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早めの解消が重要、歯ぎしりの原因と歯へのダメージ
他人への迷惑だけでなく、歯への悪影響大!
旅行などで気になる「歯ぎしり」。眠っている時に多いので、自覚症状がなく気がついていない方もいらっしゃるようです(中には「自分の歯ぎしりで目が覚めた」なんて笑い話も聞きますが)。
歯ぎしりは歯へのダメージが大きく、「他人に聞かれると恥ずかしい」というだけでは済まない、深刻な問題を抱えています。
歯ぎしりの原因やそれによって起こる主な症状、また対策をまとめてみました。
歯ぎしりとは
歯を強く噛みしめたり、それをこすり合わせたりしてしまう「歯ぎしり」。歯ぎしりには以下の種類があります。
グラインディング
一般的にイメージされやすい歯ぎしりで、上下の歯を横に強くこすり合わせ、キリキリ・ギリギリという音が出ます。歯やあごへのダメージが大きいです。
クレンチング
強く噛み締めるタイプでほとんど音が出ないので、本人や周囲にも気づかれにくいです。かなりの力が入るので、朝目が覚めるとあごに違和感があったり、口が開けにくい場合があります。
タッピング
小刻みに上下の歯をぶつけあうタイプで、カチカチ音がします。グランディングやクレンチングより発生率は低く、歯へのダメージも低めです。
歯ぎしりの原因
ストレス
歯ぎしりの確実な原因はいまだ解明されていません。ただし主原因だとされているのがストレスです。人はストレスがかかった時には無意識に歯を食いしばることがあります。就寝中には溜まっていたストレスが解放され、歯ぎしりが多くなります。
クセ
スポーツを含め日中歯を食いしばることが多い等、歯を噛み締めるクセがあると、それを筋肉が記憶していて、就寝中に無意識に出てしまうことがあります
歯並び・噛み合わせの悪さ
元々の歯並びの悪さもありますが、矯正中や虫歯治療、抜歯などで噛み合わせが悪くなると、噛む時に偏った力がかかってしまい、顎の筋肉が緊張して歯ぎしりが起こる場合があります。またお子様の場合は歯の治療中、歯が気持ちが悪くて歯を噛み締めてしまうこともあります。
歯ぎしりの症状と問題点
歯が痛む
歯ぎしりは長時間続くことで、歯や歯の周りの組織にダメージを与えます。特に歯根膜にダメージが出ると、炎症を起こして「歯根膜炎」になり、噛んだ時に痛みや腫れが生じます。歯根膜炎を放置すると炎症が歯茎の奥に広がっていき、最終的には歯を欠損する場合もあります。
歯がしみる
歯ぎしりによって歯や歯根にダメージが生じたり、歯に亀裂が入ることで歯がしみる等、知覚過敏の原因となります。
顎が痛む
歯ぎしりによって顎に力が加わることで、顎が痛くなったり、顎の関節にある軟骨がずれたり変形して顎関節症になる場合があります。
詰め物やかぶせものが破損する
歯に力がかかることで、セラミックの詰め物やかぶせものがはずれたり、欠けたり割れることがあります。それによって噛み合わせがズレてくるので、歯へのダメージがますます大きくなります。
歯が削れる・割れる、噛み合わせが変わる
歯に偏った力がかかると、歯が削れたり割れてしまうことも!特に治療によって神経のない歯はもろくて割れやすいため要注意です。割れた歯は治療が必要ですし、場合によっては抜歯の必要があります。
歯茎が痩せる
歯を支えている歯肉や骨に過剰な負担がかかることで、歯茎が痩せることがあります。歯茎が痩せて下がることで知覚過敏が生じたり、虫歯や歯周病の進行が早まるという悪循環になる場合も。
肩こり・頭痛が生じる
口元の筋肉は顎から首、肩にかけてつながっているため、歯ぎしりをすることで周囲の筋肉に疲労がたまり、肩こりや頭痛につながる場合があります。
歯ぎしりの予防と治療
マウスピースによる治療方法
歯ぎしりから歯や顎を守るためには、マウスピースの活用が効果的です。市販のものもありますが、歯に合わないと逆効果になることもあるので、医者できちんと型取りをしてもらい、自分に合ったものを作りましょう。
噛み合わせ・矯正治療
噛み合わせが悪いと、歯ぎしりだけでなく様々な支障が生じます。特に歯の治療中に放置していたり、合わない義歯を我慢して無理に使っている、といったケースでは、痛みがなくてもダメージが進行していることが多いので、早急に歯科医できちんとケアしてもらいましょう。もともと歯並びが悪い場合は矯正治療を検討しましょう。
口元のエクササイズやマッサージ
舌をぐるぐる回したりする簡単な口元エクササイズや、マッサージなどで、口の周りの筋肉をリラックスさせて筋肉の凝りをほぐすことができます。
まとめ マイナス影響の多い歯ぎしりは早めに解決
歯ぎしりは家族や他人にも迷惑なだけでなく、歯がすり減ったり、知覚過敏や歯周病、虫歯が悪化したりと、様々な悪影響があります。
マウスピースを活用したり、歯をきちんと治したり、歯並びを矯正することで改善されることが多いので、歯ぎしりが気になったらまずは歯科医に相談をしましょう。
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