街で見かけない日は無いほどの高い認知度の高級ブランドと言えばいくつか頭に思い浮かぶのではないでしょうか。その多くは世界的中の人々に安定した人気があり、店舗をあらゆる国に展開している外資系企業のブランドです。
日本でも外資系高級ブランドはとても人気があり、それはそのブランドのアイテムを持つというステータスだけではなくアパレル企業に就職を志す人にとっても憧れの的です。
いつかは高級ブランド企業で働いてみたい、そう考えるアパレル業界人は少なくありません。ですが国内のアパレル企業と比べて目に見えて優秀な、即戦力な人材を求めるのが外資系高級ブランド企業です。
「目に見えて」というのは「実績」「数字」「資格」の三つと考えると理解しやすいです。
採用試験に至るまでの前職(現職)で自身が生み出した利益や成功させたプロジェクトという「実績」。それに関する具体的な「数字」。そして世界で活躍できるTOEICやTOFELといった語学の「資格」。
これらを採用試験時に提示出来ればかなり高級ブランド企業への道は近くなります。逆を言うと上記の三つを持ち合わせていないと転職は厳しいということです。
世界的に不況と言われる中にあっても絶対的、安定的な人気を誇る高級ブランド企業は大きく業績を落とすことはありません。その点も働く者から見て魅力的でしょう。働くまでのハードルがとても高い一方で、世界を相手に活躍出来る高級ブランド企業への転職とそれに必要なものについてお話していきます。
高級ブランド企業で働く人々とは
外資系アパレル企業は国内のアパレル企業よりも実力主義社会です。そのためどのポジションにあっても社員は皆ハングリー精神の塊で、常に実績と能力を高く積み上げる努力をしています。
一時は高い成績をあげていても、スランプに陥り数字が下がればポジションを変えられてしまうからです。簡単にクビということはないでしょうが、一旦違うポジションで自身を磨きなおしてまた這い上がってこい、というような社内文化なのです。
また世界に展開する高級ブランド企業にとっては世界中に顧客がいるようなものです。働くからには各国、各地域の文化についてよく学び、どの国の方にも失礼の無い接客・応対スキルが必要になります。
接客する販売員だけでなく本社やオフィスで働く人材も電話応対や商談に外国語を用います。社内の公用語を外国語としている企業もありますので、高級ブランド企業で働く人々は皆外国語が堪能であると理解しておきましょう。
高級ブランド企業に転職するためには
先にも述べた通り高級ブランド企業は外資系企業が多く、そのことからも外国語のスキルは必須と考えた方が良いでしょう。
以前は英語とイタリア語、フランス語が主流でしたが、現在ではそれに加えて中国語やアラビア語のスキルも求められる場合があります。世界的に見ても富裕層と呼ばれる人々がその言語圏に多いことが理由です。外国語が堪能であれば販売員として勤務する際に多様な国のお客様を接客出来るということに繋がります。
また本社やオフィスの営業職や店舗開発職においても多様な言語圏の取引先と商談出来ることは大きな強みです。
特に高級ブランド企業はこれからも出店数を伸ばし新たな顧客と売上げを獲得していく手法を取ると予測されますので、挑戦したいとお考えの方はとにもかくにもまずは語学力、と考えておきましょう。
当然ですが応募先企業のブランドが好きであることも必須です。アパレル業界に限らず外資系企業は「白か黒」で判断します。「まあまあ好き」「どちらかというと好き」ぐらいの気持ちでは簡単にはじかれてしまいます。
「ものすごく好き!大ファンなんです!」という気持ちを包み隠さず情熱的にアピール出来るプレゼン力も磨いておきましょう。
高級ブランド企業に勤めている方の転職
既に高級ブランド企業でお勤めの方が他の企業に転職する際は、まず転職サイトをチェックしましょう。有名な外資系企業なら情報数の多い大手転職サイトでも検索可能ですが、専門性の高いポジションに関する転職情報ならアパレル業界専門のサイトを利用すると詳細な情報を得られます。
一旦大手の転職サイトで大まかに検索をかけて、条件に合った企業が見つかれば専門サイトで検索し直すという方法も良いでしょう。
高級ブランドには創業時から続けてきた信念、築き上げた確固たるイメージ、テーマがあります。そこで働くには企業が大事に守っているものを理解し、壊さない。自身もブランドイメージに染まりテーマを謳える順応性が求められます。
その心構えを備えたうえで採用試験では、採用されたなら自分はどのような仕事をして利益を上げ、このブランドを更なる高みへ押し上げることが出来るのかをプレゼンしましょう。
高級ブランドで働くということは「世界中の人々に満足感を与える」ということ
誰もが一度は憧れる高級ブランド。初めて手にした給料で自分へのご褒美として購入する方も多いのではないでしょうか。そのブランドのアイテムを持つだけで自分の格が上がったような、そんな気持ちにさせてくれるのは高級ブランドならではでしょう。
その得も言われぬ満足感は世界共通の感覚で、世界中の人々が自分へのご褒美として高級ブランド品を買い求めています。
高級ブランド企業で働くということは世界中の人々に満足感と自信を与えるということなのです。ただ価格の高い服飾雑貨を販売するというわけではありません。
世界中の誰もが憧れ手にしたいと思う高級ブランドに携わってみたい、世界中を股にかけて働いてみたい、とお考えの方は是非高級ブランド企業への転職をご一考下さい。その際は語学学校への通学も併せてご一考下さいね。