができます。
何を審査される?
返済能力を確かめる作業が審査だとすると、いったいどのようなことが審査されるのでしょうか。
審査の細かい基準については先ほどお伝えしたように、カード会社ごとに異なり公開されていません。
しかし、大まかにわけると3Cと呼ばれる3つの観点から審査されることになります。
3Cとはすなわち
- 「Character」
- 「Capacity」
- 「Capital」
です。この中で最も重要なのがCharacterで申込者の「性格」のことです。
具体的にはクレジットカードの利用履歴であるクレジットヒストリー(クレヒス)を使って判断されます。
これら3つのCを審査することで申込者の返済能力を確かめているのです。
審査される項目は?
審査される項目はCharacter、Capacity、Capitalの3つに大別されますが、特に重要なのがCharacterであることはすでにお伝えしました。
クレヒスから申込者の信用情報に問題ないかを審査されます。
クレジットカードの審査ではスコアリング(コンピュータが申込者の申請内容を点数化する作業)が行われています。
スコアリングの結果がカードの発行基準に達していれば審査は通過となり、スコアリングが基準よりも低ければ審査落ちということになります。
では、Capacity、Capitalにおいて具体的にどの項目がどのようにスコアリングされるのでしょうか。
Capacityとは年齢や職業、勤続年数、年収などの「属性」のことです。
安定した職業についていればそれだけ返済能力が高いと判断されますし、収入が少なければ返済能力が低いと判断されることになります。
Capacityにおけるスコアリング項目は次のようになっています。
年齢
カード会社が申込の条件で定めている年齢基準を満たしていることが最低条件です。
スコアリングでは20代~30代は高く評価されます。
働ける年数が多く、カードを長く利用してもらえる可能性が高いためです。
職業
安定した職業は高く評価されます。
例えば、公務員、医者、正社員、教員などです。
逆にパートやアルバイト、派遣社員は低い点数になってしまいます。
専業主婦(夫)や学生は職業についていないので、かなり低い点数になります。
勤続年数
勤続年数が長ければ安定した収入があると判断されるため高いスコアになります。
勤務先
勤務先が大企業であればそれだけ安定した収入があり、返済能力が高いと判断されます。
だからといって中小企業に勤めていることが不利になるかというとそうでもありません。
勤務先のスコアはもともと低いため、補助的なスコアと考えるといいでしょう。
年収
年収が高ければ高いほど返済能力が高く評価されます。
年収は自己申告で証明書の提出の必要がありません。
だからと言って虚偽申告してはいけませんが、収入額よりも安定していることの方が重視されます。
借入額
キャッシングや住宅ローンや自動車ローンなどのローンをどのくらい借りているかもスコアリングの対象となります。
収入に対して30%以上の借り入れがある場合は点数が低くなります。
また、借入が3件以上ある場合にも悪い評価になります。
Capasityの項目では職業が最も重要で、登録された会社に実際に勤めているかを確かめる在籍確認が行われます。
もう一つのCであるCapitalとは住宅や預貯金などの保有資産を指します。
保有資産が多い方が当然スコアが高くなります。
住居形態
持ち家か借家かなどが評価されます。
自己名義の持ち家が最も評価が高く、家族名義の持ち家、社宅、賃貸住宅、公営住宅の順にスコアが下がっていきます。
居住年数
居住年数が長ければ長いほど安定しているとみなされ高い点数が付けられます。
最近では、申込み時に居住年数を記入しないクレジットカードも増えているのであまり重視されません。
預貯金額
預貯金の額が大きいほど返済能力が高いと評価され、スコアが高くなります。
個人信用情報機関
最後に、審査の中で最も重視されるCharacter、つまり申込者の性格について解説します。
人間関係においてその人が信用できるかどうかは、持っている財産や職業などの属性よりも性格を重視することが多いよね。
そして返済能力があっても信用できない人物であれば、お金を貸したいと思う人はいないよね。
実はクレジットカードの審査でも同じことが言えるんだ。
審査において信用とは、主にクレヒスから判断することになります。
クレヒスはクレジットカードの利用履歴のことですが、国内3つの個人信用情報機関に照会して確かめることになります。
- CIC:割賦販売法指定信用情報機関
- JICC:日本信用情報機構
- JBA:全国銀行個人信用情報センター
金融機関は上記のいずれかに登録しており、クレジットカード会社はCICに会員登録している場合が多いようです。
3つの個人信用情報機関はそれぞれに情報を共有していますから、銀行からの借り入れである住宅ローンの情報などもクレジットカードの審査では利用されることになります。
クレジットカードの返済が順調であっても、住宅ローンの返済に遅延があったりすると悪いクレヒスということになってしまうのです。
特に気を付けなければいけないのが俗にいうブラックリストです。
ブラックリストに入ってしまうとクレジットカードを作ることはできません。
もちろん住宅ローンを借りることもできません。
ブラックリストに入る条件としては、支払いの延滞や自己破産などの債務処理があります。
より具体的には、過去5年以内に悪質は延滞がある場合や10年以内の自己破産がブラックリストに登録されてしまいます。
ちなみに悪質な延滞とは、支払いの督促を無視したり、延滞を何度も繰り返す場合を指します。
3つの個人信用情報機関のうち一つでも悪いクレヒスがあるとすべての信用情報に悪いクレヒスとして記録されてしまうのでクレジットカードを申込む際には、返済中のローンなどにも注意を払いましょう。
どうして審査が必要なのか。
なぜ、クレジットカードを作るのに審査が必要なのでしょうか。
例えば、飲食店のポイントカードを発行するのに審査はありませんし、同じくお金に関連する電子マネーのSUICAやWAONなどの発行にも審査は必要ないですよね。
クレジットカードとポイントカードや電子マネーの違いはどこにあるでしょうか。
いい質問だね。
実はクレジットカードを利用するということは、カード会社から借金をしているのと同じ意味になるんだ。
商品の購入代金をカード会社が立て替え、月ごとに一括で立て替え分を支払うのがクレジットカードです。
ポイントなどの還元があるにしても仕組み自体は借金と同じなのです。
借金と違う点があるとすれば、クレジットカードは現金化できないということになりますが、キャッシングを利用すればクレジットカードから現金化することもできます。
クレジットカードの本質は借金ですが、ポイントカードや電子マネーは借金ではありません。
ポイントカードは限られた条件の中でお金の代わりに利用することはできますが、ポイントの前借りや、他店舗での利用はできません。
電子マネーはどの店舗でも利用することができますが、事前のチャージが必要であり、自分のお金を使うことになります。
クレジットカードを利用する、つまりカード会社からお金を借りる以上は必ず返さなければいけないということだね
カード会社からすればお金を貸した相手に返済能力があるかどうかは非常に気になるところです。
つまり、きちんとした返済能力があるかどうかの確認が必要になるのです。
その確認作業が審査なのです。
家族カードなら審査はないといえる??
「審査がまったくされないクレジットカードはない」とお伝えしていますが、厳密にいうと審査の必要がないクレジットカードは存在しています。
それが家族カードです。
家族カードの発行には本カード申込者の信用情報が利用されますから、支払い能力も本カード申込者が証明済みです。
ですから家族カードを作る場合、家族カードの名義人に対する審査はありません。
家族カードはとても便利なカードではありますが、家族カードはあくまでも本人用カードのおまけとしてのカードです。
利用方法や機能は基本的には本カードと同等ですが、付帯保険など一部の特典は受けられない場合があります。
家族カードには審査がないとはいえ、そもそもの申込時には本カード名義人に対する審査は行われます。
本カードの審査がすでに合格しているので、あくまで家族カードに対する審査が行われないということだよ。
デビットカードも審査がなくておすすめです!!
デビットカードをご存知でしょうか。
デビットカードは、クレジットカードと同じように支払い時に利用できて、現金を使わずにショッピングができる便利なカードです。
クレジットカードとの違いはカード会社からの借金ではなく、自分の銀行口座から直接引き落とされるという点です。ここでデビットカードの特徴をまとめておきましょう。
デビットカードと電子マネーも似ているようで違います。
クレジットカードと電子マネーのように小銭の必要がなく、簡単に支払いが完了しますが、チャージすることなく利用できるのがデビットカードです。
- 1.小銭いらずで、簡単に支払いが完了
- 2.事前チャージの必要なし
- 3.利用金額は直接預金口座から引き落とし
- 4.ポイントが貯まるものもある
1.2.の特徴はクレジットカードと共通です。
クレジットカードと同じような使い方ができるのでうれしいですね。
現金払いの場合はATMで銀行口座から引き出すという手間と手数料がかかってしまいますが、デビットカードならばその必要はありません。
4.については使えば使うほどポイントがもらえてうれしいですよね。
特徴の中で注目すべきは3.の利用金額が直接銀行口座から引き落とされるという点です。
口座から引き落とされるということは、口座にお金が入っていなければ引き落とされません。
つまり決済できないということです。
これはデメリットに感じるかもしれませんが、実はメリットです。
必要なお金が口座になければ引き落としされない、ということは借金にならない、ということです。
クレジットカードの場合、使い過ぎなどの心配がありますが、デビットカードではそのような心配はありません。
そして、借金にならないという点が審査なしにつながっています。もうお分かりですね。
クレジットカードは借金なので、信用が大切で審査が必要でした。
ところがデビットカードは借金にならないので、銀行口座さえ持っていれば誰でも発行してもらえるのです。
デビットカードには審査がないという以外にも、クレジットカードにない魅力があります。
それは15歳から発行してもらえるということです。
クレジットカードはカードごとに条件が決められていますが、デビットカードならば15歳以上(一部の銀行は16歳)ならば誰でも審査なしで発行することができます。
デビットカードのメリット
- 審査なしで15歳以上から発行できる
- クレジットカードと同じように利用できる
- ATM手数料を払う必要がない
デビットカードのデメリット
- ポイント還元率は最高でも0.6%
- 年会費がかかるものも多い
ポイント還元率については最高でも0.6%とクレジットカードに比べると低いのが残念です。
自分が口座を持っている銀行のデビットカードを利用せざるを得ないため、利用している銀行のデビットカードの年会費がかかる場合には大きなデメリットになります。
比較的審査が緩いおすすめカード!!
審査なしで発行できるデビットカードではなく「付帯保険や特典が充実しているクレジットカードをどうしても作りたい」という場合には比較的審査が緩いクレジットカードをおすすめします。
どうせならば、審査に通りやすいだけでなく、ポイント還元率が高く、年会費も無料のカードの方が魅力的だと思いますので、いくつかご紹介します。
楽天カード 年会費:無料 還元率:1%~4%
楽天カードはCMなどでもおなじみのカードです。
学生・主婦でもOKと言っている通り、収入は審査の要件になっていません。
よほど悪いクレヒスが残っていない限り簡単に審査に合格できるでしょう。
クレジット機能だけでなく、電子マネーEdyも使えるので、クレジットカードのデメリットである使いすぎを防ぐこともできます。
もちろん、Edyを利用した場合にもポイントがもらえます。
楽天カードは入会特典も豪華なので、初めての1枚にも、複数枚持っている方にもおすすめできるカードです。
Yahoo! JAPANカード 年会費:無料 還元率:1%~3%
Yahoo!が発行するクレジットカードがYahoo! JAPANカードです。
審査の時間が短く数分程度で結果が分かります。
自営業でも主婦でも審査に合格するため、審査はかなり緩めだと言えます。
Yahoo! JAPANカードではTポイントを貯めることができます。
Tポイントは1ポイント1円で利用できるため、非常に使い勝手のいいポイントです。
入会特典も楽天カード同様に豪華な内容になっています。
キャンペーンの内容は随時変わっていくので、自分にとっても魅力的な入会特典のタイミングで申し込んでみることをおすすめします。
リクルートカード 年会費:無料 還元率:1.2%~2.2%
リクルートと言えば人材教育などを手掛ける会社です。
そしてそのリクルートが発行しているカードがリクルートカードになります。
入会条件が「18歳以降(高校生を除く)」と非常にシンプルです。
当然、審査も通りやすいので、おすすめのクレジットカードです。
国際ブランドとして
- VISA
- JCB
- MasterCard
を選べます。
VISAは比較的審査に通りやすいため、VISAを選択することでさらに審査が緩いクレジットカードになります。
ポイント還元率は今回紹介している中では低めですが、学生でも審査に通りやすいため学生には特におすすめの一枚です。
まとめ
調査の結果、残念ながら審査のないクレジットカードは存在しませんでした。
クレジットカードを利用するということは、カード会社から借金をするのと同じですから、返済能力の審査は必ず行われることになります。
ただし、審査の基準はカード会社によって異なり、審査が厳しいカードもあれば、比較的緩いものもあります。
審査が怖くてクレジットカードを申込めないという人は本記事を参考に比較的審査の緩いクレジットカードにまず申込んでみてはどうでしょうか。
最初の1枚で延滞なくきちんと支払いをしていけばいいクレヒスが積みあがり、厳しめの審査のカードでも発行できるようになります。