最近だと「固定電話を持っていない」若者が多いそうですよ!
そうなんだ。
昔だと固定電話があるのは一つのステータスだったんだけどなぁ・・・
時代の流れを感じるね・・・
ところで、審査の際に「固定電話がないとダメ!」って聞いたことがあるんですけど、それって本当ですかね?
さっき言ったように、固定電話を持っていない人も増えてきているみたいですし・・・
今では、一人一人が携帯電話やスマホを持っている時代になりました。それでも、自宅に固定電話を置いている家は多いです。しかし、固定電話の設置比率や契約情報は年々減少の一途を辿っているようです。
ですが、固定電話の設置は世帯比率では7割強となっていることから、固定電話の加入状況はまだまだ高いと言えます。
そして、その中でも気になるのが固定電話の加入の有無でクレジットカードの審査に影響があるのかということです。
クレジットカードの申込み欄には必ず自宅電話の有無と自宅電話番号の記入欄があります。電話加入権すなわち固定電話の有無で、クレジットカードの審査にどのような影響があるのでしょうか。
固定電話があったほうが審査に通りやすいという説と、まったく審査に影響がないという説もあります。どちらが正しいのでしょうか。
この記事の目次
審査に固定電話の有無はどのくらい影響するの?
固定電話の設置状況は7割強という状況ですが、中高年以上の世帯になるとこれが90%以上に上がります。
それではどの世帯が固定電話の設置状況の比率を下げているのかというと20代の世帯です。
30代でも5割ということで、これから先20代、30代の世帯が高齢化していくと、固定電話の加入比率はさらに下がっていくことでしょう。
先述しましたが、実際に固定電話の有無によってクレジットカードの審査にどのような影響を与えるのでしょうか。
固定電話の設置によってクレジットカードの審査が通りやすくなるのでしたら、審査に困っている人は固定電話の設置を考えるかもしれません。
実はそれほど問題ではない??
クレジットカードの申込み欄に固定電話の記入欄があることから、「固定電話がないとクレジットカードの審査に通らないのでは」という不安な声があるのも事実です。
特に若い世代では、連絡を携帯電話で全てまかなう人が多いので固定電話を設置しない人が多いです。
まず結論から言うと、固定電話を設置していないことを理由にクレジットカードの審査に落ちることはありません。
スコアリングには固定電話の有無や電話加入県の有無の欄があります。
また、固定電話の有無と電話加入権の有無ですが、両者は同じものです。固定電話があるということは、電話加入権を持っているということになるからです。
スコアリング項目にあるということで、クレジットカードの審査に影響があるかもしれませんが、それほどのウェイトは占めていないだろうというのが大方の意見です。
それを裏付けるようなデータとして、NTTの電話加入権の値段が2005年にはそれまでの72,000から36,000円(税抜き)というように半額になりました。近い将来は、これがゼロになることが予測されています。
電話加入権の本来の目的が新たな電話回線網の設置費に充てるということだったのですが、新たに設置する回線がすでにないことと、現状では保守点検代(これでも大きいかもしれませんが)に充てられているのです。
また、中古市場というものがあり電話加入権が千円から3千円で購入できるということも、固定電話の有無がそれほどのステータスに捉えられることはなくなったのです。
70年代では電話加入権が8万円(税抜き)という時代があったから、それを担保にお金を借りるといったことも日常的にされていたようだよ!
いずれにしても、固定電話の加入権についてはそれほどの価値はない、すなわちクレジットカードの審査に影響しないと考えていいでしょう。
審査における携帯電話と固定電話の違いは?
先ほども述べましたが、クレジットカードを保有するための審査の際に重要なのがスコアリングです。
これは全ての項目を数値化して一定の数値以上で、審査にパスするというものです。
携帯電話と固定電話のスコアを比較すると、固定電話のほうがスコアリングの点数は高いとされています。
何故なら住所が確定していないと固定電話を持つことができない、すなわち電話加入権を購入することが出来ないからです。
固定電話は「固定」と言われるくらいだから、持つために住所の確定が必要なんだ。
けど携帯電話は固定電話に比べてスコアリングの点でまったく歯が立たないのかというとそういったわけでもないよ!
実は携帯電話の保有についてもクレジットカードの審査と同じように携帯電話会社からの審査があるんだ。
以上のことから、携帯電話よりも固定電話のほうがスコアリングの点数が高くなることは間違いありませんが、審査に与える影響は軽微と考えていいでしょう。
他のスコアリングの点数が悪く、携帯電話か固定電話の有無で審査にパスするということは考えにくいです。
ですので与信状況などのクレヒスを充実させることがポイントとなりますし、クレヒスが悪ければ、固定電話があっても審査にパスすることはできないでしょう。
一般の人が固定電話がないからといって、クレジットカードの審査に影響するということはありません。
携帯電話や固定電話の有無よりも、安定した収入を継続しているかどうかが審査の大きなポイントになるのは間違いありません。
個人事業主の場合は重要なケースも!
収入が安定しないケースが多いため、個人事業主はクレジットカードが作りにくいとされています。
クレジットカード会社が提示するクレジットカード申込みの条件に、「安定した収入」があるのですが、個人事業主の場合は、これが明らかに不利になるのです。
ですから、個人事業主の場合は過去3年の確定申告書の提示を求められる場合があります。
そのことから、すこしでもクレジットカードの審査に通りやすいようにスコアリングを1点でも多く上げることが求められるのです。
一度でもクレジットカードの審査に落ちていたら、その情報が半年間は信用情報機関で共有されるよ。だから次のクレジットカードの申込みまでに半年以上は期間を開けるようにしよう!
固定電話には住所を確定するという重要な役割があります。サラリーマンと違って安定収入というクレジットカードを持つ上で、もっとも重要なファクターとなる部分が弱い個人事業主ですから、少しでもスコアリングを上げておくことが大切だといえそうです。
それ以外にもっと重要な項目がある!
固定電話を引くということは、高額な電話加入権を購入するということで、かつてはそれを担保にしてお金を借りることもできました。しかし現在、電話加入権は安く購入できます(とはいっても3万6千円かかりますが)。
そして、休止しているいわゆる電話加入権の中古物件となると千円で購入することもできるのです。
そうなると電話加入権のステータスはすでに無くなったと考えていいでしょう。
今やクレジットカードの審査に必要な住所確認や本人確認は電話加入権だけではなく、
- 携帯電話
- 運転免許証
などで可能です。
これらを考えると、固定電話がなくても住所が不定とはならないということです。
ですので、固定電話は無いよりはあったほうがいいという程度でしかありません。
むしろ、クレジットカード会社としては、利用者とすぐに連絡が取れる携帯電話のほうが都合がいいという側面もあります。
他にも注意点が!
また、クレジットカードの審査に受かるためには他にもっとも重要なことがあります。
- 利用料金の滞納をしない
- キャッシング枠の調整
- 提出書類の不備をなくす
- カード会社の人とといつでも連絡ができるようにする
- リスト
例えば、携帯電話料金の滞納です。これを何度も行っていると、信用情報に「延滞」という文字が付き、それだけでクレジットカードの審査に受かりにくくなるでしょう。
まずは、延滞などをしっかりとクリアしておくことが肝心です。
審査が不安だったらキャッシング枠をゼロにしたり、申込み内容に不備な点がないかチェックしたりと、電話加入権以外に重要なことはたくさんあるからまずはそっちをクリアすることが大切だよ!
さらに、クレジットカード会社は、利用者(申込者)本人との直接の連絡を望んでいます。そのときに固定電話や携帯電話もなく、利用者と連絡が取れないというのはかなりマイナスな要因でしょう。
固定電話はなくてもかまわないので、まずは携帯電話に加入するようにしたほうがいいです。
固定電話の有無については、ないよりはあったほうがいいという程度です。
それよりも、日頃から良質なクレヒスを積み上げること、携帯電話の滞納には気をつけるなどの日頃の行いに気をつけたほうがいいのです。
なぜ、「固定電話の有無が重要だ!」という噂が広まっている??
人々のライフスタイルは劇的に変わりました。かつては、どの世帯にも固定電話があるのが普通だったのですが、現在は若者を中心に固定電話のない生活が普通となっているのです。
その背景には携帯電話やスマホの普及があるのは間違いありません。
その一方で、固定電話がないとクレジットカードの審査に不利になるという説も根強いです。
現在のクレジットカードの申込用紙には「連絡の取れる電話番号」と書いてあることが多くなったね。
従来では必須だった固定電話の番号も、今では「携帯電話でも可」というように変化しているよ!
そんな風に固定電話にこだわる必要はなくなったと言えるんだけど、いまだに「固定電話がないとクレジットカードの審査にパスできないのでは」といった声を聞くよ。
歴史的な背景
「固定電話がないとクレジットカードの審査に不利になる」と謳われていたのはなぜでしょうか。
それには歴史的な背景にありました。その歴史はどのようなものなのでしょうか。
日本では、1878年に初めて国産の電話機が作られたそうです。かといってそれですぐに電話がつながったというわけではありません。
日本最初の電話サービスは、1890年の東京横浜間で始まったよ。
1899年には電話の加入者が1万人を超えたということだから、当時としては驚くべき速度で普及していったんだろうね。
確かダイヤルを回せば自動的につながるという形ではなく、電話交換手が手動で電話をつないでくれるんですよね!
もちろん当時の電話はかなり高価なものであり、電話料金も今と比較するとすごく高かったよ。
そして10年で1万人の加入といっても、日本でも特権階級の人たちが電話を使っていたんだろうね。
だからこそ固定電話のステータス性の高さは、現在とは比較にならないものがあったんだ!
当時の技術を考えたら、遠く離れた人と話ができるというのはまさに画期的なことだったのは間違いありません。
現在は、一人一人に携帯電話やスマホがある時代で、好きなときに通話をすることができます。
固定電話では家にいないとかけることや受けることができないといったことを考えると、利用頻度が携帯電話やスマホに比べて少なくなったのは当然のことと言えます。
それでも、固定電話がなくなることはないでしょう。固定電話はそこにあることが大事なのです。固定電話とスマホを上手に使い分けている人もいることでしょう。
固定電話を設置するのに現在ではお金がかからない方法もありまし、これからの固定電話のあり方も問われるようになってくるかもしれません。
電話加入権について
固定電話があるということは電話加入権を持っているということになります。
古くは施設設置負担金とも言われていました。今ほど電話回線網が発達していない頃は、電話設置権の資金を集めることによって電話回線網を拡充していったからです。
それが、いつしか電話加入権という名前に変わりました。
施設設置負担金と呼ばれていたのは戦後まもなくから高度成長期の頃で、当時の電話加入権は6万円ということでした。
ちなみにこの6万円という数字は大卒初任給並の高額とされ、電話を持つのも多くの人たちにとっては一苦労だったようだね。
それでも、携帯電話が便利で誰もが持ちたいように、当時の人たちも電話を持ちたいという欲求から無理をしてでも電話加入権を購入していたのです。
そのような電話加入権も1976年には最大で8万円まで上がりました。いずれにしても、高額であったことは間違いなく、電話加入権を担保にしてお金の貸し借りが公然と行われていた時代です。
この時代に電話加入権にステータス性があり、それが、電話加入権=固定電話がないとクレジットカードの審査に通らないという説とつながっていったのです。
ある時期までは、クレジットカードの申込用紙に固定電話の番号が必須となっていて、そこを空白にしていると、それだけで審査に通らないというまことしやかの説が流れました。
今でも無いよりはあったほうがいい固定電話ですが、その価値の大きさが今以上だったのは間違いないでしょう。
そして、「せっかく電話加入権を支払って固定電話を設置したのに、電話加入権の価値が下がるのがおかしい」ということで裁判沙汰になったこともあるんだ!
そうなんですか!知りませんでした・・・
これは2006年に個人と法人が起こした訴訟だよ。
内容としては「電話加入権の価値が下がるのは違法ではないか」だね。
電話加入権が6万円当時だった頃に購入した電話加入権の価値が下がるのに納得がいかなかったんだろうね。
結果としては、電話加入権は財産にあらずということで、原告側の敗訴となったよ。
これが反対に原告側の勝訴となったら多くの人が電話加入権の買取りを求めて、NTTは大変だったかもしれないですね・・・
このことから固定電話の財産的価値をNTTも裁判所も否定したということになるんだ。
そうなるとクレジットカードの審査に対しての固定電話の価値も相対的に下がったと言えるよね。
そして現在では、住所確認くらいしか利用価値はないのかもしれません。そしてその住所確認も運転免許証などでできますから、まさに無いよりはあったほうが良い程度のものなのです。
審査が不安な方へのおすすめカード
固定電話を持っていないから、クレジットカードの審査が不安という人もいることでしょう。
固定電話も確かに無いよりはましなのですが、それ以上に他の点で気をつけたほうが良いのも事実です。
審査に自信がなくてもクレジットカードを取得したい方のために、審査に通りやすいクレジットカードをいくつか紹介します。
審査が不安な人のためのアコムACマスターカード
アコムACマスターカードは消費者金融会社であるアコムが発行するクレジットカードです。
クレジットカードが持ちたいけど審査に不安のある人がまずは申し込んでみるべきクレジットカードと言えます。
審査が甘いと言われているのは、審査スピードにあります。
各地にある「むじんくん」という現金支払機を通じてクレジットカードを取得できるのも、急いでクレジットカードが欲しい人にはうってつけのカードと言えます。
固定電話の有無も問題ないし、連絡の取れる電話番号であれば携帯やスマホでも大丈夫だよ!
入手しやすい反面、付帯する保険がなかったりポイントが付かないなどのデメリットもあるけど、良質なクレヒスを積み上げていくにはもってこいのクレジットカードと言えるね。
年会費も無料だし維持費についても問題ないよ!
アコムというイメージを嫌う人も多いのか、クレジットカードにはアコムの名前が書かれていないという配慮も見られます。
消費者金融会社ですから、積極的にお金を融資したいという昔ながらの社風が審査の甘さにつながっていると見ていいでしょう。
主婦でも持てるイオンカード
主婦の強い味方がイオンカードです。
流通系のクレジットカードも取得しやすいと評判なのですが、流通業界の中でも最大手となるイオンカードはまさにその中でも一番の入手のしやすさを誇っているのです。
家計を管理している主婦にイオンカードを持ってもらい、イオンモールで買い物をしてもらいたい狙いがあるからイオンは主婦にイオンカードを持ってもらいたいと願っているよ!
だからこそポイント還元率も高く、イオンモールでの買い物に特化できるクレジットカードであることは間違いないんだ。
生活環境の中にイオンモールがあれば、是非とも持っておきたいクレジットカードです。
主婦に持ちやすいクレジットカードということは全体的に審査が甘いクレジットカードと考えていいでしょう。
まとめ
どうやら現代の社会において「固定電話が無いだけでクレジットカードの審査に通らない」のは都市伝説だったようです。
その一方で固定電話は無いよりもあったほうがいいのも事実です。特に一昔前は収入に対して固定電話の加入権は高額でした。
そのときのイメージは中高年世代を中心に根強いものがありますから、いまだに、固定電話がないと恥ずかしいという風潮があるのも間違いありません。
若い世代がこれから年齢を重ねていくごとに、固定電話に加入していくのかどうかが注目されます。
いずれにしても、固定電話の有無では、クレジットカードの審査に大きな影響はないということです。