金銭的に困っている学生の中には、親や親せきを頼れないという方もいるでしょう。もしくは、ちょっと使いすぎて生活がピンチという方もいます。
カードローンを利用してその場をしのぐという方法もありますが、学生だと審査に通るのが難しいことがありますよね。そこで今回は、学生向けのローン会社であるカレッヂの概要や申し込み方法など詳しくご紹介します。
これを読めば、戸惑うことなくスムーズに申し込むことができるので、
- 学生でも審査に通過しやすいカードローンを知りたい
- カレッジの概要を詳しく知りたい
といった方はぜひ参考に読み進めてくださいね。
目次
学生ローンのカレッヂとは?
一言で学生ローンと聞いても、「学費のローン?」「教材費のローン?」と思う方もいるのではないでしょうか。
学生ローンは、消費者金融系カードローンと同じ位置になるフリーローンのことであり、使い道は自由で、貸付対象が“学生のみ”という特徴があります。
カレッヂは、1977年に創業の学生専用ローン会社です。学生ローンの中で老舗ともいえますね。
創業40年以上と、学生ローンのノウハウが蓄積された会社なので、安心して借入ができます。
学生ローンのカレッヂの特徴
学生ローンの特徴としては、
- 限度額の設定が低い
- 金利が安い
といったイメージを持つ方も多いでしょう。
カレッヂの主なスペックとしては以下の表を参考にしてください。
金利 | 15.0%~17.0% |
---|---|
限度額 | 未成年:10万円 成人:50万円 |
審査時間 | 30分程度 |
融資スピード | 当日送金も可能 |
遅延損害金 | 年率20.0% |
返済方式 | 元金自由返済方式 |
返済期間 | 最高60回(5年) |
担保・保証人 | 不要 |
表にあるように、50万円の借入に対してカードローンの多くが金利を18.0%としている中、カレッヂは17.0%と低いです。
また、元金自由返済方式を採用しているため、臨時の出費が多い学生を配慮した返済方式をとっています。
まずは、カレッヂの特徴について詳しく見ていきましょう。
未成年でも申込可能
学生ローンの専門であるカレッヂの申込み資格は、
- 日本国籍であること
- 大学生、大学院生、短大生、予備校生、専門学校生であること
- 安定した収入があること
- 以前にカレッヂを利用していた社会人
となっています。
学生を対象としたローンのため、“学生であること”が必須条件になります。但し高校生は対象外となり、申込みには、親権者の同意も必要がないため、初回の限度額は10万円になります。
例外として、学生時代にカレッヂを利用していた方であれば、社会人であっても利用することは可能です。
365日利用できる自社ATMがある
多くの学生ローンは、店舗もしくは口座への振り込みによって借入ができるケースが多く、お金がすぐに必要だという場合は、店舗での対面式がほとんどになります。
お金を借りるという行為を、人目につかずに行いたいという方は多いでしょう。カレッヂには自社専用ATMが設置されているため、それが可能になります。
専用ATMはカレッヂ店舗脇に設置されており365日、7:00~23:00まで利用可能です。
後に詳しくご紹介しますが、新カレッヂカードを利用すれば、全国のセブンイレブンのATMでも利用することができます。
カレッジの金利は会員ランクによって違いがある
カレッヂは会員をランク制にしていて、ランクによって金利が変わるので注目しましょう。
会員ランク | 金利(年率) |
---|---|
パール会員 | 17.0% |
ゴールド会員 | 16.0% |
ダイヤ会員 | 15.0% |
新規会員はパール会員から始まります。
返済実績を積む、もしくは友人を紹介することによってランクが上がります。
例をあげるのならば
- 友人1人を紹介・・・ゴールド会員
- 友人2人を紹介・・・ダイヤ会員
ダイヤ会員の金利15.0%は、銀行系カードローンと同じぐらいの金利です。
とはいえ、お金が関わることですので友人を紹介するうえで、きちんと理解をしてもらってから紹介するようにしましょう
月々の返済は利息分のみでOK
元金自由返済方式とは、決められた毎月の返済日までに利息分のみを払い、元金(借入金額)は自由に支払うことができる方式になります。
つまり、極端に言えば毎月利息を払うだけでもいいということになります。
初回1ヶ月間の利息について借入金額によって異なるため、以下の表を参考にしてください。
金額 | 利息 |
---|---|
1万円 | 139円 |
3万円 | 419円 |
5万円 | 698円 |
8万円 | 1,117円 |
10万円 | 1,397円 |
15万円 | 2,095円 |
20万円 | 2,794円 |
25万円 | 3,493円 |
30万円 | 4,191円 |
※年利 17%の場合
元金自由返済方式は、アルバイトやパートといった、毎月の収入が少ない場合でも返済しやすいというメリットがあります。お金にピンチの月は利息だけといった選択もできるので、毎月の出費が変動しやすい学生にはメリットが大きいのではないでしょうか。
しかしその反面デメリットもあります。利息分のみを払い続けるということは、元金が減らないため返済期間が長引きやすいのです。返済が長引くということは、それだけ余計な利息を払っているということになるので注意しましょう。
カレッジには3つの申込方法がある
カレッヂの店舗は高田馬場にしかありません。
生活圏内に店舗があればいいのですが、難しい方も多いでしょう。
カレッヂへの申込み方法としては、
- 店舗で申込み
- ネットから申込み
- 電話で申込み
の3つから選ぶことができます。
方法によって、審査の流れも変わるので詳しくご紹介します。
来店して申込
カレッヂの基本的な申込み方法としては、高田馬場にあるカレッヂ店舗での申込みです。
高田馬場駅から徒歩1分程度の場所に立地していて、黄色い看板が目印になります。
曜日 | 営業時間 |
---|---|
平日 | 10:00~18:00 |
土曜日 | 10:00~14:00 |
日祝、第2・4土曜日は営業していないので注意しましょう。
店舗で申込む場合は、営業時間内に必要書類をそろえ持参しましょう。契約後にその場で融資を受けることも可能です。
即日融資を受けたい場合は、審査の時間もあるので早めに来店するのがおすすめです。
インターネットから申込
パソコン、スマホからの申し込みも可能です。
- 公式ページにて注意喚起をチェックする
- 申込みフォームに必要実行の入力
- 電話での申し込み確認(カレッヂから・申込み者からか選択が可能)
- 審査の合否
- 必要書類の送信(専用フォームから)
- 手続き完了
インターネット申し込みであれば自宅にいながら申し込むことができ、14:20までにすべての手続きが完了すると、当日の口座振り込みが可能です。
また営業時間外での電話での申込み確認は、審査も翌営業日になるので注意しましょう。
電話での申込
電話での申込みが可能ですが、一部インターネットを利用する必要があります。
- 公式ページにて注意喚起をチェックする
- 表示されたフォームに入力
- 公式ページに記載されている番号に電話する
- 電話による聞き取り
- 必要書類の送信(専用フォームから)
- 手続き完了
基本的な流れとしては、インターネットを利用しての申込みと同じになります。
即日融資を受けたいのであれば、ネット申込み同様に営業時間内に手続きを完了するようにしましょう。
申込時に必要となる書類
必要書類は、店頭での申し込みは直接持参する必要があります。またインターネット・電話申し込みであれば、スマホなどで撮影後送信フォームを利用して提出します。
いずれの方法でも、“審査通過後”に送信します。申し込んだ段階では送信しないようにしましょう。
- 学生証
- 運転免許証
- 保険証
- キャッシュカード
- 公共料金の領収書・請求書(現住所のもの)
公共料金の領収書・請求書に関しては、住所と氏名が確認できるものを用意しましょう。
在宅確認が取れる場合は、提出しなくても大丈夫です。
もし在宅確認ができず、領収書・請求書もないという方は、カレッヂに相談すると対応方法を教えてくれます。
直接店舗での申し込みの場合は、
- 学生証
- 運転免許証
- 保険証
のどれか1つを用意するだけで申込みが完了します。キャッシュカードなどは必要がありません。
カレッジカードを作っておくのがおすすめ
先に少し触れましたが、カレッヂでは新カレッヂカードを発行すると、全国のセブンイレブンのATMでの借入・返済が可能になりました。
セブンで利用するためには、新カレッジカードを発行する必要があります。
発行方法としては、
- 店頭で発行
- 公式ページで申込む
の2通りがあるので、手続きをしましょう。すぐに利用したい場合は、店頭で手続きをすると3分程度で発行が可能です。
すでに旧カレッヂカード(会員番号116000以下)を持っている場合は、公式ページでの手続きのみで手元にあるカレッヂカードでセブンイレブンのATMが利用できます。
新カレッジカードには、旧カレッジカードに比べて利便性が大幅にアップしています。新カレッジカードのメリットをご紹介します。
残高の確認
セブンイレブンのATMを利用すると、返済・借入をすると利用明細が出ます。そこに残高が記載されているため、利用のたびに残高を確認することができます。
常に残高を把握することで、使いすぎの抑制や返済の励みにもなりますね。
手数料の節約
カレッヂへ返済する方法として以前は、
- 銀行振込
- 現金書留
- 店頭持参
の3つの方法から選択が可能でした。返済にかかる手数料は以下のようになります。
返済方法 | 銀行振込(他行) | 銀行振込(同行) | 現金書留 | 店頭持参 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
手数料 |
3万未満:440円 3万以上:660円 |
3万未満:110円 3万以上:330円 |
専用封筒 21円 現金書留代 450円+送料 |
無料 | ||||||||
銀行振込に関しては、利用する金融機関によって異なるので、目安程度に参考にしてください。
上記の方法に加え、セブンのATMを利用することによって、返済にかかる手数料を節約することができます。
【セブンイレブンの手数料】
- 1万円以下・・・110円
- 1万円超え・・・220円
銀行振込での返済よりも、手数料が安いのがわかりますね。
店頭持参をする方法が、一番手数料がかからず節約になります。
しかし1店舗しかないため、難しいという方がほとんどではないでしょうか。
銀行振込では、同行振込の場合は手数料がかからないという銀行もありますが、それ以外であればセブンのATMを利用した方がお得ということになります。
振込返済時の会員番号付与の省略
銀行振込での返済の場合は、識別するため6ケタの会員番号を氏名の後に入力し、送金します。
たった6ケタですが、手間だと感じる方も多いのではないでしょうか。会員番号を忘れてしまうと、せっかく送金に来てもできないのです。
しかし、新カレッヂカードを利用すると、カード番号で識別が可能になるので、会員番号を入力する必要がありません。手間が省けますし、カレッヂカードさえあればすぐに送金ができます。
カレッヂの気になるポイント
カレッヂの利便性や申込み方法など特徴についていろいろお話しましたが、それでもチェックしておくポイントはあります。
そこで次は、カレッヂの疑問点についていくつかご紹介しますので、確認してみてくださいね。
即日融資はできる?
すぐに現金が欲しいという方も、カレッヂでは即日融資を受けることができます。
申込み方法に限らず、14:20までに申込みや手続きがすべて完了していることが条件になります。
また新規申込みの場合、カレッヂの営業時間外は即日融資ができませんので注意が必要です。
申込み後、融資が可能かどうか必ず審査を受けることになります。審査にかかる時間は個人差があるため、ぎりぎりの時間ではなく、早めに申込むといいでしょう。
審査結果が出ても、必要書類を送信しなければ借入はできませんので、事前に用意しておくとスムーズに手続きが完了し、即日融資も可能です。
- 事前に必要書類をそろえておく
- 余裕をもって申し込む
- カレッヂの営業時間内に申し込む
審査で在籍確認はある?
クレジットカード・カードローンなど審査を受けるにあたって、“在籍確認”が行われます。
在籍確認とは、申込み内容に記載された勤務先に間違いがないかどうか調べるためのもので、電話連絡で行われます。
この在籍確認ができなければ審査に通りません。通常のカードローンではこの在籍確認は必ず行われるのですが、カレッヂの場合は在籍確認がありません。
アルバイト先や実家などに連絡をすることがなく、申し込み時の本人確認のための連絡がある程度です。学校や周囲に知られることなく利用できるので、個人の責任で借入をすることができます。
学校を卒業しても利用できる?
学生ローンは、基本的に学生の間だけ利用できるローンです。しかしカレッヂの場合は、学生のうちにカレッヂを利用していれば、社会人になってからも利用するといったことができます。
すでに完済していて、カードの有効期限が切れている場合も、カレッヂに連絡をすると対応してもらうことができます。他のカードローンよりも金利が低いので少額の借入であれば、カレッヂを利用した方がお得な場合があるので、検討してみてもいいでしょう。
自動契約機はある?
カレッヂには専用のATMはありますが、アコムなどのように自動契約機はありません。
カレッヂの申込み契約方法としては、先にお話した、電話・インターネット・店頭の3種類のみのため、いずれかの方法で申込みましょう。
カレッヂの利用で注意すべき点
学生専用のローンとはいえ、お金を借りるということは借金をすることです。そのため、申込む前に確認してほしい点があります。
審査に関わることや、万が一返済が遅れた場合どうなるかなど、注意するべき点について紹介しますのでぜひ読み進めてくださいね。
他で借入れがあるとカレッヂでの借入れは難しい
カレッヂへ申込むと審査を受けることになりますが、これは学生だからといって内容が変わるわけでもありません。
審査内容としてはその他のカードローンと同じだと思いましょう。さらにカレッヂは貸金業社であり、貸金業法の総量規制の対象になります。
総量規制は、年収の3分の1までしか借入をさせてはいけないという法律でクレジットカードのキャッシングも大手カードローンも、この縛りの対象となります。
たとえば、アルバイトの給料が毎月6万円だとして、1年間では72万円の収入になります。これを総量規制で計算すると実際に借入ができる金額としては、3分の1の24万円までになるということです。
24万円も借りれるんだ?!と驚くかもしれませんが、総量規制はトータルでの計算になります。
カレッヂ以外のローン会社にすでに借入をしている、キャッシング枠のついたクレジットカードを持っているなど、すべて総合して計算されます。
そのため他社からすでに借入をしている、借入件数が多いといった場合は、審査に通過しない可能もあります。
返済遅延すると家に連絡がくる
遅延としては、事前に決めた支払い日より7日以上経過した場合をいいます。もし5ヶ月以上の滞納、もしくは住所不明になった場合は、実家や帰省先に通知がいきますので注意しましょう。
事前に遅延してしまうとわかっている、何らかの理由があって遅れる場合は、事前に連絡をすることで対処してもらうことができます。返済をまってもらうことも可能なので、まずは必ず連絡をするようにしましょう。
信用情報に傷があると、審査に通さないカード会社も多いほど、審査に大きく影響がる部分です。今後のためにも最低でも、利息分だけでも必ず返済するようしましょう。
クーリングオフ希望の場合は必ず電話
カレッヂでは、クーリングオフをすることができます。
初回の契約日から成人の場合は8日間、未成年の場合は16日間以内にクーリングオフをする場合は、元金のみの返済で解約が可能です。
借りたけどやっぱりやめたいといった場合など、利息もなく対応してもらえるので良心的です。
ただ注意しなければいけないのが、勝手に返済しないということです。電話でクーリングオフをしたいと伝えてから、指示に従いましょう。
勝手に返済をしてしまうと、入金処理の段階で利息を計算して書類され、残高が残ってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
学生専用ローンであるカレッヂの申込み方法、借入・返済方法、そして注意点など詳しくご紹介しました。
- カレッヂは店頭・インターネット・電話での申し込みが可能
- 14:20までの全手続き完了で即日融資も可能
- 元金自由返済方式で毎月の返済が融通かきく
- 新カレッヂカードであれば、セブンのATMでの借入・返済ができる
- 自社ATMがあるのは学生ローンではカレッヂだけ
自動車の免許が欲しい、生活費がピンチなど、お金に困っている学生はカレッヂを検討してみてください。
大手カードローンよりも、カレッヂであれば毎月の返済金額に圧迫されることなく、利用することができますよ。