どうしたの??
ちょっと高価なバッグが欲しいんですけど、先日もカードでたくさん買い物しちゃって・・・・・・
カードのショッピング利用可能額や限度額は把握してる??
恥ずかしながらできてないですね・・・・・・
それじゃあ今日は「ショッピング枠」を中心に話していくね!
お願いします!
一度は耳にしたことがあるかもしれないショッピング枠やキャッシング枠という言葉。
これらはクレジットカードに設定されている限度額を表しています。
「ショッピング枠とキャッシング枠って何が違うの?」
「ショッピング・キャッシング枠を広げることはできるの?」
カード払いに関するこうした疑問の声を聞くことも多いです。
みなさんはこれらを人に説明できるほど理解しているでしょうか。
今回はショッピング枠、キャッシング枠の違いや基本的な知識まで解説していきます。
この記事を読めばショッピング枠、キャッシング枠の理解を深めてよりクレジットカードを賢く使うことができるようになるので、ぜひ読み進めてください。
この記事の目次
ショッピング枠って何?
クレジットカードを利用するなら知っておきたいショッピング枠。
基本的にショッピング枠はカード毎に設定される金額が違い、一律いくらと決まらないことが多いです。
まずはショッピング枠について基本的な知識や支払い方法などを見ていきましょう。
そもそもショッピング枠って何??
一般的なクレジットカードの多くは、ショッピング枠が10万円から100万円までの幅で設定されます。
つまりこの範囲内であれば繰り返し利用可能というわけだね。
どうやってショッピング枠は決められるの?
気になるのがこのショッピング枠の金額の幅についてです。これはどのように決められるのでしょうか。
例えばあるクレジットカードのショッピング枠は50万円の設定となっています。
そしてこれはカード会社が定めたものではあるのものの、実は利用者の要望によって50万円までの間であればショッピング枠の設定を利用者が決めることもできます。
仮に50万円のショッピング枠が必要がなければ申込時に30万円に設定することもできたりするんだ!
もちろん何も設定をしなければ50万円のショッピング枠になるよ。
そしてクレジットカードの申込時には審査があるんだ。
だから利用者の年収や債務状況などが考慮され、カード会社のほうでショッピング枠を低く指定する場合もあるよ!
ショッピング枠というのは、「この金額までは自由に使ってもいいですよ」と、カード発行会社が保証している金額のことです。
一般的にはショッピング枠と呼んでいますが、利用限度枠と呼ぶ場合もありますし、業界では与信枠と呼んでいます。
- ショッピング枠(利用限度額)=カード会社に指定された「買い物」にカードを利用できる限度額のこと
- ショッピング枠の設定はカード会社が行う
- カード会社がショッピング枠を設定する際にカード利用者の債務状況などが参照される
ショッピング枠とキャッシング枠って何が違うの?
またショッピング枠とキャッシング枠の二つは別々に存在するものではなく、それぞれ連動しています。
二つの違いはざっくり捉えると
キャッシング枠・・・キャッシングに関するもの
になります。
注意点
詳しくは後述しますが、実はキャッシング枠はショッピング枠の中に含まれています。
例えばショッピング枠が50万円で既に10万円をクレジットカードで買い物をしているすると・・・
利用可能額はショッピング枠の50万円(利用限度額)から未払いの10万円を差し引いた40万円ということになるよね。
同様にして、ショッピング枠の50万円(利用限度額)からキャッシングで10万円利用したら利用可能額はショッピング枠から未払いの10万円を引いた40万円になるよ。
ショッピング枠が50万円だからといって、常に50万円の買い物ができるというわけではないことに注意しましょう。
利用可能額は、ショッピング枠から利用した金額(未払い金額)+キャッシングで利用した額を引いたものだということを理解しておく必要があります。
クレジットカードの支払い方法の確認
具体的なキャッシング枠の説明をする前にクレジットカードの支払い方法について述べていきます。
カード払いに慣れてくると忘れがちですが、クレジットカードを使ってショッピングをしたら後日その代金の支払いを行う必要があります。
買い物をするときに現金を使わずに済ませることができるのは、カード発行会社が利用者に変わって買い物代金を支払ってくれたからです。
カード払いの仕組み
手数料がかかる支払い方法とかからない支払い方法とは?
カードの支払い方法には
- 手数料がかかる支払い方法
- 手数料がかからない支払い方法
の二つがあります。それぞれ見ていきましょう。
手数料がかからない支払い方法
基本的に支払い方法は特に指定がなければ一括払いとなります。そしてこの一括払いですと手数料がかかりません。
支払いの際に2回払い(手数料無料)に設定することもできるし、個々の買い物についても支払回数を変更することが可能なケースが多いよ!※
- 一括払い
- 2回払い
- ボーナス一括払い
これらの支払い方法では、手数料がかかりません。
利用者が支払う手数料というのは、利用金額の支払期間に関する金利と考えたら理解しやすいよ。
手数料がかかる支払い方法
反対に、一回の買い物を3回以上の分割で支払う場合には金利手数料が発生します。
この金利手数料には上限が設定されているので、約3%~15%(カードによって増減します)の料率となります。
3回以上の分割払いの他に手数料がかかるケースとしてリボルビング払いがあるよ。
特徴としては、
分割払い=一つの買い物に対しての分割
リボルビング払い=期限内の全ての買い物に対しての支払いになる
だね。
リボルビング払いの場合は月々の支払額が決まっているので、全てリボルビング払いにすると、どんどん支払い回数が伸びていってしまいます。
分割払いとリボルビング払いは、支払い回数が多くなるので、ショッピング枠の回復には期間が必要になりますので注意しましょう。
買い物の際にはクレジットカードでの買い物がどの程度可能なのか把握しておこう。
キャッシング枠・キャッシングについて
クレジットカードにはキャッシング枠が設定されています。
そしてこのキャッシング枠があることによって、緊急の場合などにキャッシングができ、非常に便利になっています。
しかし、キャッシング枠の使いすぎには十分に気をつけたいところです。
ここではそんなキャッシング枠・キャッシングについて詳しく見ていきます。
キャッシング枠とは?
キャッシュレスで買い物できるのがクレジットカードの最大のメリットと言えるのですが、現金が必要な場面もあります。
そのため、クレジットカードにはキャッシング枠というものが設定されています。
多くの場合だと銀行やコンビニのATMなどでキャッシングが可能で、キャッシュカードくらい出金もスムーズに行えるよ!
もちろんショッピング枠と同様にキャッシング枠の範囲内で出金することになるから注意は必要だよ。
つまりキャッシング枠を超える出金はできないから、あくまでも本当に必要になった時のキャッシング機能と考えておこう。
キャッシング枠とショッピング枠は別物ではありません。
まず、大枠でショッピング枠があり、その中にキャッシング枠があります。
ショッピング枠が50万円でキャッシング枠が30万円とすると、これがそれぞれ別枠ではなく、ショッピング枠の中にキャッシング枠が含まれているよ。
だから仮にキャッシングを30万円した場合、ショッピングは残りの20万円しかできなくなるんだ。
反対に30万円のショッピングをした場合は20万円のキャッシングしかできないよ。
このキャッシング枠は利用者が設定することができます。
それでも大枠であるショッピング枠を超える金額設定をすることはできません。
一般的には50万円のショッピング枠があれば、キャッシング枠は30万円という設定が多くみられます。
そして、利用者がキャッシング枠は必要最低限しか必要ないと言う場合はキャッシング枠を10万円、あるいは0円に設定することも可能です。
ショッピングとキャッシングの二つの利用をした場合
ショッピングとキャッシングの二つを同時に利用した場合はどうなるのかというと、それぞれで返済がはじまります。
10回の分割払いとすると、ショッピングでは月々2万円の返済になり、キャッシングは月々1万円の返済になります。
これを合算して月々3万円の返済となるのです。
ショッピング、キャッシングの両方を利用するとそれぞれに対して返済が生じるということです。
そのため、この二つを同時に利用すると返済も2重になるということをしっかりと覚えておく必要があります。
キャッシング
キャッシング枠の範囲内であれば自由にキャッシングすることができます。
これはショッピング枠の考え方と大差はありません。
ショッピング枠とキャッシング枠の違いは、買い物をするかキャッシングをするかの違いと考えていいよ!
言い換えれば相手がお店なのかATMなのかということだね。
クレジットカードの発行会社から考えてみれば、キャッシングをしてもらうほうが事務手続きが少ないだけありがたいだろうけどね。
クレジットカードを利用してのキャッシングは銀行やコンビニATMが主流です。
また、クレジットカードの会員サイトを利用すると、そこからキャッシングを利用することができます。
Webからのキャッシングの申し込みをすると、即座に登録している銀行口座にキャッシングで申し込んだお金が振り込まれるよ。
キャッシングの支払い方法
クレジットカードを利用したキャッシングでの支払い方法ですが、何も設定しなければ、翌月の一括払いとなります。
ATMの画面から分割払いのボタンもあるので、それを選んでさらに分割回数を指定できるクレジットカードもあります。
また、締め日までの範囲であれば、一括払いのキャッシングを分割に再設定することができます。
また、すべての利用をリボルビング払いに設定している場合は、いくらキャッシングをしても、何の設定をしなくても月々固定のリボルビング払いになります。
リボルビング払いにすると月々の支払額が固定になってその分支払いが楽になるけど、延々と支払いが続き、利息も膨大になるから注意が必要だよ。
一般的にショッピングよりもキャッシングのほうが金利手数料が高く設定されているよ。
だから緊急の場合でのみ利用にしたほうがいいだろうね。
ショッピング枠やキャッシング枠を広げるには?
さっきから説明しているショッピング枠やキャッシング枠。これらの限度額を増やせるとしたら嬉しいよね?
はい!!限度額が増えてくれればその分いろいろ買い物ができますし、限度額を気にせずショッピングできますから!!
先ほどから何度も述べてきたショッピング枠とキャッシング枠。
これらそれぞれの枠は、限度額を増やすこと、つまり増枠することが可能です。
もちろん簡単に増枠できるわけではないよ。
クレジットカードを作るときに審査があったようにショッピング枠、キャッシング枠の増額を申請するときにも審査が必要になるんだ。
増枠とは??
例えば現在ショッピング枠が50万円で増枠申請をした場合はどうしたらいいでしょうか?
海外旅行などの場合は限度額が少ないと心もとないですよね。
そうした場合は早めにクレジットカード発行会社に増枠申請をしたほうがいいでしょう。
この場合、50万円のショッピング枠を10万円増やして60万円、一気に100万円のショッピング枠に増枠する・・・などいくつかの選択肢がありますね。
自分がどれ程の額の増枠を望むのかあらかじめ考えておきましょう。
また、それに伴ってキャッシング枠の増枠申請をしてもいいかもしれません。
キャッシング枠の増枠?
ショッピング枠を十分な額に設定していても、キャッシングは不要だから0円設定にしている人も少なくありません。
しかし海外でずっとキャッシュレスで過ごせるのかというと実はそうではないケースもあります。
少額だとクレジットカードの利用が拒否されたり、ホテルのチップ。
タクシーの支払いも現金の場合が多いから、海外旅行とは言っても現金を使う場面はことのほか多いものなんだ。
現地で簡単にキャッシュが引き出せるように、キャッシング枠の増枠申請をしておいて損はないです。
不測の事態に備える意味でショッピング枠、キャッシング枠の増枠を早めに考えておいてもいいでしょう。
増枠の審査
クレジットカードのショッピング枠、キャッシング枠を増枠するには、クレジットカード発行会社に申請しなければいけません。
その場合は信用機関の審査が行われます。
クレジットカードを発行したときは定職についていたのに、増枠申請をしたときには会社を退職してフリーターになっていた場合は、この審査に通らない可能性があります。
信用機関の調査は多岐にわたる場合が多いです。
増枠申請が却下される要因として考えられるもの
- 他のクレジットカードで延滞や強制解約があった
- 消費者金融への借り入れ
- 多額のカードローンなどの利用
増枠申請するクレジットカードでの取引実績は良好であっても、他のクレジットカードでは延滞があったり、カードの強制解約があった場合などは、信用機関はその情報を共有しているので増枠申請は却下されることになります。
さらに、消費者金融への借り入れ、さらには多額のカードローンの利用などがあれば同様に増枠申請が却下される可能性が高いです。
審査に通りやすいのは利用実績が豊富で支払いに延滞などがない人だね。
また、ショッピング枠が常にいっぱいであることもプラスに評価されるよ。
そして実はカード利用者の方から増枠申請をしなくても、クレジットカード発行会社のほうで増枠してくれる場合もあるんだ。これは信頼関係を構築していくことで可能になるよ。
何年も正常な取引を続けていくとそれが実績となって信用が上がっていき、ショッピング枠、キャッシング枠の増枠となるんだよ!
増枠の方法
増枠申請の方法として
- 電話
- Webの会員サイトから申し込む
の2通りがあります。
審査があるのでどちらの方法で申請をしても増枠までの日にちに違いはありません。
必要に応じて、収入証明書の提出などが求められる場合があります。
知っておきたい豆知識
クレジットカードを上手く活用することができれば、現金での生活より便利なものになります。
しかし、現金で買い物を済ませていた時とは違い、様々なリスクや知っておきたい情報などが数多く存在しています。
増枠すると強制解約??一時的に増枠も可能??
「ショッピング枠がいっぱいで買い物ができない。しかしすぐにでも買い物がしたい」
という場合はクレジット発行会社に連絡をして、利用したい金額を指定の口座に振り込むことで買い物が可能になることがあります。
発行会社によっても違いますのであらかじめ調べておくといいでしょう。
これはショッピング可能額を増やすものです。
そして増枠についての豆知識ですが、実は一時的な増枠であればそれほど問題なく増枠してもらえるケースが多いです。
- 海外旅行などでカードしか使えない状況
- 結婚式などの費用で早急にまとまったお金が必要な状況
- ショッピングやキャッシングの使用目的が明確
- これまでクレジットカード利用の支払いについて滞納が無い
- クレジットカード会員になってある程度の年数が経過している
こういった場合は一定の審査なしに即座に増枠してもらえる場合があります。
このときの増枠ですが、ショッピング枠の2倍程度となることが多いようです。
また、増枠の申請をした際に審査が行われ、滞納の経歴などが明らかになってクレジットカードの強制解約という憂き目に遭ってしまう場合があります。
増枠申請をしたのに強制解約になってしまうのは本末転倒だから、過去に滞納などの経歴がある人は増枠申請などはしないほうがいいだろうね。
現金化??
クレジットカードの現金化は巧妙な詐欺のケースなどが非常に多いので注意が必要です。
しかし現金化の仕組み自体はとてもシンプルです。
デメリットとしては、
- 現金化の際に業者に個人情報が知られる可能性
- 利用規約に反しているためにカードの強制解約になるリスク
などが挙げられます。
現金化を業者に頼らず本人で行う方法も実は存在しているよ。
例えばショッピング枠で商品券などを購入してそれを金券ショップなどに転売して現金を得る方法。
けど、現在では商品券をクレジットカードで購入することが難しくなってきてこの方法が使えなくなってきているよ。
もちろん個人での現金化もクレジットカードの利用規約に明確に違反しているし、現金化はおすすめできないよ!
まとめ
- ショッピング枠=(ショッピングの)利用限度額
- キャッシング枠=キャッシングの利用限度額
- 自動的に増枠されたり、申請して増枠してもらうことができる!
- 信用力が大事!
- 現金化はやめよう!
いかがでしたでしょうか。
知っているようで知らないショッピング枠とキャッシング枠。
それぞれ利用限度額を表しており、場合によっては増やすことも可能です(増枠)。
自分が使っているカードの仕組みについて知ることでよりクレジットカードライフが豊かになるのではないでしょうか。