みなさんは郵便局のアルバイトと聞いて、どんな仕事内容を思い出しますか?
おそらく、お正月の年賀状配達の「期間限定」のアルバイトを思い出すのではないでしょうか。しかし、郵便局のアルバイトは、何も年賀状配達のアルバイトだけではありません。
郵便局にもいわゆる「レギュラー」のアルバイトが存在しています。その「レギュラー」のアルバイトについては、配達の業務もあるのですが、もう1つ「郵便仕分け」という業務のアルバイトもあるのです。
今回は、この「郵便仕分け」のアルバイトを中心に、ところどころ配達員のアルバイトと比較をしながらお話をしたいと思います。
バイクや自動車を使わない郵便局のお仕事について知って欲しいカモ!
郵便仕分けの仕事内容について
まずは、郵便仕分けのアルバイトの仕事内容について説明をしたいと思います。
みなさんがよく知っている郵便配達の仕事というのは特定のエリアの配達担当をしている郵便配達員が各家庭に郵便物を運ぶわけですが、その特定エリアに効率よく配れるために「仕分け作業」が行われます。
その仕分け作業を行う仕事がこのお仕事です。
具体的にどんな作業をするかというと、まとまった数の郵便物があなたに割り当てられます。その割り当てられた郵便物に対し、地域ごとに分かれた棚があり、その地域ごとに郵便物を仕分けていくというお仕事です。
毎日郵便局に届く大量の郵便物は、各家庭や企業が届けてほしいと思っており、また差出人においても何らかの目的をもって届いてほしいと思い、切手を買って郵便物を出しています。
郵便仕分けのアルバイトの方が実施するその仕分け作業は、郵便物を待っている、また差出人の届けてほしいという思いと、実際に配達員として届けるライダーさんの間に立つお仕事です。
地味で単調な仕事ではありますが、非常に社会的意義のあるお仕事であるといえます。
なお、郵便物とここでは記載しているので、ハガキや封書を想像されている方もいらっしゃると思いますが、実際はそれだけではありません。
この仕分け対象には「ゆうパック」を仕分けるというお仕事もあります。募集求人は別物となりますが、仕分けの対象には「荷物」も含まれるということを認識してもらえるといいでしょう。
時給について
では、この郵便仕分けの時給はどのくらいなのでしょうか。郵便局は全国にあるため、地域によって金額は変わってきます。
そのため、ここでは東京都、神奈川、千葉、埼玉を前提としてお話をしたいと思います。
結論から言えば、時給1,000円程度となります。この水準は東京都内でいえば、コンビニエンスストアと同じ程度の時給となります。
コンビニエンスストアの仕事は、サービスが多岐にわたるため、仕事を覚えるのが大変です。
それに対し、郵便仕分けのアルバイトは、はがきや封書(もしくはゆうぱっく)の仕分けが中心となり、業務内容は非常に単純です。
仕事そのものは大変ですが、色々なサービスを覚えるという労力やスピード感が求められる仕事ではあるものの、コンビニエンスストアのように接客であるがゆえにお客さんに合わせて業務を行わなければならない労力はかからないので、効率よくお金を稼げるアルバイトという見方もできます。
ちなみに、郵便配達員のアルバイトも、時給は1,000円とほとんど仕訳バイトと同程度の時給水準となります。
どちらのアルバイトがいいのか、ということは一概に言えませんが、安全性の面から言えば、郵便配達員にはバイクや交通事故というリスクが常に付きまといます。
そういった点で、実は郵便配達員よりもリスクが少ないアルバイトであるとも言えるでしょう。
やりがい、楽しさ
では、この郵便仕分けのやりがいや、楽しさはどういったものがあるのでしょうか。
基本的に単調な作業が多いので、なかなか楽しさを見出すのは難しいのですが、結論としては「今日は何通仕分ける」といった目標をもって取り組むとよいでしょう。
目標を持つことで、一種の「タイムトライアル」的な感覚で取り組むことで、スピード感をもって取り組めることに加え、工夫が必要になります。
早く仕分けるにはどうすればいいのか、といった工夫をすることで考えて行動することになります。そして、うまくいかなかったら、改めてどうするとうまく仕分けられるのと考えることを繰り返し、単純作業が単純作業でなくなります。
ちなみに、この単純作業を単純作業にしないようにするため、「考えながら行動する」という点は、配達員においても早く配るためにどう工夫すればよいかという点でも共通しています。
また、郵便仕分け、郵便配達の業務に共通したやりがいとしては、この仕事は大げさな言い方かもしれませんが、日本の流通を支える重要なお仕事です。
あなたのこの仕事が、個人間の郵便物のやりとりを支えていることはもちろんとして、企業活動においても重要な役割を担っています。そのような意識を持つことで、仕事に対するやりがいが生まれるでしょう。
大変なこと
郵便仕分けの大変なことは、やはり「単調」であることに尽きます。そのため、意義や目標をもってやらないと非常に面白味を感じない仕事と言えるでしょう。
また、軍手を使って作業しないと、冬場の乾燥した空気の中で業務を行うと、手が非常に荒れるのも仕事における大変な点です。
そういった点で、郵便配達員は外出して、郵便を配れる点から同様に単調な仕事であるものの、気晴らしをしながら仕事ができる点はメリットと言えますね。郵便仕分けの仕事は単調さにどう向き合うかがポイントとなってきます。
それだけだからこそ、目的や工夫を明確にもって仕事をすることが求められます。非常に社会的意義のある仕事なのでそのことを意識して取り組んでほしい仕事カモ。
まとめ
郵便仕分けのアルバイトは、郵便配達の仕事にも言えることですが非常に「単調」です。
一方で、その社会貢献性は高く、大げさな言い方かもしれませんが物流の根幹を支える大事なお仕事であるともいえます。非常にやりがいのあるお仕事です。
また、仕事をより効率よく進める技能とは必要となりますが、特段難しい仕事ではないので非常にとっつきやすい仕事です。
仕事の難易度から考えると時給も決して悪くはありません。何より、日本郵政という大会社の中で働けるのも魅力です。
郵便局のアルバイトは配達員のお仕事だけではありません。仕分けの仕事もあり、両方の仕事が物流を支えるお仕事です。