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透析看護認定看護師資格の概要や役割、活躍できる場所のまとめ

透析看護認定看護師は透析治療のスペシャリスト!近年の透析患者の増加に伴いニーズが急上昇中

透析看護認定看護師は透析治療のスペシャリストとして登場した資格です。ここ数年で一気に透析患者の増加が見られ、これに対応するためにニーズが上昇しています。 他の看護師の働き方と比較して、夜勤や残業などが少なめなので、家事と仕事を両立させたい看護師から人気が高い傾向にあります。

透析看護認定看護師資格の概要

透析には血液透析(HD)と腹膜透析(CAPD)の2種類があります。現状圧倒的なシェアを持っているのはHD。とはいえ、常に新しい技術が登場している分野なので、これに対応し、高度な看護を提供できる人材として透析看護認定看護師が登場しました。 現場で的確な指示や判断を行うのはもちろん、患者さんやその家族のQOLを高めるサポートも担う重要なポジションとなります。

透析看護認定看護師の役割と仕事

透析看護認定看護師の主な役割や仕事は以下のようになっています。

  • 透析の介助
  • 透析患者とその家族のメンタルケア
  • 患者のセルフケアを高める指導
  • 他看護師への指導

透析看護認定看護師になるには

大前提として日本の看護師免許を所有している必要があります。その上で以下の条件を満たして初めて認定審査資格が与えられます。

  • 看護系大学院修士課程の修了
  • 日本看護協会が認定している認定看護師教育機関(課程)を修了(6か月615時間以上)
  • 看護師免許取得後、実務経験が通年5年以上
  • 実務経験5年以上のうち、3年間は認定看護分野で実務経験
  • なお勤務年数は常勤、非常勤は関係せず、通算時間を満たしていれば問題無し

上記した全ての条件を満たしていれば透析看護認定看護師資格の認定審査が受けられるようになります。 なお、5年ごとに更新(看護実践と自己研鑽の実績について書類審査)が必要となります。

透析看護認定看護師が活躍できる場所

主に透析センター、総合病院の透析室で勤務することが多いです。また腎臓内科外来などで透析治療を検討中の患者さんに対して診察介助、情報提供、メンタルケアなども行います。同時に生活指導など普段からどのように透析と向き合っていくのかのアドバイスも行う必要があり、まさに透析に関する幅広い知識と技術を提供しなくてはなりません。

透析看護認定看護師資格のまとめ

ここ数年で糖尿病患者の数が増えたこともあり、透析へのニーズは高まる一方です。透析関連の仕事をより深く学び、それを実践できる資格としてますます人気が高まっています。 とはいえ、他の認定看護師と比較して教育機関が極端に少ないこと、働く場所が限られていることを考えるとこれらは課題として挙げられるでしょう。 現場では概ね高く評価されており、重要なポジションに就くことも珍しくありません。キャリアアップやスキルアップのための資格としてもオススメです。