カードローンは審査に通過する必要があり、そこで重要視されるのが『年収』です。
年収は返済能力に直結する部分なので当然と言えるでしょう。
年収が少ない人は「審査に通らないのでは?」と、少しでも有利に進めようと、嘘の年収を記載しようと考える方もいらっしゃるかもしれません。
「嘘の年収を記載したらどうなるの?」
「嘘の年収がバレることは無いよね?」
と考える方も少なくありません。
そこでこの記事では、カードローン申込時に嘘の年収を記載するとどうなるのか、ペナルティはあるのか、などを紹介していきます。
この記事を読めば、なぜカードローンの申し込みで嘘をついてはいけないのかを知ることができるでしょう。
初めてカードローンに申し込む人や、年収に自信のない人は参考にしてください。
目次
カードローン申込で「年収」はとても重要な項目
カードローンはお金を借りて、毎月決められた金額を返済する、キャッシングサービスです。
そのため、ちゃんと返済できるだけの収入を持っている人を対象としています。
年収は返済能力と直結する最も重要な部分。それだけに、審査で収入面を重要視するのは当然のことと言えます。
最近のカードローンは「安定した収入があること」を条件としていて、年収が高くなくては申し込めない、ということはありません。
バイトやパートなど、一般的に給料が高くない、いわゆる非正規雇用で収入を得ている人でも、毎月給料をもらっているなら借りられるようになっています。
そのため、年収の嘘をつかずとも、返済能力に見合った範囲内であれば、誰でも申込むことができるようになっているわけです。
にも関わらず、嘘の年収を記載する人が後を絶たないのはなぜでしょうか。次からはなぜ嘘をついてしまうのか、その理由をみていきましょう。
初めて申込む方は特に注意、自分の年収に嘘をつきがちな理由
ついつい年収に嘘をついてしまう主な理由として次の3点が挙げられます。
- 少しくらい盛ってもバレないと思っている
- 年収が低くて不安なため
- 年収以外にも嘘の申告はNG
それでは各理由の詳細をみていきましょう。
少しくらい盛ってもバレないと思っている
申込者の正確な年収を知るためには収入証明書や給与明細が必要です。
しかしこれらは外部の人たちが知りえない情報なので「提出しなければバレることはないだろう」と高を括り、少しくらい盛っても大丈夫、とついつい多めに申告してしまいがちです。
しかし年収はある程度は予測・確認できる要素です。詳しくは後述する「嘘の年収を申告しても、必ずバレてしまう」で紹介します。
年収が低くて不安なため
年収が低いと申し込めないと思っている人も多いですが、年収の額ではなく「安定した収入を得られているか」の方が重要だということを知らない人が多いです。
カードローンの申込条件を見ても「18歳以上の安定した収入がある人」と記載されているように、必ずしも高収入である必要はありません。
安定した収入の条件は主に次の2点です。
- 毎月給料がもらえる
- 勤続年数が多い
勤続年数とは「その職場で何年働いているのか」ということ。
長く働いている人はクビになる可能性が低いですし、簡単に辞めないと判断されやすいです。
逆に勤続年数が少ないと、すぐに辞めるのではないか、ひとつの仕事を長く続けられないのではないか、と判断されやすく、カードローン審査で不利に働くリスクがあります。
これらを知っていないと「年収が高くないと借りられない!」と考える人が出てくるのも仕方がないでしょう。
その結果、嘘の年収を記載し、それがバレて審査に落ちてしまいかねません。
年収以外にも嘘の申告はNG
カードローン申込時は年収以外にも記載する項目がいくつかあります。
例えば次の3点。
- 勤務先
- 勤続年数
- 他社借入状況
これらも嘘の記載をしてしまうと審査落ちの原因になりやすいため注意してください。
特に他社借入状況は、審査に直結しやすい部分なので嘘をつきやすい傾向にあります。
しかし調べればすぐに分かることですし、カードローン審査では必ずチェックされるので、まずバレます。
カードローン申込時は年収以外にも嘘をつくことがないようにしましょう。
嘘の年収を申告しても、必ずバレてしまう
嘘の年収を申告は必ずバレます。
バレる理由は主に次の3つ。
- 収入証明書
- 信用情報機関へのデータ照会
- 申込情報(勤務先など)
信用情報機関はカードローンやクレジットカードの利用履歴を記録する第三者機関のこと。
過去の利用実績から、ある程度は年収を絞り込むことができます。勤務先や勤続年数、役職からも年収を予想できますよね。
カードローン申込は基本的に収入証明書の提出は不要ですが、審査途中で提出を求められる場合があります。
嘘の年収を申告しているなら、収入証明書の提出が必要になった時点でアウト。
このように、嘘の年収を申告しても、最終的にバレるようになっています。
嘘がバレてしまった場合、どうなる?
嘘がバレると次の3つのペナルティを受ける可能性があります。
- 信用情報に傷がつく
- その金融機関からは借りられなくなる
- 融資がストップされる
それでは各ペナルティの詳細をみていきましょう。
信用情報に傷がつく
嘘がバレ、審査に落ちると信用情報機関に記録が残ります。をついたこと自体が記録されるのではなく、申込履歴が残るのですが、その後の利用履歴も記録されるため「申し込んだのに契約していない」と判断されることに。
信用情報機関の記録は他消費者金融やクレジットカード会社も参照しているため、他カードローンに申し込む際、審査で不利に働く可能性が高いです。
その金融機関からは借りられなくなる
信用情報機関の記録は他カードローン会社と情報を共有するために保存されていますが、記録される内容は限定的です。
しかし各社で独自に情報を保存しているため、年収を含め、嘘の申込がバレると、社内ブラックリストに記録されることに。
社内ブラックリストに登録されれば、その会社だけでなく、関連会社のカードローンやクレジットカードの信用を失うことになり、お金を借りられなくなるリスクが高まります。
融資がストップされる
嘘の情報で審査に通り、利用している最中に発覚すると、融資がストップされることがあります。
お金を借りようとしたら「これ以上の利用はできません」といきなり通告される、といった具合です。
また悪質な嘘だと判断された場合、強制解約のリスクもあります。そうなると、追加借入ができなくなるだけでなく、借入残高の一括返済を請求されることも。
返済のための他社借入を行えば、あっという間に多重債務に陥ることになり、返済がかなり苦しくなるでしょう。
まとめ
今回はカードローン申込時に嘘をついたらどうなるのかについて紹介しました。
ポイントをおさらいしましょう。
- 年収の嘘は必ずバレる
- バレたときのリスクがかなり高く、重いペナルティを負うことになる
- 年収が低くても安定した収入があれば申込み可能なので嘘をつかないことが大事
以上3点が本記事の要点となります。
「年収が低くてカードローンの審査に通るか不安」」
「嘘をついたらどうなるの?」
と心配な方は、この記事を参考に、適切な申込を行い、正しいカードローン利用を心がけるようにしましょう。