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舌に水疱ができた、免疫が低下しているからかも!
舌に水疱ができる病気を知っておこう

口内炎は経験ある方多いと思いますが、舌に水疱ができるとびっくりしますよね。「悪い病気では?」と心配される方もいるかも。
舌にできる水疱にはいくつか原因があります。口内炎の一種の場合もありますが、「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」という病気の場合もあります。
舌にできる水疱について主な病気をまとめてみました。
粘液嚢胞(ねんえきのうほう)
唇や舌、頬の粘膜の下には、唾液を分泌する米粒くらいの大きさの「小唾液腺(しょうだえきせん)」がたくさん存在し、口のなかをいつも湿らせています。
粘液嚢胞はこの小唾液腺が何らかの原因で塞がって分泌がうまく行われず、周囲の組織中に唾液がたまって水ぶくれになったものです。見た目は、直径5~15mmの丸くて軟らかいこぶ状の嚢胞で、中に唾液がたまっています。痛みはありませんが、できる部位によってははれのような違和感を感じます。
現時点では具体的な発生原因は不明ですが、食事中などに舌や頬の内側の粘膜を噛んだり、歯の先端などが舌に触れて刺激を常に受けることで、小唾液腺を損傷させると考えられています。下唇を噛むクセも粘膜を傷つける原因の1つとされています。
自然に治癒する場合もありますが、大きくなってしまった場合は何度も再発します。治療を行う際は、嚢胞だけでなく原因になった小唾液腺も切除します。唾液腺は口の中に無数にあるので摘出しても問題はありません。切除は局所麻酔をしたうえで、凍結外科やレーザーメスなどの方法で行います。
がま腫
粘液嚢胞の中でも舌下部、口底部にできるものを「がま腫」と呼び、他のものとは区別します。ガマガエルが喉を膨らませた時のような、透明感のある半球状のふくらみができます。はじめは5~10ミリほどですが約2~3センチにまで腫れ、食事の時に舌の動きを妨げる場合もあります。
粘液嚢胞は年齢性別に関係なく生じますが、がま腫は10~30歳の女性に多く発症し発症率は男性の約3倍と言われています。ただしその理由は不明です。発生位置によっては、リンパ液がたまる「リンパ管腫」と間違いやすいので、CTやMRIなどの画像検査で確認する場合があります。
治療方法は、通常の粘液嚢胞と同じく舌下腺の摘出を行う場合と、中に溜まった唾液を注射器で抜きOK432を注入する方法があります。OK432は3歳児から使用することができます。
口内炎
歯茎や舌などの粘膜にできる炎症の総称を「口内炎」といいます。口内炎には「アフタ性口内炎」「カルタ性口内炎」「ヘルペス性口内炎」「カンジダ性口内炎」などの種類があります。
アフタ性口内炎
最も一般的な口内炎で、5mmから6mm以下の大きさの白っぽく丸い潰瘍=アフタが生じます。舌や頬の内側、唇の裏や歯茎などにもできやすく、痛みがあります。通常1週間から10日くらいで自然治癒しますが、繰り返しできる「再発性アフタ性口内炎」もあります。
細菌による炎症が主な原因で、栄養不足やストレス、睡眠不足などによって免疫力が低下していたり、口腔内の粘膜が弱っていると発症します。女性の場合は、生理前や妊娠期などホルモンバランスが乱れることでも生じやすくなります。
カタル性口内炎
カタル性口内炎は、入れ歯や矯正器具、熱い食べ物などによる物理的な刺激や傷に細菌が繁殖することで発症します。口の中が赤く腫れたり、斑点、水泡やひび割れなどが生じます。また刺激の強い食べ物がしみたり、ヒリヒリとした痛みを伴うことがあります。口臭が気になる場合もあります。
虫歯や歯周病、歯槽膿漏なども関係しますし、ストレスや免疫力の低下も影響します。
カンジダ性口内炎
もともと口内の常在菌のひとつであるカビの「カンジダ」が、口内で過剰繁殖することで発症し、「口腔カンジダ症」とも言われています。体力や抵抗力が低下していたり、糖尿病やガンなど他の病気がある時に発症しやすく、乳幼児もかかります。
舌や頬の内側などに白い苔のようなものが点状や線状、斑紋状に付着したり、粘膜の表面が赤くなります。慢性化すると粘膜の表面が厚くなる場合があります。痛みはほとんどありませんが口の中に違和感があり、舌がしびれたり、味覚の異常を感じる場合もあります。
カンジダ菌が増殖しにくい口内環境を作ることが大切ですが、病気のサインの場合もあるので、口内炎だからと安易に考えず、医師に相談してください。病院での治療では抗真菌剤が処方されます。
ヘルペス性口内炎
ヘルペスウイルスが原因で、舌や唇、歯茎や唇の外側、のどに近い粘膜など幅広い範囲で発症するウィルス性の口内炎です。口内炎の中でも痛みが激しいのが特徴です。生後6カ月~3歳くらいの乳幼児での発症率が高く注意が必要です。大人では疲労時や体調不良時に発症します。
高熱が続いた後、口内に小さな水泡が複数でき赤く腫れて痛みが出ます。水泡が破れると腫瘍になります。感染力が強く、ヘルペスウィルスを持つ人と手をつないだり直接節食するだけでなく、その人が使ったタオルや食器などからも感染します。
口内炎が治った後もヘルペスウィルスが体内に潜伏しているので、再発する危険があります。
医療機関で投薬治療を行うことで、症状的には通常約10日ほどで治ります。治るまではなるべく接触を避け、幼稚園や学校は休む方が安心です。
免疫力低下で発症することが多い舌の病気は、健康チェックのサイン
粘液嚢胞や口内炎など、舌や粘膜にできる水泡や腫れは、痛みがないものも多く、また視線に治癒するものもありますが、中にはアフタ性口内炎やヘルペス性口内炎のように痛みや発熱が伴うものもあります。
乳幼児に発症するものは、親が注意をはらう必要があります。特に感染率が高く重症化しやすいヘルペス性口内炎は要注意です。
多くは体力や抵抗力が低下している場合に発症しやすく、健康のバロメーターともいえます。早く治すためには口内環境を健康に保ち、しっかりオーラルケアを行いましょう。
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