カードローンの申込では必ず「勤続年数」を記入しなくてはなりません。
なぜ勤続年数が重要視されているのか、不思議に思ったことはありませんか?
「勤続年数が短いと審査に落ちやすくなるの?」
「年収が多ければ大丈夫でしょう?」
と心配になった方もいるはずです。
そこで今回は、カードローン審査でなぜ勤続年数が重視されるのか、どれくらいの勤務年数があれば安心できるのか、などをまとめました。
この記事を読むことで、勤続年数によるカードローンの審査落ちを回避できるので、ぜひ参考にしてください。
目次
勤続年数は審査で重要な指標です。
カードローンの審査には様々な項目がありますが、中でも勤続年数は特に重要視されている指標の1つといえます。
勤続年数とは、勤務先に何年働き続けているのかを表す数値で、基本的には勤務年数が大きいほど審査で有利になり、極端に少ないと審査落ちの可能性が出てきてしまいます。
どうして勤務年数が大事なのか。
それは「長く勤めているほど収入が安定しているとみなされるから」です。
「勤務年数=その勤務先で安定した生活を送り続けている年数」ととらえることができ、長く働いている人は安定して稼ぎ続けている、と判断されます。
カードローンは毎回の返済期日までに、きちんと返済できる人=返済能力のある人を対象に契約しています。
勤務年数が極端に少ないと、安定した生活を送っているか判断しづらく、その結果審査落ちを招きかねません。
勤続年数は長ければ長いほど一般に高評価
上記で触れましたが、勤務年数は長ければ長いほど審査で有利に働いてくれます。
長く勤めている人は安定した収入がある生活を送っていると判断されやすいのが最も大きな理由です。
また、同じ会社で働き続けている人はクビ、リストラのリスクが小さいとも判断できますよね。
「勤務年数の長さ=収入の安定度合い」となっています。
審査基準は非公開。勤続年数の明確なOKラインがあるわけではない
「勤続年数が審査で大事なのはわかったけれど、具体的に何年くらい働いていれば審査に通るの?」と思う方がいらっしゃるのも当然です。
しかし、審査基準は各カードローン会社で決められており、さらに言えば非公開。
明確な基準がないので「勤務年数〇〇年以上なら大丈夫」とは言えないのが現状です。
とはいえ、ネットの口コミや体験談などをチェックすれば、ある程度の勤務年数の審査基準が見えてきます。
最低限6ヶ月、できれば1年以上の勤務年数が欲しいところ。
1~2年以上なら、勤務年数が原因で審査落ちするリスクは大幅に下がると判断できます。
ウソの勤務年数で申込んだらバレるのか?
カードローン知識がまだ薄い方の中には、本当は勤務年数が短いけれど、審査を有利に進めたいので、ウソの勤務年数で申込む人もいます。
しかしこれは絶対NG。基本的に勤務年数はすぐにバレますし、バレれば「虚偽の申込み」として扱われ、問答無用で審査落ちとなりかねません。
「バレなければ大丈夫!」の考えは通用しません、次の2つのケースでバレる可能性があります。
- 審査の本人確認過程で「社会保険証の提出」などを求められると、入社年月日がバレてしまう
- 個人信用情報機関に個人情報が登録されている場合、審査の過程でバレる
このように、ウソの勤務年数で申し込んで、それがバレてしまった時のリスクを考えると、絶対にやってはいけないことだとわかりますね。
ウソがばれたときのリスクが高い。勤続年数に自信がなくても正直に申し込もう
勤務年数のウソがばれると、審査落ちとなるだけでなく、申込んだカードローン会社のデータベースに記録される可能性もあります。
つまり、次回以降の申込みで全く非がない状態だったとしても「過去にウソの申込みを行った」として問答無用で審査落ちになるケースも考えられるということ。
カードローンだけに限った話ではありませんが、金融商品は全般的に嘘がバレたときのリスクが高いです。
勤続年数が極端に短く、自信がなくても、正直に申し込むことが大事だと心得ましょう。
仮に審査に落ちてしまっても、ある程度の期間を空けて、十分な勤続年数を得てから再度申込めばOKです。
勤務年数6ヶ月未満と短い場合は、希望額はできるだけ少ないほうがいい
カードローンで重要視されるポイントは勤務年数以外にもいくつかあります。
その中で自身がコントロールできるのが「借入希望額」です。
借入希望額が大きいほど、返済能力が問われるため、勤務年数が短い人は希望額をできるだけ少なめにして申し込むのが良いでしょう。
必要最低限の金額に留め、もっとお金が必要になった時は「増枠申請」で限度額アップを申し込むのがベストです。
まずは審査に通過することを第一目標としましょう。
審査に落ちた理由が、勤続年数以外に検討つかない人の考えられる原因と対処方法
「勤務年数以外に何も問題はなさそうだけれど、なぜか審査に落ちてしまった…」と考える方もいらっしゃるでしょうが、思わぬことが原因で審査落ちになっているケースも考えられます。
そこでここからは、勤務年数以外で審査落ちになりやすい3つの原因とその対処方法をみていきましょう。
- クレカの支払いやスマホ端末の分割払いで遅延はしたことがないのか?
- スーパーホワイトが審査落ちの原因になる場合もある
- 審査の評価基準は各社様々。半年以上開けてから他のカードローンに申し込んだ方がいい
それでは各対処方法を解説していきます。
クレカの支払いやスマホ端末の分割払いで遅延はしたことがないのか?
「信用情報」はカードローンはの用履歴だけでなく、クレジットカードの支払いやスマホ端末の分割払い(割賦払い)も記録されています。
もしこれらを延滞してしまうと、信用情報にキズがつき、カードローンの審査落ちの大きな原因となりかねません。
意外と見落としがちなので、日頃から延滞しないよう心がけることが大事です。
スーパーホワイトが審査落ちの原因になる場合もある
スーパーホワイトとは、過去にカードローンやクレジットカードを一切作ったことがない…つまり信用情報が何も登録されていない状態の人のことです。
過去に利用歴があれば「この人はきちんと支払えるから大丈夫そう」と判断できますが、スーパーホワイトだと判断材料が1つ減ってしまうことに。
スーパーホワイトが必ずしも審査に落ちるわけではありませんが、可能性の1つとして考慮しなくてはなりません。
スーパーホワイトを解消するには、カードローンやクレカを作成し、延滞することなく、適切に利用していればOKです。
審査の評価基準は各社様々。半年以上開けてから他のカードローンに申し込んだ方がいい
1度審査に落ちたからといって、2度と申し込めない、というわけではありません。
何度でも申し込んで大丈夫です。
しかし、審査に落ちてすぐに申し込んでも、再び審査落ちとなる可能性が高いでしょう。
カードローンの申込履歴は信用情報機関に半年間(6ヶ月間)保存されます。
前回の審査落ちから6ヶ月も経っていないのに、審査に通るほど状況が変わっているとは考えにくく、申込履歴が残っている時点で審査落ちの可能性大です。
再度申し込むときは、少なくとも半年の期間を空けて、可能なら他のカードローンに申し込むのが良いでしょう。
まとめ
今回はカードローンと勤務年数の関係や、勤務年数による審査落ちの原因などを紹介しました。
最後にもう一度、勤務年数についておさらいすると
- 勤務年数は安定した収入の判断基準としてカードローンの審査項目に必ず含まれる
- 審査基準は非公開なので、最低限の勤務年数を知ることはできない。しかし最低でも6ヶ月以上がないと厳しい
- 勤務年数以外にも思わぬ審査落ちの原因が潜んでいることもあるので振り返ることが大事
の3つが挙げられます。
「どれくらいの勤務年数があればカードローンも審査に通るのかな」
「勤務年数に自信がなくて、申込みをためらっている…」
そんな方は、ぜひこの記事を参考に勤務年数を振り返ってみて、カードローンの審査通過に役立ててくださいね。
以下の記事でカードローン審査のより詳しい知識を得ることがきでます。