住所が変わっているのに、カードの住所変更をするのを忘れていました!
もうすぐクレジットカードの更新なのに大丈夫でしょうか!?
住所は変更していないとちょっとまずいね・・・。
利用限度額ギリギリまでカードを使っていますし、やはり更新できないのでしょうか?
そんなことはないよ。
クレジットカードの更新について詳しく説明しようか。
クレジットカードは、カード会社によって異なりますが、3年から5年で更新時期を迎えます。
更新時期を迎えると、ソワソワしてしまう方もいますよね。
「そもそも、カードを更新する仕組みってどんなものなの?」
と疑問に思う方も多いです。
そこで今回は、クレジットカードの更新の基本的なところからから、更新後に行う手続きなど詳しくご紹介します。
これを読めば、安心して更新月を迎えられるはずです。ぜひ読み進めてくださいね。
この記事の目次
覚えておきたいクレジットカードの更新の基本
そもそも、どうしてクレジットカードの更新ってあるんでしょうか?
普通に利用していたら何も更新する必要がない気がするんですが・・・。
更新することでセキュリティ性が上がるんだよ。
利用している側としては、クレジットカードの番号自体が変わらないのであれば、新しいカードになる必要を感じないという方も多いでしょう。
しかし、定期的にカードを更新していかなければいけない理由があります。
ここではまず、クレジットカードの更新について、基本から見ていきましょう。
なぜカードの更新が必要なの?
クレジットカードの更新が必要な理由としては、次の2つがあります。
- カードの老朽化対策
- 現状のチェック
クレジットカードが頑丈なプラスチックでできているとはいえ、5年もの間利用していると、汚れや傷などができます。
今のクレジットカードの多くはICチップが内蔵されていることがほとんどです。
ICチップは、PCなど精密機械と同じく長く利用し続けると、正常に機能しなくなることがあります。
また、後ほど詳しく説明しますが、利用状況を把握するためにも、クレジットカードの更新は必要なのです。
有効期限で更新月が分かる
クレジットカードの表面に有効期限が記載されていることがほとんどです。
カード番号の下に「07/20」や、「07-20」・「07/’20」といったエンボス加工されている数字があります。それが、有効期限です。
先ほど紹介した数字はいずれの表記でも2020年の7月が更新月だという意味/span>になります。
自分のクレジットカードがいつ更新月なのか、確認しておきましょう。
更新月の1か月前に届くことが多い
新しいクレジットカードが届くのは、カード会社によって時期が異なりますが、更新月の1か月ほど前が多いです。
しかし、更新日(更新月の月末)の1週間前になってやっと届いたというケースもあります。
初めて更新を迎える場合、なかなかカードが届かなくてヒヤヒヤする場合もありますが、気長に待つことも大切です。
早めに届いてくれていた方が安心ですけど、こればかりは待つしかなさそうですね。
更新するのに連絡が必要な場合がある
更新が近づくと、自動的に新しいカードが届くケースがほとんどです。
しかし、一部のセキュリティ面が厳しいカード会社は、「更新のお知らせ」といったハガキもしくは書面が届くことがあります。
中には電話もしくは返信を必要とする場合があるので、必ず指示に従って行うようにしてください。
更新されるとセキュリティコードが変わる
更新をしてもカード番号は変わりませんが、セキュリティコードは変更になります。
ネットショッピングや、公共料金などの自動引き落としを利用している方は、更新月が過ぎると、あらためてセキュリティコードを求められるので注意しましょう。
少々手間に感じますが、セキュリティコードが定期的に変わることによって、万が一誰かに知られてしまっていても、不正利用を未然に防ぐことができます。
セキュリティ面から見ても、コードが変わるのは重要なことです。
更新時の審査がある
更新時にも審査があります。
対象クレジットカードの利用履歴や、信用情報をチェックするのが一般的です。
とはいっても、入会の審査のようには厳しいものではありません。
在籍確認もないことがほとんどなので、安心しましょう。
ほとんどの方が審査に通過し、新しいカードを受け取っていますが、中には更新時の審査によって、カードが利用できなくなるケースもあります。
その理由は、次の項目で詳しくお話ししましょう。
クレジットカードの更新審査に落ちる6つの理由
今まで利用できていたのに、更新を迎えると利用できなくなるなんて・・・
不安になっちゃいますね!
そんなに深く考えなくても、通常に利用している限りは大丈夫だよ。
けど、気をつけた方がいい人も中にはいるから説明するね。
クレジットカードの更新ができなかった場合を、更新拒否といいます。
この場合は、新しいカードは届きません。
そのかわり、更新ができないという内容が書かれた通知が届きます。
その主な理由としては、6つあるので解説していきましょう。
カードやローンの支払いを延滞したことがある
一番多い理由としては、“延滞・滞納”になります。
更新されるクレジットカードだけではなく、その他の消費者金融などに延滞・滞納がある場合も要注意です。
先に、更新時の審査には個人信用情報を確認するとお話ししました。
信用情報に記録されている内容としては、他社からの借入に対する返済についても記載されています。
他社のクレジットカードの利用歴はもちろん、カードローンやそのほかのローンなどで延滞・滞納といった履歴が残っている場合、カード会社としては返済能力を疑います。
そのため、更新時の審査に通らず、更新拒否の通知が届くことになってしまうのです。
毎月、限度額ギリギリの状態で使っている
毎月利用金額が、限度額ギリギリになりがちな人は要注意です。
リボ払いなども含め、限度額ギリギリまで利用している人は、カード会社からみても返済をしてもらえるかどうか、不安になります。
また、
「クレジットカードの現金化を行っているのでは?」
と疑念を抱かれてしまう原因になってしまうのです。
いつも限度額ギリギリだという方は注意しましょう。
そのカードをほぼ利用していない
年会費無料のカードに多いのが、そのカードをあまり利用していない場合、更新拒否になるケースです。
カードを発行・維持するだけでもコストがかかります。
利用していないのにも関わらずコストだけが発生するのは、カード会社としてもメリットは全くありませんよね。
そのため、更新がされない可能性が高いです。
複数のカードに新規申し込みしている
クレジットカード発行後、複数のカード会社へ新規申し込みをしている場合、注意が必要です。
カード会社としても、複数のクレジットカードを保有されていると、返済ができるかどうか疑念を持ちます。
また、複数のカードを持つことによって、改正割賦販売法で定められたショッピング利用限度枠を超えてしまい、更新拒否になることもあるのです。
カードを複数枚持つことは悪いことではありませんが、不必要に持つのは控えた方がいいでしょう。
勤務先が変わったまま、情報を変更していない
更新までに転職をする方も少なくありません。
しかし、勤務先が変わった場合、報告義務があるのをご存知でしょうか。
勤務先が変わった場合、カード会社への報告を怠ると更新拒否になることがあります。
カードの更新前に転職した
更新の時には、審査をするとお話ししました。もちろん、利用者の状況も審査されます。
特に勤務状況などは、直接収入に関わるので重要です。
更新時期に転職をした場合、勤続年数が0になってしまいます。
以前の会社で十数年働いていたとしても、新しい職場では勤続年数は0年です。
それでは安定した収入と判断されず、審査に通らずに更新拒否されることがあります。
また、カードを申し込んだときはフリーター、その後、正社員として就職し雇用条件や収入がよくなったとしても、勤続年数が少ないと安定していると判断されません。
そのため、更新されない可能性があるので、注意しましょう。
新しいクレジットカードに更新されたら行う3つの手続き
無事、更新カードが届きました!!よかったです!
それはよかったね。
次の更新のときにヒヤヒヤしないよう、今後は気をつけて。
気をつけます。
でも、この届いたカード、このまま利用して大丈夫でしょうか?
何かやることってあるんですか?
次は、更新後に行う手続きについて話そうか。
新しいカードが手元に届き、ホッとした方も多いのではないでしょうか。
しかし、そのままクレジットカードを使い始めてしまうのは危険です。
まず、これからお話しする3つの手続きを行ってから、新しいカードを使い始めるようにしてくださいね。
カード裏面にサインする
まずは、新しいクレジットカードの裏面に、必ずサインしましょう。
意外と忘れられてしまいがちな裏面のサインですが、ここにサインをしていないカードを盗難や紛失によって不正利用されてしまった場合、補償されないケースがほとんどです。
また、サインのないカードは店舗では利用できないケースが多々あります。
お店の中には、
と店頭でカード裏にサインを促してくれる人もいますが、すべてのお店がそうだとは限りません。
利用を始める前に、必ずサインしてください。
古いカードにハサミをいれる
古いカードは、有効期限を過ぎると使えなくなります。
新しいカードは、届いた時点で利用することができるので、有効期限を待たずとも切り替えることが可能です。
古いカードは自分で処分しなくてはいけません。
しかし処分の仕方が悪いと、犯罪に巻き込まれてしまうケースも少なくないため、古いカードは正しく処分しましょう。
正しい方法としては、以下2つの手順で処分するのがおすすめです。
- クレジットカードを細かくハサミで切る
- 何回かに分けてごみで捨てる
特に次の4つは、念入りに切り刻み再現不可能にしてから捨ててください。
- カード番号
- ICチップ
- セキュリティコード
- 磁気ストライプ
カード情報はどこで盗まれてしまうかわかりません。
念には念を重ねて、わからないように切るようにしてください。
自動引き落としなどに登録した情報を変更する
古いクレジットカードを、公共料金の引落しなど、自動引き落としに利用している方は注意が必要です。
カード番号は変わらないものの、先にお話ししたようにセキュリティコードや有効期限は変わります。
有効期限が切れてしまうと、登録したカードは利用できません。
そのため、有効期限と必要であればセキュリティコードの変更が必要になります。
変更をしないと、自動引き落としができなくなるので注意しましょう。
更新後のクレジットカードを受け取れないとどうなる?
いつカードが送られてくるかわからないと、旅行などに出ていて受け取れないというケースもありますよね。
その場合、どうなるんですか?
事前に対処することもできるから説明するよ。
出張や旅行など、タイミングが悪く更新カードを受け取れなかった場合、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、更新カードを受け取れなかった、受け取れない可能性がある場合の対処方法についてお話しします。
長期間、放置すると解約になる
もし、更新カードが届いたときに不在であれば、不在票が郵便受けに入れられているはずです。
カード会社によって、運送会社は異なり郵便局であれば7日間保管され、その間に引き渡せなければカード会社へ返送されます。
もし何らかの理由で期間中に受け取れない場合は、延長申請をすることも可能です。
その場合は、最大10日間の保管ができます。
しかし、そのまま受け取れずカード会社へ返送されると、場合によってはカードを解約になってしまうのです。
1度返送されただけでは解約とまではいきませんが、カード会社への連絡もしないまま放置してしまうと、最悪は解約ということになります。
不在票に気がついたら、保管期間を過ぎていてもカード会社へすぐに連絡を入れましょう。
きっと再送してくれるはずです。
受け取れない期間がある場合は、相談しよう
更新月が近づいていて、事前に不在になる期間がわかっている場合は、カード会社へ連絡し相談しておくのがおすすめです。
中には、
「有効期限ぎりぎりに海外旅行へいく」
といった場合、カード会社によっては早めに更新カードを発行してくれるケースもあります。
また自宅へ戻ってきたときに送付してもらうなど、対処してもらえるので、放置せず必ず相談してくださいね。
【注意】住所変更をしていないとカードが届かない
という話は、よくあることです。
しかし、クレジットカードの場合の住所変更はとても重要になります。
ほとんどのクレジットカードは、転送不可になっていることが多いです。
旧住所へ更新カードが送られたとしても、転送されずカード会社に返送されてしまいます。
更新カードは通知なく郵送されることが多く、カード利用者も送られたことに気が付かないことがほとんどです。
そのため、そのまま放置してしまうケースも少なくありません。
その結果、カード会社から受け取り拒否と判断され、解約になることがあります。
ネット上で住所変更ができるカード会社がほとんどです。
という方は、今からでも変更が可能なので、済ませてしまいましょう。
もし更新時期だという方は、すでにカードが発送されていることもありえるため、カード会社に確認しておきましょう。
カードが返送されている場合は、きっと新住所へ再送してくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、クレジットカードの更新について注目し、カードが届く時期や、更新されない要因についてなど詳しくご紹介しました。
クレジットカードの更新の重要なポイントは、次の3つがあります。
- 更新された新しいカードは、更新月の1か月くらい前に届く
- 転職・勤務先が変わって間もない場合は、更新されないことがある
- 新しいカードを受け取れない場合は、カード会社に相談しよう
「旅行の予定があって、新しいカードを受け取れない」
といった方は、この記事を参考にしてくださいね。
すぐに不安が解消されて、きっと新しいカードが手元に届くでしょう。